JP3207001B2 - 長鎖(メタ)アクリレート系ラテックスおよびその製造法 - Google Patents

長鎖(メタ)アクリレート系ラテックスおよびその製造法

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JP3207001B2
JP3207001B2 JP34405692A JP34405692A JP3207001B2 JP 3207001 B2 JP3207001 B2 JP 3207001B2 JP 34405692 A JP34405692 A JP 34405692A JP 34405692 A JP34405692 A JP 34405692A JP 3207001 B2 JP3207001 B2 JP 3207001B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感圧接着剤およびこれに
関連して使用される背面処理剤、剥離性塗料、剥離性シ
ート、さらには撥水加工剤等の用途に使用される長鎖
(メタ)アクリレート共重合系ラテックス、及びその製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
低公害、省資源、現場作業環境の改善、あるいは火災に
対する安全性、取扱いの容易さ等の点から、あらゆる応
用分野において水性のラテックスが注目されている。そ
して(メタ)アクリル酸エステル、芳香族ビニル、低級
脂肪酸ビニルエステル等の水性のラテックスは、主とし
て乳化重合法によって製造されている。この乳化重合の
機構についてはHarkins により定性的解明 (J.Polymer.
Sci.,5, 217, 1950) がなされ、さらに、Smith およびE
wart によって定量的に展開された理論によって説明さ
れている。すなわち、Harkins によると、乳化重合にお
いては、まず乳化剤がミセルを形成し、このミセルにモ
ノマーが可溶化され、次いで水系で発生したラジカルが
これを攻撃して重合が開始される。次いで、水系に存在
するモノマー油滴よりモノマーが逐次拡散供給されて重
合が進行し、ミセル粒子はポリマー粒子へと成長すると
されている。
【0003】しかしながら、モノマーの水溶性があまり
にも小さい場合においては、モノマー油滴からのモノマ
ーの供給がうまくいかず、重合反応を円滑に進めること
ができなくなる。このことが、乳化重合では難水溶性モ
ノマーからラテックスを製造することができない最大の
理由である。難水溶性モノマー系ラテックスは、アセト
ンやメタノール等の水溶性溶剤を多量に併用すれば、通
常の乳化重合により得ることができるが、この場合には
有機溶剤が混入し、経済性および安全性、環境への悪影
響の点から好ましくない。また、混入する有機溶剤を蒸
留等で除去する場合には凝集や造膜等が起こり、工業的
に不利となる。
【0004】長鎖アルキル(メタ)アクリレートは水に
対する溶解度がスチレン等に比べてはるかに小さく、通
常の乳化重合では安定なラテックスを得ることが困難な
難水溶性モノマーの1つであり、その製造例は少ない。
例えば、British Polymer Journal, 20, 521(1988) で
は、ステアリルメタクリレートの乳化重合において、乳
化剤であるラウリル硫酸ソーダをモノマーと同重量使用
し、ステアリルメタクリレートを混合ミセル系に可溶化
すると、メタノール等の水溶性溶剤を用いずにラテック
スが得られることが記載されている。しかし、この方法
では、乳化剤を多量に使用する等のデメリットが多く実
用的ではない。
【0005】さらに、特開平4−222886号公報では、オ
クタデカノイルエチルアクリレート等、重合性基との連
結部以外の部分にも極性基を有する長鎖モノマーを含有
するポリマーラテックスが開示されている。この公報に
記載されている発明では、酢酸ビニルやメタクリル酸等
の水への溶解度の大きい極性モノマー:0〜80重量%を
長鎖モノマーに加え、乳化剤の存在下でせん断力を加え
て乳化分散しモノマー微小液滴を形成させた後、水溶性
