JPH0357861B2 - - Google Patents
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- JPH0357861B2 JPH0357861B2 JP57178151A JP17815182A JPH0357861B2 JP H0357861 B2 JPH0357861 B2 JP H0357861B2 JP 57178151 A JP57178151 A JP 57178151A JP 17815182 A JP17815182 A JP 17815182A JP H0357861 B2 JPH0357861 B2 JP H0357861B2
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- plate
- pin
- stand
- vise
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 7
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F27/00—Devices for attaching printing elements or formes to supports
- B41F27/12—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes
- B41F27/1218—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes comprising printing plate tensioning devices
- B41F27/1225—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes comprising printing plate tensioning devices moving in the printing plate end substantially rectilinearly
- B41F27/1231—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes comprising printing plate tensioning devices moving in the printing plate end substantially rectilinearly by translatory motion substantially tangential to support surface
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は枚葉輪転印刷機において印刷用の刷版
を版胴へ装着する印版装着装置に関するものであ
る。
を版胴へ装着する印版装着装置に関するものであ
る。
多色刷の枚葉輪転印刷機による印刷作業におい
ては、同一の枚葉紙に多色の印刷が施されるの
で、品質の優れた印刷物を得るためには、各色の
印刷ユニツトで印刷される絵柄の位置を完全に一
致させることが重要であり、このために刷版(以
下版と言う)またはこれを装着した版胴を各方向
へ移動させる見当調整装置が各印刷ユニツトごと
に設けられている。そして、この見当調整装置の
うち版胴を円周方向と軸方向へ移動させて行なう
装置はその操作が比較的容易であるが、版胴に対
して版がずれて装着されたのを調整する作業は面
倒で熟練と時間を要するものである。そこで従
来、この面倒な見当調整を省略するために、版を
版胴に対して常に正しく装着しようとする次のよ
うな印版装着装置が提案されている。
ては、同一の枚葉紙に多色の印刷が施されるの
で、品質の優れた印刷物を得るためには、各色の
印刷ユニツトで印刷される絵柄の位置を完全に一
致させることが重要であり、このために刷版(以
下版と言う)またはこれを装着した版胴を各方向
へ移動させる見当調整装置が各印刷ユニツトごと
に設けられている。そして、この見当調整装置の
うち版胴を円周方向と軸方向へ移動させて行なう
装置はその操作が比較的容易であるが、版胴に対
