JPH0356975Y2 - - Google Patents

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JPH0356975Y2
JPH0356975Y2 JP6574287U JP6574287U JPH0356975Y2 JP H0356975 Y2 JPH0356975 Y2 JP H0356975Y2 JP 6574287 U JP6574287 U JP 6574287U JP 6574287 U JP6574287 U JP 6574287U JP H0356975 Y2 JPH0356975 Y2 JP H0356975Y2
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button
case
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electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、正極と負極の電極が同一平面上に
配置されるスイツチに関し、特に、キーボード装
置のキースイツチや自動車のステアリングホイー
ルのホーンスイツチに利用できるスイツチに関す
る。
<従来の技術> 従来、正極と負極の電極が同一平面上に配置さ
れるスイツチとしては、キーボード装置のキース
イツチのように、ベース部に所定の配線がプリン
トとされ、その所定位置にケースを介してボタン
が配置され、ボタンは下面に導電材料を配設させ
るとともに付勢手段を介して常時上方へ付勢さ
れ、そして、ボタンの押下操作時、ベース部上面
の所定の電極をボタン下面の導電材料を介して導
通させるものであつた(実開昭56−86723号公報
参照)。
<考案が解決しようとする問題点> したがつて、従来のこの種のスイツチでは、ボ
タンの押下操作時に正極と負極の2つの電極に共
にボタン下面を接触させる必要があり、ボタンの
押下操作の案内を行なうケースの精度が十分でな
いと、ボタン下面とともにボタンが傾斜して押下
げられ一方の電極に接触するだけとなる場合が生
じ、作動不良を生ずる虞れが考えられる。そのた
め、ケースとボタンとの組付精度を十分考慮する
必要があつた。
この考案は、上述の問題に鑑み、ボタンの押下
操作時にボタンが傾斜して押下げられても所定の
作動を行なうスイツチを提供することを目的とす
る。
<問題点を解決するための手段> この考案に係るスイツチは、ベース部上面に固
定される筒状のケースと、 ケース内周面に摺接する本体部を備えるととも
に本体部下面中央からベース部下方まで突出し抜
け止めされて係止される係止突起を備え、さらに
本体部上部にケース上方でかつケースより半径方
向外方へ突出するフランジ部を備えるとともに本
体部上部を押下操作部として、導電材料から形成
されるボタンと、 上端をケース外のボタンフランジ部下面に当接
させるようベース部上に配設され、係止突起周縁
のボタン本体部下面をベース部から離隔するよう
上方へ付勢する導電材料からなるコイルばねと、 ベース部上面における係止突起周縁のボタン本
体部下面下方とコイルばねの下端との各々の位置
に相互に絶縁されて配設される電極と、 から構成することにより、既述の問題を解決する
ものである。
<考案の作用・効果> この考案に係るスイツチは、下端を一方の電極
に当接させ上端をボタンフランジ部の下面に当接
させるコイルばねが導電材料からなり、また、ボ
タンも導電材料から形成されていることから、一
方の電極がボタン係止突起周縁の本体部下面まで
導通された状態となつている。
そのため、ボタンの押下操作時、ボタン本体部
が2つの電極に共に接触しなくとも係止突起周縁
の本体部下面に対向する他方の電極に接触するだ
けで、所定の作動が行なわれる。
したがつて、この考案に係るスイツチでは、ボ
タンの押下操作時、本体部下面の所定部位が対向
する所定の一つの電極に接触すればよいことか
ら、ボタンが傾斜して押下げられても所定の作動
を行なうことができる。
<実施例> 以下、この考案の実施例について図面に基づい
て説明する。
第1〜3図に示す実施例のスイツチ3は、自動
車のステアリングホイールWのホーンスイツチと
して使用されるもので、ボス部Bのボスプレート
1とホーンパツド2との間に配設されている。
このスイツチ3は、ベース部4、ケース6、ボ
タン7、及びコイルばね8から構成されている。
ベース部4は、第3図に示すように所定の配線
5がプリントされた基板であり、略四角環状体と
している。そして、このベース部4は、所定位置
