JPH0357156B2 - - Google Patents

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JPH0357156B2
JPH0357156B2 JP56037903A JP3790381A JPH0357156B2 JP H0357156 B2 JPH0357156 B2 JP H0357156B2 JP 56037903 A JP56037903 A JP 56037903A JP 3790381 A JP3790381 A JP 3790381A JP H0357156 B2 JPH0357156 B2 JP H0357156B2
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compound
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thickener
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は重合体の構造単位としてメタクリル酸
単位を高濃度で含有する非架橋型高重合度重合体
のエマルジヨンからなるカーペツトバツクサイズ
コンパウンド用増粘剤に関するものである。 カーペツトバツクサイズコンパウンド(以下単
にコンパウンドと記す。)はSBR(スチレン−ブ
タジエンラバー)、天然ゴム、MBR(メチルメタ
クリレート−ブタジエンラバー)、NBR(アクリ
ロニトリル−ブタジエンラバー)、BR(バタジエ
ンラバー)等のゴムラテツクスに重質炭酸カルシ
ウム、クレー、水酸化アルミニウム等の無機填料
を配合した接着剤である。 このコンパウンドの粘度、流動性、曳糸性は、
カーペツト予びバツク材の種類、塗工機の種類、
塗工速度等により種々要求される。粘度、流動性
の各物性の付与に、調整には増粘剤が使用され、
この代表的なものにアクリル酸ナトリウムの単
独、或いは共重合体の高重合度品、CMC(カルボ
キシル化メチルセルローズナトリウム塩)、HEC
(ヒドロキシエチルセルローズ)等がある。 アクリル酸ナトリウム等の高重合度品は曳糸性
があり、しかも流動性の高いコンパウンドの調製
に適し、一方CMC等は曳糸性、流動性共に低い
コンパウンドを与える。アクリル酸ナトリウム高
重合度品を単独又は主体として使用し、CMCを
併用する処方が最も一般的である。 アクリル酸ナトリウム等の高重合度品、CMC
等の増粘剤は、通常、粉末品として市場に供給さ
れている。 しかし乍ら粉末品は輸送コストにおいて有利で
はあるが、溶解し難く溶解作業に長時間費す欠点
をもつている。この欠点を回避する為に、ある場
合には水溶液の形で供給することも行われてい
る。しかしこの水溶液は、溶解の手間もなくその
まま使用できるが、取り扱い易い粘度を示す濃度
はたかだか2重量%(以下単に%と称する。)程
度であり、かかる低濃度品では輸送コスト上の不
利を免れることは出来ない。 これらの不利を改善する為にアクリル酸重合体
を末中和の形で水溶液として供給し、使用時所定
のアルカリで中和することも一部で行われている
が、未中和のアクリル酸重合体でも取扱い易い粘
度を示す濃度は、5〜8%程度であり、やはり輸
送コスト上の不利を解消するには至らない。 これらの不利を回避する為に近年、カルボキシ
ル基を有する重合体エマルジヨンが増粘剤として
供給されている。このエマルジヨンは一般に20〜
50%濃度であり、輸送コスト上の不利をかなり解
消しており、さらに低粘度で作業性が良いため、
需要もかなり増大してきている。このカルボキシ
ル基含有エマルジヨンはアルカリで中和されると
カルボキシル基がアルカリ塩となり膨潤、水溶
化、粘稠化により被増粘系(例えば水系分散体
等)を増粘させると考えられる。このようなカル
ボキシル基含有エマルジヨンの使用方法として
は、(1)使用にあたり適当なアルカリで中和して増
粘剤水溶液を調製し、この水溶液を被増粘系に添
加する方法。(2)被増粘系にエマルジヨンのまま添
加、混合後、適当なアルカリで中和、増粘させる
方法。(3)アルカリ性の被増粘系にエマルジヨンの
まま添加し、増粘する方法が考えられ、これが実
施されている。 コンパウンドの接着性はSBR、天然ゴム等の
ゴムラテツクスにより、もたらされている。この
SBR、天然ゴム等のラテツクスは系の安定化を
