JP3526347B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JP3526347B2 JP09757495A JP9757495A JP3526347B2 JP 3526347 B2 JP3526347 B2 JP 3526347B2 JP 09757495 A JP09757495 A JP 09757495A JP 9757495 A JP9757495 A JP 9757495A JP 3526347 B2 JP3526347 B2 JP 3526347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴(以下、NM
Rと称する)現象を利用して断層像を得る磁気共鳴イメ
ージング(以下、MRIと称する)装置に係り、特にマ
ルチスライス撮影に好適なMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、NMR現象を利用して被
検体中の所望の検査部位における原子核スピン(以下、
スピンと称する)の密度分布、緩和時間分布などを計測
して、その計測データから画像を再構成し、被検体の断
面を画像表示するものである。
【0003】このMRI装置では、図1に示すように
0.02〜2テスラ程度の静磁場を発生させる静磁場発
生装置4の中に被検体7が置かれる。この時、被検体7
中のスピンは、静磁場の強さH0によって決まる周波数
で、静磁場の方向を中心軸として歳差運動を行なう。こ
の周波数をラーモア周波数と呼ぶ。ラーモア周波数ν0
は、 ν0= γ/2π・H0 (1) で表わせる。ここで、γは磁気回転比で原子核の種類毎
に固有の値を持つ。また、ラーモア歳差運動の角速度を
ω0とすると、 ω0=2πν0 (2) の関係があるため、 ω0=γH0 (3) で与えられる。
【0004】ここで、高周波照射コイル11によって計
測しようとする原子核のラーモア周波数ν0に等しい周
波数の高周波磁場(電磁波)を被検体7に加えると、ス
ピンが励起され高いエネルギー状態に遷移する。この高
周波磁場を打ち切ると、スピンはもとの低いエネルギー
状態に戻る。このときに放出される電磁波を高周波受信
コイル14で受信し、増幅器15で増幅し、直交位相検
波器16で2種類の信号に分離し、A/D変換器17で
デジタル化して制御用CPU1に送る。制御用CPU1
では、このデータを基に再構成演算し、この演算された
データが被検体7の断層画像としてディスプレイ18に
表示される。上記の高周波磁場は、制御用CPU1によ
り制御されるシーケンス用CPU2が送り出す信号によ
り、シンセサイザ8の出力信号を変調器9で振幅変調す
るとともに、高周波照射コイル用増幅器10によって増
幅したものを高周波照射コイル11に送ることで得られ
る。
【0005】また、MRI装置には、静磁場発生装置4
と高周波照射コイル11、高周波受信コイル14の他
に、検出される信号に空間内の位置情報を与えるための
傾斜磁場を発生する傾傾斜磁場コイル13を備えてい
る。この傾斜磁場コイル13は、シーケンス用CPU2
からの信号で動作する傾斜磁場コイル用電源12から電
流を供給され、傾斜磁場を発生する。そして、被検体7
におけるスライス位置、スライス方向、スライス厚、ス
ライス数などを決定し、これらの静磁場、高周波磁場、
傾斜磁場を被検体7に与えることにより撮影することが
できる。
【0006】このように構成されたMRI装置におい
て、現在一般的に用いられている撮影方法に2次元フー
リエイメージング法がある。この撮影方法のうち代表的
なスピンエコー法の模式的なパルスシーケンスを図5に
示す。このパルスシーケンスでは、まず90°パルス2
3及びスライス方向傾斜磁場25を印加する。すると、
スライス内の各スピンは静磁場方向をZ方向としたと
き、それに直交したX−Y面内へ倒れ、X−Y面内で回
転する。次いで、位相方向傾斜磁場26及び周波数方向
傾斜磁場27を印加し、そしてエコー信号28が発生す
るまでのエコー時間をTEとしたときのTE/2の時間
