JPH0357195Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0357195Y2 JPH0357195Y2 JP1227887U JP1227887U JPH0357195Y2 JP H0357195 Y2 JPH0357195 Y2 JP H0357195Y2 JP 1227887 U JP1227887 U JP 1227887U JP 1227887 U JP1227887 U JP 1227887U JP H0357195 Y2 JPH0357195 Y2 JP H0357195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- parts
- cushion body
- main body
- covers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims description 7
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車用シート(座席)におけるシー
トバツク(背凭部)を構成する発泡体製クツシヨ
ン体の構造に関するものである。
トバツク(背凭部)を構成する発泡体製クツシヨ
ン体の構造に関するものである。
(従来の技術とその問題点)
従来の一般的なシートバツクは、逆U字状のフ
レームにSばねなどの弾性支持部材を張架し、そ
の前面側にウレタンフオームなどからなる発泡体
製クツシヨン体を当て、これらを表皮部材で被覆
することにより形成している。
レームにSばねなどの弾性支持部材を張架し、そ
の前面側にウレタンフオームなどからなる発泡体
製クツシヨン体を当て、これらを表皮部材で被覆
することにより形成している。
ところで、後席の乗員の安全性を向上するため
に発泡体製クツシヨン体は、第5図に示すように
フレームbの背面側を被うように背部a2,a2
の全体がクツシヨン体主体aの側部a1,a1に
対して略直角状に折曲成形されている。そして、
この背部a2,a2,a2′は第6図に示すよう
に、あらかじめモールドでクツシヨン体主体a、
側部a1と共に一体成形されている。そのためク
ツシヨン体の内部に、第7図に示すように支持部
材c,c……を張架したフレームbが差し込まれ
る。第7図において、図中eはフレームbの下端
に架設した補強杆である。フレームbを内部に差
し込んだクツシヨン体は袋状に縫製した表皮部材
d,d′によつて被包されてシートバツクを形成す
る。なお、図中dの表皮部材はシートバツクの側
面及び背裏を構成し、d′はシートバツクの前面側
を形成する表皮部材である。
に発泡体製クツシヨン体は、第5図に示すように
フレームbの背面側を被うように背部a2,a2
の全体がクツシヨン体主体aの側部a1,a1に
対して略直角状に折曲成形されている。そして、
この背部a2,a2,a2′は第6図に示すよう
に、あらかじめモールドでクツシヨン体主体a、
側部a1と共に一体成形されている。そのためク
ツシヨン体の内部に、第7図に示すように支持部
材c,c……を張架したフレームbが差し込まれ
る。第7図において、図中eはフレームbの下端
に架設した補強杆である。フレームbを内部に差
し込んだクツシヨン体は袋状に縫製した表皮部材
d,d′によつて被包されてシートバツクを形成す
る。なお、図中dの表皮部材はシートバツクの側
面及び背裏を構成し、d′はシートバツクの前面側
を形成する表皮部材である。
以上の従来品におけるクツシヨン体は、その背
部a2,a2,a2′の全体があらかじめフレー
ムbに対して略直角状に折曲成形されているため
シートバツクの背裏の形状出しを容易に行なうこ
とができる。
部a2,a2,a2′の全体があらかじめフレー
ムbに対して略直角状に折曲成形されているため
シートバツクの背裏の形状出しを容易に行なうこ
とができる。
しかし乍ら、前記フレームbを差し込んだ際
に、背部a2,a2が略直角状に形成されている
ために、第8図に示すように、背部a2がクツシ
ヨン体の側部a1内側に折畳まれり不具合があつ
た。そのため、この従来品におけるクツシヨン体
を使用する場合には左右の背部a2,a2を外方
に開き乍らフレームbを装着しなければならない
ため、その作業性が頗る悪いばかりか、背部a
2,a2を外方に折曲げるため、背部a2,a2
及びこれに一体の側部a1,a1を損傷する虞れ
があつた。
に、背部a2,a2が略直角状に形成されている
ために、第8図に示すように、背部a2がクツシ
ヨン体の側部a1内側に折畳まれり不具合があつ
た。そのため、この従来品におけるクツシヨン体
を使用する場合には左右の背部a2,a2を外方
に開き乍らフレームbを装着しなければならない
ため、その作業性が頗る悪いばかりか、背部a
2,a2を外方に折曲げるため、背部a2,a2
及びこれに一体の側部a1,a1を損傷する虞れ
があつた。
そこで斯る従来品の不具合を除去するために、
第9図に示すようなクツシヨン体が開発されてい
る。このクツシヨン体は、その主体a3の下部側
の両側部a4,a4及びこの両側部a4,a4に
一体成形した背部a5,a5を、主体a2の上部
側における両側部a4′,a4′及びこの両側部a
4′,a4′に一体成形した背部a5′に対して、
独立状に形成すると共に外方に拡開状にモールド
成形したものである。
第9図に示すようなクツシヨン体が開発されてい
る。このクツシヨン体は、その主体a3の下部側
の両側部a4,a4及びこの両側部a4,a4に
一体成形した背部a5,a5を、主体a2の上部
