JPH0356957B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0356957B2
JPH0356957B2 JP55041927A JP4192780A JPH0356957B2 JP H0356957 B2 JPH0356957 B2 JP H0356957B2 JP 55041927 A JP55041927 A JP 55041927A JP 4192780 A JP4192780 A JP 4192780A JP H0356957 B2 JPH0356957 B2 JP H0356957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
clutch pawl
timer
switch
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP55041927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55132388A (en
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Publication of JPS55132388A publication Critical patent/JPS55132388A/ja
Publication of JPH0356957B2 publication Critical patent/JPH0356957B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P9/00Electric spark ignition control, not otherwise provided for
    • F02P9/002Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
    • F02P9/005Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression by weakening or suppression of sparks to limit the engine speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/21Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
    • B63H21/213Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は舶用推進装置に関し、特に船尾駆動装
置および逆転伝達装置と転位機構を内蔵する船外
機関の如き舶用推進装置に関する。本発明は、更
に動力伝達装置の転位を補佐する装置を内蔵する
舶用推進装置に関する。
逆転伝達装置と転位機構を内蔵する舶用推進装
置に関する下記の米国特許を参照されたい。即
ち、発明者名 米国特許番号 発行月日 Kroll 3842788 1974年10月22日 Shimanckas 3183880 1965年 5月18日 Kroll 3977356 1976年 8月31日 Yovrich 3386584 1968年 6月4日 Barnes 3919510 1975年11月11日 Schmiedel 3858101 1974年12月31日 又、本願と同じ譲受人に譲渡された米国特許出
願第890499号についても参照されたい。
プロペラ軸上に回転自在に取り付けられたベベ
ル・ギアと、該ベベル・ギアとの係合関係から脱
する中立位置とベベル・ギアとの完全な係合関係
にあつてベベル・ギアとプロペラ軸の合致した回
転運動を生じるようにプロペラ軸に取り付けられ
たクラツチ爪装置を有する伝達装置にあつては、
転位装置によりクラツチ爪装置をベベル・ギアと
の完全な係合状態(駆動位置)に移動させようと
するときクラツチ爪装置の一部とベベル・ギアの
一部とが係合して移動が容易に行えないことがあ
る。また、クラツチ爪装置がベベル・ギアと完全
に係合した状態から離れるときにも両者の間には
機関の発生するトルクにより摩擦が働いているの
で、クラツチ爪装置の移動が容易に行えないこと
がある。
かかる問題点に鑑み、本発明の目的は転位装置
に、クラツチ爪装置の転位運動を容易に行わせる
ことのできる転位動作補佐装置を備えた舶用推進
装置を提供することにある。
この目的の達成のため、本発明によれば、転位
装置に設けられる転位動作補佐装置は、クラツチ
爪装置の駆動位置に相対的な軸方向運動に対する
転位動作抵抗を関知する負荷関知装置と、転位動
作抵抗が所定の上限値を越えるとき負荷感知装置
に応答して内燃機関の点火を遮断してベベル・ギ
アに伝達される機関のトルクを減殺し、クラツチ
爪装置の駆動位置に相対的な移動おいて転位装置
を補佐する点火遮断装置とを含む。
かかる構成をとる結果、本発明では、内燃機関
の点火が遮断されたとき、クラツチ爪装置とベベ
ル・ギアとの間には相対変位が生じクラツチ爪装
置の駆動位置への運動が容易になり、あるいはク
ラツチ爪装置とベベル・ギアの間に働く摩擦が減
少しクラツチ爪装置の運動が容易になる。
本発明の実施態様の他の特徴および長所につい
ては、以下の詳細な記述、添付図面および頭書の
特許請求の範囲を照合すれば当業者にとつて明ら
かになるであろう。
本発明の実施態様の少くとも1つについて詳細
に説明するに先立ち、本発明はその用途において
以下の記述又は添付図面に示された構成要素の構
造および配置の詳細に限定されるものではないこ
とを理解すべきである。本発明は他の実施態様を
種々の方法で実施することが可能である。又、本
文中に使用される語句は説明の目的のためであつ
てこれに限定されるものと考えるべきでないこと
を了解すべきである。
本発明については船尾駆動装置に使用するもの
として説明するが、船外機および他の舶用推進装
置にも使用することができる。
第1図に示したのは、横ばり14を有する船体
12に塔載された舟艇推進用船尾駆動装置10で
ある。この船尾駆動装置10は、横ばり14の前
方の船郭部に適当に取付けられた機関16(一部
を示す)と、この機関16に固定され下部装置即
ち推進装置20を含む船尾駆動脚部即ち推進脚部
18とを有する。推進装置20は、機関16に対
して垂直方向に傾斜可能であるとともに水平方向
にも枢動可能である。
機関16は、第9図にブロツク19として示さ
れた適当な点火システムを有する従来周知の内燃
機関であることが望ましい。例えば、前記点火シ
ステム19は従来のバツテリ式デイストリビユー
タ形点火システムでよい。以下に更に詳細に説明
するように、点火システム19は、点火遮断回路
200(第9図参照)に含まれるインターフエー
ス・スイツチ装置即ちSCR204が選択的に導
通させられて点火システム19を接地することに
よりこのシステムを不作用にする即ち短絡させる
時機関の点火を阻止するために選択的に遮断即ち
不作用状態におかれる。
種々の推進脚部の構造が使用できるが、例示し
た特定の構造においては推進脚部18は、本文に
おいて参考のため引用された1965年5月18日発行
のShimanckasの米国特許第3183880号に略々従
う構造を有する。本文において用いる用語「船尾
駆動脚部」および「推進脚部」は前掲の
Shimanckasの米国特許に開示された中間装置
A、推進装置Bおよび旋回支持部Cを包含し、本
発明の図面においてはそれぞれ照合番号22,2
0,24で示される。
推進装置20は排気ハウジング25と下部ギア
ケース26を含む。ギア・ケース26に回転自在
に取付けられているのはプロペラ28を支持する
プロペラ軸27である。推進装置20内に回転自
在に取付けられているのはプロペラ軸27の横断
方向に延在して下端部に駆動用ベベル・ギアを支
持する駆動軸30である。中間装置22内に回転
自在に取付けられているのは、一端部で機関のク
ランク軸(図示せず)に作用的に結合され他端部
でギア形式の自在接手36(前掲のShimanckas
の特許における接手73と78に略々対応して示
される)を介して駆動軸30に駆動作用的に結合
された動力軸34である。駆動軸30は全体的に
42で示された逆転伝達装置を介してプロペラ軸
27に結合されることが望ましい。
種々の構成が可能であるが、例示した特定の構
造においては、この逆転伝達装置42は、プロペ
ラ軸27と同軸でかつ独立的に回転するよう取付
けられて駆動ギア32と噛合う1対の軸心方向に
離間されたベベル・ギア44と46を有する。伝
達装置42は又、クラツチ爪装置、即ちプロペラ
軸27と共に回転するように、又プロペラ軸27
に対してベベル・ギア44と46との係合関係か
ら脱した中央位置即ち中立位置と、完全に駆動さ
れるようにベベル・ギア44と回転係合関係にあ
る前進駆動位置(中立位置の左方)と、完全に駆
動されるようにベベル・ギア46と回転係合関係
にある後退駆動位置(中立位置の右方)との間に
軸方向に移動するようにプロペラ軸27上でベベ
ル・ギア44と46間に支持され即ちスプライン
結合されたクラツチ爪48(第2図参照)を含ん
でいる。
詳しくは、クラツチ爪48はその反対側の端面
に配置された1つ以上の駆動用ラグ49を有す
る。この駆動用ラグ49は、ベベル・ギア44と
46上の対応する駆動用ラグ51(第2図参照)
と係合するように配置される。このように、クラ
ツチ爪が前進又は後退用の駆動位置の何れかに向
つて完全に移動される時、クラツチ爪の一端部の
ラグ49がベベル・ギア44と46の一方に設け
られた対応する駆動用ラグ51と完全に係合させ
られプロペラ軸27は、クラツチ爪48によりど
ちらのベベル・ギア44,46が係合されるかに
従つて前進又は後退の駆動条件で駆動されるので
ある。
クラツチ爪48は転位作動部52を含む全体的
に50で示された従来周知の下部転位機構によつ
