JPH0467848A - 磁気共鳴イメージング装置及びその静磁場強度測定表示方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及びその静磁場強度測定表示方法

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JPH0467848A
JPH0467848A JP2177300A JP17730090A JPH0467848A JP H0467848 A JPH0467848 A JP H0467848A JP 2177300 A JP2177300 A JP 2177300A JP 17730090 A JP17730090 A JP 17730090A JP H0467848 A JPH0467848 A JP H0467848A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、核磁気共鳴(以下rNMRJと略記する)現
象を利用して被検体(人体)の所望部位の断層像を得る
磁気共鳴イメージング装置における静磁場強度を測定表
示する方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気共鳴イメージング装置は、NMR現象を利用して被
検体中の所望の検査部位における原子核スピンの密度分
布、緩和時間分布等を計測して、その計測データから被
検体の任意断面を画像表示するものである。そして、従
来の磁気共鳴イメージング装置は、第2図に示すように
、被検体1に静磁場及び傾斜磁場を与える磁場発生手段
(2゜3)と、上記被検体1の生体組織を構成する原子
の原子核に核磁気共鳴を起こさせるために高周波信号を
照射する送信系4と、上記核磁気共鳴により放出される
高周波信号を検出する受信系5と、この受信系5で検出
した高周波信号を用いて画像再構成演算を行う信号処理
系6とを備え、核磁気共鳴により放出される高周波信号
を計測するシーケンスに繰り返し行って断層像を得るよ
うになつていた。
このような磁気共鳴イメージング装置において、静磁場
発生手段の静磁場強度を測定するには、第10図に示す
ように、静磁場発生手段としての静磁場発生磁石2内の
被検体を挿入すべき空間に静磁場測定用センサ24を配
置し、この静磁場測定用センサ24の検出信号を磁場測
定器25へ入力して上記空間内の静磁場Sの強度を測定
し、この磁場測定器25の出力信号を例えばペンレコー
ダ26へ送出して上記静磁場Sの強度の経時変化を記録
していた。
また、最近、磁場発生手段の周囲の環境磁場変動を検出
し、この環境磁場変動と逆向きの補正磁場を発生して相
殺させるようにした磁気共鳴イメージング装置が特願昭
63−195390号明細書で提案されている。この磁
気共鳴イメージング装置は、第6図に示すように、被検
体1に静磁場及び傾斜磁場を与える磁場発生手段(2,
3)と。
上記被検体1の生体組織を構成する原子の原子核に核磁
気共鳴を起こさせるために高周波信号を照射する送信系
4と、上記核磁気共鳴により放出される高周波信号を検
出する受信系5と、この受信系5で検出した高周波信号
を用いて画像再構成演算を行う信号処理系6と、上記磁
場発生手段(2゜3)の周囲の環境磁場変動を検出する
磁場センサ21と、この磁場センサ21からの検出信号
を増幅して補正電流を生成する補正制御回路22と、こ
の補正制御回路22からの補正電流を入力して上記環境
磁場変動と逆向きの補正磁場を発生する補正磁場コイル
23とを備えて成る。
このような磁気共鳴イメージング装置においても、静磁
場発生手段の静磁場強度を測定するには、第11図に示
すように、静磁場測定用センサ24と、磁場測定器25
と、ペンレコーダ26とを用いて、静磁場発生磁石2内
の被検体を挿入すべき空間の静磁場Sの強度の経時変化
を測定記録していた。この場合、装置の操作者は、上記
ペンレコーダ26に記録された測定結果を見て、静磁場
Sの経時変化が無くなるように補正制御回路22内の増
幅器のゲインを調整し、補正磁場コイル23により補正
磁場F′を発生させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来の静磁場強度の測定においては
、当該磁気共鳴イメージング装置の他に、第10図及び
第11図に示すように、静磁場測定用センサ24と、磁
場測定器25と、ペンレコーダ26とを用いる必要があ
った。従って、全体として部品点数が増えると共に、構
造も複雑となるものであった。また、静磁場強度の経時
変化の状態は上記ペンレコーダ26で記録することはで