開始剤を添加して重合を行う方法で長鎖モノマーを含む
ポリマーラテックスを得、粘着テープの背面処理剤に利
用している。また、この公報には、比較例として、ステ
アリルアクリレート等の長鎖アルキル(メタ)アクリレ
ートに酢酸ビニルを50重量%共重合したラテックスが挙
げられ、粘着テープの背面処理剤としては前記のオクタ
デカノイルエチルアクリレートを含む共重合体ラテック
スよりも性能が劣ることが開示されている。その理由と
して、長鎖アルキル(メタ)アクリレート類は単独重合
性および共重合性が劣る点が記載されている。
【0006】この長鎖(メタ)アクリレート系ラテック
スでは、酢酸ビニルという水への溶解度の大きいモノマ
ーを50重量%も使用しているために、酢酸ビニルはモノ
マー液滴相と水相に分配し、水相では酢酸ビニルの乳化
重合が多く起こり、長鎖(メタ)アクリレートラテック
スと酢酸ビニルラテックスとの混合物が生成している。
このラテックスの不均一性が背面処理剤としての性能を
低下させている原因であろう。
【0007】また一方、水相に分配した親水性モノマー
による乳化重合の併発が頻繁に起こると、ラテックスの
安定性はきわめて悪くなる。この原因は明確でないが、
乳化重合の併発による粒子数の増加によって、安定化に
必要な乳化剤が足りなくなるためと推測される。乳化剤
を多量に使用した場合にはラテックスの安定性は改善さ
れるが、ミセルを重合の場とする乳化重合併発が増加
し、ラテックスの不均一性がさらに増すことになる。す
なわち、酢酸ビニルのような親水性モノマーに由来した
異種ポリマーラテックスの生成はラテックスの性能や安
定性に悪影響を及ぼすものである。このような観点か
ら、親水性モノマーと長鎖アルキル(メタ)アクリレー
トとの共重合性が良好である均一性の高い長鎖(メタ)
アクリレート系ラテックス及びその製造法が求められて
いた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み、鋭意研究した結果、長鎖アルキル(メタ)アクリ
レートと親水性モノマーとの混合物を乳化剤水溶液中で
機械力で乳化して微小モノマー液滴を形成させ、次い
で、重合開始剤の存在下で重合を行うに際し、両モノマ
ーを特定組成比範囲にて用いることにより親水性モノマ
ーに由来する異種ポリマーラテックスの生成が減少し、
均一性の高い長鎖(メタ)アクリレート系ラテックスが
得られることを見出し本発明を完成させた。
【0009】すなわち本発明は、炭素数が10〜34のアル
キル基又はアルケニル基を有する長鎖アルキル(メタ)
アクリレートと水 100gに対して20℃において0.01g以
上の溶解度を有する親水性モノマーとの70/30〜99/1
(重量比)の混合物を80重量%以上含有し、残部がその
他のモノマーであるモノマー混合物を乳化剤水溶液中で
乳化分散して平均粒径5μm以下のモノマー液滴を形成
した後、重合開始剤の存在下で重合を行うことを特徴と
する長鎖(メタ)アクリレート共重合系ラテックスの製
造法を提供するものである。
【0010】本発明に用いられる長鎖アルキル(メタ)
アクリレートは炭素数が10〜34、好ましくは12〜28のア
ルキル基又はアルケニル基を持つものであり、例えば、
デシルメタクリレート、デシルアクリレート、ドデシル
メタクリレート、ドデシルアクリレート、ドデセニルメ
タクリレート、ドデセニルアクリレート、テトラデシル
メタクリレート、テトラデシルアクリレート、テトラデ
セニルメタクリレート、テトラデセニルアクリレート、
ヘキサデシルメタクリレート、ヘキサデシルアクリレー
ト、ヘキサデセニルメタクリレート、ヘキサデセニルア
クリレート、オクタデシルメタクリレート、オクタデシ
ルアクリレート、オクタデセニルメタクリレート、オク
タデセニルアクリレート、ベヘニルメタクリレート、ベ
ヘニルアクリレート等が挙げられる。さらには、オキソ
アルコール、イソステアリルアルコール、ゲルベアルコ
ール等の分岐型の長鎖アルキル基を持つメタクリル酸エ
ステルまたはアクリル酸エステルも使用することができ