て中立、前進駆動、および後退駆動の各位置間に
移動され、前記転位作動部はクラツチ爪48に作
用的に結合され、クラツチ爪48と転位作動部5
2の相方に対するプロペラ軸27の回転運動は許
容しながら軸心方向にはプロペラ軸27に対しク
ラツチ爪と共に運動するように取付けられてい
る。転位機構50は又、プラペラ軸の横断方向に
図示された中立位置と前進後退駆動位置間に往復
運動するように推進装置20内に支持された作動
ロツド54を含む。作動ロツド54は転位作動部
52と結合されてその軸心方向運動を生じ、これ
によりプロペラ軸の横断方向の作動ロツド54の
運動に応答してプロペラ軸27に対するクラツチ
爪48の軸心方向運動を生じる。図示した構造に
おいては、作動ロツド54の下方運動は転位作動
部52の左方への運動を生じ、又その上方運動は
転位作動部52の右方への運動を生じる。
作動ロツド54を転位作動部52と接続し、転
位作動部52をクラツチ爪48に接続して前記の
転位作用を生じるためには種々の適当な構成が使
用可能である。参考のため本文中に引用する1975
年11月18日発行のHagenの米国特許第3919964号
は特に適合する構成について記載している。
伝達装置42を転位させるための作動ロツド5
4の選択的運動は、以下に更に詳細に説明するよ
うに、排気ハウジング25とギア・ケース26間
の接合部で推進装置20の内部に取付けられ、作
動ロツド54の上端部と艇内で望ましくは機関1
6上に取付けられた(図示されない特定の取付け
方法により)全体的に56で示される転位動作変
換装置の間に機械的に結合された全体的に55
(第5図参照)で示された下部転位装置を介して、
オペレータにより行われる。前記シフト動作変換
装置56は、ハウジング58と、ハウジング58
に対してその外側で転位レバー装置61の回動運
動を許容するようハウジング58上に回転自在に
取付けられた分割プリー軸62上に固定された全
体的に61で示す転位レバー装置を含む全体的に
60(第3図)で示す転位動作補佐装置の少くと
も一部とを含む。転位レバー装置61は、例えば
押し引きケーブル64と主制御レバー(図示せ
ず)を含むオペレータが位置可変な適当な制御装
置に対し作用的に結合され、オペレータによる主
制御レバーの作用から生じる押し引きケーブル6
4の前後方向の力即ち運動に応答して中立位置か
ら両反対の方向に回動する。転位レバー装置61
は図中中立位置に示されるが、これについては、
オペレータによる押し引きケーブル64の運動に
応答して伝達装置42の転位動作を行うのに必要
な転位機構即ち転位装置について完全に説明する
両引きケーブル組立体についての全体的説明の後
で、前述の点火遮断回路200を含む転位動作補
佐装置60の説明と共に更に説明する。
更に、全体的に65で示される(第4図)押し
引きケーブル組立体は、下部転位装置55を介し
て転位レバー装置61を作動ロツド54に結合し
て転位レバー装置61による軸62の回転運動に
応答して作動部材54を垂直方向即ち軸心方向に
変位させ(即ち、プロペラ軸の横断方向に作動部
材54を移動させる)、これにより転位作動部5
2および接続されたクラツチ爪48を変位(即
ち、プロペラ軸27に対し軸方向に前記各要素を
移動)させるために設けられる。
第4図に示す如く、ケーブル組立体65は、可
撓性を有する管路即ち被管70の内部に摺動自在
に配され被管70の両端部を越えて外方に延在す
る第1と第2の転位ケーブル66と68を含む可
撓性のある2重の両引き形のケーブル管路組立体
からなる。ケーブル組立体65は、被管70の一
端部を転位動作変換装置56に又他端部を下部転
位装置55に接続させて、中間装置22と推進装
置20の内部を貫通する。
図示の如く、下部転位装置55と、扇形プリー
軸62と共に回転するようキー止めされた扇形プ
リー72の形態であることが望ましい装置と、空
転プリー73は、転位ケーブル66と68の各々
の両端部を転位レバー装置61と作動ロツド54
の上端部とに接続して、その結果一方の転位ケー
ブルの運動が他方の転位ケーブルの反対方向の運
動を生じ、「作用側の」ケーブルが緊張状態にな
り即ち作動ロツド54とクラツチ爪48の運動を
生じるように引張られるようにするため設けられ
る。詳しくは、第1の転位ケーブル66は、軸6
2および扇形プリー72の一方向への回転運動に
応答して、作動ロツド54およびクラツチ爪48
の一方向への運動を生じるよう第1の方向に引張
られるが、第2の転位ケーブル68は反対の即ち
第2の方向に運動し、軸62および扇形プリー7
2の反対方向への回転運動に応答してこの第2の
転位ケーブルも又第1の方向に引張されて、第1
の転位ケーブル66が第2の方向に運動する間作
動ロツド54およびクラツチ爪48を反対方向に
運動させる。
例えば、使用中の引張作用により、或いは組立
て時の製造公差の累積によつて生じたケーブル6
6と68における実質量の弛みは転位動作組立体
の空動作用に変換され得る。このような可能性を
最小限度にするため、全体的に74(第4図)で
示されるケーブル緊張装置を、転位ケーブル66
と68の引張方向と反対の方向にケーブル組立体
被管70に予め負荷を与えて被管70を湾曲させ
てこれにより転位ケーブルを実質的に緊張させる
ため設けることが望ましい。
伝達装置42と、下部転位機構50と、下部転
位装置55と、両引きケーブル装置65と、ケー
ブル緊張装置74と、その種々の構成要素の特定
の構成は本発明の一部と構成するものではない。
このような構成要素については、本願と同じ譲受
人に譲渡された前掲の係属中の米国特許出願第
890499号において更に詳細に記載されている。従
つて、前述の各組立体については簡単に示し、簡
略化の目的のため詳細には説明しない。
従来は、第1a図に示す如く、扇形プリーの回
動、従つて逆転伝達装置の転位動作は、オペレー
タ制御部即ち押し引きケーブルと扇形プリーの軸
間に接続された一体形の転位アームによつて行わ
れていた。この押し引きケーブルの運動が一体形
の転位アームと扇形プリーの回転運動をもたらす
ものであつた。
第1a図に示される如き一体形の転位アームに
より操作される転位機構、又は他の船用推進装置
にこれ迄使用されてきた他の転位機構の場合に
は、伝達装置の転位動作中クラツチ爪の軸方向運
動が伝達装置のベベル・ギアの一方と面又は隅部
の駆動状態を生じる場合の転位操作は屡々困難を
伴つた。第2図に示す伝達装置において面間の係
合状態(図示せず)を想定すれば、クラツチ爪の
ラグ49の外面がベベル・ギア側のラグ51の外
面と当接し、オペレータが前進又は後進駆動位置
へ転位させようとする試みの結果クラツチ爪をベ
ベル・ギアと係合関係に押圧する軸方向の転位作
動部の作用力がクラツチ爪48とベベル・ギアを
一緒に回転させ、クラツチ・ドツグのラグとベベ
ル・ギアのラグが当接即ち面対面の係合状態を維
持し、これによりクラツチ爪のベベル・ギアとの
完全な係合作用を阻害し、クラツチ爪の前進又は
後進の駆動位置への完全な運動を阻止することに
なる。
隅部による駆動状態においては、ベベル・ギア
の一方のラグ51がクラツチ爪のラグ49を駆動
することにはなるが、クラツチ爪と駆動側のベベ
ル・ギアのラグの「隅部」のみが接触し、従つて
クラツチ爪と駆動位置の駆動側のベベル・ギアと
の完全な係合作用が阻止される。特に、ベベル・
ギアのラグは隅部の接触即ち隅部の駆動状態の結
果クラツチ爪のラグにトルクを伝達し、その結果
クラツチ爪と駆動側のベベル・ギアは屡々同じ相
対的角度位置で一緒に回転し、従つてこの隅部に
よる駆動状態が維持される。更に、部分的に係合
された即ち隅部による駆動状態においては、クラ
ツチ爪48を回転させる駆動側のベベル・ギアか
ら伝達されるトルクのためクラツチ爪のラグに作
用する接線力がクラツチ爪の駆動隅部即ちクラツ
チ爪のラグの縁部に作用して、クラツチ爪を駆動
側のベベル・ギアと完全に係合関係になるよう移
動しようとする軸心方向転位作動部の転位作用力
を相殺し即ちこれに抵抗する。一般に、以下にお
いて屡々総合的に「ロツク・アウト状態」と呼ぶ
面対面又は隅部の駆動状態は、駆動側のベベル・
ギアからクラツチ爪へ伝達される機関のトルクが
クラツチ爪とベベル・ギアを一緒に回転させ或い
は同じ相対角度位置に保持するに十分なだけ存在
する限り維持されることになる。
前述のロツク・アウト状態を克服するため、又
伝達装置の転位動作を全体的に補佐するため、前
述の全体的に60(第3図)で示された転位動作
補佐装置が第1A図の一体形の転位アームを置換
する転位レバー装置61を包含するよう設けられ
る。両引きケーブル装置の運動を生じる転位レバ
ー装置61に加えて、転位動作補佐装置は又内燃
機関の点火を選択的に遮断してクラツチ爪に対し
駆動側のベベル・ギアにより伝達される機関のト
ルクを瞬間的に減少させてクラツチ爪と駆動側の
ベベル・ギアの相対的な角度変位を生じることに
よりクラツチ爪のベベル・ギアとの完全な係合関
係にある駆動位置へ軸方向運動を補佐即ち可能に
するための前記点火遮断回路200を包含する。
前記のロツク・アウト状態を克服するため、転位
動作補佐装置は又ベベル・ギアとの係合関係の駆
動位置から脱するクラツチ爪の軸方向運動を補佐
即ち可能にするが、これは点火の遮断による機関
トルクの減少がクラツチ爪のラグの駆動面に駆動
側のベベル・ギアのラグにより与えられる「喰違
い」作用力を減少させるためである。
更に、種々の構成が可能であるが、前記転位動
作補佐装置60は、転位レバー装置61と、作動
する時内燃機関の点火を選択的に遮断するよう点
火遮断回路200を作用させることにより伝達装
置の転位動作を補佐するスイツチ装置即ちスイツ
チ130(以下に説明する)とを含む全体的に6
3で示す負荷感知装置を有することが望ましい。
この負荷感知装置63は、クラツチ爪をベベル・
ギアと完全な係合関係にある駆動位置に押圧する
転位作動部の作用力に対する抵抗を全体的に感知
