JP6087568B2

JP6087568B2 - エッセンス＆レメディー用安心ポーチ

Info

Publication number: JP6087568B2
Application number: JP2012221690A
Authority: JP
Inventors: まさ子刑部
Original assignee: まさ子刑部
Priority date: 2012-09-16
Filing date: 2012-09-16
Publication date: 2017-03-01
Anticipated expiration: 2032-09-16
Also published as: JP2014057816A

Description

本発明は、丈夫であると共に、中の収容物を電磁波から防護し、撥水性をも備えたポーチに関するものである。

従来、耐摩耗性・弾性に富む不織布及びその二次加工品を用いて形成されるカバン類やポーチ類があった（特許文献１参照）。先行技術として、電磁波シールド等の身体保護用品（特許文献２参照）や電磁波遮蔽作用を期待した持ち運び用アルミ箔入り袋物（特許文献３参照）も知られている。また、撥水性の素材を用いた自在間仕切りポーチ（特許文献４参照）等も知られている。

特許公開２００１−１７１０２８号公報特許公開２０１０−４３３７０号公報登録実用新安第３０７７１３４号公報登録実用新安第３０５４５８３号公報

そのため、次のような問題点があった。
（イ）文献１に示されるものは、熱や摩耗等に対する耐性に優れた素材の発明に関するもので、数多い用途の一つとしてポーチの製作にも向いているだろうというに過ぎず、ポーチの具体的な構成は考慮の外にある。
（ロ）文献２に示されるものは、電磁波からの身体防護用の諸品を製作するにおいて、電磁波シールドクロスを用いるのが有効であるという主張であり、この素材の利用に適した製作用途の一つとして、たまたまポーチが挙げられているに過ぎず、ポーチの具体的な構成は考慮の外にある。
（ハ）文献３に示されるものは、様々な袋物を製作するにあたって、生地素材の間にアルミ箔をサンドイッチしたものを利用することで、袋の中の収容物を電磁波から遮蔽しようというものであり、そうした袋物の一つとしてポーチが挙げられているに過ぎず、ポーチの具体的な構成は考慮の外にある。
（二）文献４に示されるものは、便利な間仕切り自在の構成を有するポーチであって、本体に撥水性の素材を用いる可能性にもチラッと触れているが、本発明とは構造的には大きく異なるものであり、電磁波に対する防護に関しては考慮されていない。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。

左右の両端に亘って開口するポケット部及び開口部に設けたバネ口開閉部より成るポーチにおいて、ポケット部は、外側から向かって順に、外側全面の表生地、ドイツ製シルバレルのような電磁波シールド生地、撥水裏生地、そして同じ撥水生地を用いて一番内側に小内ポケット生地という４層構造に形成され、表生地はポケット部底面から周壁の全面を覆いつつ、そのまま連続してバネ口開閉部までポーチ外側全面を覆い尽くす形で配設され、電磁波シールド生地と撥水裏生地は、ポーチ内側全面におけるバネ口開閉部を除くポケット部領域の内側の全面を覆う形で配設され、一番内側の小内ポケット生地は、ポケット内底から撥水裏生地の上端縁よりも少し下がった地点までをカバーする形で配設されるのであるが、ポケット部内側において、バネ口と平行して細長に配設される底面部は、幅数センチの間隔で設けた２本の平行線を成す底面縁取り縫い目線によってマチ状に形成され、更にバネ口開閉部の真ん中の対向する２点からポケット部内側壁面に沿い、底面縁取り縫い目線の真ん中に突き当たるところの内壁面縫い目線が配設され、この２種の縫い目線は、共に表生地を除く内側３層を重ねて縫合した縫い目として形成され、それによって内壁面に沿って４つの小内ポケットが形成される。
以上を特徴とするエッセンス＆レメディー用安心ポーチである。

電磁波シールド生地を含めて、生地材を４層に重ね合わせて形成されているので、アロマオイル、エッセンス類、ホメオパシーレメディーや化粧品等の品質を電磁波スモッグから護ることができる。ポケット内部が撥水裏生地によって形成されているので、化粧品ボトルからの液漏れや汚れ等もサッと簡単に拭き取ることができる。ポケット部内側中央に一筋の縫い目を入れてあるので、ポケット内面の生地の偏り等を防ぎ、収容物の保管状態が常に整然と気持ちよく保たれる。また、電磁波シールド生地は金属的な硬さはなく、綿と同様の柔らかい材質なので、ポーチの形状や手触り感も何ら違和感なく使用できる。

