JP3317552B2 - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JP3317552B2 JP17787193A JP17787193A JP3317552B2 JP 3317552 B2 JP3317552 B2 JP 3317552B2 JP 17787193 A JP17787193 A JP 17787193A JP 17787193 A JP17787193 A JP 17787193A JP 3317552 B2 JP3317552 B2 JP 3317552B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴(以下「NM
R」と略記する)現象を利用して被検体の所望部位の断
層画像を得る磁気共鳴イメージング(MRI)装置に関
し、特に高い空間分解能の画像を有する磁気共鳴イメー
ジング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、NMR現象を利用して被
検体中の所望の検査部位における原子核スピン(以下単
にスピンと称す)の密度分布、緩和時間分布等を計測し
て、その計測データから被検体の任意の断面を画像表示
するものである。そして、従来の磁気共鳴イメージング
装置は、被検体に静磁場を与える静磁場発生磁石と、該
被検体に傾斜磁場を与える磁場勾配発生系と、上記被検
体の生体組織を構成する原子の原子核に磁気共鳴を起こ
させる高周波パルスをある所定のパルスシーケンスで繰
り返し印加するシーケンサと、このシーケンサからの高
周波パルスにより被検体の生体組織を構成する原子の原
子核に磁気共鳴を起こさせるために高周波磁場を照射す
る送信系と、上記の磁気共鳴により放出されるエコー信
号を検出する受信系と、この受信系で検出した放出され
るエコー信号を用いて画像再構成演算を行う信号処理系
とを備え、磁気共鳴により放出されるエコー信号の計測
を繰り返し行って断層像を得るようになっていた。
【0003】この装置では、0.02〜2テスラ程度の
静磁場を発生させる静磁場発生磁石の中に被検体が置か
れる。この時、被検体中のスピンは静磁場の強さH0
よって決まる周波数で静磁場の方向を軸として歳差運動
を行う。この周波数をラーモア周波数と呼び、ラーモア
周波数ν0は、
【数1】ν0=(γ/2π)H0 ここにH0:静磁場強度 γ :磁気回転比 で表される原子核の種類毎に固有の値を持っている。ま
た、ラーモア歳差運動の角速度をω0とすると、ω0=2
πν0の関係にあるため、
【数2】ω0=γ・H0 で与えられる。
【0004】そして送信系内の高周波照射コイルによっ
て計測しようとする原子核のラーモア周波数ν0に等し
い周波数f0の高周波磁場(電磁波)を加えると、スピ
ンが励起され高いエネルギー状態に遷移する。この高周
波磁場を打ち切ると、スピンはそれぞれの状態に応じた
時定数でもとの低いエネルギー状態に戻る。この時に放
出される電磁波を受信系内の高周波受信コイルで受信
し、増幅器で増幅、波形整形した後、A/D変換器器で
ディジタル化して中央処理装置(以下、CPUと称す)
に送る。CPUでは、このデータを基に画像を再構成演
算し、被検体の断層画像をディスプレイ(以下、CRT
と称す)に表示する。上記の高周波磁場は、CPUによ
り制御されるシーケンサが送り出す信号を図示省略の高
周波送信コイル用電源によって増幅したものを高周波送
信コイルに送ることで得られる。
【0005】また、上記の磁気共鳴イメージング装置に
おいては、以上の静磁場と高周波磁場の他に、空間内の
位置情報を得るための傾斜磁場を作るために、傾斜磁場
コイルを備えている。これらの傾斜磁場コイルは、シー
ケンサからの信号で動作する傾斜磁場電源を供給され、
傾斜磁場を発生するものである。
【0006】ここで、磁気共鳴イメージング装置の撮像
原理について図3を参照して説明する。まず、図3
(a)に示すようにZ方向の静磁場H0中に置かれた原
子核は、古典物理学的に見ると1個の棒磁石のように振
る舞い、先に述べたラーモア周波数ν0でZ軸の周りに
歳差運動を行っている。この周波数は前記(数2)で与
えられ、静磁場の強度H0に比例している。(数1)及
び(数2)におけるγは磁気回転比と呼ばれ、原子核に
固有の値を持っている。一般には測定対象の原子核は膨