し又望ましくはクラツチ爪の駆動位置から脱させ
る作用に対する抵抗をも感知する。
更に、種々の構成が利用可能であるが、第3図
に示した望ましい構成に示す如く、転位レバー装
置61は一般に上下の部材80,92からなる機
械的な空動装置を有し、スイツチ130は上下の
部材が通常の相対位置から変位される時作動させ
られるように配置されている。詳しくは、上下の
転位レバー部材80と92は、伝達装置の転位動
作の間クラツチ爪の軸方向運動に対する予め定め
た抵抗が偏倚装置に打克つて下部部材92が上部
部材80に対して枢動することによりスイツチ1
30を作動させるように偏倚装置120(以下に
説明する)によつて偏倚させられる。
種々の構成が使用可能であるが、上部部材80
は共に回転するようボルト84により扇形プリー
軸62に対して結合された分岐端部82を有し、
開口90に取付けられたベアリング88を有する
上端部86を有することが望ましい。下部部材9
2はベアリング88を下部部材から貫通する枢着
スタツド94により上部部材80に枢着され、ス
タツド94はワツシヤ96とロツク・ナツト98
を含む装置により上部部材に結合されている。下
部部材92は又、第1の枢着スタツド94から離
間され図示の如くオペレータが操作する押し引き
ケーブル64に適当に結合された第2の枢着スタ
ツド102を含んでいる。
第6図および第7図に最もよく示す如く、下部
部材92は、以下に説明する如く略々固定位置に
偏倚装置即ちU字形ばね120を保持するため上
部部材80から下垂する関連するストツパ・フラ
ンジ106と協働する略々反対方向に離間された
保持フランジ104を有する偏位された下部部分
108を有する。この下部部分108は又、図示
の如く高い縁部114を形成された内側カム縁部
112と中央の凹部116を有する厚みを持たせ
たカム110を有する端部を有する。
前述の如く、転位レバー装置61は又、関連す
る保持フランジ104とストツパ・フランジ10
6に当接する外方に延在するアーム123を有す
るU字形のばね120の形態が望ましい偏倚装置
を有する。この偏倚装置即ちばね120は、押し
引きケーブル64により下部部材92の枢着スタ
ツド102に対し転位作用力が与えられる時、両
部材80と92が扇形プリー軸62と共に回転す
るように上下の部材80と92を相互に通常位置
に保持するために設けられている。クラツチ爪を
駆動位置に出入りするよう軸方向に移動させる動
作に対する転位動作抵抗が上限値を越えて扇形プ
リー軸62に伝達されて上部部材80の回動作用
に抵抗する時、下部部材92において押し引きケ
ーブル64により及ぼされる連続的な作用力はフ
ランジ104と106をU字形ばね120のアー
ム123の一方を他方のアームに対し変位させ、
その結果下部部材92が上部部材80に対して枢
着スタツド94と共に枢動することになる。偏倚
装置即ちU字形ばねは両方向作用形であるため、
下部部材92は、転位動作に対する抵抗が上限値
を越える時オペレータが制御するケーブル64が
枢着スタツド92上で引くか押すかに従つて、上
部部材80に対し何れの方向にも枢動する。
更に、オペレータが制御するケーブル64によ
り下部部材92に対し引張力又は押圧力が及ぼさ
れる時、下部部材92は上部部材80と一緒に回
動され(伝達装置に対する抵抗は生じないものと
して)、扇形プリー軸62の回動運動を生じ、従
つてクラツチ爪48は前述の如くベベル・ギアと
完全な係合関係にある駆動位置に移動される。し
かし、もし押し引きケーブル64が下部部材92
上の作用力を越え転位抵抗が上限値を越える時に
ロツク・アウト状態が生じるならば、下部部材9
2が上部部材80に対して枢動し、この相対的変
位はスイツチ130により感知されてこれを作動
させ、このスイツチは更に点火遮断回路200
(第8図参照)を作用状態にさせる。
更に、種々の構成が可能であるが、第1のスイ
ツチ装置即ちスイツチ130は作動部131を有
する常開スイツチ130であり、上下の部材80
と92がその通常の相対位置にある時作動部13
1が下部部材92のカム110の凹部114に静
置するようにねじ139により上部材80の下部
の偏位部137上に適当に取付けられる。このよ
うに、下部部材92が上部部材80に対して何れ
かの方向に枢動する時、スイツチ130の作動部
131は、図示の如く例えば第3図の仮想線によ
りカム110の高い縁部114の1つにより押下
げられる。
第9図に最もよく示される如く、スイツチ13
0は常に開路し、作動部131が押下げられると
スイツチを閉路して点火遮断回路200を作用状
態にする。前述の如く、上部部材80と下部部材
92が偏倚装置120により通常の相対位置に保
持されるか戻される時(転位抵抗がもはや上限値
を越えない時)、作動部131は凹部に静置し、
その結果スイツチ130は開路し遮断回路200
が消勢される。
転位動作補佐装置60は又、クラツチ爪48の
軸方向位置を略々感知するため全体的に129で
示された位置感知装置を含むことが望ましく、点
火遮断回路は内燃機関の点火を選択的に制御する
ため位置感知装置に応答する。更に、種々の構成
が可能であるが、第3図に示す如く、位置感知装
置は、スイツチ装置、即ち作動部133と、上部
部材80の側部から延長するカム142を有する
第2のスイツチ132を有することが望ましい。
このスイツチ132は、ボルト136により転位
動作変換装置のハウジング158に結合された調
整自在のブラケツト135に適当に取付けられ
る。カム142は、中央部の凹部を有するカム縁
部143と、例えば、上部部材80が前進又は後
退駆動位置の一方に完前に移動したクラツチ爪4
8と対応する位置に回動される時第2のスイツチ
装置132を作動する高い縁部144とを有す
る。
位置感知装置129は負荷感知装置63とは独
立的に使用することができ、又点火遮断回路およ
び機関の点火を選択的に制御するためクラツチ爪
の他の移動地点で作動させることもできることを
理解すべきである。望ましい構成において示した
如く、位置感知装置129は、上部部材80の運
動の極限を感知する即ち極限で作動させられ、又
第1のスイツチ130にオーバーライドして機関
の点火の選択的遮断を終了するため作動させられ
るようにスイツチ130と直列に接続された常閉
スイツチ132を含んでいる(第9図参照)。こ
のオーバーライド条件は、例えば、押し引きケー
ブル64の過大なストロークのため、あるいは転
位レバー装置の中立位置の誤調整のために生じ得
る。
望ましい点火遮断回路200の特定形態の詳細
について説明する前に、点火遮断回路200の主
な構成要素および作用に関する一般的説明を次に
行う。
一般に、点火遮断装置即ち回路200は、例え
ば、機関の点火が短絡即ち遮断される点火停止時
間間隔と、機関の点火が可能な点火作用時間間隔
を有する調時サイクルに従つて機関の点火を選択
的に遮断するためスイツチ130の作動即ち閉路
に応答して作用可能な全体的に217で示した制
御装置を有する。
更に、この制御装置217は、複数の連続する
調時サイクルを生じる全体的に220で示した第
1のタイマー装置即ち1次タイマーを含むことが
望ましい。詳しくは、1次タイマー220は、例
えば、前述の204で示したSCRを含む全体的
に209で示すインターフエース・スイツチ装置
の導通状態を制御するため関連回路(以下に説明
する)と協働して作用し、その結果前記SCRは
ON状態即ち導通状態になつて1つの調時サイク
ルの点火停止時間間隔を確保するある期間機関の
点火を短絡遮断し、又機関の点火を復元即ち可能
にする期間SCRがOFFの状態になつてこれによ
り調時サイクルの点火作用時間間隔を確保する。
制御装置217は全体的に230で示された第
2のタイマー装置即ち完全タイマーを有すること
が望ましく、このタイマーは前記1次タイマー2
20のリセツト・ターミナル277に接続され、
複数の連続する調時サイクルを生じるため1次タ
イマー220が作用状態にさせられる完全サイク
ルを確保するためスイツチ130の閉路に応答し
て作用する。例示した望ましい構成においては、
1次タイマー220は、このタイマーが完全サイ
クルの連続する調時サイクルに含まれる連続する
点火停止時間間隔の持続期間を選択的に増加する
ため作用するように、リード線257により充電
コンデンサ256に対して接続された下部ターミ
ナル255を有する。フイルタ・コンデンサ25
3も又このターミナル255に接続されている。
もしある点火停止時間間隔が伝達装置の転位動作
の完了に十分なだけの機関トルク減少持続期間を
もたないと(スイツチ130はこれにより1次タ
イマーと完全タイマーを消勢する)、それに続く
点火停止時間間隔は更に転伝達装置の位動作を補
佐するため機関トルクの比較的大きな即ち更に延
長された減殺作用を生じるため比較的長い持続時
間を有するようにするため前記の持続時間拡大特
性が備えられる。
この点に関して、前述の如く、軸方向の転位作
用力に抗する接線トルクが生じるようにクラツチ
爪とベベル・ギアを一緒に回転させるラグの隅部
の駆動条件の発生は、その駆動部の縁部を僅かに
面取りされたクラツチ爪とベベル・ギアのラグの
隅部の相対的な鋭さに依存している。ラグの隅部
が比較的鋭く即ち新しい状態である時はラグの隅
部の駆動条件が生じようとする傾向は少くなる
が、反対に隅部が摩耗のため更に面取りされた状
態即ち丸味を帯びた状態になると隅部が「かじり
付こうとする」即ち隅部駆動条件の傾向が強くな
る。従つて、連続する点火停止時間間隔の持続時
間を長くする特性により、クラツチ爪およびベベ
ル・ギアのラグの隅部の摩耗から生じる隅部駆動
条件が頻度即ち持続期間が増大するとこれに応じ
て点火遮断回路200が伝達装置の転位動作を補
佐するに十分な増大した持続時間を有する点火停
止時間間隔を自動的に生じることを保証するので
ある。連続する点火停止時間間隔の持続時間を増
加させるこの特性は又、伝達装置の転位動作が完