に上下に貫通する貫通孔4a及び挿通孔4b,4
c,4dを備え、挿通孔4b,4dを介してボス
プレート1にねじ9止めされている。
配線5は、4箇所の貫通孔4a周囲に間隔をあ
け欠けた円環状となつてその部位をスイツチ3の
一方の電極51aとして機能させる配線51と、
電極51aの中央における貫通孔4a周縁に延び
て円環状となりその部位をスイツチ3の他方の電
極52aとして機能させる配線52とから構成さ
れている。配線51は、1つの挿通孔4b周縁に
端子部51bが形成され、ベース部4がボスプレ
ート1にねじ9止めされる際、各電極51aが端
子部51b及びねじ9を介してボスプレート1に
電気的に導通されるよう構成されている。
また、配線52は、挿通孔4c周縁に端子部5
2bが形成され、挿通孔4cを介してロアカバー
11下面に配設されたスリツプリング12の舌片
12aにねじ10が螺合する際、各電極52aが
端子部52b及びねじ10を介してスリツプリン
グ12に電気的に導通されるよう構成されてい
る。
ちなみに、ボスプレート1はホーン作動回路の
負極側に、スリツプリング12はホーン作動回路
の正極側に各々接続されるものである。
なお、配線52における電極52a付近には、
後述するコイルばね8下端によつて電極51aと
電気的に導通しないよう、レジスト13が被覆さ
れている。
またベース部4における各電極51a,52a
間には、後述するケース6を固定するための取付
孔4e,4eが穿設されている。
ケース6は、ABS,POM.PA等の絶縁性を有
する合成樹脂から形成される円筒状としている。
また、ケース6下部には、下端面の複数箇所(図
例では2箇所)から下方へ延び、ベース部4の取
付孔4eに挿入されてその下端を熱かしめされ、
ケース6をベース部4上面に固定させる取付脚6
aが形成されている。なお、このケース6のベー
ス部4への固定後の高さは、後述のボタン7の押
下操作時にボタンフランジ部7cに当接しない高
さとしている。
ボタン7は、リン青銅,銅,鋼,ステンレス,
銀等の導電材料から形成される略円柱状で、ケー
ス6内周面に摺接する本体部7aを備えている。
本体部7a下面中央には、ベース部4の貫通孔
4aに挿入されるとともにその下端に貫通孔4a
周縁下面に当接されるEリング14を外嵌され、
ボタン7の本体部7aをベース部4上面から所定
以上離隔しないように抜け止めされる係止突起7
bが突設されている。また、本体部7a上部に
は、ケース6上方でかつケース6より外径を大き
くする円板状のフランジ部7cが形成され、さら
に、本体部7a上面から先端を膨出させる押下操
作部7dが突設されている。
コイルばね8は、ばね鋼等の導電材料から形成
され、上端をケース6外方に位置するボタン7の
フランジ部7c下面に当接させ、ボタン7を上方
へ付勢するように配設されている。そして、コイ
ルばね8下端は、ベース部4の電極51aに当接
するように配設されている。
このスイツチ3の組付けについて説明すると、
まず、ベース部4の各電極51a,52a間の取
付孔4eに取付脚6aを挿入し、その下端を熱か
しめしてケース6をベース部4に固定する。そし
て、コイルばね8下端を各電極51a上に配置さ
せ、コイルばね8上端にボタン7のフランジ部7
c下面を当接させつつ係止突起7bをベース部4
の貫通孔4aに挿入させ、係止突起7b下端にE
リング14を外嵌させれば、スイツチ3を組付け
ることができる。
さらに、ねじ9,10を介してベース部4をボ
スプレート1上面に配置させ、その後、ホーンパ
ツド2の組付筒部2aを各ボタン7の押下操作部
7dに外嵌させれば、ステアリングホイールWの
ホーンスイツチとして使用できることとなる。
そして、実施例の場合、ホーンパツド2を押下
げれば、コイルばね8の付勢力に抗してボタン7
も降下し、係止突起7b周縁の本体部7a下面が
電極52aに接触することとなる。その際、本体
部7aは、下端を電極51aに当接させかつ上端
をボタン7のフランジ部7c下面に当接させてい
るコイルばね8が導電材料で形成され、また、ボ
タン7自体も導電材料で形成されており、予め、
電極51aに導通状態となつている。そのため、
本体部7aが一方の電極52aだけに接触すれ
ば、電極51a,52aが導通し、ホーンを作動
させることができる。
したがつて、実施例のスイツチ3では、ホーン
パツド2押下時、ボタン7及びその本体部7aが
傾斜して押下げられたとしても、本体部7aが1
つの電極52aにだけ接触すれば所定の作動を行
なわせることができ、既述の考案の作用・効果の
欄で述べたと同様な効果を奏する。
また、実施例の場合、スイツチ作動時に接触す