大な数にのぼり、それぞれが勝手な位相で回転している
ために、全体でみるとX−Y面内の成分は打ち消し合
い、Z方向成分のみの巨視的磁化が残る。この状態で図
3(b)に示すように、X方向にラーモア周波数ν0
等しい周波数の高周波磁場H1を印加すると、巨視的磁
化はY方向に倒れ始める。この倒れる角度は上記高周波
磁場H1の振幅と印加時間の積に比例し、パルス印加時
点に対し90゜倒れる時の高周波磁場H1を90゜パル
ス、180゜倒れる時の高周波磁場H1を180゜パル
スと呼ぶ。なお、図3(a)、(b)におけるX,Y,
Z三軸は、それぞれ直交したデカルト座標軸である。
【0007】このような磁気共鳴イメージング装置にお
ける撮像で一般的に用いられる方法には、2次元計測法
がある。図4は上記2次元計測法のうち代表的なスピン
エコー法のパルスシーケンスを模式的に示したタイミン
グ線図である。図4において、(a)図は高周波磁場の
信号の照射タイミング及び被検体のスライス位置を選択
的に励起するためのエンベロープを示している。(b)
図はスライス方向の傾斜磁場Gzの印加のタイミングを
示し、(c)図は位相エンコード方向傾斜磁場Gyの印
加のタイミング及びその振幅を変えて計測することを示
しており、(d)図は周波数エンコード方向傾斜磁場G
xの印加のタイミングを示している。また、(e)図は
計測されるエコー信号(NMR信号)を示している。
【0008】図4に示すパルスシーケンスでは、まず、
90゜パルスを印加した後、エコー時間をTeとしたと
きのTe/2の時点で180゜パルスを加える。上記9
0゜パルスを加えた後、各スピンはそれぞれに固有の速
度でX−Y面内で回転を始めるため、時間の経過と共に
各スピン間に位相差が生じる。ここで180゜パルスが
加わると各スピンはX軸に対称に反転し、その後も同じ
速度で回転を続けるために図4に示す時刻Teでスピン
は再び収束し、同図(e)に示すようにエコー信号を形
成する。上記のようにして信号は計測されるが、断層画
像を構成するためには信号の空間的な分布を求めねばな
らない。このために線形の傾斜磁場を用いる。均一な静
磁場に傾斜磁場を重畳することで空間的な磁場勾配がで
きる。先にも述べたようにスピンの回転周波数は磁場強
度に比例しているから、傾斜磁場が加わった状態におい
ては、各スピンの回転周波数は空間的に異なる。従っ
て、この周波数を調べることによって各スピンの位置を
知ることができる。この目的のために、図4に示す位相
エンコード方向傾斜磁場Gyと周波数エンコード方向傾
斜磁場Gxが用いられている。
【0009】以上に述べたパルスシーケンスを基本単位
として、位相エンコード方向傾斜磁場Gyの強度を毎回
変えながら一定の繰り返し時間Tr毎に、所定回数、例
えば256回繰り返す。こうして得られた計測信号を2
次元フーリエ変換することで図3(a)に示す巨視的磁
化の空間的分布が求められる。以上の説明において、3
種類の傾斜磁場は互いに重複しなければ、X,Y,Zの
いずれであってもよく、あるいはそれらの複合されたも
のであっても構わない。なお、以上の磁気共鳴イメージ
ングの基本原理については、「NMR医学(基礎と臨
床)」(磁気共鳴医学研究会編・丸善株式会社・昭和5
9年1月20日発行)において詳述されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来画像の空間分解能
を保ったまま計測時間を短縮する方法に、ハーフエコー
計測法がある。この計測により得られた非対称なデータ
を、計測空間の対称性により未計測データを推定するこ
とで対称なデータを得、このデータから画像を得るもの
である。理想系においては、計測データの複素共役によ
り対称なデータは得られるが、実際の計測においては位
相歪を受け、計測空間は完全な対称にはならない。この
位相歪はなめらかな分布をしているため、計測データの
低域より求めることができ、複素共役をとった計測デー
タの補正を行うことにより推定データを得ることが可能
である。
【0011】図5は、周波数方向のハーフエコー計測を
行うためのグラジェントエコー法のパルスシーケンスを
模式的に示したタイミング線図である。このエコー法の
もとでのハーフエコー計測法のパルスシーケンスは、タ
イミング線図の(d)に示されるように、周波数エンコ
ードGxの印加量の調整により、エコー信号の前側は、