して版がずれて装着されたのを調整する作業は面
倒で熟練と時間を要するものである。そこで従
来、この面倒な見当調整を省略するために、版を
版胴に対して常に正しく装着しようとする次のよ
うな印版装着装置が提案されている。
すなわち、この装置は版胴の外周切欠き内に平
行して軸方向に延設した一対の版万力のうちの先
に版を咥えさせる咥え側万力と切欠き壁面との間
にブロツクゲージを介挿してこの咥え側万力の位
置決めをし、さらにこの咥え側万力と版とに設け
た基準ピン孔に基準ピンを差し込むことにより版
の位置合わせをするようにしたものであつて、位
置合せを終つた版は版胴に巻き付けられて他端を
もう一方の尻側万力によつてクランプされる、 しかしながら、このような従来の刷版装着装置
においては、円筒状の版胴に、軟らかいとはいえ
かなりの弾力性を有する版を正しく密着させて尻
側を固定することは難しく、尻側が横にずれたり
斜めにひねつたりすることが多くて、これを修正
するためにまた時間の熟練度を要することにな
り、初期の目的を達成することが困難であつた。
行して軸方向に延設した一対の版万力のうちの先
に版を咥えさせる咥え側万力と切欠き壁面との間
にブロツクゲージを介挿してこの咥え側万力の位
置決めをし、さらにこの咥え側万力と版とに設け
た基準ピン孔に基準ピンを差し込むことにより版
の位置合わせをするようにしたものであつて、位
置合せを終つた版は版胴に巻き付けられて他端を
もう一方の尻側万力によつてクランプされる、 しかしながら、このような従来の刷版装着装置
においては、円筒状の版胴に、軟らかいとはいえ
かなりの弾力性を有する版を正しく密着させて尻
側を固定することは難しく、尻側が横にずれたり
斜めにひねつたりすることが多くて、これを修正
するためにまた時間の熟練度を要することにな
り、初期の目的を達成することが困難であつた。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもの
で、2個の咥え側ピン台と1個の尻側ピン台と
を、咥え側万力と切欠き壁面との間および尻側万
力と切欠き壁面との間にそれぞれ位置させて版胴
へ位置決め固定するとともに、各咥え側ピン台に
は刷版の基準ピン孔を嵌合させる基準ピンを植設
し、尻側ピン台のピン孔には刷版の基準ピン孔を
嵌合させる基準ピンを進退自在でかつピン孔内へ
の引つ込み位置で固定可能に支持させることによ
り、版胴に対する刷版の装着を正確にしかつ装着
後における刷版の尻側位置の修正を容易にした枚
葉輪転印刷機の印刷装着装置を提供するものであ
る。以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
で、2個の咥え側ピン台と1個の尻側ピン台と
を、咥え側万力と切欠き壁面との間および尻側万
力と切欠き壁面との間にそれぞれ位置させて版胴
へ位置決め固定するとともに、各咥え側ピン台に
は刷版の基準ピン孔を嵌合させる基準ピンを植設
し、尻側ピン台のピン孔には刷版の基準ピン孔を
嵌合させる基準ピンを進退自在でかつピン孔内へ
の引つ込み位置で固定可能に支持させることによ
り、版胴に対する刷版の装着を正確にしかつ装着
後における刷版の尻側位置の修正を容易にした枚
葉輪転印刷機の印刷装着装置を提供するものであ
る。以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第1図ないし第7図は本発明に係る刷版装着装
置の実施例を示し、第1図はこれを実施した版胴
の平面図、第2図は咥え側万力要部の平面図、第
3図は尻側万力要部の平面図、第4図は第2図の
AA断面図、第5図は第3図のBB断面図、第6
図は版の平面図、第7図は基準ピンを版咥え面か
ら引つ込めたところを示す尻側ピン台近傍の断面
図である。図において、版胴1の外周部には、切
欠き2が両端のベアラ3を除く版胴1の全長にわ
たつて設けられており、この切欠き2内には、全
体を4で示す咥え側万力と符号5で示す尻側万力
とが平行して設けられている。このうちの咥え側
万力4には、切欠き2の全長よりわずかに短かく
断面長方形状に形成された万力台6が、ベアラ3
に頭部を当接させたボルト7で長さ方向に位置決
めされて設けらている。また万力台6の裏面に