る。これら長鎖アルキル(メタ)アクリレートは、1種
または2種以上混合して用いることができる。
【0011】本発明に用いられる親水性モノマーは上記
の長鎖アルキル(メタ)アクリレートと共重合が可能
で、水 100gに対する溶解度が20℃において0.01g以
上、更に好ましくは0.04g以上のものである。このよう
な親水性モノマーとしては、例えば、メタクリル酸、ア
クリル酸、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、N,N −ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、アクリルアミド、 N,N−ジメチ
ルアクリルアミド、 N,N−ジメチルアミノプロピルアク
リルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
スチレン、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート
等を挙げることができる。さらには、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラアクリレート等の多官能型架橋性モノマーを使用する
こともできる。これらの親水性モノマーは、1種または
2種以上混合して用いることができる。
【0012】本発明において、長鎖アルキル(メタ)ア
クリレートと親水性モノマーとは、長鎖アルキル(メ
タ)アクリレート/親水性モノマーの重量比で70/30〜
99/1の割合で共重合させる必要がある。長鎖アルキル
(メタ)アクリレートと親水性モノマーとを上記の割合
で共重合させることにより、本発明のラテックスを粘着
剤やその背面処理剤、撥水加工剤等の用途において用い
る際に、基材との接着性向上や凝集力アップによるポリ
マー強度増大などで本来の機能が発揮される。長鎖アル
キル(メタ)アクリレートと親水性モノマーとの重量比
が99/1より大きい場合、即ち、親水性モノマー量が上
記範囲より少ない場合には接着性やポリマー強度が不十
分となり、充分に満足する性能は得られない。一方、長
鎖アルキル(メタ)アクリレートと親水性モノマーとの
重量比が70/30未満の場合、即ち、親水性モノマーの量
が上記範囲より大きい場合には、親水性モノマー由来の
異種ポリマーラテックスが多く副成し、長鎖アルキル
(メタ)アクリレートに由来する機能、例えば、耐水性
や撥水性、剥離性等の性質が損なわれて目的とする性能
が得られなくなる。
【0013】本発明において共重合されるモノマー混合
物は、長鎖アルキル(メタ)アクリレートと親水性モノ
マーとの70/30〜99/1(重量比)の混合物を80重量%
以上含有するものであり、共重合モノマーとして上記以
外のモノマー、例えばジビニルベンゼン等を全共重合モ
ノマー中20重量%未満、好ましくは15重量%未満の割合
で加えることができる。モノマー混合物中の長鎖アルキ
ル(メタ)アクリレートと親水性モノマーとの70/30〜
99/1(重量比)の混合物の割合が80重量%未満の場合
は、接着性、耐水性、撥水性、剥離性等の性質が損なわ
れて目的とする性能が得られなくなる。
【0014】本発明のラテックスの製造法は、モノマー
の乳化工程と重合工程に分けることができるが、すべて
水系で有機溶剤無添加の工程である。モノマーの乳化工
程ではモノマー、水および乳化剤を配合し、これをモノ
マーの融点を上回る温度条件下で、乳化機を用いてモノ
マー粒子の平均粒径が5μm以下、好ましくは2μm 以
下になるように乳化分散する。
【0015】この工程において使用される乳化剤として
は、アニオン性、ノニオン性、両性、カチオン性界面活
性剤のいずれでもよい。アニオン性界面活性剤として
は、例えば、アルキルアリールスルホネート塩、アルキ
ルジフェニルエーテルスルホネート塩、アルキルサルフ
ェート塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルのサル
フェート塩、ジアルキルスルホサクシネート塩、アルキ