了した時1次タイマーと完全タイマーがスイツチ
130の開路により消勢されるため、完全な伝達
装置の転位動作を補佐するのに必要な時間の増大
した時間間隔のみ機関の点火が遮断されることを
も保証する。このように、この特性により、伝達
装置の転位動作を補佐する機関の点火の遮断と転
位動作の間機関の駆動能力を最大限に維持するこ
との間の有効な妥協が生じる。
完全な伝達装置の転位動作を生じるのに必要な
点火停止時間間隔の持続時間は一般に機関速度が
大きくなるに従つて長くなる。機関のアイドリン
グ速度又はこれより大きな機関速度、例えば500
乃至120rpmの範囲の機関速度において伝達装置
の転位動作を補佐するためには、制御装置217
は更に全体的に241で示される速度感知回路装
置および望ましくは回転数を電圧に変換するコン
バータ246を含む。このコンバータ246は、
例えば50ミリ秒から最大150ミリ秒迄完全サイク
ルの最初の点火停止時間間隔の持続時間を延長す
るため、機関速度の例えば500rpmから1200rpm
以上の増加に応答して作用する。最初の点火停止
時間間隔のこの増加は、出力側248に生じ機関
速度の増大に応答してその出力電圧が増大するコ
ンデンサ256に結合された回転速度を電圧に変
換するコンバータの出力電圧により増加される充
電コンデンサ256に対する初期充電の結果であ
る。この特性は、伝達装置の転位動作を補佐する
点火の遮断と機関の駆動能力の維持との間の遮断
回路の設計上の妥協度を有効に強化するものであ
る。
伝達装置の転位動作中、もし転位抵抗が上限値
以上に増加して前述の如くスイツチ130が閉路
すれば、点火遮断回路200の完全タイマー23
0と1次タイマー220が作動させられる。完全
タイマー230は、1次タイマー220が伝達装
置の転位動作を補佐するための連続する調時サイ
クルを生じるよう作用する完全サイクル即ち時間
限度を確立する。伝達装置の転位動作が完了した
時、スイツチ130が開路して1次タイマーと完
全タイマーを消勢する。以下に更に説明するよう
に、第2の即ち位置感知スイツチ132が開路す
ると、第1のスイツチ130がオーバーライドさ
れ点火遮断回路200が消勢される。
前述の如く、舶用推進機用の内燃機関16にお
いては適当な形式の点火システムが使用可能であ
る。例示の目的のため、機関16は標準的なバツ
テリ点火システム19(第9図においてブロツク
19で略示)を含むが、この点火システムは従来
周知の如く点火コイルと1組の接点を有するデイ
ストリビユータ(図示せず)を有し、前記接点は
通常火花を生じるため機関の点火プラグに点火コ
イルに生じた電圧を送るよう作用する。この点火
システム19はリード線202によつて点火コイ
ルの接点側の望ましい点火遮断回路200に対し
て接続されるが、この結線は機関の点火システム
を示すブロツク19内に記された凡例により略示
されている。
前述の如く、機関の点火を選択的に遮断するた
め、回路200は、リード線202によつて点火
コイルの接点側と接地側に接続されたアノード/
カソード経路を有するSCR204を含むことが
望ましいインターフエース・スイツチ装置209
を含む。ゲート信号がSCRのゲート206に与
えられ正の電圧が点火コイルによつて生じると、
SCRはONの状態になり点火コイルの正電圧を短
絡接地して機関の点火を阻止即ち遮断する。以下
で更に説明するように、これも又インターフエー
ス・スイツチ装置209に含まれることが望まし
いトランジスタ208がONの状態になると、ゲ
ート信号がSCR204に与えられる。特に、
NANDゲート212の入力側214と216が
共にハイの状態の入力信号を受取る時常に生じる
ローの出力をNANDゲート212が有するとこ
れに応答してトランジスタ208のベース210
からベース電流が出力されてトランジスタがON
の状態になる。
点火遮断回路200に関して更に特定の説明に
戻る前に、必要に応じて、点火回路を短絡すると
ともに点火システムの点火回路を開路することに
よつて適当な機関点火システムを遮断することが
できることを理解すべきである。又、この点火回
路は機関の予め定めたシリンダを遮断することに
より部分的に遮断することも可能である。又、こ
の点火遮断装置即ち回路の目的は、望ましくはク
ラツチ爪の伝達装置のベベル・ギアとの完全な係
合関係に入りあるいはこれから脱するようにクラ
ツチ爪の軸方向運動即ち転位動作を生じることを
可能にする即ち補佐するため機関のトルクを減殺
するに十分なだけ長い期間伝達装置の転位動作を
補佐するため機関の点火を遮断することである
が、点火の遮断は機関を停止させてしまう程長い
間行うべきではない。この目的は、種々の回路又
は他の制御装置を用いて種々の方法で行うことが
できる。例えば、スイツチ130の如きスイツチ
装置を用いてSCRをONの状態にし、スイツチ1
30が作動中である限り点火の遮断を生じること
ができる。又、スイツチ130の如きスイツチ装
置および1個のタイマーを用いてSCRをONの状
態にして特定の期間1回の点火遮断作用を生じる
こともできる。点火遮断作用を行うための他の可
能な制御装置については、以下に述べる望ましい
点火遮断回路200の説明に関連して論述する。
第9図に示す如き望ましい点火遮断回路200
の詳細な説明に戻れば、完全タイマー230およ
び1次タイマー220はそれぞれ、例えば、
National Semiconduetors社製の形式番号
LM556CNなる標準的な集積回路タイマーの半部
で構成されるようにすることができる。本文にお
いて提示し説明する種々のタイマー・ターミナル
接続はタイマーLM556CNのピンに対応してい
る。この特定のピン接続は、完全タイマー230
と1次タイマー220を略示するブロツク内の円
内に示されたピン番号により表示される。
1次タイマー220が完全タイマー230の出
力により作動させられると、タイマー220は点
火停止時間間隔と対応する即ちこれを確保する期
間その出力側218にハイの信号を生じる。特に
タイマー220のハイの出力はNANDゲート2
12の入力側214に結合され(入力側216は
既にハイ)NANDゲート212の出力をローに
させることによりトランジスタ208のベース電
流を流れさせてトランジスタ208をONに切換
え、従つてSCR204を導通状態にする結果、
点火コイルの接点側が短絡されて機関の点火停止
時間間隔の間停止即ち遮断されるのである。
前記点火停止時間間隔の最少期間は、図示の如
く適当にタイマー220のピン即ちターミナルに
接続された抵抗222とコンデンサ224の選択
によつて決定される。抵抗222とダイオード2
28を流れる電流から生じるコンデンサ224の
充電によつて決定される期間、タイマー220が
作用状態を維持して点火停止時間間隔を生じるハ
イの出力を生じる。タイマーの電圧が閾値に達す
ると、コンデンサ224は抵抗222と別の抵抗
226を介して(充電中はダイオード228によ
り分路される)放電して点火作用時間間隔の持続
期間を確保するが、前記コンデンサの放電により
タイマー220の出力側218はハイからローの
状態に切換えられる。タイマー220のこのロー
の出力はNANDゲート212の入力側214に
結合され、NANDゲート212の出力をハイの
状態にさせることによりトランジスタ208のベ
ース電流を遮断してこれをOFFの状態にさせ、
従つてSCR204を非導通状態にし、その結果
点火コイルの接点側は短絡状態即ち接地状態では
なくなつて点火作用時間間隔において機関の点火
を可能にすることになる。コンデンサ224が十
分に放電されると、タイマー出力は再びローから
ハイの状態に切換わつて前述の作用を反復し、こ
れにより各々が点火停止時間間隔と点火作用時間
間隔を含む複数の連続する調時されたサイクルを
生じる。
前述の如く、連続する調時サイクルに含まれる
連続する点火停止時間間隔の期間は、タイマーの
ターミナル255に接続される充電コンデンサ2
56に対する充電が増加することにより増加す
る。特に、500rpmの機関速度においては、完全
サイクルの最初の点火停止時間間隔は例えば50ミ
リ秒であり、2番目の点火停止期間間隔即ちパル
スは65ミリ秒迄増加し、3番目の点火停止パルス
は85ミリ秒迄増加し、……というように、完全サ
イクルの終り即ち伝達装置の転位動作が完了する
前に例えば6つのパルスが生ずるものとすれば、
最長約150ミリ秒の持続期間迄増加し得るのであ
る。完全な1サイクルの間、点火作用時間間隔の
持続期間は比較的少い割合で、例えば100ミリ秒
から150ミリ秒に増加する。コンデンサ256に
対する充電量の増加、従つて連続する点火停止お
よび点火作用の連続する時間間隔の持続期間の増
加は、1次タイマー220のターミナル225か
ら充電コンデンサ256に対して充電電流が流れ
る結果である。最長の点火停止時間間隔、例えば
150ミリ秒は一般に、コンデンサ256の充電率
カーブの平坦部分により、又以下に述べる速度感
知装置241の回転数/電圧コンバータ246の
利得により決定即ち確保される。1次タイマー2
20が固定数の調時サイクルを生じるように構成
することは可能であるが、望ましい構成において
示した如く、調時サイクルの数はその特続時間が
例えば1.5秒であり得る完全タイマー230の完
全サイクルの持続期間によつて支配される。
更に、回転数/電圧コンバータ246は、リー
ド202とダイオード234を含むリード232
とによつて点火コイルの接点側に生じる正の電圧
に結合される。抵抗236と238は分圧器とし
て作用し、コンデンサ240はフイルターとし
て、又抵抗242は電流制限器として作用する。
機関の1つのシリンダを点火する各正電圧パルス
により(1つのシリンダを点火するため1つのパ
ルスが発されるためにはSCR204はOFFの状
態になければならない)、ベース243を電流制
限器としての抵抗242に接続させたトランジス
タ244が導通状態にさせられる。回転数/電圧