本発明の外観斜視図本発明をバネ口開閉部において開口した状態を示す斜視図本発明の一部であるポケット部の４層構造を分かりやすく示した斜視図本発明のポーチ内部の構造を、バネ口開閉部を大きく開いて見せている状態を示した平面図

以下、本発明の実施の形態について説明する。
左右の両端に亘って開口するポケット部（４）及び開口部に設けたバネ口開閉部（５）より成るポーチにおいて、ポケット部（４）は、外側から向かって順に、外側全面の表生地（１）、ドイツ製シルバレルのような電磁波シールド生地（２）、撥水裏生地（３）、そして同じ撥水生地を用いて一番内側に小内ポケット生地（７）という４層構造に形成され、表生地（１）はポケット部（４）底面から周壁の全面を覆いつつ、そのまま連続してバネ口開閉部（５）までポーチ外側全面を覆い尽くす形で配設され、電磁波シールド生地（２）と撥水裏生地（３）は、ポーチ内側全面におけるバネ口開閉部（５）を除くポケット部（４）領域の内側の全面を覆う形で配設され、一番内側の小内ポケット生地（７）は、ポケット内底から撥水裏生地（３）の上端縁よりも少し下がった地点までをカバーする形で配設されるのであるが、ポケット部（４）内側において、バネ口と平行して細長に配設される底面部は、幅数センチの間隔で設けた２本の平行線を成す底面縁取り縫い目線（６）によってマチ状に形成され、更にバネ口開閉部（５）の真ん中の対向する２点からポケット部（４）内側壁面に沿い、底面縁取り縫い目線（６）の真ん中に突き当たるところの内壁面縫い目線（８）が配設され、この２種の縫い目線は、共に表生地（１）を除く内側３層を重ねて縫合した縫い目として形成され、それによって内壁面に沿って４つの小内ポケットが形成される。
本発明は以上のような構成で、以下その実施形態を説明する。
電磁波シールド生地を含めて、生地材を４層に重ね合わせて形成されているので、アロマオイル、エッセンス類、ホメオパシーレメディーや化粧品等の品質を電磁波スモッグから護る事ができる。ポケットの内側が撥水裏生地によって形成されているので、化粧品ボトルからの液漏れや汚れ等もサッと簡単に拭き取ることができる。ポケット部内側中央に一筋の縫い目を入れてあるので、ポケット内面の生地の偏り等を防ぎ、収容物の保管状態が常に整然と気持ちよく保たれる。また、電磁波シールド生地は金属的な硬さはなく、綿と同様の柔らかい材質なので、ポーチの形状や手触り感も何ら違和感なく使用できる。

１表生地，２電磁波シールド生地，３撥水裏生地，４ポケット部，
５バネ口開閉部，６底面縁取り縫い目線，７小内ポケット生地，
８内壁面縫い目線

Claims

左右の両端に亘って開口するポケット部及び開口部に、当該技術分野では既知の方法で設けたバネ口開閉部より成るポーチにおいて、ポケット部は、外側から向かって順に、外側全面の表生地、ドイツ製シルバレルもしくはそれと同等な性質を有する電磁波シールド生地、撥水裏生地、そして同じ撥水生地を用いて一番内側に小内ポケット生地という４層構造に形成され、表生地はポケット部底面から周壁の全面を覆いつつ、そのまま連続してバネ口開閉部までポーチ外側全面を覆い尽くす形で配設され、電磁波シールド生地と撥水生地は、ポーチ内側全面におけるバネ口開閉部を除くポケット部領域の内側の全面を覆う形で配設され、一番内側の小内ポケット生地は、ポケット内底から撥水裏生地の上端縁よりも少し下がった地点までをカバーする形で配設されるのであるが、ポケット部内側において、バネ口と平行して細長に配設される底面部は、幅数センチの間隔で設けた２本の平行線を成す底面縁取り縫い目線によってマチ状に形成され、更にバネ口開閉部の真ん中の対向する２点からポケット部内側壁面に沿い、底面縁取り縫い目線の真ん中に突き当たるところの内壁面縫い目線が配設され、この２種の縫い目線は、共に表生地を除く内側３層を重ねて縫合した縫い目として形成され、それによって内壁面に沿って４つの小内ポケットが形成されることを特徴とするエッセンス＆レメディー用安心ポーチ。