後に180°パルス24をスライス方向傾斜磁場25’
とともに加える。すると、各スピンは反転する。その
後、周波数方向傾斜磁場27’を加える。スライス方向
の傾斜磁場27’は、スピンが集束して発生するエコー
信号28が時刻TEにて最大となるように印加する。
【0007】ここで、断層画像を構成するためには信号
の空間的な分布を求めねばならない。このために線形な
傾斜磁場を用いる。均一な静磁場に傾斜磁場を重畳する
事で空間的な磁場勾配ができる。上述のようにスピンの
回転周波数は磁場強度に比例しているから傾斜磁場が加
わった状態においては、各スピンの回転周波数は空間的
に異なる。従って、この傾斜磁場が印加されている状態
でのスピンの周波数と傾斜磁場をある所定時間印加した
後のスピンの位相とを調べることによって、各スピンの
位置を知ることができる。この目的のために、位相エン
コード傾斜磁場26、周波数エンコード傾斜磁場27を
印加している。
【0008】以上に述べたパルスシーケンスを基本単位
として、位相エンコード傾斜磁場の強度を毎回変えなが
ら一定の繰り返し時間(TR)毎に、所定回数、例えば
256回繰り返す。こうして得られた計測信号を2次元
逆フーリエ変換することで巨視的磁化の空間的分布が求
められ、被検体7の断層像が得られる。
【0009】次にマルチスライス法について図4、図6
を用いて説明する。図6は、マルチスライススピンエコ
ー法のパルスシーケンスである。マルチスライスは繰り
返し時間TRの間に、別のスライス位置の計測を行うも
のである。まず、最初に位置P1を中心とするスライス
1を計測するため90°パルス23−1を印加し、上述
のスピンエコー法によりエコー信号28−1を得る。そ
して、次の90°パルス23−1までの繰り返し時間T
R中に、位置P2を中心とするスライス2を計測するた
め90°パルス23−2さらには位置P3を中心とする
スライス3を計測するため90°パルス23−3を印加
し、それぞれの位置のエコー信号28−2、28−3を
得る。高周波磁場23、24、スライス方向傾斜磁場2
5、25’、位相方向傾斜磁場26、および周波数方向
傾斜磁場27の引加パターンは同一であるが、スライス
位置を異ならせるために高周波磁場23、24の中心周
波数を変化させている。上述のように3枚のスライス位
置の異なる画像を得る場合、図4のようなスライス方向
傾斜磁場25、25’を印加する。また、式(3)より
周波数と磁場強度は比例する。このため、それぞれの位
置P1、P2、P3の周波数は、 f1=k・P1・Gs (4) f2=k・P2・Gs (5) f3=k・P3・Gs (6) で与えられる。ここで、kは定数、Gsはスライス方向
傾斜磁場強度を示す。
【0010】また、上記の如く高周波磁場の中心周波数
のみをスライス位置に応じて変更する場合には、スライ
ス厚はスライス方向の傾斜磁場強度により、変化させる
ことができる。スライス厚をThとすると、 Th=k2/Gs (7) により与えられる。ここでk2は定数を示す。以上のM
RI基本原理に関しては、「NMR医学」(基礎と臨
床)(核磁気共鳴医学研究会編,丸善株式会社,昭和5
9年1月20日発行)に詳しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のマルチスライス
スピンエコー法によれば、繰り返し時間TRを利用して
複数のスライス位置の画像を撮影ができるため、スピン
エコー法において1枚の画像を得る時間で複数の画像が
得られる。このようなマルチスライススピンエコー法に
おいて、スライス厚を薄くして撮影する場合には、式
(7)よりスライス方向の傾斜磁場強度を大きくすれば
よいが、マルチスライス全体のスライス厚が変化してし
まう。そのため、所望の診断部位を中心にしてある程度
の範囲の撮影を行うとき、スライス厚を薄く設定すれ
ば、撮影範囲内の画像はすべて空間分解能の良いものと
なるが、スライス数が多くなってしまい時間がかかるも
のとなっていた。また、スライス厚を厚く設定すれば、
スライス数を多く設定する必要はないので撮影時間を短