コンバータ246は、例えば、図示の如くピン接
続したNational Semiconductors社の形式
LM2907N−8でよい。このコンバータ246は
コンデンサ247によりトランジスタ244のコ
レクタにAC結合された入力側245を有し、そ
の結果機関16の速度に比例する大きさの電圧を
その出力側248に生じる。コンデンサ252と
抵抗254はコンバータ246の利得を調整する
ように選択され、コンデンサ250は回転数/電
圧コンバータ246の出力側のリツプル電流を制
限するフイルタを提供する。
1次タイマー220が最初完全1サイクルの間
作動させられると、コンデンサ256における電
圧の大きさは最初回転数/電圧コンバータ246
の電圧出力により確立されるが、この電圧出力は
機関速度に比例する関数である。図示の如く、ダ
イオード258,260,262はアイソレータ
として作用し、抵抗264は完全サイクルの終り
即ち1次タイマー220がさもなければ消勢され
る時コンデンサ256に対する放電経路を提供す
る。再びコンデンサ256の充電率カーブとコン
バータの利得のため、機関速度1200rpm以上にお
ける最初又は後続の点火停止時間間隔の最長期間
が例えば150ミリ秒に選択される。
最初の点火停止時間間隔が前記最長期間よりも
短いものとすれば、連続する点火停止時間間隔は
1次タイマー220が消勢される迄その長さが増
加し続ける。この作用を確保するため、完全タイ
マー230のハイの出力によりダイオードが逆方
向にバイアスされる結果、コンバータの出力側2
48における電圧の大きさの低下をもたらす機関
速度の低下(点火遮断作用により生じる)は完全
サイクルの間コンバータを介するコンデンサ25
6の放電を生じることはない。完全サイクルが完
了した時、完全タイマー230の出力はローとな
り、ダイオード262は順方向にバイアスをかけ
られ、ダイオード260と258は逆方向にバイ
アスをかけられ、充電コンデンサ256は抵抗2
64を介して放電する。
前述の如く、1次タイマー220の作用は第1
のスイツチ130の閉路により作動させられる完
全タイマー230の作用を前提とする。更に、完
全タイマー230は、常開の第1のスイツチ13
0と常閉の第2のスイツチ132の直列の組合せ
に両入力側275を接続させたNANDゲート2
74の出力側233に接続されたリセツト入力2
31を有する。NANDゲート274の入力側2
75は抵抗270を含むリード271を介してス
イツチ130と132に接続されている。抵抗2
77はスイツチ130が作動させられず(スイツ
チ132が不作用状態を維持しない)その結果
NANDゲート274の入力側275が接地され
るならば、NANDゲート274の入力側275
をハイの信号に結合するため、全体的に284で
示される従来周知の電源部と抵抗271に接続さ
れる。このように、スイツチ130が閉路される
と入力側275の状態はハイからローの状態に変
化し(接地されるため)、完全タイマー230の
リセツト入力側231に接続されたNANDゲー
ト274の出力はハイとなり、これによりタイマ
ー230を作動させる。NANDゲート274の
出力側に現われるハイの出力も又リード279に
よつてNANDゲート212の入力側216に接
続され、その結果このNANDゲートはタイマー
230の出力がローからハイの状態に変化する時
その出力の状態をハイからローに変化させるよう
条件付けられ、逆の場合は逆になる。NANDゲ
ート274と212は、ノイズの多い機関の環境
においては望ましいノイズに対する抵抗が大きな
CMOS素子であることが望ましい。このNAND
ゲートは、例えば、それぞれ集積回路形式番号
40107BEの半部からなるものでよい。
前述の如く、完全タイマー230が付勢される
と、このタイマーは第1のタイマー220のリセ
ツト入力側277に結合された出力側276にハ
イの状態の出力を生じ、これにより第1のタイマ
ー220を作用状態にする。NANDゲートのノ
イズに対する抵抗に加え、完全タイマーおよび1
次タイマーのこのスイツチング作用における固有
の遅れも又ノイズおよびその他の妨害に対する抵
抗度を強化してSCR204の誤つたスイツチン
グ動作を阻止し、従つて誤つた点火遮断作用を阻
止することになる。
完全タイマー230により確立された完全サイ
クルの持続期間は、図示の如く接続された抵抗2
78とコンデンサ280の選択によつて決定され
る。コンデンサ282はフイルタとして作用す
る。完全タイマーの持続時間は、伝達装置の転位
動作が完了されるべき略々十分な調時サイクル
数、例えば6サイクルを生じるように選択され
る。完全サイクルは、スイツチ230の開路によ
り決定でき、又転位レバー装置61を中立(停
止)位置へ、又再びある転位位置へオペレータが
移動するのに対応するスイツチ230の再閉路に
より再び付勢することができる(この再付勢は、
転位抵抗が上限値を越える場合を仮定する)。
第1のスイツチ130の作動の効果は、常閉の
第2のスイツチ132が付勢される即ち回路を接
地するため開路させられその結果入力側275が
ハイとなつてNANDゲート274の出力をロー
の状態に切換える時、この第2のスイツチ132
によつてオーバーライド即ち停止され得る。スイ
ツチ132は、例えば、転位レバー装置61の上
部部材80が、例えば前述の如く伝達装置の転位
動作の完了に応答して駆動位置へのクラツチ爪の
移動が完了すると、これに略々対応する位置に変
位されるのに応答して開路する。例えば回路板上
には種々の点火遮断回路の構成素子が含まれ得る
が、この回路板は必要に応じてスイツチ130と
132の位置に略々接近した便利な位置に取付け
ることができることは理解されよう。簡略化のた
め、第3図には点火遮断回路200に対するスイ
ツチ130と132の特定の配線は省略した。
これ迄の記述から明らかなように、本文に開示
した本発明は又、内燃機関と、ベベル・ギアとの
係合関係から脱する中立位置とベベル・ギアとの
完全な係合関係にある駆動位置との間に移動可能
なクラツチ爪とベベル・ギアを有する伝達装置と
を内蔵する舶用推進装置において伝達装置の転位
動作を補佐する方法を提供するものであり、この
方法は広義には伝達装置の転位動作を感知し(例
えば、負荷又は位置感知装置により)、クラツチ
爪が駆動位置に移動する前に伝達装置の転位動作
中機関の点火を選択的に遮断することからなるも
のである。
又、本発明については、1つの特定構造の転位
機構を有する舶用推進装置に関して記述したが、
他の適当な転位機構即ち転位装置構成も同様に使
用でき、又本発明は、内燃機関と、ベベル・ギア
との係合関係から脱する中立位置とベベル・ギア
との完全な係合関係にある駆動位置との間に移動
可能なクラツチ爪とベベル・ギアを有する伝達装
置を内蔵するどんな舶用推進装置においても伝達
装置の転位動作を補佐するための装置を包含する
ものであり、この装置は広義において伝達装置の
転位動作を感知する装置(例えば、負荷又は位置
を感知する装置)と、クラツチ爪が駆動位置へ移
動する前に伝達装置の転位動作中機関の点火を選
択的に遮断する装置とを有するものである。
以上の説明において、機関の点火の遮断は、ク
ラツチ爪が駆動位置に移るときにその運動を助け
るものとして説明したが、当業者には白明の通
り、点火の遮断は、クラツチ爪が駆動位置から離
れるときにも同様にそれを助けるのに有効であ
る。即ち、クラツチ爪がベベル・ギアにかみ合つ
ているときは、機関の発生するトルクにより両者
には摩擦が働き、クラツチ爪をベベル・ギアから
離そうとするとこれらの間の摩擦がクラツチ爪の
運動に抵抗するが、機関の点火の遮断によるトル
クの低下によりこの摩擦が低減するのである。
又、本発明は本文中に示され説明した各部の特
定の構造および配置に限定されるものではなく、
頭書の特許請求の範囲に該当するあらゆる変更例
を包含するものであることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を包含する船尾に取付け
た駆動装置の部分側面図、第1A図は従来抜術の
一体形の転位アームを示す図、第2図は第1図に
示した船尾駆動装置に内蔵された伝達装置を示す
部分拡大断面図、第3図は第1図に示した船尾駆
動装置の転位装置に内蔵される転位動作補佐装置
を示す部分拡大図、第4図は第1図に示した船尾
駆動装置の転位装置に含まれた両引きケーブル装
置の一部を示す部分的に破断した部分断面図、第
5図は第1図に示した船尾駆動装置の転位装置に
含まれる下方転位装置を示す拡大断面図、第6図
は第3図に示す転位動作補佐装置に含まれる転位
レバー装置の部分分解斜視図、第7図は第6図に
示した転位レバー装置を示す一部を破断した部分
平面図、第8図は第7図の線8−8に関する断面
図、および第9図は本発明の諸特徴を含む第1図
に示した船尾駆動装置の転位動作補佐装置に含ま
れる点火遮断回路の回路図である。 10…舶用推進船尾駆動装置、12…艇体、1
6…内燃機関、18…推進脚部、19…点火シス
テム、20…推進装置部、27…プロペラ軸、3
0…駆動軸、32…ベベル駆動ギア、42…逆転
伝達装置、44,46…ベベル・ギア、48…ク
ラツチ爪、49,51…駆動用ラグ、50…転位
機構、52…転位アクチユエータ、55…転位装
置、56…転位コンバータ、60…転位動作補佐
装置、61…転位レバー装置、62…分割プリー
軸、65…ケーブル組立体、66,68…転位ケ
ーブル、72…分割プリー、74…ケーブル緊張
装置、80,92…転位レバー部材、120…偏
倚装置(U字形ばね)、129…位置感知装置、
130…スイツチ、131…アクチユエータ、1
32…第2スイツチ装置、63…負荷感知装置、
204…SCR、209…インターフエース・ス
イツチ装置、200…点火遮断回路、214,2
74…NANDゲート、217…制御装置、22
0…1次タイマー、230…完全タイマー、24