は、複数個の溝(図示せず)が設けられており、
切欠き底面に固定した浮上り防止板(図示せず)
を溝に係合させることにより、万力台6の浮上り
が規制されている。なお、万力台6は浮上り防止
板に対して前後左右方向へ移動自在である。ま
た、万力台6の長手方向複数箇所には、万力台6
を版胴1の円周方向へ位置決めするボルト8が先
端を切欠き2の壁面に当接させて螺入されてい
る。9はボルト8による位置決め後に固定を補助
する補助ボルトである。
置の実施例を示し、第1図はこれを実施した版胴
の平面図、第2図は咥え側万力要部の平面図、第
3図は尻側万力要部の平面図、第4図は第2図の
AA断面図、第5図は第3図のBB断面図、第6
図は版の平面図、第7図は基準ピンを版咥え面か
ら引つ込めたところを示す尻側ピン台近傍の断面
図である。図において、版胴1の外周部には、切
欠き2が両端のベアラ3を除く版胴1の全長にわ
たつて設けられており、この切欠き2内には、全
体を4で示す咥え側万力と符号5で示す尻側万力
とが平行して設けられている。このうちの咥え側
万力4には、切欠き2の全長よりわずかに短かく
断面長方形状に形成された万力台6が、ベアラ3
に頭部を当接させたボルト7で長さ方向に位置決
めされて設けらている。また万力台6の裏面に
は、複数個の溝(図示せず)が設けられており、
切欠き底面に固定した浮上り防止板(図示せず)
を溝に係合させることにより、万力台6の浮上り
が規制されている。なお、万力台6は浮上り防止
板に対して前後左右方向へ移動自在である。ま
た、万力台6の長手方向複数箇所には、万力台6
を版胴1の円周方向へ位置決めするボルト8が先
端を切欠き2の壁面に当接させて螺入されてい
る。9はボルト8による位置決め後に固定を補助
する補助ボルトである。
符号10で示すものは万力台6を長さ方向に3
分割してその上に重ねられた長短の押え板であつ
て、各押え板10には断面円弧状小判形の座繰部
を有する一対のボルト孔11がそれぞれ穿設され
ており、このボルト孔11には、座繰部と係合す
るかまぼこ型の座金12を備えたボルト13が挿
入されてそのねじ部が万力台6のねじ孔に螺入さ
れている。一方、万力台6の端縁部にその全長に
わたつて設けられた凹溝14には、各押え板10
に対応する3個の押え軸15が軸承されており、
押え軸15に設けたカラー状の大径部16は、各
押え板10に設けた切欠きに係入されている。さ
らに、各押え軸15には、押え板10の端縁部を
係合させる切欠き17が全長にわたつて設けられ
ている。そして押え軸15の大径部16に設けた
バンド孔にハンドルを挿入して押え軸15を回動
させ押え板10の端縁部を押え軸15の切欠き1
7と円弧部とのいずれかへ選択的に対向させると
により、押え板10が座金12の円弧芯を中心に
して揺動し、押え板10が万力台6に対して開閉
するように構成されている。なお、押え板10は
図示しないばね部材によつて開き方向へ付勢され
ている。
分割してその上に重ねられた長短の押え板であつ
て、各押え板10には断面円弧状小判形の座繰部
を有する一対のボルト孔11がそれぞれ穿設され
ており、このボルト孔11には、座繰部と係合す
るかまぼこ型の座金12を備えたボルト13が挿
入されてそのねじ部が万力台6のねじ孔に螺入さ
れている。一方、万力台6の端縁部にその全長に
わたつて設けられた凹溝14には、各押え板10
に対応する3個の押え軸15が軸承されており、
押え軸15に設けたカラー状の大径部16は、各
押え板10に設けた切欠きに係入されている。さ
らに、各押え軸15には、押え板10の端縁部を
係合させる切欠き17が全長にわたつて設けられ
ている。そして押え軸15の大径部16に設けた
バンド孔にハンドルを挿入して押え軸15を回動
させ押え板10の端縁部を押え軸15の切欠き1
7と円弧部とのいずれかへ選択的に対向させると
により、押え板10が座金12の円弧芯を中心に
して揺動し、押え板10が万力台6に対して開閉
するように構成されている。なお、押え板10は
図示しないばね部材によつて開き方向へ付勢され
ている。
以上は咥え側万力4について説明したが、尻側
万力5も、万力台6と押え板10の構造ならびに
押え板10の開閉機構などが咥え側万力とほゞ同