計る為に、アルカリ性に調整されており通常PH8
〜11程度である。従つて無機填料、分散剤、消泡
剤等を配合したコンパウンドもアルカリ性となつ
ている。このコンパウンドに前述のエマルジヨン
型増粘剤を適用するには、前記使用方法(3)、即ち
エマルジヨンのまま添加する増粘法が有利と考え
られる。 しかし、次に述べる理由により、エマルジヨン
型増粘剤をエマルジヨンのまま添加する前記使用
方法(3)はコンパウンドへの適用がほとんど実用化
に至つていない現状にある。即ち、エマルジヨン
のまま添加する方法は、 1 添加時に被増粘系にシヨツクを与え、コンパ
ウンドが凝固することが多い。 2 増粘効果の発現が遅い。 3 調製したコンパウンドの粘度の経時安定性が
劣る。(経時的に増粘する場合が多い) 等の欠点がある。また従来のエマルジヨン型増粘
剤ではアクリル酸ナトリウム等の高重合度品に近
い、曳糸性、流動性の高いコンパウンドが得られ
ないという欠点を有する。 本発明者らは、これらの原因としてはエマルジ
ヨンにおける重合体に関し1重合度が低いこと。
2重合度が低い点を補う為に分子内、分子間を架
橋してあるのが多いこと。3カルボキシル基が少
なこと。が主なものと考えた。 重合度を高くすることは工業的にかなりの因難
を伴うので、ジ又はトリビニル単量体を少量共重
合し、分子内、分子間を部分的に三次元化して見
掛けの粘度(アルカリで中和された水溶液の粘度
≒増粘性)を高くする方法が工業的にとられてい
る。しかし本質的に非架橋型であるアクリル酸ナ
トリウム等の高重合度品に比べて、著しく曳糸
性、流動性が低下してしまうことは否めない。又
部分的に三次元化した重合体はアルカリで中和→
膨潤→水溶化に時間を要す為に添加時にシヨツク
を与えたり、増粘効果の発現が遅く、コンパウン
ドの粘度の経時的安定性が劣ると考えられる。 カルボキシル基が少ないことにより、増粘物性
がアクリル酸ナトリウム等の高重合度品と異なる
ことは当然であるが、カルボキシル基の多大の導
入は重合時の安定性を著しく阻害し、工業的に効
率良く製造することは甚だ困難な問題であつた。 本発明者らはカルボキシル基を高濃度に含有し
た高重合度重合体のエマルジヨンの製造法につき
鋭意検討し、改良した製造法を先に提案した。こ
れについては既に出願がなされている(特開昭56
−22228号、特開昭57−137307号公報を参照)。 その発明方法により、メタクリル酸50〜75%を
含む重合性単量体混合物を、重合時に凝固物を生
じることなく、安定に効率良く乳化重合し、高重
合度重合体を得ることが可能となつた。 本発明者らは、従来のエマルジヨン型増粘剤の
欠点を克服しアクリル酸ナトリウム等の高重合度
品に近い曳糸性、流動性を付与するエマルジヨン
型増粘剤を鋭意検討した結果、カルボキシル基を
高濃度含有した非架橋型高重合度重合体のエマル
ジヨンを使用することにより、アルカリで中和す
ることなく添加することを可能にし目的を達成で
きることを見出し本発明を完成した。 すなわち本発明は、重合させるべき単量体を一
括して予め重合容器内に仕込み、ポリオキシエチ
レンアルキルフエノールエーテル硫酸アルカリ金
属塩を乳化として、20〜60℃の重合開始温度で、
過硫酸塩とホルムアルデヒドスルホキシレート金
属塩からなる重合開始剤により乳化重合して得ら
れる、メタクリル酸単位および疏水性単量体単位
からなり、該メタクリル酸単位を50〜75%含有す
る非架橋型高重合度重合体のエマルジヨンからな
るコンパウンド用増粘剤である。 メタクリル酸単位の割合が50%未満では得られ
たコンパウンドの曳糸性、流動性が低くなり目的
にそぐわなくなる。又メタクリル酸単位の割合が
75%を超えると単量体混合物の親水性が増大し、
重合中凝固物を多量に発生したり、甚しい場合は
系全体が固化し安定なエマルジヨンが得られな
い。特に好ましい割合は60〜70%である。 メタクリル酸単位と共重合される疏水性単量体
としては、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等
のアクリル酸アルキルエステル、これらと同様な
メタクリル酸アルキルエステル、酢酸ビニル、ス
チレンおよびアクリロニトリルなどが挙げられ
る。又、単量体混合物の安定性を損わない範囲
で、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和モノ、