ルホスフェート塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルのホスフェート塩、パーフルオロアルキルサルフェー
ト塩、アシルサルコシネート塩、脂肪酸石鹸、アルケニ
ルコハク酸塩等を挙げることができる。
【0016】ノニオン性界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレング
リコールの脂肪酸エステル、プロピレンオキシドとエチ
レンオキシドのブロック共重合体、グリセリン誘導体、
ソルビタン誘導体、アルキレングリコール誘導体、糖誘
導体等を挙げることができる。カチオン性界面活性剤と
しては、例えば、長鎖アルキルアミン塩、長鎖アルキル
4級アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤と
しては、例えば、ベタイン誘導体、スルホベタイン誘導
体等が挙げられる。
【0017】さらには、水溶性高分子を乳化剤として用
いることもできる。水溶性高分子としては、例えば、ポ
リビニルアルコールおよびその誘導体、デンプンおよび
その誘導体、セルロース誘導体、ポリアクリル酸オリゴ
マー等が挙げられる。また、これらの乳化剤の使用にお
いては、界面活性剤同士の併用、または水溶性高分子と
界面活性剤との併用等、任意に使用することができる。
【0018】本発明において、乳化剤の使用量は限定さ
れるものではないが、全モノマーに対して 0.1〜10重量
%、好ましくは 0.2〜5重量%の範囲にあることが望ま
しい。乳化剤の使用量が10重量%を越えた場合には乳化
剤の作用で耐水性や撥水性等の性能を低下せしめる恐れ
があり、また、 0.1重量%未満では安定なラテックスを
得るのが難しくなる。
【0019】本発明において、モノマーと乳化剤水溶液
の使用比率は限定されるものではないが、ポリマー濃度
が5重量%未満では経済性に問題があり、ポリマー濃度
が80重量%を超えた場合ではラテックス粘度が高くなる
等の理由から製造が難しくなる。以上の点から、全モノ
マーの使用量は全重合系に対して5〜80重量%であるこ
とが望ましい。
【0020】モノマーの乳化には乳化機が使用される。
本発明に使用される乳化機は乳化においてモノマー微粒
子の粒径が5μm 以下、好ましくは2μm 以下にできる
ものであればどの様な機種でも使用することができる。
例えば、本発明で使用できる乳化機としては、超音波ホ
モジナイザー、ホモミキサー、マイルダー、アトライタ
ー、(超)高圧ホモジナイザー、コロイドミル等を挙げ
ることができる。
【0021】本発明の重合反応工程では、前記のモノマ
ーの乳化物を攪拌機を備えた重合容器に仕込み、これに
重合開始剤を添加し、適切な重合温度に加熱することで
重合反応が開始される。この時、重合系は酸素による重
合の抑制作用を防止するために、窒素の様な不活性ガス
でパージすることが望ましい。
【0022】重合反応工程で使用される重合開始剤は通
常の乳化重合で使用されている水溶性開始剤を使用する
ことができる。水溶性開始剤としては、例えば、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、2,2'−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、アゾビスシア
ノ吉草酸等のアゾ系重合開始剤等が挙げられる。さらに
は、レドックス系開始剤を使用することができる。レド
ックス系開始剤としては、例えば、有機ハイドロパーオ
キサイド系開始剤/アスコルビン酸、有機ハイドロパー
オキサイド系開始剤/鉄イオン、過硫酸塩/亜硫酸塩、
過酸化水素/鉄イオン等の組合せ等を挙げることができ
る。本発明において、重合開始剤はラテックスの安定性
および重合性の点から、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド/アスコルビン酸のような水溶性有機パーオキサイ
ドと水溶性還元剤の組合せが最も好ましい。重合開始剤
量は全モノマーに対して0.01〜5重量%、好ましくは0.