る部位、すなわち、電極52aとボタン本体部7
aとの対向部位が、ケース6・ボタン7及びベー
ス部4によつて完全に囲われることとなるため、
両者間に異物が入る可能性を低くしている。
さらに、実施例の場合、ベース部4の取付用の
ねじ9,10を利用して配線5を所定の極側に導
通させており、電線を全く使用しなくともステア
リングホイールWのホーンスイツチを構成してで
きることから、従来の電線を利用したホーンスイ
ツチに生じ易い結線する際のミスを無くすことも
でる。勿論、ベース部4が、水平方向で2分割等
されてボスプレート1上面に配置されたり、ある
いはボスプレート1から離れたボス部B内の樹脂
板上やスポーク部等に配置されるような場合に
は、各電極51a,52aをボスプレート1やス
リツプリング12に電気的に接続させる際、電線
を利用してもよい。
なお、実施例のスイツチ3では、ボタン7の押
下操作部7dを本体部7a上部から上方へ突出さ
せて形成するものを示したが、第4図に示すよう
に、ホーンパツド2に本体部7a上面を押下可能
な突起2cを形成すれば、本体部7aの平面的な
上面を押下操作部7dとしてもよい。ちなみに、
このように構成する場合には、ホーンパツド2に
ボスプレート1等に係止される係止脚2bを形成
し、ホーンパツド2を別部位で係止する必要があ
る。
また、実施例のスイツチ3では、コイルばね8
の上下端がボタンフランジ部7cやベース部4の
電極51aに単に当接するものを示したが、第
4・5図に示すように、ボタンフランジ部7cと
ベース部4の電極51aの所定部位にコイルばね
8の上下端の端末8a,8bを挿入させる挿入孔
7e,4fを設け、各挿入孔7e,4fにコイル
ばね8の端末8a,8bを挿入させ、ボタン7と
コイルばね8の回転を防止するように構成しても
よい。ちなみに、このようにボタン7及びコイル
ばね8の回転を防止するように構成した場合に
は、一方の電極51aからボタン7までの導通状
態を安定させることができる。
さらに、実施例のスイツチ3では、ボタン7を
全て導電材料から形成したが、第4図に示すよう
に、ケース6内周面と摺接する本体部7a外周面
に合成樹脂性の被覆層17を形成してもよい。こ
の場合、ケース6とボタン7との摺動抵抗を低下
させることができる。
また、実施例のスイツチ3では、ボタン7の係
止突起7bがEリング14を利用してベース部4
から抜け止めされるものを示したが、他に、第4
図に示すように、係止突起7bの孔に嵌入される
ピン24を利用して抜け止めを図るようにしても
よい。
さらに、実施例のスイツチ3では、ベース部4
にケース6を固定させる態様として、ケース6の
取付脚6aを熱かしめを利用して固定するものを
示したが、他に、取付脚6aを無理嵌めしたり、
ケース6下端面を接着させて固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すホーンスイ
ツチの断面図であり第2図の−部位を示し、
第2図は同実施例が装着されたステアリングホイ
ールの平面図、第3図は同実施例のベース部の平
面部、第4図は他の実施例を示す断面図、第5図
は同実施例のベース部の部分平面図である。 2……ホーンパツド、3……スイツチ、4……
ベース部、6……ケース、7……ボタン、7a…
…本体部、7b……係止突起、7c……フランジ
部、7d……押下操作部、8……コイルばね、5
1a,52a……電極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベース部上面に固定される筒状のケースと、 該ケース内周面に摺接する本体部を備えるとと
    もに該本体部下面中央から前記ベース部下方まで
    突出し抜け止めされて係止される係止突起を備
    え、さらに本体部上部に前記ケース上方でかつ前
    記ケースより半径方向外方へ突出するフランジ部
    を備えるとともに本体部上部を押下操作部とし
    て、導電材料から形成されるボタンと、 上端を前記ケース外のボタンフランジ部下面に
    当接させるよう前記ベース部上に配設され、前記
    係止突起周縁のボタン本体部下面を前記ベース部
    から離隔するよう上方へ付勢する導電材料からな
    るコイルばねと、 前記ベース部上面における前記係止突起周縁の
    ボタン本体部下面下方とコイルばねの下端との
    各々の位置に相互に絶縁されて配設される電極
    と、 から構成されるスイツチ。
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