JP2668580B2 - 感熱ゲル化エマルジョン - Google Patents

感熱ゲル化エマルジョン

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JP2668580B2 JP1130186A JP13018689A JP2668580B2 JP 2668580 B2 JP2668580 B2 JP 2668580B2 JP 1130186 A JP1130186 A JP 1130186A JP 13018689 A JP13018689 A JP 13018689A JP 2668580 B2 JP2668580 B2 JP 2668580B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な感熱ゲル化エマルジョンに関するもの
である。さらに詳しくは不織布、芯地をはじめとする各
種繊維等の樹脂加工の加熱乾燥時において生じる樹脂の
移行を防止できる感熱ゲル化エマルジョンに関するもの
である。またこの感熱ゲル化エマルジョンは加熱乾燥時
のワキ現象の防止、コーテイング、バッキング時の浸透
防止及び不織布の着色時の顔料の歩留まり向上等にも利
用出来る。
(従来技術) 不織布、芯地をはじめとする繊維等の樹脂加工時の加
熱乾燥において発生する樹脂の移行防止策として、樹脂
加工に用いられる樹脂分散液に感熱ゲル化性を与え、樹
脂の移行が発生する前に樹脂をゲル化させ、繊維素材中
での樹脂の移行を防止させることが行われている。樹脂
分散液が天然ゴムおよびSBR等の合成ゴムラテックスの
場合は感熱ゲル化剤として亜鉛アンモニウム錯塩、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリプロピレングリコール、シ
リコーンポリエーテル共重合体、ポリシロキサンおよび
一般のノニオン系界面活性剤等が使用され、それにより
感熱ゲル化性を付与させている。
しかし、アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢
ビ共重合体およびポリ酢酸ビニル等の合成樹脂エマルジ
ョンには、上記の感熱ゲル化剤は効果がなくまた効果が
あるとしても大量の添加が必要であり、製品の耐水性等
の性能低下を招いてしまう。そのため合成樹脂エマルジ
ョンの使用による繊維等の樹脂加工においては、低温長
時間乾燥で樹脂の移行を防止しているのが現状である。
しかし、この方法は長時間を要する為工程上大きなロス
を生じ、極めて不合理であるのが現状である。また、最
近特許出願公開されたラテックス用感熱ゲル化剤(特開
昭63-193901号公報)においても効果のあるエマルジョ
ンと全く効果のないエマルジョンが存在し規則性がな
い。
(発明が解決しようとする課題) 不織布、芯地をはじめとする繊維等の樹脂加工に使用
される樹脂として、アクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体およびポリ酢酸ビニル等の合成樹脂エマル
ジョンは欠かすことのできない樹脂である。しかし、上
記した様な移行の問題がある上、その防止策として最も
有効と考えられる感熱ゲル化システムも従来技術では効
果がなく、また前記特許(特開昭63-193901号公報)に
よるゲル化剤では特定のエマルジョンしか感熱ゲル化性
を与えることが出来ない。一方低温長時間乾燥による移
行防止方法も前記のごとく極めて不合理なうえ完全に防
止することができない。本発明の目的は、上記各種合成
樹脂エマルジョン系において規則正しい感熱ゲル化性を
与える合成樹脂エマルジョン、およびこれとゲル化剤と
の組合せによる感熱ゲル化システムの開発にある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記した問題点を解決するため鋭意研
究を重ねた結果、(メタ)アクリル酸エステル共重合体
樹脂エマルジョンの樹脂組成中に一般式(1)に示すア
クリルアミドおよびまたはメタクリルアミド誘導体を0.