05〜1重量%の範囲にあることが望ましい。
【0023】さらに、必要に応じて燐酸塩や炭酸塩等を
重合系のpH緩衝剤として使用できる。また、重合物の分
子量を調整する目的でドデシルメルカプタン等のラジカ
ル連鎖移動剤を併用することができる。重合温度はモノ
マーの組成および開始剤の種類によっても異なるが、約
40〜90℃の範囲が適当である。また、重合時間は同様
にモノマー、開始剤、重合温度で異なるものであるが、
一般に1〜10時間が適当である。上記の乳化工程およ
び重合工程を経て得られるラテックスの粒径は5μm 以
下であり、安定性は良好である。
【0024】本発明の長鎖(メタ)アクリレート系ラテ
ックスの用途としては、感圧接着剤、感圧接着剤に関連
して使用される背面処理剤、剥離性塗料、剥離性シー
ト、撥水加工剤等に使用することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。例中
の%は特記しない限り重量%である。尚、実施例におけ
るラテックスおよびそのフィルムの物性測定は次に示す
装置を用い、それぞれの操作法に基づいて行った。
【0026】 平均粒径測定:HORIBA製粒径分布測定機(LA−700 型) 粘度測定 :東京計器製B型粘度計 接触角測定 :協和界面科学製接触角計(CA−D 型) 実施例1 2リットルの容器に有効分濃度 1.5%のレベノールWZ
(花王(株)製アニオン性界面活性剤)水溶液 600gを
仕込み、これにラウリルメタクリレート 372g、エチレ
ングリコールジメタクリレート{水 100gに対する20℃
における溶解度(以下単に水への溶解度という)0.18
g}8g、メタクリル酸(水への溶解度9.8g)20gの
混合物を加え、攪拌しながら超音波ホモジナイザー(日
本精機製作所製)で10分間処理して平均粒径が0.48μm
の乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素
導入管を備えた2リットルのガラス製反応器に移し、窒
素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内温を70℃
にした。これに、重合開始剤として、t−ブチルハイド
ロパーオキサイド 0.8gを水10gに溶解したものおよび
L−アスコルビン酸 0.8gを水10gに溶解したものを添
加し重合反応を開始し、その後80℃で5時間熟成して重
合を完結させた。
【0027】得られたラテックスについて残存モノマー
量をガスクロマトグラフィーにて測定し反応率を求めた
ところ反応率は98.2%であり、ラテックスには凝集物は
ほとんど含まれず、固形分は40.6%、粘度(25℃)は 1
80cp、平均粒径は0.46μm で保存安定性は良好であっ
た。このラテックスをガラス板上に60μm の厚さに塗工
し、温度80℃で乾燥してフィルムを作成した。このフィ
ルムの接触角は 105.3°であった。このラテックスは紙
やポリエステル樹脂に対して優れた粘着性能を示した。
【0028】実施例2 有効分濃度 1.5%のレベノールWZ(花王(株)製アニオ
ン性界面活性剤)水溶液 600gを仕込み、これにステア
リルアクリレート 314g、スチレン(水への溶解度0.03
g)60g、ジビニルベンゼン(水への溶解度0.005g)
6g、ヒドロキシエチルメタクリレート(水への溶解度
∞)20gの混合物を高圧ホモジナイザー(イズミフード
マシナリ製)で3分間処理して平均粒径が0.46μm の乳
化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素導入
管を備えた2リットルのガラス製反応容器に移して窒素
ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内温を70℃に
した。これに、重合開始剤として、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド 0.8gを水10gに溶解したものおよびL
−アスコルビン酸 0.8gを水10gに溶解したものを添加
し重合反応を開始し、その後80℃で5時間熟成して重合
を完結させた。
【0029】得られたラテックスについて残存モノマー
量をガスクロマトグラフィーにて測定し反応率を求めた
ところ反応率は97.8%であり、ラテックスには凝集物が
ほとんど含まれず、固形分は40.5%、粘度(25℃)は 2
20cp、平均粒径は0.46μm で保存安定性は良好であっ
た。このラテックスをガラス板上に60μm の厚さに塗工
し、温度80℃で乾燥してフィルムを作成した。このフィ
ルムの接触角は95.4°であった。このラテックスは粘着
剤の背面処理剤に用いた時に優れた性能を示した。
【0030】実施例3 有効分濃度 1.5%のレベノールWZ(花王(株)製アニオ