周波数方向の低域のみ、後側は高域までの非対称なデー
タである。次に図6に従って、図5のシーケンスによっ
て得られたデータに対して行うハーフフーリエ再構成法
の処理手順を示す。初めに非対称なデータに対し、2
次元のフーリエ変換(A)を行いデータを作成する。
一方位相歪を算出するためデータから低域を切り出し
両側に0を埋め込み(B)、これによって得たデータに
対し、2次元フーリエ変換を行いデータを作成する。
このデータの各点の位相角θを求め(D)、位相の歪
を表す位相マップを作成する。次にデータの複素共
役をとった各データに位相角の2倍である2θの回転
(exp(2iθ)を乗じる)を行い(F)、推定画像
を作成する。この推定画像の逆フーリエ変換(G)に
より推定データを得る。最後に計測データと、推定
データを接続(H)して対称なデータを形成し、こ
の対称なデータにフーリエ変換(I)を行い画像を得
る。
【0012】上記のハーフフーリエ再構成法は、推定デ
ータを算出する処理が増加し、従来法の再構成に対し処
理時間が延長される。特に3次元計測時には、1枚当り
の延長時間×スライス枚数分になり、診断上問題とな
る。この延長の要因の1つに、推定データを算出する際
の各処理に置けるデータサイズが大きいことが上げられ
る。
【0013】そのため本発明の目的はデータ推定時のデ
ータサイズが小さくなる演算処理により、ハーフフーリ
エ再構成法の処理時間を短くするMRI装置を提供する
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、非対称MR計
測を行って非対称なデータを計測する手段と、この非対
称なデータの未計測部分に0埋め込みを行った後で1次
元フーリエ変換を行う手段と、この変換後のデータから
低域切り出しを行う手段と、この切り出した低域データ
とこの低域データの逆1次元フーリエ変換で得たデータ
の低域データとから未計測データを推定する手段と、未
計測データにこの推定したデータを接続して対称データ
を得る手段と、この対称データを再構成する手段と、よ
り成るMRI装置を開示する。
【0015】更に本発明は、非対称なデータを計測し、
前記非対称なデータより非計測部分の推定データを求
め、データと前記推定データとを組み合わせ対称なデー
タを構成しこの対称データより画像を得るMRI装置に
おいて、前記推定データは、前記計測した非対称データ
を1次元フーリエ変換した後のデータに基づいて求め、
前記1次元フーリエ変換後のデータに基づいて演算され
た非対称なデータと前記推定データとを組み合わせ対称
なデータを構成したことを特徴とするMRI装置を開示
する。更に本発明は、非対称データと該非対称データに
基づいて得られた推定データとを組み合わせた対称デー
タより画像を得るMRI装置において、前記非対称デー
タは計測により得られた非対称データを周波数方向にフ
ーリエ変換し低域データを切り出した後周波数方向に逆
フーリエ変換したデータから得、前記推定データは前記
低域データを位相方向にフーリエ変換したデータ及び前
記逆フーリエ変換したデータから得た位相マップから得
ることを特徴とするMRI装置を開示する。
【0016】
【実施例】図2は本発明のMRI装置の実施例を示すブ
ロック図である。このMRI装置は、磁気共鳴(NM
R)現象を利用して被検体の断層像を得るもので、静磁
場発生磁石2と、磁場勾配発生系3と、送信系4と、受
信系5と、信号処理系6と、シーケンサ7と、中央処理
装置(CPU)8とを備えて成る。上記静磁場発生磁石
2は、被検体1の周りにその体軸方向または体軸と直交
する方向に均一な静磁場を発生させるもので、上記被検
体1の周りのある広がりを持った空間に永久磁石方式ま
たは常電導方式あるいは超電導方式の磁場発生手段が配
置されている。磁場勾配発生系3は、X,Y,Zの三軸
方向に巻かれた傾斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁
場コイルを駆動する傾斜磁場電源10とから成り、後述
のシーケンサ7からの命令に従ってそれぞれのコイルの
傾斜磁場電源10を駆動することにより、X,Y,Zの
三軸方向の傾斜磁場Gx,Gy,Gzを被検体1に印加
するようになっている。この傾斜磁場の加え方により被
検体1に対するスライス面を設定することができる。
【0017】シーケンサ7は、上記被検体1の生体組織