きるが、その経時変化を定量化または数値化して表示ま
たは記録することはできなかった。従って、第11図に
示す環境磁場変動に対処することができる磁気共鳴イメ
ージング装置においても、補正制御回路22のゲイン調
整が適正にできないことがあった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決し、当該磁
気共鳴イメージング装置だけで静磁場強度を測定しその
経時変化を表示することができる静磁場強度測定表示方
法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による磁気共鳴イメ
ージング装置の静磁場強度測定表示方法は、被検体に静
磁場及び傾斜磁場を与える磁場発生手段と、上記被検体
の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こ
させるために高周波信号を照射する送信系と、上記の核
磁気共鳴により放出される高周波信号を検出する受信系
と、この受信系で検出した高周波信号を用いて画像再構
成演算を行う信号処理系とを備えて成る磁気共鳴イメー
ジング装置において、上記信号処理系の演算手段により
、受信系で検出した高周波信号がら静磁場強度を演算し
て求め、この静磁場強度の値を信号処理系の画像表示手
段にグラフまたは数値で表示するものである。
【作 用〕
このように構成された磁気共鳴イメージング装置の静磁
場強度測定表示方法は、信号処理系の演算手段により、
受信系で検出した高周波信号がら静磁場強度を演算して
求め、この静磁場強度の値を上記信号処理系の画像表示
手段にグラフまたは数値で表示することによって、当該
磁気共鳴イメージング装置だけで静磁場強度を測定しそ
の経時変化を表示するように動作する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明による磁気共鳴イメージング装置の静磁
場強度測定表示方法の手順を示すフローチャートであり
、第2図は本発明の方法が適用される磁気共鳴イメージ
ング装置の全体構成を示すブロック図である。この磁気
共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴(NMR)現象を
利用して被検体の断層像を得るもので、第2図に示すよ
うに、静磁場発生磁石2と、傾斜磁場発生系3と、送信
系4と、受信系5と、信号処理系6と、シーケンサ7と
、中央処理装置(CPU)8とを備えて成る。
上記静磁場発生磁石2は、被検体1の周りにその体軸方
向または体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させ
るもので、上記被検体1の周りのある広がりをもった空
間に永久磁石方式の磁場発生手段が配置されている。傾
斜磁場発生系3は、X、Y、Zの三軸方向に巻かれた傾
斜磁場コイル9と、それぞれのコイルを駆動する傾斜磁
場電源10とから成り、上記シーケンサ7からの命令に
従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電源10を駆動する
ことにより、x、y、zの三軸方向の傾斜磁場Gx、G
y、Gzを被検体1に印加するようになっている。この
傾斜磁場の加え方により、被検体1に対するスライス面
を設定することができる。
送信系4は、被検体1の生体組織を構成する原子の原子
核に核磁気共鳴を起こさせるために高周波信号を照射す
るもので、高周波発振器11と変調器12と高周波増幅
器13と送信側の高周波コイル14aとから成り、上記
高周波発振器11がら出力された高周波パルスをシーケ
ンサ7の命令に従って変調器12で振幅変調し、この振
幅変調された高周波パルスを高周波増幅器13で増幅し
た後に被検体1に近接して配置された高周波コイル14
aに供給することにより、高周波信号が上記被検体1に
照射されるようになっている。受信系5は、被検体lの
生体組織の原子核の核磁気共鳴により放出される高周波
信号(NMR信号)を検出するもので、受信側の高周波
コイル14bと増幅器15と直交位相検波器16とA/
D変換器17とから成り、上記送信側の高周波コイル1
4aから照射された高周波信号による被検体1の応答の
高周波信号(NMR信号)は被検体1に近接して配置さ
れた高周波コイル14bで検出され、増幅器15及び直
交位相検波器16を介してA/D変換器17に入力して
ディジタル量に変換され、さらにシーケンサ7からの命
令によるタイミングで直交位相検波器16によりサンプ
リングされた二基列の収集データとされ、その信号が信
号処理系6に送られるようになっている。