3ないし10重量%を含ませることにより、樹脂加工時の
乾燥温度で円滑なゲル化性を示す感熱ゲル化エマルジョ
ンを開発することができ本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は一般式(1)で示されるアクリル
アミド誘導体およびまたはメタクリルアミド誘導体を樹
脂組成中に0.3重量%ないし10重量%を含む(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンにノニオン
系界面活性剤およびまたは一価又は二価の金属の無機塩
を添加することを特徴とする感熱ゲル化エマルジョン に関するものである。
(作用) 本発明による(メタ)アクリル酸エステル共重合体樹
脂エマルジョンは一般式(1)に示すアクリルアミド誘
導体およびまたはメタクリルアミド誘導体をポリマー組
成中に0.3重量%ないし10重量%を含む公知のアクリル
酸アルキルエステルおよびまたはメタクリル酸アルキル
エステルであり、例えばメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ヘキシルなどのアルキルエステルが挙げられる。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で少量の不飽和カ
ルボン酸、アクリロニトリル、スチレン、塩化ビニリデ
ン、塩化ビニル、エチレン、酢酸ビニルなどを含ませて
もよい。
合成樹脂エマルジョンは、一般の乳化重合で作成して
得ることができるが、一般式(1)で示すアクリルアミ
ド誘導体が0.3重量%以下の場合はゲル化剤を添加して
も感熱ゲル化性が小さく実用に耐えず、また10重量%以
上共重合させると合成樹脂エマルジョンの重合中にゲル
化し安定なエマルジョンが得られない。
ノニオン系界面活性剤は、低曇点のものが好適であ
り、例えば特開昭63-193901に記載のゲル化剤であり、
アルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオ
キシド付加物などが挙げられる。無機塩は、ノニオン乳
化剤の曇点を低下させる一価から二価の金属塩がよく、
これらにはNa2CO3,Na2SO4,CaCl2,NaOH,CaSO4,KCl,K2C
O3,NaNO3,等がある。
ゲル化システムは上記した合成樹脂エマルジョン100
重量部に対しゲル化剤として低曇点ノニオン系界面活性
剤0から3重量部およびまたは無機質塩0から3重量部
を添加することにより合成樹脂エマルジョンに感熱ゲル
化性を付与するものである。
これらのゲル化剤は単独でもよいが併用することによ
り更に効果を高めることができる。しかし、合成樹脂中
にそれぞれ3重量部以上併用使用した場合はゲル化効果
はあるものの得られた製品の耐水性等の性能低下を招い
てしまい実際の使用に耐えないものとなる。
(実施例) 次に実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 第2リン酸ナトリウムの12含水塩0.05重量部とドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.12重量部と蒸留水1
7.835重量部を攪拌機付き5つ口セパラフラスコに仕込
み窒素ガスを通気させる。攪拌は150rpmで行いウオータ
ーバスにより内温を60℃に調整する。(窒素通気は熟成
終了まで行う。)次にエチルアクリレート21.6重量部と
ブチルアクリレート19.1重量部とメタクリル酸0.85重量
部とN−メチロールメタクリルアミド1.2重量部にドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.22重量部とエチレ
ンオキサイド付加モル数12モルのポリオキシエチレンノ
ニルフェノールエーテル1.0重量部とエチレンオキサイ
ド付加モル数40モルのポリオキシエチレンノニルフェノ
ールエーテル1.0重量部と蒸留水30.8重量部を混合し強
制乳化させモノマー乳化液を作る。このモノマー乳化液
の5重量%をセパラフラスコ内に添加し更に過硫酸カリ
ウム0.05重量部と亜硫酸水素ナトリウム0.02重量部を添
加して重合を開始させる。重合開始10分後より温度を65
±2℃に保ちながら残っているモノマー乳化液を3時間
で連続添加する。またモノマー乳化液の添加と同時に過
硫酸カリウム0.09重量部を蒸留水3重量部に溶解させた
ものと亜硫酸水素ナトリウム0.04重量部を蒸留水3重量
部に溶解したものを同じく3時間で連続添加する。モノ
マー乳化液添加終了後同温度で1時間熟成を行った後冷
却する。内温が30℃以下になった時点でアンモニア水0.