じ構成であるか同一符号を付してその説明を省略
する。但し、尻側万力5の万力台6は押え板10
に対応して長短3個に分割されており、万力台6
相互間には、その移動を規制するボルト20が設
けられている。また両方の万力4,5間には、圧
縮コイルばね21で弾発された複数個のピン22
が介装されている。
万力5も、万力台6と押え板10の構造ならびに
押え板10の開閉機構などが咥え側万力とほゞ同
じ構成であるか同一符号を付してその説明を省略
する。但し、尻側万力5の万力台6は押え板10
に対応して長短3個に分割されており、万力台6
相互間には、その移動を規制するボルト20が設
けられている。また両方の万力4,5間には、圧
縮コイルばね21で弾発された複数個のピン22
が介装されている。
このように構成された版胴1に装着された版は
第4図に符号23で示すようにアルミニウムの薄
板によつて長方形状に形成されており、これには
内側の枠線の範囲内に絵柄24が焼付けられてい
る。この版23は第4図の下側が咥え側、上側が
尻側であつて、咥え側端縁に近接する箇所には、
端縁へ開口するU字状に形成された左右一対の基
準ピン孔25が穿設されており、また尻側端縁部
の中央には端縁へ開口するU字状の基準ピン孔2
6が穿設されている。これらの基準ピン孔25,
26は、製版工程中に治具等を用いて絵柄24と
の相対位置を高精度に保持するように加工されて
いる。
第4図に符号23で示すようにアルミニウムの薄
板によつて長方形状に形成されており、これには
内側の枠線の範囲内に絵柄24が焼付けられてい
る。この版23は第4図の下側が咥え側、上側が
尻側であつて、咥え側端縁に近接する箇所には、
端縁へ開口するU字状に形成された左右一対の基
準ピン孔25が穿設されており、また尻側端縁部
の中央には端縁へ開口するU字状の基準ピン孔2
6が穿設されている。これらの基準ピン孔25,
26は、製版工程中に治具等を用いて絵柄24と
の相対位置を高精度に保持するように加工されて
いる。
そして、版胴1側にはこの版23の基準ピン孔
25,26を嵌合させる基準ピンが設けられてい
る。すなわち前記、咥え側3個の押え板10のう
ち胴端部両側の押え板10には切欠き27が設け
られており、また万力台6にもこの切欠き27に
対応する箇所に段状の切欠き28が設けられてい
る。切欠き27によつて万力台6と版胴切欠き2
の壁面との間に形成された左右の各空間部内に
は、側面視を逆L字状に形成された咥え側ピン台
29がボルト30によつて切欠き2の底面に固定
されており、この咥え側ピン台29には、前記版
23の基準ピン孔25を嵌合させる基準ピン31
が、止めねじ32で抜けを阻止されピン台29か
らわずかに突出して植設されている。この基準ピ
ン31は版装置の基準となるので、咥え側ピン台
29は切欠き2との相対位置を高精度で保持する
ように固定されている。
25,26を嵌合させる基準ピンが設けられてい
る。すなわち前記、咥え側3個の押え板10のう
ち胴端部両側の押え板10には切欠き27が設け
られており、また万力台6にもこの切欠き27に
対応する箇所に段状の切欠き28が設けられてい
る。切欠き27によつて万力台6と版胴切欠き2
の壁面との間に形成された左右の各空間部内に
は、側面視を逆L字状に形成された咥え側ピン台
29がボルト30によつて切欠き2の底面に固定
されており、この咥え側ピン台29には、前記版
23の基準ピン孔25を嵌合させる基準ピン31
が、止めねじ32で抜けを阻止されピン台29か
らわずかに突出して植設されている。この基準ピ
ン31は版装置の基準となるので、咥え側ピン台
29は切欠き2との相対位置を高精度で保持する
ように固定されている。
一方、前記尻側3個の押え板10のうちの中央
の押え板10は中央部に切欠き32が設けられて
おり、また万力台6にもこの切欠き32に対応す
る箇所に切欠き33が設けられている。切り欠き
32によつて万力台6と版胴切欠き2の壁面との
間に形成された空間部内には、側面視を逆L字状
に形成された尻側ピン台34がボルト35によつ
て切欠き2の底面に固定されており、この尻側ピ
ン台34のピン孔には、版23の基準ピン孔26
を嵌合させる基準ピン36が摺動自在に挿通され