1…速度感知回路装置、246…回転数/電圧コ
ンバータ、284…電源部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関と、推進装置部と、この推進装置部
    に回転自在に取付けられたプロペラ軸と、前記推
    進装置部に回転自在に取付けられて前記内燃機関
    により駆動される駆動軸であり駆動ギアを有した
    ものと、前記プロペラ軸上に回転自在に取付けら
    れ前記駆動ギアと噛合係合するベベル・ギアを含
    みかつ前記ベベル・ギアとの係合関係から脱する
    中立位置と前記ベベル・ギアと完全な係合関係に
    あつて前記ベベル・ギアとプロペラ軸の合致した
    回転運動を生じる駆動位置との間に軸方向に往復
    運動するように前記プロペラ軸に取付けられたク
    ラツチ爪装置を有する伝達装置と、前記クラツチ
    爪装置を前記の中立位置と駆動位置との間に軸方
    向に移動させる転位装置とを設け、前記転位装置
    は、転位動作補佐装置を含み、該補佐装置は、前
    記クラツチ爪装置の前記駆動位置に相対的な軸方
    向運動に対する転位動作抵抗を感知する負荷感知
    装置と、前記転位動作抵抗が所定の上限値を越え
    る時前記負荷感知装置に応答して前記内燃機関の
    点火を遮断して前記ベベル・ギアに伝達される機
    関のトルクを減殺し、前記クラツチ爪装置の前記
    駆動位置に相対的な移動において前記転位装置を
    補佐する点火遮断装置と、を含むことを特徴とす
    る舶用推進装置。 2 前記負荷感知装置が、前記クラツチ爪装置に
    対して連結され、オペレータが変位可能な制御装
    置により与えられる作用力に応答して移動し、前
    記クラツチ爪装置の前記中立および駆動位置間の
    軸方向運動を生じる転位レバー装置を含み、前記
    転位レバー装置は、前記クラツチ爪装置に対し連
    結された第1の部材と、この第1の部材とオペレ
    ータが変位可能な制御装置とに結合された第2の
    部材と、オペレータが変位可能な制御装置により
    与えられる作用力に応答して前記第2の部材が移
    動しかつ前記の転位動作抵抗が前記上限値よりも
    小さい時前記第1と第2の部材の相対位置を通常
    の位置に保持し、かつ前記転位動作抵抗が前記上
    限値を越える時第1と第2の部材の相対位置を前
    記の通常の位置から変化させる偏倚装置とを有
    し、前記点火遮断装置が第1と第2の部材の相対
    位置の前記通常の位置からの変化に応答して前記
    内燃機関の点火を選択的に遮断することを特徴と
    する特許請求の範囲1項記載の装置。 3 前記負荷感知装置が、第1のスイツチ装置を
    有し、該スイツチ装置は作動させられると前記内
    燃機関の点火を選択的に遮断するよう前記点火遮
    断装置を作用可能にし、また前記第1と第2の部
    材の相対位置がその通常位置から変化することに
    応答して前記第1のスイツチ装置を作動させる第
    1のカム装置が前記第1と第2の部材の一方に設
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲2
    項記載の装置。 4 前記転位動作補佐装置が、更に、作動時に前
    記第1のスイツチ装置に優先して前記点火の選択
    的遮断を停止するよう作用可能な第2のスイツチ
    装置を有し、前記第1の部材は、これが前記駆動
    位置への移動を完了した前記クラツチ爪装置に
    略々対応する位置に変位される時前記第2のスイ
    ツチ装置を作動させる第2のカム装置を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲3項記載の装置。 5 前記転位レバー装置が前記の中立および駆動
    位置間に前記クラツチ爪装置の軸方向運動を生じ
    る枢動運動を行うように前記第1の部材を支持す
    る第1の枢着装置と、前記第2の部材を前記第1
    の部材に枢着するため前記第1の枢着装置から離
    間された第2の枢着装置を有し、前記偏倚装置
    は、前記第2の部材に対してオペレータ制御装置
    により作用力が与えられ前記転位動作抵抗が前記
    上限値より小さい時前記第1と第2の部材が一緒
    に前記の通常位置において枢動しかつ前記抵抗が
    上限値を越える時前記第2の部材が前記第1の部
    材に対して前記第2の枢着装置の周囲に枢動する
    ように、前記第1と第2の部材を結合するよう作
    用することを特徴とする特許請求の範囲2項記載
    の装置。 6 前記負荷感知装置は、前記第1の部材に接続
    され、作動時に前記内燃機関の点火を選択的に遮
    断するよう前記点火遮断装置を作用可能にさせる
    よう作用可能な第1のスイツチ装置を有し、前記
    第2の部材は前記第1の部材に対して前記第2の
    枢着装置の周囲で枢動する第2の部材に応答して
    前記第1のスイツチ装置を作動させる第1のカム
    装置を有することを特徴とする特許請求の範囲5
    項記載の装置。 7 前記偏倚装置は1対の外方に延長するアーム
    を有する略々U字形のばねであり、前記第1と第
    2の部材は、前記転位動作抵抗が前記上限値より
    も小さい時第1と第2の部材に対し略々固定位置
    に前記U字形ばねを保持しかつ前記転位動作抵抗
    が上限値を越え前記第2の部材が第1の部材に対
    して前記第2の枢着装置の周囲に枢動する時前記
    ばねのアームの一方を他方に対して変位させるた
    め関連するフランジ装置を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲5項記載の装置。 8 前記負荷感知装置は、前記第1の部材に接続
    され作動させられると前記内燃機関の点火を選択
    的に遮断するように前記点火遮断装置を作用可能
    にする第1のスイツチ装置を有し、前記第2の部
    材は前記第2の部材が前記枢着装置の周囲で前記
    第1の部材に対して枢動するのに応答して前記第
    1のスイツチ装置を作動させる第1のカム部材を
    有し、前記転位動作補佐装置は更に、作動時に前
    記第1のスイツチ装置に優先し前記点火の選択的
    遮断作用を終了するよう作用可能な第2のスイツ
    チ装置を有し、前記第1の部材は、前記駆動位置
    への移動を完了した前記クラツチ爪装置と略々対
    応する位置に前記第1の部材が前記第1の枢着装
    置の周囲に駆動する時、前期第2のスイツチ装置
    を作動させる第2のカム装置を有することを特徴
    とする特許請求の範囲7項記載の装置。 9 前記転位動作補佐装置は前記クラツチ爪装置
    の軸方向位置を略々感知する位置感知装置を有
    し、前記点火遮断装置は前記内燃機関の点火を選
    択的に遮断するため前記位置感知装置に応答する
    ことを特徴とする特許請求の範囲1項記載の装
    置。 10 前記転位装置は、前記クラツチ爪装置に連
    結されて前記の中立および駆動位置間の前記クラ
    ツチ爪装置の軸方向運動を生じるためオペレータ
    が変位可能な制御装置により与えられる作用力に
    応答して運動可能な転位レバー装置を有し、前記
    位置感知装置は前記転位レバー装置の運動に応答
    して作動させられるスイツチ装置を有することを
    特徴とする特許請求の範囲9項記載の装置。 11 前記点火遮断装置が、機関の点火が遮断さ
    れる点火停止時間間隔と機関の点火が可能である
    点火作用時間間隔とを含む調時サイクルに従つて
    機関の点火を遮断するように作用可能な制御装置
    を有することを特徴とする特許請求の範囲1項記
    載の装置。 12 前記制御装置が連続する複数の前記調時サ
    イクルを生じるため第1のタイマー装置を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲11項記載の装
    置。 13 前記第1のタイマー装置が、前記の連続す
    る調時サイクルに含まれる前記点火停止時間間隔
    の持続時間を順次増加するよう作用することを特
    徴とする特許請求の範囲12項記載の装置。 14 前記制御装置が、前記第1のタイマー装置
    が前記の連続する調時サイクルを生じるよう作用
    させられる完全サイクルを確立するため前記第1
    のタイマー装置に結合された第2のタイマー装置
    を有することを特徴とする特許請求の範囲12項
    記載の装置。 15 前記第1のタイマー装置が、前記点火停止
    時間間隔の最初のものが予め定めた最短の持続時
    間を有する連続する調時サイクルを生じるよう作
    用し、前記制御装置は更に前記第1のタイマー装
    置に結合されかつ前記の最初の点火停止時間間隔
    の持続時間を前記の予め定めた最短の持続時間以
    上に増加するため、機関速度が予め定めた比較的
    低い速度以上に増大するのに応答して作用する速
    度感知装置を有することを特徴とする特許請求の
    範囲12項記載の装置。 16 前記速度感知装置が前記の最初の点火停止
    時間間隔の持続時間を予め定めた最長の期間迄増
    加するよう作用することを特徴とする特許請求の
    範囲15項記載の装置。 17 前記第1のタイマー装置が前記の連続する
    調時サイクルに含まれる前記点火停止時間間隔の
    持続時間を連続的に増加するよう作用し、前記制
    御装置が前記第1のタイマー装置が連続する調時
    サイクルを生じるよう作用させられる完全サイク