くできるが、所望の診断部位の位置においてもスライス
厚が厚くなり空間分解能の良い画像が得られなかった。
【0012】そこで、本発明の目的は、マルチスライス
撮影において関心領域とそれ以外とはスライス厚を変
え、関心領域については空間分解能の良い画像が得られ
るとともに、効率の良い撮影が行えるMRI装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被検体を複数のスライスで撮像するマルチ
スライスパルスシーケンスを制御するシーケンス制御手
段を備えた磁気共鳴イメージング装置において、前記シ
ーケンス制御手段は、相前後するスライスを互いに接す
る状態で前記複数のスライスを撮像する際に、少なくと
も一つのスライスのスライス厚を他のスライスのスライ
ス厚と異ならせて撮像する。特に、上記スライス厚の設
定は、スライス方向傾斜磁場の強度、高周波磁場の中心
周波数及びスライス位置により設定するものである。
【0014】
【作用】スライス位置、スライス厚、スライス数をシー
ケンス実行手段に入力すると、これに対応するスライス
方向傾斜磁場の強度及び高周波磁場の中心周波数をスラ
イス毎に変更し、この高周波磁場、スライス方向傾斜磁
場及び他の傾斜磁場をマルチスライスのパルスシーケン
スにしたがって印加する。これにより、マルチスライス
の各スライスのスライス厚を任意に設定できるため、1
回のマルチスライスにおいて所望の部位のみを細かく撮
影できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3によ
り説明する。図1は本実施例を含むMRI装置の構成を
示すブロック図、図2は本実施例によるマルチスライス
のパルスシーケンスを示す図、図3はスライス位置と周
波数の関係を示す図である。
【0016】本実施例のMRI装置は大別すると、制御
用CPU1と、シーケンス用CPU2と、送信系3と、
静磁場発生磁石4と、受信系5と、信号処理系6とを備
えて構成する。制御用CPU1は、予めキーボード22
等の入力装置から入力されたパルスシーケンスの種類
と、スライス位置、スライス数及びスライス毎のスライ
ス厚を含む撮影パラメータにより、プログラムに従って
シーケンス用CPU2、送信系3、受信系5、信号処理
系6の各々を制御する。シーケンス用CPU2は、制御
用CPU1からの制御指令に基づいて動作し、被検体7
の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系
3、静磁場発生磁石4の傾斜磁場発生系21、受信系5
に出力する。
【0017】送信系3は、シンセサイザ8と変調器9と
高周波コイルとしての照射コイル11を有し、シーケン
ス用CPU2の指令によりシンセサイザ8からの高周波
パルスを変調器9で振幅変調し、この振幅変調された高
周波パルスを高周波増幅器10を介し増幅して照射コイ
ル11に供給することにより、所定のパルス状の電磁波
を被検体7に照射する。
【0018】静磁場発生磁石4は、被検体7の回りに任
意の方向に均一な静磁場を発生させるためのものであ
り、この静磁場発生磁石4の内部には、照射コイル11
の他、傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル13と、受
信系5の受信コイル14が設置されている。傾斜磁場発
生系21は、互いに直交するデカルト座標軸方向にそれ
ぞれ独立に傾斜磁場を印加できる傾斜磁場コイル13
と、傾斜磁場コイル13に電流を供給する傾斜磁場コイ
ル用電源12とにより構成する。
【0019】受信系5は、高周波コイルとしての受信コ
イル14と、受信コイル14に接続された増幅器15
と、直交位相検波器16と、A/D変換器17とを有
し、被検体7からのNMR信号を受信コイル14が検出
すると、その信号を増幅器15、直交位相検波器16、
A/D変換器17を介しデジタル量に変換するととも
に、シーケンス用CPU2からの指令によるタイミング
で直交位相検波器16によってサンプリングされた2系
列の収集データに変換して制御用CPU1に出力する。