又はシカルボン酸から得られる構造単位も使用で
きる。共重合される構造単位として炭素数4〜7
のアクリル酸低級アルキルエステル、具体的に
は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
n−プロピルアクリレート、iso−プロピルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、ios−ブチ
ルアクリレート、tert−ブチルアクリレートの1
種以上から得られる構造単位を少なくとも10%以
上包含したものが、流動性の高いコンパウンドを
与え、本発明の目的に沿い、より好ましい。 本発明で使用するテマルジヨンは増粘剤である
ので、アルカリ中和塩水溶液の粘度は高い方が好
ましい。しかし乍ら、分子内、分子間を部分的に
架橋し、三次元化により中和塩水溶液の粘度を高
くしたものは、低曳糸性、低流動性のコンパウン
ドを与え、本発明の目的にそぐわなくなる。 高曳糸性、高流動性をコンパウンドに付与し、
エマルジヨンのまま添加しても、シヨツクを生じ
ることなく、直ちに優れた高増粘性を発現し、得
られたコンパウンドの粘度が経時的に安定である
為には、非架橋、高重合度体であることが必要条
件である。なお本発明における高重合度とは、エ
マルジヨンを水酸化ナトリウムで中和して得られ
る濃度5%の重合体ナトリウム塩水溶液の粘度が
BN型No.4ローターを用い、12rpm、25℃の条件
で測定して30000cps以上であることを意味する。
これに満たない粘度では、アクリル酸ナトリウム
等の高重合度品に匹適する高曳糸性、高流動性を
コンパウンドに付与することができない。 本発明における被増粘系はコンパウンドであ
り、SBR、天然ゴム、MBR等のゴムラテツクス
と重質炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニ
ウム等の無機填料をそれぞれ1種以上からなり、
必要に応じてリン酸塩、ポリアクリル酸ナトリウ
ム低重合体等の分散剤、及び消泡剤等の添加物を
配合したものを含み、PH7以上のものが望まし
い。 本発明のコンパウンド用増粘剤の使用方法は前
記使用方法(3)が本本発明の目的に沿い最も好まし
いが、場合によつては前記使用方法(1)および(2)も
可能である。 ゴムラテツクスと無機填料の比は一般に1/1
〜5(重量比)、ソリツド分40〜80%程度である。
PHが7未満では、本発明のエマルジヨン型増粘剤
を用いても、流動性が低く、得られたコンパウン
ドの粘度の経時安定性が劣り一般に好ましくな
い。 本発明で使用するエマルジヨン型増粘剤は本発
明者らが提案した製造方法すなわち前記特開昭57
−137307号公報記載の方法により製造されるエマ
ルジヨン、すなち、重合性単量体混合物を重合前
に一括して仕込み、ポリオキシエチレンアルキル
フエノールエーテル硫酸アルカリ金属塩を乳化剤
として、20〜60℃の比較的低い重合開始温度で、
過硫酸塩とホルムアルデヒドスルホキシレート金
属塩を用いて得られるエマルジヨンである。 本発明におけるコンパウンドの製造法およびコ
ンパウンド用増粘剤の使用方法についてさらに説
明する。 混合容器にゴムラテツクス、必要に応じ水、分
散剤水溶液、消泡剤を加え撹拌混合する。次いで
所定量の重質炭酸カルシウム等の無機填料を加
え、均一に分散する迄充分に撹拌する。この場合
コンパウンドのPHが7以上であることが望まし
い。PH7未満の時は水酸化アンモニウム等のアル
カリでPH7以上に調整するのがよいが、通常の場
合、その必要はなくPH8〜11の範囲にある。完全
に分散したことを確認し、エマルジヨン型増粘剤
を加え目的とする粘度、一般に5000〜30000cpsに
増粘するが、添加量は0.1〜1%(増粘剤固形
分/コンパウンド全量)程度の少量で良く、アク
リル酸ナトリウム等の高重合品より増粘性が大き
い。添加する際のエマルジヨン型増粘剤の濃度は
5〜10%程度に希釈して用いるのが望ましい。高
濃度で添加すると局部的に粘度が上昇し、均一な
増粘体とするのに撹拌を長く要することになる。 本発明のエマルジヨン型増粘剤は添加後10〜20
分程度で増粘効果を完全に発現し、その後の経時
変化の少ない粘度安定性の良いコンパウンドを与
える。得られたコンパウンドはアクリル酸ナトリ