側における両側部a4′,a4′及びこの両側部a
4′,a4′に一体成形した背部a5′に対して、
独立状に形成すると共に外方に拡開状にモールド
成形したものである。
この第9図に示すクツシヨン体は前述の如く、
フレームbを差し込む側の両側部a4,a4及び
背部a5,a5が拡開状に形成されているため、
フレームbが差し込み易いし、背部a5,a5が
損傷することがない。
フレームbを差し込む側の両側部a4,a4及び
背部a5,a5が拡開状に形成されているため、
フレームbが差し込み易いし、背部a5,a5が
損傷することがない。
しかし、このクツシヨン体は第10図に示すよ
うに袋状の表皮部材dでこれを被覆すると、前記
クツシヨン体の下部における両側部a4,a4、
背部a5,a5との間に表皮部材dの一部が入り
込み、これが凹溝イ,イとなつてシートバツクの
外部に露出するため、シートバツクの外観が損な
われる不具合があつた。
うに袋状の表皮部材dでこれを被覆すると、前記
クツシヨン体の下部における両側部a4,a4、
背部a5,a5との間に表皮部材dの一部が入り
込み、これが凹溝イ,イとなつてシートバツクの
外部に露出するため、シートバツクの外観が損な
われる不具合があつた。
(目的)
そこで、本考案に係るクツシヨン体はフレーム
の装着が容易でシートバツクの外観を損なうこと
ないようにすることを目的とするものである。
の装着が容易でシートバツクの外観を損なうこと
ないようにすることを目的とするものである。
(構成)
以上の目的を達成するために、本考案は主体の
下端を除く周囲に設けた側部全体より背部を延設
し、その背部における前記フレームの下部方向に
対する部分を徐々に拡開状に成形したものであ
る。従つて、フレームを装着する装着口を構成す
る背部の下端部が上部に対して拡開状に形成され
ているためフレームの装着が容易になる。
下端を除く周囲に設けた側部全体より背部を延設
し、その背部における前記フレームの下部方向に
対する部分を徐々に拡開状に成形したものであ
る。従つて、フレームを装着する装着口を構成す
る背部の下端部が上部に対して拡開状に形成され
ているためフレームの装着が容易になる。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1図は本考案に係るシートバツクの発泡体製
クツシヨン体Aを示し、図中10は前記支持部材
c,c……を張設したフレームbの前面側を被う
主体、11,11,11aはこの主体10の下端
を除く上端及び左右側端からなる周縁に一体に延
設した側部、12a,12b,12cは側部1
1,11,11aに一体成形した背部を夫々示
し、この主体10、側部11……、背部12a…
…はモールドで一体発泡して成形したウレタンフ
オームであり、このクツシヨン体Aは前記第7図
に示すような方法でフレームbが内部に装着さ
れ、第5図に示すように袋状に縫製した表皮部材
dで被包されることによりシートバツクを形成す
るものである。
クツシヨン体Aを示し、図中10は前記支持部材
c,c……を張設したフレームbの前面側を被う
主体、11,11,11aはこの主体10の下端
を除く上端及び左右側端からなる周縁に一体に延
設した側部、12a,12b,12cは側部1
1,11,11aに一体成形した背部を夫々示
し、この主体10、側部11……、背部12a…
…はモールドで一体発泡して成形したウレタンフ
オームであり、このクツシヨン体Aは前記第7図
に示すような方法でフレームbが内部に装着さ
れ、第5図に示すように袋状に縫製した表皮部材
dで被包されることによりシートバツクを形成す
るものである。
以上のクツシヨン体Aにおける主体10及び側
部11,11,11aは、前記第5図乃至第7図
に示す従来品のそれと同一に成形されているが、
背部12a,12b,12cは異なる。
部11,11,11aは、前記第5図乃至第7図
に示す従来品のそれと同一に成形されているが、
背部12a,12b,12cは異なる。
即ち、従来品の如く側部11,11,11aは
フレームbの外側面に沿うように形成され、その
側部11……に一体成形される背部12はそのフ
レームbの上部を被う部分である上背部12aが
第4図に示すように左右両側部11,11に渉つ
て架設されて、内部にフレームbの上部が装着さ
れるように成形されている。この上背部12aに
近接する中背部12b,12bも、第3図に示す
ように側部11,11に対して略直角状に折曲成
形されているが、その中背部12b,12bから
背部2の下端部方向に徐々に下背部12c,12
cは拡開状且つその幅が狭小に形成されている。
また、この下背部12c,12cの外面は丸みを
もたせて、第2図に示すように下背部12c,1
2cが袋状に縫製された表皮部材d,d′で被包さ
れた際に、下背部12c,12cの折れ曲がつた
部分のエツジが、表皮部材dに現われないように
成形されている。第2図において二点鎖線は表皮
部材d,d′を被せた際における下背部12c,1
2cの形態を示すものである。
フレームbの外側面に沿うように形成され、その
側部11……に一体成形される背部12はそのフ
レームbの上部を被う部分である上背部12aが
第4図に示すように左右両側部11,11に渉つ
て架設されて、内部にフレームbの上部が装着さ
れるように成形されている。この上背部12aに
近接する中背部12b,12bも、第3図に示す
ように側部11,11に対して略直角状に折曲成
形されているが、その中背部12b,12bから
背部2の下端部方向に徐々に下背部12c,12
cは拡開状且つその幅が狭小に形成されている。