【0020】信号処理系6は、磁気ディスク20、光デ
ィスク19等の外部記憶装置と、CRT等からなるディ
スプレイ18とを有し、受信系5からのデータが制御用
CPU1に入力されると、制御用CPU1が信号処理、
画像再構成等の処理を実行し、その結果の被検体7の所
望の断面像をディスプレイ18に表示するとともに、外
部記憶装置の磁気ディスク20等に記録する。なお、信
号処理系6の磁気ディスク20のハードディスクに複数
のパルスシーケンスのプログラムが記憶されている。
【0021】次に、スライス厚を可変するマルチスライ
スのパルスシーケンスを図2により説明する。本実施例
では、一例としてスピンエコー法により3枚のスライス
撮影を行い、2枚目のスライス厚が薄くなるような撮影
を行う。まず、キーボード22によりスピンエコー法に
よるマルチスライスシーケンスを選択的に入力するとと
もに、各スライスの位置、スライス数、スライス厚を含
む撮影パラメータを入力する。これによって、磁気ディ
スク20からパルスシーケンスが読み出され制御用CP
U1へ入力されるとともに、各撮影パラメータも制御用
CPU1へ入力する。制御用CPU1は入力したデータ
に基づいて、これから実行するパルスシーケンスに関係
する指令をシーケンス用CPU2へ出力する。
【0022】図2のパルスシーケンスが始動すると、最
初に第1のスライスの90°パルス23−1及びスライ
ス方向傾斜磁場25−1を印加する。そして、位相方向
傾斜磁場26、周波数方向傾斜磁場27の印加により位
置情報などを与え、180°パルス24−1、スライス
方向傾斜磁場25’−1を印加する。このスライス方向
傾斜磁場25’−1は、スライス方向傾斜磁場25−1
と同じ大きさの傾斜磁場を印加する。また、時刻TEで
エコー信号28−1が最大となるような周波数方向傾斜
磁場27’を印加すると、第1のスライスのエコー信号
28−1が発生し、これを計測する。
【0023】第1のスライスのエコー信号28−1を得
たあとに、第2のスライスの90°パルス23−2を印
加する。これと同時にスライス方向傾斜磁場25−2を
印加するが、このとき傾斜磁場の大きさを第1のスライ
スとは異ならせるよう変化させる。そして、上述と同様
に位相方向傾斜磁場26、周波数方向傾斜磁場27の印
加により位置情報などを与えるとともに、180°パル
ス24−2、スライス方向傾斜磁場25’−2を印加す
る。このスライス方向傾斜磁場25’−2は、スライス
方向傾斜磁場25−2と同じ大きさである。また、周波
数方向傾斜磁場27’の印加により、第2のスライスの
エコー信号28−2が上述と同様に発生する。
【0024】第2のスライスのエコー信号28−2を得
たあとに、第3のスライスの90°パルス23−3を印
加し、第1のスライスと同じ強度のスライス方向傾斜磁
場25−3を印加する。そして、位相方向傾斜磁場2
6、周波数方向傾斜磁場27、27’及び180°パル
ス24−3、第1のスライスと同じ大きさのスライス方
向傾斜磁場25’−3を印加することで、第3のスライ
スのエコー信号28−3が発生する。
【0025】このようにスライス方向傾斜磁場25の印
加強度を変えれば、スライス厚を変化させることができ
る。しかし、印加強度の変化に伴いスライス位置が移動
してしまうため、本発明ではこれが補正されて実行され
る。次に、このスライス位置の補正について図3により
説明する。第1、第2、第3のスライス位置をそれぞれ
P1、P2、P3とし、スライス1とスライス3とは同
じ厚さでありThとし、スライス2の厚さをTh2=T
h/2とする。また、第1、第3のスライスのスライス
方向傾斜磁場25−1、25−3をGsとした場合、第
2のスライスのスライス方向傾斜磁場25−2は、 Gs2=Gs ・Th/Th2 =2・Gs となるような傾斜磁場を印加する。つまり、第1、第3
のスライスは図3に示すような傾きの傾斜磁場であり、
第3のスライスは2倍の傾きを持った傾斜磁場となって
いる。従来はスライス厚つまりスライス方向傾斜磁場は
一定であったため、スライス位置と高周波磁場23、2