この信号処理系6は、CPU8と、磁気ディスク18及
び磁気テープ19等の記録装置と、CRT等のデイスプ
レィ20とから成り、上記CPU8でフーリエ変換、補
正係数計算像再構成等の処理を行い、任意断面の信号強
度分布あるいは複数の信号に適当な演算を行って得られ
た分布を画像化してデイスプレィ2oに断層像として表
示するようになっている。また、シーケンサ7は、CP
U8の制御で動作し、被検体lの断層像のデータ収集に
必要な種々の命令を送信系4及び傾斜磁場発生系3並び
に受信系5に送り、上記エコー信号を計測するシーケン
スを発生する手段となるものである。
ここで1本発明の静磁場強度測定表示方法においては、
上記の構成の磁気共鳴イメージング装置において、信号
処理系6のCPU8により、受信系5で検出した高周波
信号がら静磁場強度を演算して求め、この静磁場強度の
値を信号処理系6のデイスプレィ2oにグラフまたは数
値で表示するものである。
次に、このような静磁場強度測定表示方法の手順につい
て、第1図に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、第2図において、静磁場発主磁石2の静磁場を発
生する空間に、被検体1の代りに核磁気共鳴を起こす擬
似物としてのファントムを挿入する。この状態で、第2
図に示す磁気共鳴イメージング装置の図示外の操作部に
より、信号処理系6のデイスプレィ20に表示する静磁
場強度の範囲を入力する(第1図のステップ■)。
さらに、同じく上記の操作部により、静磁場強度の測定
の時間間隔を入力する(ステップ■)。
次に、第2図に示す送信系4を駆動し、その高周波コイ
ル14aから上記ファントムに対して高周波信号を照射
する(ステップ■)、そして、これによりファントム内
の核磁気共鳴によって放出される高周波信号を、第2図
に示す受信系5の高周波コイル14bで検出する(ステ
ップ■)、これを第3図を用いて更に説明すると、まず
、同図(c)に示すタイミング1で、同図(a)に示す
ように高周波信号Aユをファントムへ照射する1次に、
第3図(c)に示すタイミング2で一定時間だけ待ち、
その後のタイミング3で、同図(a)に示すように高周
波信号A2を再びファントムへ照射する。その後、第3
図(c)に示すタイミング4で一定時間だけ待ち1次の
タイミング5で、同図(b)に示すように上記ファント
ムから放出される高周波信号B1を検出する。ここで、
上記タイミング1で照射する高周波信号A、は、ファン
トムの磁化を90度傾けるものであり、タイミング3で
照射する高周波信号A2は、その磁化を180度傾ける
ものである。なお、上記タイミング3における高周波信
号A、は省略してもよい。
次に、第2図に示す信号処理系6のCPU8により、上
記受信側の高周波コイル14bで検出した高周波信号を
フーリエ変換する(ステップ■)。
このフーリエ変換とは、変換前の高周波信号に含まれる
周波数の分布を調べるものであり、例えば第4図(a)
に示す検出信号(第3図におけるタイミング5で検出し
た高周波信号に相当する)をフーリエ変換すると、第4
図(b)に示すような周波数分布となる。この第4図(
b)におけるピークの部分が、前記ファントムから放出
された高周波信号に最も多く含まれている周波数を示し
ている。
そして、このフーリエ変換後のデータのピーク周波数f
0を上記CPU8により演算する(ステップ■)。
ここで、NMR現象では、前記ファントムが照射された
高周波信号を吸収した後に放出する高周波信号の周波数
f0と、そのファントムが置かれている静磁場空間の静
磁場強度H0どの関係は、次式で与えられる。
f、=γH0・・・(1) この第(1)式において、γは核磁気回転比を表してお
り、共鳴、する原子核に固有の値である。そして、上記
第(1)式を変形して Ha ” L/γ          ・・・(2)と
すれば、静磁場強度H,が求まる。このとき、上記ファ
ントムから放出された高周波信号に最も多く含まれる周
波数f、を求めるには、第4図(b)において、振幅が
ピークとなる周波数を求めてもよいし、この周波数スペ
クトルの重心となる周波数を求めてもよい、そこで、第
2図に示すCPU8により、上記第(2)式に従って静
磁場強度H0を演算して求める(ステップ■)、そして
、この求めた静磁場強度H0の値を、第2図に示す信号
処理系6のデイスプレィ20にグラフ表示する(ステッ
プ■)。
次に、ステップ■でこの静磁場強度の測定表示の処理が
終了要求を受けたか否か判断する。まだ終了要求を受け
ていないとすると、ステップ■は“NO”側へ進み、ス