を構成する原子の原子核に磁気共鳴を起こさせる高周波
磁場パルスをある所定のパルスシーケンスで繰り返し印
加するもので、CPU8の制御で動作し、被検体1の断
層像のデータ収集に必要な種々の命令を、送信系4及び
磁場勾配発生系3並びに受信系5に送るようになってい
る。送信系4は、上記シーケンサ7から送り出される高
周波パルスにより被検体1の生体組織を構成する原子の
原子核に磁気共鳴を起こさせるために高周波磁場を照射
するもので、高周波発振器11と変調器12と高周波増
幅器13と送信側の高周波コイル14aとから成り、上
記高周波発振器11から出力された高周波パルスをシー
ケンサ7の命令に従って変調器12で振幅変調し、この
振幅変調された高周波パルスを高周波増幅器13で増幅
そた後に被検体1に接近して配置された高周波コイル1
4aに供給することにより、電磁波が上記被検体1に照
射されるようになっている。
【0018】受信系5は、被検体1の生体組織の原子核
の磁気共鳴により放出されるエコー信号(NMR信号)
を検出するもので、受信側の高周波コイル14bと増幅
器15と直交位相検波器16と、A/D変換器17とか
ら成り、上記送信側の高周波コイル14aから照射され
た電磁波による被検体1の応答の電磁波(NMR信号)
は被検体1に近接して配置された高周波コイル14bで
検出され。増幅器15及び直交位相検波器16を介して
A/D変換器17に入力してディジタル量に変換され、
更にシーケンサ7からの命令によるタイミングで直交位
相検波器16によりサンプリングされた2系列の収集デ
ータとされ、その信号が信号処理系6に送られるように
なっている。この信号処理系6は、CPU8 と、磁気
ディスク18及び磁気テープ19等の記録装置と、CR
T等のディスプレイ20とから成り、上記CPU8でフ
ーリエ変換、補正係数計算像再構成等の処理を行い、任
意断面の信号強度分布あるいは複数の信号に適当な演算
を行って得られた分布を画像化してディスプレイ20に
断層像として表示するようになっている。なお、図1に
おいて、送信側及び受信側の高周波コイル14a、14
bと傾斜磁場コイル9は、被検体1の周りの空間に配置
された静磁場発生磁石2の磁場空間内に設置されてい
る。
【0019】かかるMRI装置に対して、本実施例で
は、ハーフエコー計測法になるシーケンスを採用する。
このハーフエコー計測法とは、図5に示したシーケンス
に従う計測法である。ハーフエコー計測法での計測デー
タは、図5(e)に示したように非対称なデータであ
る。この計測した非対称なデータの処理及び再構成はC
PU8で行う。この処理及び再構成が本発明の特徴であ
る。以下では、処理及び再構成を、ハーフフーリエ再構
成法と呼ぶ。
【0020】図1は本発明のハーフフーリエ再構成法の
処理ステップを示す図である。図1のデータaは、図5
(i)に示したパルスシーケンスにより、周波数方向に
非対称計測を行ったデータである。このデータaの未計
測部分に0埋め込みを行った後に、横フーリエ処理
(A)を行う。これによってデータbを得る。次に、デ
ータbから低域データcを切り出す(B)。このデータ
cが推定データと計測データを接続する時のサイズとな
る。そのサイズは例えばデータbのサイズの1/2の大
きさである。次に、切り出した低域データcに対して、
逆横フーリエ変換(C)を行い、データdを得る。未計
測データ推定では、先ず、データcに対して、縦フーリ
エ変換(D)を行ってデータhを得る。次に、このデー
タhの複素共役(E)をとり、データiを得る。一方、
データdの低域切り出し(F)を行ってデータeを求
め、このデータeの両側に0を埋め込み2次元フーリエ
変換(G)を行ってデータfを得る。データfの各点に
対して位相角θを求め(H)、位相マップgを作成す
る。次に、複素共役のデータiに対して、2θの回転
(exp(2jθ)を乗ずる)(ここでjは虚数表示で
ある)を行い、推定画像kを作成する。推定画像kの逆
2次元フーリエ変換(J)を行って推定データmを得、
これと計測データdとのデータ接続(K)を行いデータ
nを得る。次にこのデータnからの2次元フーリエ変換
(L)により画像pを得る。
【0021】以上の実施例では、データd、f、g、
i、kのデータサイズは、図6で述べた従来例に比して
1/4の大きさとなる。従って、再構成処理時間がその