4の中心周波数は、傾斜磁場の傾きにあったものとなっ
ていたが、本実施例ではスライス位置によりスライス方
向傾斜磁場が異なるため中心周波数を変えてスライス位
置を合わせている。それぞれのスライス位置の中心周波
数は式(4)(5)(6)より、 f1=k・P1・Gs f2=k・P2・Gs2=k・P2・Gs・Th/Th2 f3=k・P3・Gs で求められ、各スライスごとにこの中心周波数の高周波
磁場23、24を印加する。
【0026】つまり、スライス毎に厚さの異なるマルチ
スライス撮影を行う場合には、スライス位置とスライス
厚及びスライス数をキーボード22により予め設定する
と、制御用CPU1がスライス厚からスライス方向傾斜
磁場25の強度を演算し、またスライス位置とスライス
方向傾斜磁場強度から高周波磁場23、24の中心周波
数を演算してシーケンス用CPU2に設定する。そし
て、このように決まった高周波磁場23、24とスライ
ス方向傾斜磁場25及び各傾斜磁場26、27をマルチ
スライスのパルスシーケンスで印加させれば、スライス
厚の異なる画像を得ることができる。これにより、特に
診断したい部分だけを細かくスライスでき、効率の良い
診断ができる。
【0027】ここで、本実施例ではマルチスライスにお
ける各スライス毎に高周波磁場23、24の周波数と、
スライス方向傾斜磁場25の強度とを変化させ、スライ
ス厚を変更させているが、高周波磁場23、24の周波
数帯域を変化させることでもスライス厚を変更できる。
この場合、高周波磁場23、24のエンベロープが変化
するため、スライス方向傾斜磁場25を時間方向に調整
する必要があるが、本実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、シーケンス実行手段に
よりマルチスライスのスライスごとにスライス方向傾斜
磁場及び高周波磁場の中心周波数を任意に変更できるた
め、1回のマルチスライスにおける各スライスのスライ
ス厚を任意に変えることができる。これにより、1回の
撮影で広範囲の領域を把握できるとともに、所望の診断
部位のみ良好な空間分解能で撮影でき、短時間で効率の
良い撮影が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRI装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明によるマルチスライスのパルスシーケン
スを示す図
【図3】本発明のマルチスライスにおけるスライス位置
と高周波磁場の中心周波数との関係を示す図
【図4】従来のマルチスライスにおけるスライス位置と
高周波磁場の中心周波数との関係を示す図
【図5】従来のスピンエコーのパルスシーケンスを示す
【図6】従来のマルチスライススピンエコーのパルスシ
ーケンスを示す図
【符号の説明】
1 制御用CPU 2 シーケンス用CPU 3 送信系 4 静磁場発生磁石 5 受信系 6 信号処理系 23 90°パルス 24 180°パルス 25 スライス方向傾斜磁場 26 位相方向傾斜磁場 27 周波数方向傾斜磁場

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を複数のスライスで撮像するマル
    チスライスパルスシーケンスを制御するシーケンス制御
    手段を備えた磁気共鳴イメージング装置において、 前記シーケンス制御手段は、相前後するスライスを互い
    に接する状態で前記複数のスライスを撮像する際に、少
    なくとも一つのスライスのスライス厚を他のスライスの
    スライス厚と異ならせて撮像する ことを特徴とする磁気
    共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 上記スライス厚の設定は、スライス方向
    傾斜磁場の強度、高周波磁場の中心周波数及びスライス
    位置により設定する請求項1に記載の磁気共鳴イメージ
    ング装置。
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