ウム等の高重合度品で得られるコンパクトに近い
曳糸性、同程度の高い流動性を示しカーペツトパ
ツクサイズ用として好ましいものである。 高速度コーターで塗布する場合、又75%以上の
ハイソリツドでコンパウンド化する場合等のごと
く、さらに高曳糸性、高流動性を必要とする時
は、アクリルアミド−アクリル酸ナトリウム高重
合体水溶液を併用するとさらに好ましい。 又、アクリル酸ナトリウム等の高重合度品、
CMC等を併用することも勿論可能である。 本発明によれば、アクリル酸ナトリウム等の高
重合度品で得られるコンパウンドに近い曳糸性、
同程度の高い流動性をアルカリで中和することな
く、エマルジヨン型増粘剤をそのまま添加するこ
とによつて付与出来ることになり、作業性、経済
性の点で、その工業的価値を極めて大きいと云え
る。 以下に実施例、対照例および比較例を示し本発
明をさらに具体的に説明し、本発明の優位性を明
らかにする。 なお以下の各例で使用する「部」及び「%」は
重量基準によるものである。 また以下の各例におけるエマルジヨン型増粘剤
製造法、コンパウンドの調製法、曳糸性の評価法
および流動性の評価法は次の方法に従つた。 1 エマルジヨン型増粘剤製造法 処方A: 撹拌器を備えたガラス製フラスコに水1485
g、ポリオキシエチレンアルキルフエノール
エーテル硫酸ナトリウム15g、単量体混合物
500gを入れ、窒素導入下40℃に調温した。
調温後窒素の導入を停止し、過硫酸アンモニ
ウム、ホルムアルデヒドスルホキシレートナ
トリウム塩各5%水溶液を各10g添加した。 重合開始後、最高温度に内温が到達したら
フラスコを冷却し、内温を40℃にした。再び
重合開始剤をそれぞれ同量添加し、40℃で1
時間熟成し末反応単量体を消費させた。100
メツシユ布にて内容物を過しエマルジヨ
ン型増粘剤を得た。本処方によれば非架橋型
高重合度重合体のエマルジヨンが得られる。 処方B: 単量体混合物500g、ポリオキシエチレン
アルキルフエノールエーテル硫酸ナトリウム
15g、水500gをビーカーに入れ、ホモミキ
サーで予備エマルジヨンを調製し。撹拌器を
備えたガラス製フラスコに水965g、予備エ
マルジヨン100gを入れ80℃に昇温した。調
温後、過硫酸アンモニウム5%水溶液10gを
添加し重合を開始させた。引き続き、予備エ
マルジヨン残量915g、過硫酸アンモニウム
5%水溶液40gを2時間かけて連続的に滴下
した。重合中、内温は80±1℃に保つた。滴
下終了30分、1時間後に、過硫酸アンモニウ
ム5%水溶液を各5g添加、計2時間熟成し
末反応単量体を消費させた。冷却後、100メ
ツシユ布にて内容物を過しエマルジヨン
型増粘剤を得た。本処方では架橋型もしくは
非架橋型の高重合度重合体のエマルジヨンは
得られない。 2 コンパウンドの調製法 処方A:ソリツド分70% ビーカーにゴムラテツクス200g(固形分
換算)、水、3%ピロリン酸ソーダ水溶液40
gを入れ、撹拌器で混合した。次いで重質炭
酸カルシウム700gを加え、充分撹拌混合し
た。このコンパウンドのPHは9.0であつた。
エマルジヨン型増粘剤を水で希釈し5%と
し、中和することなく、そのまま所定量添加
し、粘度15000±500cps(BM型粘度計No.4ロ
ーター、12rpm、25℃)に増粘した。増粘剤
の添加量は添加量−粘度曲線(増粘曲線)よ
りあらかじめ求めておいた。水の量はコンパ
ウンド出来上り量が1286gとなるように加え
た。 処方B:ソリツド分75% 5%ピロリン酸ソーダ水溶液40g、出来上
りコンパウンド量1200gとなるように水の使
用量を減じる他は処方Aと同様にした。増粘
剤を加える前のコンパウンドPHは9.2であつ
た。 3 曳糸性の評価法 2で得たコンパウンドに、3mmφのポリエチ
レン棒を液面下3mm浸漬し、300mm/分の速度
で引き上げ曳糸長を測定し曳糸性の評価とし
た。 4 流動性の評価法 2で得たコンパウンドのレオグラムをハイシ
エア粘度計(ボブAバネ20万dyne at25℃、テ
クトン社製)で作成した。その模式図を第1図
に示す。第1図において曲線A、曲線B,
l1000,l500,l0は次の意味である。 曲線A;ボブAの回転数を1分間1100rpmまで
上昇させた時のバネの伸びの変化を示す。 曲線B;ボブAの回転数が1100rpmに達したの
ち直ちに回転数を下げ30秒間で0rpmまで下