    ルを確立するため前記第1のタイマー装置に接続
    された第2のタイマー装置を有することを特徴と
    する特許請求の範囲15項記載の装置。 18 前記転位動作補佐装置が前記クラツチ爪装
    置の前記駆動位置への軸方向の運動に対する転位
    動作抵抗を略々感知する負荷感知装置を有し、前
    記点火遮断装置は、機関の点火が遮断される点火
    停止時間間隔と機関の点火が可能である点火作用
    時間間隔を含む調時されたサイクルに従つて機関
    の点火を選択的に遮断するため前記転位動作抵抗
    が上限値を越える時に前記負荷感知装置に応答す
    る制御装置を有することを特徴とする特許請求の
    範囲1項記載の装置。 19 前記負荷感知装置は、前記クラツチ爪装置
    に連結されて前記の中立および駆動位置間の前記
    クラツチ爪装置の軸方向運動を生じるためオペレ
    ータが変位可能な制御装置により与える作用力に
    応答して運動可能な転位レバー装置を有し、前記
    転位レバー装置は、前記クラツチ爪装置に連結さ
    れた第1の部材と、前記の第1の部材とオペレー
    タにより変位可能な制御装置に結合された第2の
    部材と、前記第2の部材がオペレータの制御によ
    り与えられる作用力に応答して運動し前記転位動
    作抵抗が前記上限値よりも小さい時には前記第1
    と第2の部材の相対位置を通常の位置に保持し又
    前記転位動作抵抗が前記の上限値を越える時には
    第1と第2の部材の相対位置の前記通常の位置か
    らの変化を許容する偏倚装置とを有し、前記制御
    装置は前記の通常の位置からの第1と第2の部材
    の相対的な変位に応答して連続する複数の前記調
    時サイクルを生じるため第1のタイマー装置を有
    することを特徴とする特許請求の範囲18項記載
    の装置。 20 前記負荷感知装置は、作動時において前記
    の連続する調時サイクルを生じるように前記第1
    のタイマー装置を作用可能にするよう作用可能な
    第1のスイツチ装置を有し、前記第1と第2の部
    材の一方は前記の通常の位置からの第1と第2の
    部材の相対的な変位に応答して前記第1のスイツ
    チ装置を作動させるため第1のカム装置を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲19項記載の装
    置。 21 前記転位動作補佐装置は更に、作動時にお
    いて前記第1のスイツチ装置に優先して前記第1
    のタイマー装置を消勢するよう作用可能な第2の
    スイツチ装置を有し、前記第1の部材は、前記第
    1の部材が前記駆動位置への移動を完了した前記
    クラツチ爪装置と略々対応する位置へ変位される
    時前記第2のスイツチ装置を作動させるため第2
    のカム装置を有することを特徴とする特許請求の
    範囲20項記載の装置。 22 前記第1のタイマー装置は前記の連続する
    調時されたサイクルに含まれる前記点火停止時間
    間隔の持続時間を連続的に増加するよう作用し、
    前記点火停止時間間隔は予め定めた最短期間を有
    し、前記制御装置は、前記第1のタイマー装置が
    連続する調時サイクルを生じるよう作用させられ
    る完全サイクルを確立するため前記第1のタイマ
    ー装置に連続された第2のタイマー装置を有し、
    前記制御装置は又、前記第1のタイマー装置に接
    続され前記の予め定めた最短期間以上に前記完全
    サイクルにおける最初の点火停止時間間隔の持続
    時間を増加するため予め定めた比較的低い速度以
    上に増大する機関速度に応答して作用する速度感
    知装置を有することを特徴とする特許請求の範囲
    12項記載の装置。
JP4192780A 1979-03-30 1980-03-31 Marine propelling device provided with ignition interrupting device aiding shift operation of power transmission gear Granted JPS55132388A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/025,343 US4262622A (en) 1979-03-30 1979-03-30 Marine propulsion device including ignition interruption means to assist transmission shifting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55132388A JPS55132388A (en) 1980-10-15
JPH0356957B2 true JPH0356957B2 (ja) 1991-08-29

Family

ID=21825455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4192780A Granted JPS55132388A (en) 1979-03-30 1980-03-31 Marine propelling device provided with ignition interrupting device aiding shift operation of power transmission gear

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4262622A (ja)
JP (1) JPS55132388A (ja)
CA (1) CA1130659A (ja)
DE (1) DE3009702C2 (ja)
GB (1) GB2045885B (ja)
SE (1) SE443347B (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4403970A (en) * 1981-07-30 1983-09-13 Outboard Marine Corporation Marine propulsion unit having ignition interruption means to assist transmission shifting
US4432734A (en) * 1982-01-11 1984-02-21 Outboard Marine Corporation Marine propulsion device including ignition interruption means to assist transmission shifting
US4525149A (en) * 1982-04-16 1985-06-25 Outboard Marine Corporation Marine propulsion device including ignition interruption means to assist transmission shifting
US4560355A (en) * 1983-12-29 1985-12-24 Brunswick Corporation Marine drive thread mounted pinion
JPH0774035B2 (ja) * 1986-11-28 1995-08-09 三信工業株式会社 船舶推進機のシフト補助装置
JPS63195094A (ja) * 1987-02-09 1988-08-12 Sanshin Ind Co Ltd 船舶推進機のシフト補助装置
USRE32998E (en) * 1987-03-27 1989-07-25 Brunswick Corporation Ignition interrupt system with stall interval
US4726798A (en) * 1987-03-27 1988-02-23 Brunswick Corporation Ignition interrupt system with stall interval
US4753618A (en) * 1987-06-16 1988-06-28 Brunswick Corporation Shift cable assembly for marine drive
JPH01141255A (ja) * 1987-11-26 1989-06-02 Sanshin Ind Co Ltd 船舶推進機のシフト装置
JPH01145430A (ja) * 1987-12-02 1989-06-07 Sanshin Ind Co Ltd シフト補助装置
US4838822A (en) * 1987-12-07 1989-06-13 Outboard Marine Corporation Shift linkage for marine propulsion device
JPH01182196A (ja) * 1988-01-18 1989-07-20 Sanshin Ind Co Ltd シフト補助装置
US4952181A (en) * 1988-09-08 1990-08-28 Brunswick Corporation Marine shift cable assembly with spring guide
JP2759475B2 (ja) * 1989-02-17 1998-05-28 三信工業株式会社 船舶推進機のシフト操作アシスト装置
US5022370A (en) * 1989-05-15 1991-06-11 Outboard Marine Corporation Ignition system for marine propulsion device