ている。この基準ピン36は切欠き2の底面にね
じ37で支持された圧縮コイルばね38によつて
ピン孔から抜け出す方向に付勢されているととも
に、ばね38側の偏心状鍔39をピン台34の段
部40と係合させることによつてピン孔からの抜
けを阻止されている。さらにピン台34には段部
40の他にもう1個の段部41が設けられてお
り、基準ピン36は、その突出端のスパナ孔42
に棒スパナを挿入し圧縮コイルばね38を圧縮さ
せながら回動させて鍔39を段部40,41のい
ずれかへ選択的に係合させることにより、第5図
に示すように基準ピン孔26に嵌入したり、第7
図に示すように版咥え面から台34のピン孔内へ
引つ込むように構成されている。
の押え板10は中央部に切欠き32が設けられて
おり、また万力台6にもこの切欠き32に対応す
る箇所に切欠き33が設けられている。切り欠き
32によつて万力台6と版胴切欠き2の壁面との
間に形成された空間部内には、側面視を逆L字状
に形成された尻側ピン台34がボルト35によつ
て切欠き2の底面に固定されており、この尻側ピ
ン台34のピン孔には、版23の基準ピン孔26
を嵌合させる基準ピン36が摺動自在に挿通され
ている。この基準ピン36は切欠き2の底面にね
じ37で支持された圧縮コイルばね38によつて
ピン孔から抜け出す方向に付勢されているととも
に、ばね38側の偏心状鍔39をピン台34の段
部40と係合させることによつてピン孔からの抜
けを阻止されている。さらにピン台34には段部
40の他にもう1個の段部41が設けられてお
り、基準ピン36は、その突出端のスパナ孔42
に棒スパナを挿入し圧縮コイルばね38を圧縮さ
せながら回動させて鍔39を段部40,41のい
ずれかへ選択的に係合させることにより、第5図
に示すように基準ピン孔26に嵌入したり、第7
図に示すように版咥え面から台34のピン孔内へ
引つ込むように構成されている。
さらに版23を装着したのちこれを胴周面に密
着させるように尻側万力5を咥え側万力4側へ引
つ張るために、尻側万力5の万力台6には、複数
個の版締めボルト43が先端を切欠き2の壁面に
当接させて螺入されている。44は万力台6と切
欠き2の壁面との間に介挿して万力台6を版23
の装着前に位置決めするブロツクゲージである。
着させるように尻側万力5を咥え側万力4側へ引
つ張るために、尻側万力5の万力台6には、複数
個の版締めボルト43が先端を切欠き2の壁面に
当接させて螺入されている。44は万力台6と切
欠き2の壁面との間に介挿して万力台6を版23
の装着前に位置決めするブロツクゲージである。
以上のように構成された版胴における版の装着
動作を説明する。先ずピン台29,34を、万力
4,5の組付け前に切欠き2の底面へ正確に位置
決めして固定し、基準ピン31,36を版胴1の
軸芯に対して正確に位置決めしたのち、万力4,
5を前後左右へ移動できるように切欠き2の底面
に支持させ、ブロツクゲージ44で切欠き2の壁
面と平行するように位置決めしてボルト7,8,
9,20で仮固定する。このように基準したの
ち、咥え側万力4の押え軸15の大径部16にハ
ンドルを挿入して第4図に示す位置から時計方向
へ回動させると、押え板10の端縁部が押え軸1
5の切欠き17に対応するので、押え板10がば
ね部材の弾発力で開く。そこで版23を押え板1
0と万力台6との間へ挿入し、版23の基準ピン
孔25をピン台29の左右の基準ピン31に嵌合
させたのち、押え軸15を第4図の反時計方向へ
回動させると、押え板10の端縁が押え軸15の
円弧部に対応するので、押え板10がばね部材の
弾発力に抗して回動し、万力台6との間で版23
を咥える。こうして各押え軸15を順次回動させ
て版23を挾持させたのち、版23を版胴1の周
面に巻き付け、版23の基準ピン孔26を尻側ピ
ン台34の基準ピン36に嵌合させる。このとき
基準ピン36は、鍔39をピン台34の段部40
に係合させ圧縮コイルばね38に弾発されて版2
3の咥え面から突出しており、また押え板10は
開いている。そこで押え板10を咥え側と同じ手
順で回動させて万力台6との間で版23を咥えさ
せる。そしてボルト7による仮固定を解いたの
ち、複数個の版締めボルト43を順次締めて尻側