ン性界面活性剤)水溶液 600gを仕込み、これにステア
リルメタクリレート 170g、ベヘニルメタクリレート 1
84g、ジビニルベンゼン(水への溶解度0.005g)
g、 N,N−ジメチルアクリルアミド(水への溶解度∞)
40gの混合物を高圧ホモジナイザー(イズミフードマシ
ナリ製)で3分間処理して平均粒径が0.43μm の乳化物
を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素導入管を
備えた2リットルのガラス製反応器に移して窒素ガスパ
ージした後、攪拌しながら加熱して内温を70℃にした。
これに、重合開始剤として、t−ブチルハイドロパーオ
キサイド 1.6gを水20gに溶解したものおよびL−アス
コルビン酸 1.6gを水20gに溶解したものを添加し重合
反応を開始し、その後80℃で5時間熟成して重合を完結
させた。
【0031】得られたラテックスについて残存モノマー
量をガスクロマトグラフィーにて測定し反応率を求めた
ところ反応率は97.6%であり、ラテックスには凝集物が
ほとんど含まれず、固形分は40.3%、粘度(25℃)は 1
15cp、平均粒径は0.41μm で保存安定性は良好であっ
た。このラテックスをガラス板上に60μm の厚さに塗工
し、温度80℃で乾燥してフィルムを作成した。このフィ
ルムの接触角は 104.6°であった。このラテックスは繊
維の撥水処理加工剤として優れた性能を示した。
【0032】実施例4 2%濃度のエマルゲン931(花王(株)製:ノニオン性界
面活性剤)水溶液 600g、ヘキサデシルメタクリレート
300g、ブチルアクリレート(水への溶解度0.2g)92
g、ジビニルベンゼン(水への溶解度0.005g)8g、
メタクリル酸(水への溶解度9.8g)20gの混合物をマ
イルダー(荏原製作所製:エバラマイルダー)で20分間
処理し、平均粒径が0.38μm の乳化物を得た。この乳化
物を、攪拌機、冷却器、窒素導入管を備えた2リットル
のガラス製反応器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌
しながら加熱して内温を70℃にした。これに、重合開始
剤として、過硫酸アンモニウム 1.6gを水20gに溶解し
たものを添加して重合反応を開始し、その後80℃で5時
間熟成して重合を完結させた。
【0033】得られたラテックスについて残存モノマー
量をガスクロマトグラフィーにて測定し反応率を求めた
ところ反応率は87.5%であり、ラテックスには凝集物が
ほとんど含まれず、固形分は40.9%、粘度(25℃)は 2
05cp、平均粒径は0.35μm で保存安定性は良好であっ
た。このラテックスをガラス板上に60μm の厚さに塗工
し、温度80℃で乾燥してフィルムを作成した。このフィ
ルムの接触角は85.4°であった。このラテックスはアミ
ル材の表面保護シートに用いた場合に優れた性能を示し
た。
【0034】実施例5 有効分濃度 1.5%のレベノールWZ(花王(株)製アニオ
ン性界面活性剤)水溶液 600gを仕込み、これにベヘニ
ルメタクリレート 300g、酢酸ビニル(水への溶解度2.
3g)60g、ジエチレングリコールジメタクリレート
(水への溶解度0.18g以上)6g、メタクリル酸(水へ
の溶解度9.8g)20gの混合物を高圧ホモジナイザー
(イズミフードマシナリ製)で3分間処理して平均粒径
が0.43μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷
却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応器
に移して窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して
内温を70℃にした。これに、重合開始剤として、過硫酸
アンモニウム 0.8gを水20gに溶解したものを添加し重
合反応を開始し、その後80℃で5時間熟成して重合を完
結させた。
【0035】得られたラテックスについて残存モノマー
量をガスクロマトグラフィーにて測定し反応率を求めた
ところ反応率は89.0%であり、ラテックスには凝集物が
ほとんど含まれず、固形分は40.5%、粘度(25℃)は95
cp、平均粒径は0.45μm で保存安定性は良好であった。
このラテックスをガラス板上に60μm の厚さに塗工し、
温度80℃で乾燥してフィルムを作成した。このフィルム
の接触角は 106.3°であった。このラテックスは粘着剤
の背面処理剤に用いた時に優れた性能を示した。
【0036】比較例 有効分濃度 1.5%のレベノールWZ(花王(株)製アニオ
ン性界面活性剤)水溶液 600gを仕込み、これにステア
リルアクリレート 200g、酢酸ビニル(水への溶解度2.