テップ[相]に入る。このステップ[相]では、静磁場
強度の測定の時間間隔が前記ステップ■で入力された値
となるように、次の高周波信号の照射まで時間待ちをす
る。そして、この時間待ちの後にステップ■へ戻る。そ
の後、上述と全く同様にしてステップ■〜[相]を繰り
返し実行し、ファントムへの高周波信号の照射、ファン
トムから放出された高周波信号の検出、この検出信号の
フーリエ変換、ピーク周波数f、の演算、静磁場強度H
0の演算、及びこの静磁場強度H6のデイスプレィ20
へのグラフ表示を繰り返し行うことにより、第2図に示
す磁気共鳴イメージング装置における静磁場強度の経時
変化が測定でき、この測定結果が第5図に示すようにデ
イスプレィ20の画面にグラフ表示される。
そして、この状態で、ステップ■において処理の終了要
求を受けたとすると、このステップ■は”YES”側へ
進み、静磁場強度の測定表示の処理を終了する。
第6図は本発明の静磁場強度測定表示方法が適用される
磁気共鳴イメージング装置の他の例を示す全体構成のブ
ロック図である。この磁気共鳴イメージング装置は、磁
場発生手段の周囲の環境磁場変動を検出し、この環境磁
場変動と逆向きの補正磁場を発生して上記環境磁場変動
と相殺させるようにしたもので、第6図に示すように、
静磁場発生磁石2の周囲の環境磁場変動を検出する磁場
センサ21と、この磁場センサ21からの検出信号を増
幅して補正電流を生成する補正制御口!j822と、こ
の補正制御回路22からの補正電流を入力して上記環境
磁場変動と逆向きの補正磁場F′を発生する補正磁場コ
イル23とを付加して構成されている。そして、上記磁
気共鳴イメージング装置のMa!場所の近くを、例えば
電車、自動車あるいはエレベータなどが移動することに
よって生じる環境磁場変動を磁場センサ21によって検
出し、その検出信号を補正制御回路22で増幅して補正
電流を生成し、この補正電流を補正磁場コイル23に供
給することによって、上記環境磁場変動と逆向きの補正
磁場F′を発生してその環境磁場変動と相殺させるよう
に動作する。
この場合、上記補正磁場コイル23が発生する補正磁場
F′によって環境磁場変動を相殺させるために、補正制
御回路22内の増幅器のゲインを調整する。このゲイン
の調整のために、第6図に示す磁気共鳴イメージング装
置においても、第1図に示すフローチャートの手順に従
って、静磁場発生磁石2の静磁場強度を測定しその経時
変化を表示する。そして、第6図に示す磁場センサ21
で検出した環境磁場変動が例えば第7図(a)に示すよ
うなカーブである場合に、上記増幅器のゲインを適宜に
調整したときの補正磁場コイル23による補正磁場F′
の経時変化が第7図(b)に示すようなカーブとなった
ときは、第6図に示す静磁場発生磁石2が発生する静磁
場に第7図(a)に示す環境磁場変動と同図(b)に示
す補正磁場の経時変化とを重畳した静磁場強度の経時変
化は、例えば第7図(c)に示すようなカーブとなった
とする。
この例では、上記のゲイン調整による補正磁場の経時変
化(第7図(b)参照)が、第7図(a)に示す環境磁
場変動のカーブと符号が逆で振幅がやや大きい状態であ
り、上記増幅器のゲインが大きすぎたものであって、第
7図(c)に示すように静磁場強度は一定値とならない
次に、第8図(、)に示すように環境磁場変動はそのま
まの状態で、前記増幅器のゲインを適宜に調整したとき
の補正磁場F′の経時変化が例えば第8図(b)に示す
ようなカーブとなり、この場合の静磁場強度の経時変化
が第8図(c)に示すようなカーブとなったとする。こ
の例では、上記のゲイン調整による補正磁場の経時変化
(第8図(b)参照)が、第8図(a)に示す環境磁場
変動のカーブと符号が逆で振幅がやや小さい状態であり
、上記増幅器のゲインが小さすぎたものであって、第8
図(c)に示すようにやはり静磁場強度は一定値となら
ない。
次に、第9図(a)に示すように環境磁場変動はそのま
まの状態で、前記増幅器のゲインを適宜に調整したとき
の補正磁場F′の経時変化が例えば第9図(b)に示す
ようなカーブとなり、この場合の静磁場強度の経時変化
が第9図(c)に示すような直線状となったとする。こ
の例では、上記のゲイン調整による補正磁場の経時変化
(第9図(b)参照)が、第9図(a)に示す環境磁場
変動のカーブと符号が逆で振幅が同一の状態であり、上
記増幅器のゲインが適正値であったものであって、第9
図(c)に示すように静磁場強度は一定値となる。
従って、第9図(b)に示すように、補正磁場の経時変
化が第9図(a)に示す環境磁場変動のカーブと符号が
逆で振幅が同一の状態となるように第6図に示す補正制