分だけ短縮できたことになる。
【0022】なお、0以外のデータの埋め込みもありう
る。更に、低域切り出しのサイズも特に限定されない。
又、グラジェントエコー法で説明したが、これに限定さ
れない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、推定データを算出する
時の位相マップ、推定画像等のデータサイズを小さくし
たことで、推定データを作成する時間が短縮され、1枚
の画像の再構成処理時間を従来の約半分に短縮された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気共鳴イメージング装置におけるハ
ーフフーリエ再構成処理を表した概略図である。
【図2】磁気共鳴イメージング装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図3】磁気共鳴イメージング装置の撮像原理を説明す
るために原子核スピンの挙動を示す説明図である。
【図4】一般的な磁気共鳴イメージング装置における2
次元計測法のうち代表的なスピンエコー法のパルスシー
ケンスを模式的に表したタイミング線図である。
【図5】一般的な磁気共鳴イメージング装置におけるハ
ーフエコー法によるグラジェントエコー法のパルスシー
ケンスを模式的に表したタイミング線図である。
【図6】磁気共鳴イメージング装置における従来のハー
フフーリエ再構成処理を表した概略図である。
【符号の説明】 1 被検体 2 磁場発生装置 3 磁場勾配発生系 4 送信系 5 受信系 6 信号処理系 7 シーケンサ 8 CPU 9 傾斜磁場コイル 10 傾斜磁場電源 11 高周波発振器 12 変調器 13 高周波増幅器 14a 送信側の高周波コイル 14b 受信側の高周波コイル 15 増幅器 16 直交位相検波器 17 A/D変換器 18 磁気ディスク 19 磁気テープ 20 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−131649(JP,A) 特開 平4−279148(JP,A) 特開 平6−22930(JP,A) 特開 平6−169899(JP,A) 特開 平6−327649(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 G01R 33/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非対称MR計測を行って非対称なデータ
    を計測する手段と、この非対称なデータの未計測部分に
    0埋め込みを行った後で1次元フーリエ変換を行う手段
    と、この変換後のデータから低域切り出しを行う手段
    と、この切り出した低域データとこの低域データの逆1
    次元フーリエ変換で得たデータの低域データとから未計
    測データを推定する手段と、未計測データにこの推定し
    たデータを接続して対称データを得る手段と、この対称
    データを再構成する手段と、より成るMRI装置。
  2. 【請求項2】 非対称なデータを計測し、前記非対称な
    データより非計測部分の推定データを求め、データと前
    記推定データとを組み合わせ対称なデータを構成しこの
    対称データより画像を得るMRI装置において、前記推
    定データは、前記計測した非対称データを1次元フーリ
    エ変換した後のデータに基づいて求め、前記1次元フー
    リエ変換後のデータに基づいて演算された非対称なデー
    タと前記推定データとを組み合わせ対称なデータを構成
    したことを特徴とするMRI装置。
  3. 【請求項3】 非対称データと該非対称データに基づい
    て得られた推定データとを組み合わせた対称データより
    画像を得るMRI装置において、前記非対称データは計
    測により得られた非対称データを周波数方向にフーリエ
    変換し低域データを切り出した後周波数方向に逆フーリ
    エ変換したデータから得、前記推定データは前記低域デ
    ータを位相方向にフーリエ変換したデータ及び前記逆フ
    ーリエ変換したデータから得た位相マップから得ること
    を特徴とするMRI装置。
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