万力5を圧縮コイルばね21の弾発力に抗して咥
え側万力4側へ引き寄せることにより版23を胴
周面へ密着させるように締め、ボルト7を締めて
万力台6を固定することによつて版23の装着を
完了する。
動作を説明する。先ずピン台29,34を、万力
4,5の組付け前に切欠き2の底面へ正確に位置
決めして固定し、基準ピン31,36を版胴1の
軸芯に対して正確に位置決めしたのち、万力4,
5を前後左右へ移動できるように切欠き2の底面
に支持させ、ブロツクゲージ44で切欠き2の壁
面と平行するように位置決めしてボルト7,8,
9,20で仮固定する。このように基準したの
ち、咥え側万力4の押え軸15の大径部16にハ
ンドルを挿入して第4図に示す位置から時計方向
へ回動させると、押え板10の端縁部が押え軸1
5の切欠き17に対応するので、押え板10がば
ね部材の弾発力で開く。そこで版23を押え板1
0と万力台6との間へ挿入し、版23の基準ピン
孔25をピン台29の左右の基準ピン31に嵌合
させたのち、押え軸15を第4図の反時計方向へ
回動させると、押え板10の端縁が押え軸15の
円弧部に対応するので、押え板10がばね部材の
弾発力に抗して回動し、万力台6との間で版23
を咥える。こうして各押え軸15を順次回動させ
て版23を挾持させたのち、版23を版胴1の周
面に巻き付け、版23の基準ピン孔26を尻側ピ
ン台34の基準ピン36に嵌合させる。このとき
基準ピン36は、鍔39をピン台34の段部40
に係合させ圧縮コイルばね38に弾発されて版2
3の咥え面から突出しており、また押え板10は
開いている。そこで押え板10を咥え側と同じ手
順で回動させて万力台6との間で版23を咥えさ
せる。そしてボルト7による仮固定を解いたの
ち、複数個の版締めボルト43を順次締めて尻側
万力5を圧縮コイルばね21の弾発力に抗して咥
え側万力4側へ引き寄せることにより版23を胴
周面へ密着させるように締め、ボルト7を締めて
万力台6を固定することによつて版23の装着を
完了する。
このようにして版23を装着したのち印刷を開
始した結果、版見当が合つていない状態で印刷さ
れた場合や、自動版見当制御装置が版23のひね
りを検出した場合などには版23の尻側を版胴1
の軸方向に移動させてこれを修正しなければなら
ない。この場合、本装置においては版23の基準
ピン孔26から頭を出している基準ピン36のス
パナ孔42に棒スパナを挿入し、圧縮コイルばね
38の弾発力に抗して押しながら約180°回動させ
ると、基準ピン36の鍔39が他方の段部41と
係合して基準ピン36はピン孔内へ引つ込んだ状
態で固定される、そこで左右のボルト7を回動さ
せるなど通常の修正作業により版23を移動させ
る。
始した結果、版見当が合つていない状態で印刷さ
れた場合や、自動版見当制御装置が版23のひね
りを検出した場合などには版23の尻側を版胴1
の軸方向に移動させてこれを修正しなければなら
ない。この場合、本装置においては版23の基準
ピン孔26から頭を出している基準ピン36のス
パナ孔42に棒スパナを挿入し、圧縮コイルばね
38の弾発力に抗して押しながら約180°回動させ
ると、基準ピン36の鍔39が他方の段部41と
係合して基準ピン36はピン孔内へ引つ込んだ状
態で固定される、そこで左右のボルト7を回動さ
せるなど通常の修正作業により版23を移動させ
る。
第8図は本発明の他の実施例を第7図に対応し
て示す尻側ピン台近傍の断面図である。本実施例
においては版23の基準ピン孔26を嵌合させる
尻側の基準ピン36Aをピン台34Aのねじ孔に
螺入し、これを回動させることによつて版咥え面
に対して進退させるようにしたものであつて、4
5は基準ピン36Aの抜けを阻止するストツパカ
ラーである。その他の構成は前記実施例と同じで
ある。こうすることよつて、基準ピン36Aを棒
スパナなどで回動させることによつてこれを版咥
え面からピン台34Aのねじ孔内へ引込めること
ができる。
て示す尻側ピン台近傍の断面図である。本実施例
においては版23の基準ピン孔26を嵌合させる
尻側の基準ピン36Aをピン台34Aのねじ孔に
螺入し、これを回動させることによつて版咥え面
に対して進退させるようにしたものであつて、4