また、この下背部12c,12cの外面は丸みを
もたせて、第2図に示すように下背部12c,1
2cが袋状に縫製された表皮部材d,d′で被包さ
れた際に、下背部12c,12cの折れ曲がつた
部分のエツジが、表皮部材dに現われないように
成形されている。第2図において二点鎖線は表皮
部材d,d′を被せた際における下背部12c,1
2cの形態を示すものである。
斯して、クツシヨン体Aはそのフレームbを装
着する装着口が前記従来品に比べ拡大し、フレー
ムbを装着する方向に徐々に狭くなり、その中背
部12b,12b、上背部12aを設けた位置で
フレームbの上部、中部に密着状となる。しか
し、フレームbの下部背面側においては、下背部
12c,12cがフレームbに接合しないが、前
述の如くあらかじめシートバツクの外形形状に袋
状に縫製した表皮部材d,d′で被包することによ
り、上背部12c,12cは第2図二点鎖線に示
すように略直角状に折曲する。
着する装着口が前記従来品に比べ拡大し、フレー
ムbを装着する方向に徐々に狭くなり、その中背
部12b,12b、上背部12aを設けた位置で
フレームbの上部、中部に密着状となる。しか
し、フレームbの下部背面側においては、下背部
12c,12cがフレームbに接合しないが、前
述の如くあらかじめシートバツクの外形形状に袋
状に縫製した表皮部材d,d′で被包することによ
り、上背部12c,12cは第2図二点鎖線に示
すように略直角状に折曲する。
(効果)
本考案によればフレームの背面側を被う背部
は、そのフレームの下部方向に対する部分を徐々
に拡開状に成形したので、クツシヨン体にフレー
ムを装着する際、その装着口が従来品に比べ拡大
し、フレームの装着作業が容易になり、その作業
時に背部等を損傷することがない。
は、そのフレームの下部方向に対する部分を徐々
に拡開状に成形したので、クツシヨン体にフレー
ムを装着する際、その装着口が従来品に比べ拡大
し、フレームの装着作業が容易になり、その作業
時に背部等を損傷することがない。
また、背部はその全体が一体に連接しているた
め、この背部が被覆される表皮部材側にシートバ
ツクの外観を損なう皺、凹溝が発生しない。
め、この背部が被覆される表皮部材側にシートバ
ツクの外観を損なう皺、凹溝が発生しない。
加えて、従来品における背部の形状を変更する
だけであるので低原価で提供できる。
だけであるので低原価で提供できる。
第1図乃至第4図は本考案品を示し、第1図は
その斜視図、第2図は第1図における−線断
面図、第3図は同−線断面図、第4図は同
−線断面図、第5図乃至第10図は従来品を示
し、第5図はその使用状態の断面図、第6図は斜
視図、第7図は同フレームを装着する状態の斜視
図、第8図は使用状態の部分断面図、第9図は他
の従来品の斜視図、第10図は第9図の従来品を
使用したシートバツクの斜視図である。 図中、10は主体、11,11,11aは側
部、12a,12b,12b,12c,12cは
背部、bはフレーム、c,c……は支持部材を
夫々示す。
その斜視図、第2図は第1図における−線断
面図、第3図は同−線断面図、第4図は同
−線断面図、第5図乃至第10図は従来品を示
し、第5図はその使用状態の断面図、第6図は斜
視図、第7図は同フレームを装着する状態の斜視
図、第8図は使用状態の部分断面図、第9図は他
の従来品の斜視図、第10図は第9図の従来品を
使用したシートバツクの斜視図である。 図中、10は主体、11,11,11aは側
部、12a,12b,12b,12c,12cは
背部、bはフレーム、c,c……は支持部材を
夫々示す。
Claims (1)
- 支持部材を張設したフレームの前面側を被う主
体と、この主体の下端を除く周縁に一体成形して
前記フレームの上壁及び側壁を被う側部と、この
側部を延設してフレームの背面側を被う背部とか
らなり、前記背部はそのフレームの下部方向に
徐々に拡開状に成形して、フレームの装着を容易
にしてなるシートバツクの発泡体製クツシヨン
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1227887U JPH0357195Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1227887U JPH0357195Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63120993U JPS63120993U (ja) | 1988-08-05 |
JPH0357195Y2 true JPH0357195Y2 (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=30800257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1227887U Expired JPH0357195Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0357195Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP1227887U patent/JPH0357195Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63120993U (ja) | 1988-08-05 |
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