025重量部を添加し、ベースエマルジョンを得た。得ら
れたベースエマルジョンは、濃度45重量%、粘度80cps,
PH6.5であった。このベースエマルジョン100重量部に対
し20重量%に希釈したアルキルフェノール−ホルマリン
縮合物のアルキレンオキサイド付加物(花王(株)製ラ
テムルNP-5150)を5重量部と硫酸ナトリウムの10重量
%水溶液10重量部を添加し感熱ゲル化エマルジョンを得
た。この感熱ゲル化エマルジョンは常温(0〜30℃)で
安定であったが、65℃に昇温させると直ちにゲル化(凝
集)した。ゲル化物は再び温度を下げても再分散しなか
った。
実施例2 実施例1に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成を次の様に変えて重合を行った。
混合モノマー組成 メチルメタクリレート 24.8重量部 ブチルアクリレート 16.95重量部 N−メチロールメタクリルアミド 1.0重量部 重合、冷却後アンモニア水0.009重量部を添加してベ
ースエマルジョンを得た。得られたベースエマルジョン
は、濃度45重量%、粘度120cps、PH6.5であった。この
ベースエマルジョン100重量部に対し20重量%に希釈し
たアルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレン
オキサイド付加物(花王(株)製ラテムルNP-5150)を
2重量部と硫酸ナトリウムの10重量%水溶液4重量部を
添加して感熱ゲル化エマルジョンを得た。この感熱ゲル
化エマルジョンは常温(0〜30℃)で安定であったが、
60℃に昇温させると直ちにゲル化(凝集)した。ゲル化
物は再び温度を下げても再分散しなかった。
実施例3 実施例1に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成を次の様に変えて重合を行った。
混合モノマー組成 メチルメタクリレート 24.8重量部 ブチルアクリレート 16.95重量部 N−メトオキシメチルアクリルアミド 1.0重量部 重合、冷却後アンモニア水0.009重量部を添加してベ
ースエマルジョンを得た。得られたベースエマルジョン
は、濃度45重量%、粘度150cps、PH6.5であった。この
ベースエマルジョン100重量部に対し20重量%に希釈し
たアルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレン
オキサイド付加物(花王(株)製ラテムルNP-5150)を
5重量部と硫酸ナトリウムの10重量%水溶液10重量部を
添加して感熱ゲル化エマルジョンを得た。この感熱ゲル
化エマルジョンは常温(0〜30℃)で安定であったが、
75℃に昇温させると直ちにゲル化(凝集)した。ゲル化
物は再び温度を下げても再分散しなかった。
実施例4 実施例1に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成を次の様に変えて重合を行った。
混合モノマー組成 メチルメタクリレート 24.8重量部 ブチルアクリレート 16.95重量部 N−イソブトキシメチルアクリルアミド 1.0重量部 重合、冷却後アンモニア水0.009重量部を添加してベ
ースエマルジョンを得た。得られたベースエマルジョン
は、濃度45重量%、粘度200cps、PH6.5であった。この
ベースエマルジョン100重量部に対し20重量%に希釈し
たアルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレン
オキサイド付加物(花王(株)製ラテムルNP-5150)を
5重量部と硫酸ナトリウムの10重量%水溶液10重量部を
添加して感熱ゲル化エマルジョンを得た。この感熱ゲル
化エマルジョンは常温(0〜30℃)で安定であったが、
75℃に昇温させると直ちにゲル化(凝集)した。ゲル化
物は再び温度を下げても再分散しなかった。
実施例5 実施例2で得たベースエマルジョン100重量部に対し2
0重量%に希釈したアルキルフェノール−ホルマリン縮
合物のアルキレンオキサイド付加物(花王(株)製ラテ
ムルNP-5150)を0.5重量部を添加して感熱ゲル化エマル
ジョンを得た。この感熱ゲル化エマルジョンは常温(0
〜30℃)で安定であったが、78℃に昇温させると直ちに
ゲル化(凝集)した。ゲル化物は再び温度を下げても再
分散しなかった。
実施例6 実施例2で得たベースエマルジョン100重量部に対し2
0重量%に希釈したアルキルフェノール−ホルマリン縮
合物のアルキレンオキサイド付加物(花王(株)製ラテ
ムルNP-5150)を1.5重量部を添加して感熱ゲル化エマル
ジョンを得た。この感熱ゲル化エマルジョンは常温(0
〜30℃)で安定であったが、77℃に昇温させると直ちに
ゲル化(凝集)した。ゲル化物は再び温度を下げても再
分散しなかった。
実施例7 実施例2で得たベースエマルジョン100重量部に対し2
0重量%に希釈したアルキルフェノール−ホルマリン縮
合物のアルキレンオキサイド付加物(花王(株)製ラテ
ムルNP-5150)を2.5重量部を添加して感熱ゲル化エマル
ジョンを得た。この感熱ゲル化エマルジョンは常温(0
〜30℃)で安定であったが、74℃に昇温させると直ちに
ゲル化(凝集)した。ゲル化物は再び温度を下げても再
分散しなかった。
実施例8 実施例2で得たベースエマルジョン100重量部に対し
硫酸ナトリウムの10重量%水溶液3重量部を添加して感
熱ゲル化エマルジョンを得た。この感熱ゲル化エマルジ
ョンは常温(0〜30℃)で安定であったが、76℃に昇温
させると直ちにゲル化(凝集)した。ゲル化物は再び温
度を下げても再分散しなかった。
実施例9 実施例2で得たベースエマルジョン100重量部に対し
硫酸ナトリウムの10重量%水溶液5重量部を添加して感