5は基準ピン36Aの抜けを阻止するストツパカ
ラーである。その他の構成は前記実施例と同じで
ある。こうすることよつて、基準ピン36Aを棒
スパナなどで回動させることによつてこれを版咥
え面からピン台34Aのねじ孔内へ引込めること
ができる。
なお、前記各実施例では尻側の基準ピン36,
36Aの頭部を円形にした例を示したが、この頭
部を角形とすれば、版23の基準ピン孔26との
接触が線接触となり、アルミ版の場合には版の変
形が少なく信頼性が向上する。
36Aの頭部を円形にした例を示したが、この頭
部を角形とすれば、版23の基準ピン孔26との
接触が線接触となり、アルミ版の場合には版の変
形が少なく信頼性が向上する。
以上の説明により明らかなように本発明によれ
ば枚葉輪転印刷機の刷版装着装置において、2個
の咥え側ピン台と1個の尻側ピン台とを咥え側万
力と切欠き壁面との間および尻側万力と切欠き壁
面との間にそれぞれ位置させて版胴へ位置決め固
定するとともに、各咥え側ピン台には刷版の基準
ピン孔を嵌合させる基準ピンを植設し、尻側ピン
台のピン孔には刷版の基準ピン孔を嵌合させる基
準ピンを進退自在かつピン台側ピン孔内への引つ
込み位置で固定可能に支持させることにより、基
準ピン孔を基準ピンに合わせるだけの簡単な動作
で刷版が版胴に対して3点で位置決めされるの
で、熟練度を要することなく刷版を版胴へきわめ
て正確に装着することができ印刷物の品質が向上
するとともに、基準ピンがあらかじめ版胴側に支
持されているので、版の装着が容易で操作時間が
短縮され、また基準ピンを散逸する虞がない。さ
らに印刷始業開始後に紙のしごき等による版の弛
みで見当不良が発生しても、版を咥えたまゝ尻側
の基準ピンを引つ込めて固定することにより版を
容易に移動させて見当を修正することができるの
で、紙のしごきの多い枚葉印刷機に実施してきわ
めて効果が顕著である。
ば枚葉輪転印刷機の刷版装着装置において、2個
の咥え側ピン台と1個の尻側ピン台とを咥え側万
力と切欠き壁面との間および尻側万力と切欠き壁
面との間にそれぞれ位置させて版胴へ位置決め固
定するとともに、各咥え側ピン台には刷版の基準
ピン孔を嵌合させる基準ピンを植設し、尻側ピン
台のピン孔には刷版の基準ピン孔を嵌合させる基
準ピンを進退自在かつピン台側ピン孔内への引つ
込み位置で固定可能に支持させることにより、基
準ピン孔を基準ピンに合わせるだけの簡単な動作
で刷版が版胴に対して3点で位置決めされるの
で、熟練度を要することなく刷版を版胴へきわめ
て正確に装着することができ印刷物の品質が向上
するとともに、基準ピンがあらかじめ版胴側に支
持されているので、版の装着が容易で操作時間が
短縮され、また基準ピンを散逸する虞がない。さ
らに印刷始業開始後に紙のしごき等による版の弛
みで見当不良が発生しても、版を咥えたまゝ尻側
の基準ピンを引つ込めて固定することにより版を
容易に移動させて見当を修正することができるの
で、紙のしごきの多い枚葉印刷機に実施してきわ
めて効果が顕著である。
第1図ないし第7図は本発明に係る枚葉輪転印
刷機の刷版装着装置の実施例を示し、第1図はこ
れを実施した版胴の平面図、第2図は咥え側万力
要部の平面図、第3図は尻側万力要部の平面図、
第4図は第2図のAA断面図、第5図は第3図の
BB断面図、第6図は版の平面図、第7図は基準
ピンを版咥え面から引つ込めたところを示す尻側
ピン台近傍の断面図、第8図は本発明の他の実施
例を第7図に対応した位置で示す尻側ピン台近傍
の断面図である。 1……版胴、2……切欠き、4……咥え側万
力、5……尻側万力、23……刷版、25,26
……基準ピン孔、29……咥え側ピン台、31,
36,36A……基準ピン、34……尻側ピン
台、39……鍔、41……段部。
刷機の刷版装着装置の実施例を示し、第1図はこ
れを実施した版胴の平面図、第2図は咥え側万力
要部の平面図、第3図は尻側万力要部の平面図、
第4図は第2図のAA断面図、第5図は第3図の
BB断面図、第6図は版の平面図、第7図は基準
ピンを版咥え面から引つ込めたところを示す尻側
ピン台近傍の断面図、第8図は本発明の他の実施
例を第7図に対応した位置で示す尻側ピン台近傍
の断面図である。 1……版胴、2……切欠き、4……咥え側万