降させた時のバネの伸びの変化を示す。 l1000;曲線AにおいてボブAの回転数が
1000rpmの時のバネの伸び(cm) l500;曲線AにおいてボブAの回転数が500rpm
の時のバネの伸び(cm) l0;曲線Bの直線部分の延長線と横軸との交点
が示すバネの伸び(cm) 得られたレオグラムよりL.I.(レベリングイ
ンデツクス)を計算し、数値の大きい方をハイ
シエア時(約4×103sec-1)の流動性が良いと
して評価した。 L.I.の計算;上記測定条件の場合 塑性粘度L(cps) U1000=33.58×(l1000−l0) U500=67.16×(l500−l0) ずりチキソトロビー係数M M=2×(U500−U1000)/ln(1000/500
) L.I.=M/U1000 実施例 1〜7 本発明の増粘剤およびこれをコンパウンド用と
して使用した実施例を表−1に示した。増粘剤を
エマルジヨンのままコンパウンドに添加しても、
シヨツクによる凝固を生じることなく、5〜20分
で増粘を完了した。添加量は対照例1〜3のアク
リル酸ナトリウム高重合度品より少量で15000±
500cpsとなつた。 得られたコンパウンドの曳糸長、L.I.の値は、
表−2に示したアクリル酸ナトリウム高重合度品
とほぼ一致しており、高い値であつた。さらにコ
ンパウンドの粘度は2週間後の測定にても差が見
られず、コンパウンド用として好ましい流動性を
保持していた。 なお実施例7においては増粘剤を加える前のコ
ンパウンドのPHは10.0であつた。 対照例 1〜3 現在広く使用されているアクリル酸ナトリウム
高重合度粉末品を対照例1〜3として表−2に示
した。高曳糸高、高L.I.が特徴であり、コンパウ
ンド用として好ましい流動性を有していた。 比較例 1〜4 本発明によらない比較例1〜4を表−3に示し
た。比較例1はMAAが少ない点、2は重合度が
低い点、3、4は架橋構造を有する点が主たる原
因と考えられるが、いずれの例も低曳糸長、低L.
I.であり、アクリル酸ナトリウム高重合度品に匹
敵する程度にコンパウンド用として使用すること
はできなかつた。又、比較例3、4で得たコンパ
ウンドは経時的に増粘傾向が見られた。
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図はカーペツトバツクサイズコンパウンド
について流動性評価に関するレオグラムの模式図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重合させるべき単量体を一括して予め重合容
    器内に仕込み、ポリオキシエチレンアルキルフエ
    ノールエーテル硫酸アルカリ金属塩を乳化剤とし
    て、20〜60℃の重合開始温度で、過硫酸塩とホル
    ムアルデヒドスルホキシレート金属塩からなる重
    合開始剤により乳化重合して得られる、メタクリ
    ル酸単位および疎水性単量体単位からなり、該メ
    タクリル酸単位を50〜75重量%含有する非架橋型
    高重合度重合体の水性エマルジヨンからなるカー
    ペツトバツクサイズコンパウンド用増粘剤。
JP3790381A 1981-03-18 1981-03-18 Thickening agent for carpet back-sizing compound Granted JPS57153063A (en)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564673A (en) * 1979-06-25 1981-01-19 Showa Denko Kk Adhesive composition for carpet backing

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564673A (en) * 1979-06-25 1981-01-19 Showa Denko Kk Adhesive composition for carpet backing

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JPS57153063A (en) 1982-09-21

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