御回路22内の増幅器のゲインを調整してやればよい。
さらに、第7図〜第9図の(c)にそれぞれ示すように
、静磁場強度の経時変化の測定表示の後に、その測定中
での静磁場強度の「最大値」、「最小値」及び「最大値
−最小値」を第6図に示すCPU8で演算して求め、第
5図に示すように、デイスプレィ20の画面の一部に表
示してもよい。そして、このように表示された「最大値
−最小値」の値が小さくなるように上記補正制御回路2
2内の増幅器のゲインを増加または減少させる。この場
合は、静磁場発生磁石2の静磁場強度の経時変化を定量
的な数値でデイスプレィ20に表示し、その数値を見な
がら補正制御回路22のゲイン調整ができるので、その
調整を迅速かつ適正に行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されたので、信号処、理系6
の演算手段(8)により、受信系4で検出した高周波信
号から静磁場強度を演算して求め、この静磁場強度の値
を上記信号処理系6の画像表示手段(20)にグラフま
たは数値で表示することtこよって、当該磁気共鳴イメ
ージング装置だけで静磁場強度を測定しその経時変化を
表示することができる。従って、第10図及び第11図
に示すような静磁場測定用センサ24及び磁場測定器2
5並びにペンレコーダ26を別個に用いる必要はない。
このことから、当該磁気共鳴イメージング装置だけで足
り、部品点数が増えることがないと共に構造も複雑とな
ることはない。
また、静磁場強度の経時変化の状態を定電化または数値
化してデイスプレィ20に表示することもできるので、
特に環境磁場変動に対処することができる磁気共鳴イメ
ージング装置において、上記環境磁場変動を相殺するた
めの補正磁場を調整するゲイン調整が迅速かつ適正に行
える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気共鳴イメージング装置の静磁
場強度測定表示方法の手順を示すフローチャート、第2
図は本発明の方法が適用される磁気共鳴イメージング装
置の全体構成を示すブロック図、第3図は高周波信号の
照射及び検出動作を説明するためのタイミング線図、第
4図は検出した高周波信号に対してフーリエ変換した状
態を示すグラフ、第5図は測定した静磁場強度の経時変
化をデイスプレィにグラフ表示した状態を示す説明図、
第6図は本発明の方法が適用される磁気共鳴イメージン
グ装置の他の例を示す全体構成のブロック図、第7図〜
第9図は補正制御回路のゲイン調整により補正磁場を調
整し環境磁場変動を相殺する状態を説明するためのタイ
ミング線図、第10図及び第11図は従来例における静
磁場発生手段の静磁場強度を測定する状態を示す説明図
である。 1・・・被検体、 2・・・静磁場発生磁石、 3・・
・傾斜磁場発生系、 4・・・送信系、 5・・・受信
系。 6・・・信号処理系、  7・・・シーケンサ、 8・
・・CPU、  14a・・・送信側の高周波コイル、
 14b・・・受信側の高周波コイル、 20・・・デ
イスプレィ、21・・・磁場センサ、  22・・・補
正制御回路、 23・・・補正磁場コイル。 第 図 第 図 功A弛友 (c) 一一\X−−〜ゝ−− i+誤場強浅の才6莞it−’rtイヒ第 図 一塊煙廖 (b) −1、r−一一一一 第 図 (c) ネtPL昆場1経峙貧4し I7石i4りpitのル時f4L 第 10図 7621−2J G 01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被検体に静磁場及び傾斜磁場を与える磁場発生手段と、
    上記被検体の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気
    共鳴を起こさせるために高周波信号を照射する送信系と
    、上記の核磁気共鳴により放出される高周波信号を検出
    する受信系と、この受信系で検出した高周波信号を用い
    て画像再構成演算を行う信号処理系とを備えて成る磁気
    共鳴イメージング装置において、上記信号処理系の演算
    手段により、受信系で検出した高周波信号から静磁場強
    度を演算して求め、この静磁場強度の値を信号処理系の
    画像表示手段にグラフまたは数値で表示することを特徴
    とする磁気共鳴イメージング装置の静磁場強度測定表示
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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