力、5……尻側万力、23……刷版、25,26
……基準ピン孔、29……咥え側ピン台、31,
36,36A……基準ピン、34……尻側ピン
台、39……鍔、41……段部。
Claims (1)
- 1 版胴1の軸方向に並列し版胴1の外周切欠き
2壁面と咥え側万力4との間に位置して版胴1側
へ位置決め固定された一対の咥え側ピン台29
と、刷版23の咥え側に設けた一対の各基準ピン
孔25を嵌合させるように位置決めされて前記各
咥え側ピン台29に植設された咥え側基準ピン3
1と、版胴1の外周切欠き2壁面と尻側万力5と
の間に位置して版胴1側へ位置決め固定された尻
側ピン台34と、刷版23の尻側に設けた基準ピ
ン孔26を嵌合させるように位置決めされて前記
尻側ピン台34のピン孔に進退自在に支持された
尻側基準ピン36であつて刷版23咥え状態での
操作により尻側ピン台34のピン孔内へ引つ込ん
で尻側万力5を移動可能にする尻側基準ピン36
と、この尻側基準ピン36を前記尻側ピン台34
のピン孔内への引つ込み位置で固定する固定手段
とを設けたことを特徴とする枚葉輪転印刷機の刷
版装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17815182A JPS5967054A (ja) | 1982-10-09 | 1982-10-09 | 枚葉輪転印刷機の刷版装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17815182A JPS5967054A (ja) | 1982-10-09 | 1982-10-09 | 枚葉輪転印刷機の刷版装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5967054A JPS5967054A (ja) | 1984-04-16 |
JPH0357861B2 true JPH0357861B2 (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=16043522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17815182A Granted JPS5967054A (ja) | 1982-10-09 | 1982-10-09 | 枚葉輪転印刷機の刷版装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5967054A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546922A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-19 | Cordis Dow Corp | Forming of tube sheet on hollow fiber tow and forming of assembly of hollow fiber tow |
JPS5652046U (ja) * | 1979-09-25 | 1981-05-08 |
-
1982
- 1982-10-09 JP JP17815182A patent/JPS5967054A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546922A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-19 | Cordis Dow Corp | Forming of tube sheet on hollow fiber tow and forming of assembly of hollow fiber tow |
JPS5652046U (ja) * | 1979-09-25 | 1981-05-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5967054A (ja) | 1984-04-16 |
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