3g) 200g、の混合物をマイルダー(荏原製作所製:
エバラマイルダー)で20分間処理し、平均粒径が0.68μ
m の乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、窒
素導入管を備えた2リットルのガラス製反応器に移して
窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内温を70
℃にした。これに、重合開始剤として、過硫酸アンモニ
ウム 0.8gを水10gに溶解したものを添加し重合反応を
開始し、その後80℃で5時間熟成して重合を完結させ
た。
【0037】得られたラテックスについて残存モノマー
量をガスクロマトグラフィーにて測定し反応率を求めた
ところ反応率は86.2%であり、ラテックスは、全仕込み
モノマーに対して 2.3%に相当する凝集物が生成してい
た。このラテックスの粒径を測定すると、乳化物の粒径
分布に比べると小粒径の粒子が増加しており、平均粒径
は0.38μm であった。この小粒径の増加は、酢酸ビニル
に由来する異種ポリマーラテックスが多量に生成してい
ることを示している。このラテックスをガラス板上に60
μm の厚さに塗工し、温度80℃で乾燥してフィルムを作
成した。このフィルムの接触角は50.5°であった。この
ラテックスは、背面処理剤や撥水剤等への応用では特に
有用な性能を示さなかった。なお、このラテックスはき
わめて不安定であり、1ケ月の室温保存で全体が凝集し
た。
【0038】
【発明の効果】従来、長鎖アルキル(メタ)アクリレー
トは難水溶性であるために、通常の乳化重合ではラテッ
クスを得ることができなかった。本発明の製造法によ
り、安定性に優れたラテックスを得ることができ、かつ
このラテックスは粘着剤やその背面処理剤、撥水加工剤
等の用途で優れた性能を発揮するものである。さらに、
本発明のラテックスは有機溶剤を一切使用しないもので
あるために、従来の有機溶剤系の粘着剤および背面処理
剤に比べて、低公害、省資源、現場作業環境の改善、あ
るいは火災に対する安全性、取扱いの容易さ等の点でき
わめて有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−44076(JP,A) 特開 昭49−99585(JP,A) 特開 平1−249814(JP,A) 特開 昭63−235356(JP,A) 特開 昭63−27572(JP,A) 特開 平5−170805(JP,A) 特開 昭64−22907(JP,A) 特開 昭59−195621(JP,A) 特開 昭54−87690(JP,A) 特開 平3−33109(JP,A) 特公 昭36−5382(JP,B1) 特公 昭44−9599(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 220/00 - 220/70

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数が10〜34のアルキル基又はアルケ
    ニル基を有する長鎖アルキル(メタ)アクリレートと水
    100gに対して20℃において0.01g以上の溶解度を有す
    る親水性モノマーとの70/30〜99/1(重量比)の混合
    物を80重量%以上含有し、残部がその他のモノマーであ
    モノマー混合物を乳化剤水溶液中で乳化分散して平均
    粒径5μm以下のモノマー液滴を形成した後、重合開始
    剤の存在下で重合を行うことを特徴とする長鎖(メタ)
    アクリレート共重合系ラテックスの製造法。
  2. 【請求項2】 水 100gに対して20℃において0.01g以
    上の溶解度を有する親水性モノマーが、メタクリル酸、
    アクリル酸、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ヒドロ
    キシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレ
    ート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシ
    プロピルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
    メタクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリ
    レート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、エ
    チレングリコールジメタクリレート、N,N −ジメチルア
    ミノエチルアクリレート、アクリルアミド、 N,N−ジメ
    チルアクリルアミド、 N,N−ジメチルアミノプロピルア
    クリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
    ル、スチレン、アシッドホスホオキシエチルメタクリレ
    ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート及び
    ペンタエリスリトールテトラアクリレートからなる群よ
    り選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の製造
    法。
  3. 【請求項3】 長鎖アルキル(メタ)アクリレートが、
    炭素数12〜28のアルキル基又はアルケニル基を有する長
    鎖アルキル(メタ)アクリレートである請求項1又は2
    記載の製造法。
  4. 【請求項4】 乳化分散をモノマー微粒子の平均粒径が
    5μm以下にできる乳化機を用いて行う請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の製造法。
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