熱ゲル化エマルジョンを得た。この感熱ゲル化エマルジ
ョンは常温(0〜30℃)で安定であったが、75℃に昇温
させると直ちにゲル化(凝集)した。ゲル化物は再び温
度を下げても再分散しなかった。
比較例1 実施例1に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成中のN−メチロールメタクリルアミド
を用いずに重合を行った。得られたエマルジョンは、濃
度44重量%、粘度50cps、PH6.5であった。このベースエ
マルジョン100重量部に対し20重量%に希釈したアルキ
ルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキサイ
ド付加物(花王(株)製ラテムルNP-5150)を5重量部
と硫酸ナトリウムの10重量%水溶液10重量部を添加した
エマルジョンを得たがこれは95℃に昇温してもゲル化せ
ず安定であった。
比較例2 実施例1に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成中のN−メチロールメタクリルアミド
を0.087重量部として重合を行った。得られたエマルジ
ョンは、濃度44重量%、粘度60cps、PH6.5であった。こ
のベースエマルジョン100重量部に対し20重量%に希釈
したアルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレ
ンオキサイド付加物(花王(株)製ラテムルNP-5150)
を5重量部と硫酸ナトリウムの10重量%水溶液10重量部
を添加したエマルジョンを得たがこれは95℃に昇温して
も増粘はしたもののゲル化はしなかった。また、冷却す
ることにより元の粘度に戻った。
比較例3 実施例1に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成を下記の様にして重合を行った。
混合モノマー組成 スチレン 38.4重量部 ブチルアクリレート 9.6重量部 重合、冷却後アンモニア水を0.08重量部添加してベー
スエマルジョンを得た。得られたエマルジョンは、濃度
50重量%、粘度500cps、PH6.5であった。このベースエ
マルジョン100重量部に対し20重量%に希釈したアルキ
ルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキサイ
ド付加物(花王(株)製ラテムルNP-5150)を5重量部
と硫酸ナトリウムの10重量%水溶液10重量部を添加した
エマルジョンを得たがこれは95℃に昇温しても増粘はし
たものゲル化はしなかった。また、冷却することにより
元の粘度に戻った。
比較例4 実施例5に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー中のN−メチロールアクリルアミドを抜い
て重合した。得られたエマルジョンは、濃度41.5重量
%、粘度3000cps、PH8.5であった。このベースエマルジ
ョン100重量部に対し20重量%に希釈したアルキルフェ
ノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキサイド付加
物(花王(株)製ラテムルNP-5150)を5重量部と硫酸
ナトリウムの10重量%水溶液10重量部を添加したエマル
ジョンを得たがこれは95℃に昇温してもゲル化せず安定
であった。
比較例5 実施例5に準じてベースエマルジョンを作成したが、
混合モノマー組成を次の様にして重合した。
混合モノマー組成 メチルメタクリレート 22.3重量部 ブチルメタクリレート 18.3重量部 アクリロニトリル 1.7重量部 2ヒドロキシエチルメタクリレート 1.0重量部 イタコン酸 0.5重量部 アクリルアミド 0.7重量部 得られたエマルジョンは、濃度45重量%、粘度5000cp
s、PH8.5であった。このベースエマルジョン100重量部
に対し20重量%に希釈したアルキルフェノール−ホルマ
リン縮合物のアルキレンオキサイド付加物(花王(株)
製ラテムルNP-5150)を5重量部と硫酸ナトリウムの10
重量%水溶液10重量部を添加したエマルジョンを得たが
これは95℃に昇温してもゲル化せず安定であった。
実施例および比較例をまとめると第1表の様になっ
た。
(発明の効果) 本発明による感熱ゲル化エマルジョンは、合成樹脂エ
マルジョンに該所定量のゲル化剤を添加する事により規
則正しい感熱ゲル化性を与える事が出来、合成樹脂本来
の性能を低下させる事なく不織布、芯地をはじめとする
各種繊維等の樹脂加工における乾燥時の樹脂の移行防止
に有効なエマルジョンを与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/00 D06M 15/00 (56)参考文献 特開 昭59−187658(JP,A) 特開 昭64−43589(JP,A) 特開 昭63−193901(JP,A) 特開 平2−29407(JP,A) 特公 昭50−13308(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1)で示されるアクリルアミド誘
    導体およびまたはメタクリルアミド誘導体を共重合成分
    として樹脂組成中に0.3重量%ないし10重量%含む(メ
    タ)アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンに、
    ノニオン系界面活性剤およびまたは一価又は二価の金属
    の無機塩を添加することを特徴とする感熱ゲル化エマル
    ジョン。 一般式(1)
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