US5122084A (en) * 1989-08-21 1992-06-16 Outboard Marine Corporation Apparatus for assisting transmission shifting in a marine propulsion device
JP2810714B2 (ja) * 1989-09-05 1998-10-15 三信工業株式会社 シフト補助装置
JP3061061B2 (ja) * 1990-03-23 2000-07-10 三信工業株式会社 船舶推進機の倍力機構
DE4214114C2 (de) * 1991-05-02 1996-11-07 Mitsubishi Electric Corp Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines Aussenbordmotors
AUPN716995A0 (en) * 1995-12-15 1996-01-18 Orbital Engine Company (Australia) Proprietary Limited Improvements to the operation of marine engines
US5692992A (en) * 1996-02-14 1997-12-02 Volva Penta Of The Americas, Inc. Shift assist and engine interrupter apparatus
US5700168A (en) * 1996-08-19 1997-12-23 Outboard Marine Corporation Electronic ignition interruption apparatus
US6352457B1 (en) * 2000-04-05 2002-03-05 Bombardier Motor Corporation Of America Assembly and method for providing shift control for a marine drive
DE10150316A1 (de) * 2000-10-23 2002-05-29 Luk Lamellen & Kupplungsbau Wegrollsicherung
US6929518B1 (en) 2003-12-09 2005-08-16 Brunswick Corporation Method for controlling a shift procedure for a marine propulsion system
US6942530B1 (en) 2004-01-22 2005-09-13 Brunswick Corporation Engine control strategy for a marine propulsion system for improving shifting
JP2013086558A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Yamaha Motor Co Ltd 船舶推進機
US9896178B1 (en) * 2016-08-10 2018-02-20 Brunswick Corporation Methods and systems of controlling engine RPM
US10118683B1 (en) * 2017-08-21 2018-11-06 Brunswick Corporation Outboard motors having flexible connector assembly for shift actuation

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50127379A (ja) * 1974-03-28 1975-10-07
JPS5227934A (en) * 1975-07-01 1977-03-02 Bosch Gmbh Robert Circuit apparatus for preventing ignition spark temporary from generating in operating internal combustion engine

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2297676A (en) * 1942-10-06 Ignition controlling device foe
US2703989A (en) * 1952-06-11 1955-03-15 Simon E Schroeder Means and mechanism for the remote control of outboard motors
US3511117A (en) * 1968-08-27 1970-05-12 North American Rockwell Single lever control unit
US3780842A (en) * 1972-06-23 1973-12-25 Outboard Marine Corp Single clutch and throttle lever combined with a throttle warm up lever
US3792630A (en) * 1972-11-24 1974-02-19 Gen Motors Corp Low torque shift controls for transmissions
US3919510A (en) * 1973-05-29 1975-11-11 Brunswick Corp Electrically controlled shift mechanism for marine propulsion units
US3842788A (en) * 1973-08-30 1974-10-22 Outboard Marine Corp Reversible transmission

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50127379A (ja) * 1974-03-28 1975-10-07
JPS5227934A (en) * 1975-07-01 1977-03-02 Bosch Gmbh Robert Circuit apparatus for preventing ignition spark temporary from generating in operating internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
CA1130659A (en) 1982-08-31
DE3009702A1 (de) 1980-10-09
SE443347B (sv) 1986-02-24
SE8001517L (sv) 1980-10-01
DE3009702C2 (de) 1994-05-26
GB2045885A (en) 1980-11-05
JPS55132388A (en) 1980-10-15
GB2045885B (en) 1983-07-20
US4262622A (en) 1981-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0356957B2 (ja)
US7931513B2 (en) Marine propulsion system
US4403970A (en) Marine propulsion unit having ignition interruption means to assist transmission shifting
US4525149A (en) Marine propulsion device including ignition interruption means to assist transmission shifting
US8317556B2 (en) Boat propulsion system, and control device and control method therefor
US5050461A (en) Assist device for shift operation of marine propulsion system
US7942712B2 (en) Boat propulsion system, and control device and control method therefor
JPH0236440B2 (ja)
JP3129718B2 (ja) 船用推進装置
KR890012826A (ko) 작업차
JP3833616B2 (ja) 電子制御駆動装置
EP0019631A1 (en) Transmission means for hybrid type flywheel vehicles
US5700168A (en) Electronic ignition interruption apparatus
JPH07110637B2 (ja) 船外機
GB2109062A (en) Marine propulsion device including ignition interruption means to assist transmission shifting
JPS6157430A (ja) 動力取出装置
JP3119013B2 (ja) パワートレーンの総合制御装置
US4534237A (en) Shift controller
JP2819750B2 (ja) 船外機のスロットルレバーとクラッチレバーの規制装置
JPH038504Y2 (ja)
JPH0536734Y2 (ja)
JPS6241862Y2 (ja)
JPH0754677A (ja) アクセルアクチュエータ
JPS628616B2 (ja)
JPH0611005A (ja) Pto変速機構