JPH0536734Y2 - - Google Patents

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JPH0536734Y2
JPH0536734Y2 JP1986197397U JP19739786U JPH0536734Y2 JP H0536734 Y2 JPH0536734 Y2 JP H0536734Y2 JP 1986197397 U JP1986197397 U JP 1986197397U JP 19739786 U JP19739786 U JP 19739786U JP H0536734 Y2 JPH0536734 Y2 JP H0536734Y2
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clutch
release lever
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vehicle
gear transmission
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はクラツチ装置に係り、特に車両停止時
に歯車変速機内で発生するチヤタリングによる騒
音を防止するためのクラツチ装置に関する。
[従来の技術] 歯車変速機を備えた車両にあつては、機関動力
の伝達と変速操作のために、機関と歯車変速機と
の間にこれらを継続・切断するクラツチが設けら
れている。クラツチは、操作されない通常状態に
おいて、機関と歯車変速機とを継続している。
ところで、このような歯車変速機を備えた車両
が停止している際には、一般に歯車変速機はニユ
ートラル状態に維持されると共に、クラツチは何
ら操作されず機関と歯車変速機とを継続している
状態にある。このため歯車変速機を構成する歯車
の一部は、クラツチが接続されているために、ク
ラツチを介して入力される機関動力で回転駆動さ
れることとなつており、チヤタリングを生じて騒
音を発生させるという問題があつた。
このような問題を解決するために、「手動変
速機のニユートラル時歯車音防止装置」(特開昭
58−161623号公報)や、「車両用クラツチ継続
装置」(特開昭57−18819号公報)が提案されてい
る。
は、クラツチペダルを略フルストローク踏み
込んでクラツチの連結を解除し、且つ手動変速機
をニユートラル位置にシフトしたときにクラツチ
の継続を阻止し、他方クラツチペダルを略フルス
トローク踏み込み、且つ手動変速機を走行位置に
シフトしたときにクラツチを通常動作に復帰させ
るように構成されている。
他方、は、車両用歯車式トランスミツシヨン
のニユートラル位置と車速度零とを検出して車両
用クラツチを切断するように構成されている。
そしていずれの提案にあつても、車両停止時に
はクラツチペダルを踏込む等の操作を行なうこと
なしにクラツチを切断状態とし、歯車変速機への
機関動力の伝達を断つて歯車変速機内におけるチ
ヤタリング乃至騒音発生を防止するようになつて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、にあつては、クラツチペダルの踏
み込み操作を作動条件としているため、クラツチ
ペダルが未だ操作されない機関始動直後にはクラ
ツチが継続状態にあり、機関始動時の騒音発生を
防止することができないという問題があつた。
他方、にあつては、トランスミツシヨンのニ
ユートラル位置及び車速度零双方の条件が満足さ
れたときにクラツチが切断されるように構成され
ており、このような条件設定では、クラツチを踏
まずに誤つてシフト操作を行なうと突然クラツチ
が継続されて車両が急発進することとなり、非常
に危険であつた。
またこの他の従来技術として「クラツチ制御手
段」(特公昭60−21894号公報)があるが、この構
成もクラツチをオフにする動作が必要であり、前
記と同様に機関始動時の騒音発生を防止するこ
とができないと考えられる。
なお本考案に関連する技術としては、「ハイブ
リツド車両のクラツチロツク装置」(実開昭55−
83426号公報)がある。この提案では、レリーズ
レバを作動させるために大きな駆動力を必要とす
るプツシユロツドを使用しているが、自動的にク
ラツチを制御する装置においては必要駆動力が小
さいものが望ましい。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、ケーブル式
のクラツチ装置において始動時を含む車両停止時
の騒音を防止でき、しかもそのための構成が簡単
で必要駆動力が小さいクラツチ装置を提供すべく
創案されたものである。
[課題を解決するための手段] 機関と歯車変速機とを断続するクラツチを作動
させるためのレリーズレバを有したクラツチ装置
であつて、レリーズレバの側部に係合する回転体
を先端に有しその旋回によりレリーズレバを強制
的に揺動させる旋回部材と、旋回部材を適宜旋回
させる電動モータと、機関が運転中でありクラツ
チが接続状態で且つ車速が0であるときに電動モ
ータを駆動させてレリーズレバがクラツチ切断側
に傾動するように旋回部材を旋回させる制御手段
とを備えたものである。
[作用] 上記構成によつて、制御手段は、機関が運転中
でありクラツチが接続状態で且つ車速が0である
ことが検出されたときに、電動モータが適宜駆動
させる。電動モータは旋回部材を所定の角度だけ
旋回させる。旋回部材は旋回してレリーズレバを
傾動させてクラツチを切断する。
[実施例] 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て詳述する。
第1図に示すように、機関と歯車変速機とを断
続させるクラツチを作動するためのレリーズレバ
1は、クラツチへの出力端となる基端2が回転軸
3に接合されて一体的に回転自在に支持されると
共に、基端2から延長された入力端となる延出端
6に、緊緩されてクラツチペダルの踏込力等クラ
ツチ操作力を伝達するクラツチケーブル4が係脱
自在に係合される。レリーズレバ1は、クラツチ
スプリング等により一方向に付勢されてクラツチ
継続位置(図中、実線で示す)に維持される。ま
たクラツチケーブル4は、クラツチ操作力が作用
すると緊張されつつ引き方向に移動されるように
なつており、このクラツチケーブル4の先端に
は、レリーズレバ1の延出端6に引き方向のみか
ら係合する係合部材5が設けられる。そしてレリ
ーズレバ1は、クラツチ操作力が作用してクラツ
チケーブル4が引き方向に緊張されることによ
り、係合部材5に係合されて基端2回りにクラツ
チ切断位置(図中、破線で示す)まで揺動され、
他方クラツチ操作力が失われると、クラツチスプ
リング等により逆方向のクラツチ継続位置まで揺
動されるようになつている。
このように構成されたレリーズレバ1には第1
図及び第2図に示すように、これに近接させてレ
リーズレバ1をクラツチの切断方向に駆動してク
ラツチを切断するアクチユエータ7が設けられ
る。具体的にはアクチユエータ7は、レリーズレ
バ1の側縁部8にその往復動方向から係合され旋
回駆動されてレリーズレバ1を切断方向に変位さ
せる旋回部材9と、旋回部材9を旋回駆動させる
電動モータ10とから構成される。旋回部材9
は、基端11が電動モータ10の出力軸12に連
結されて旋回端13が相当の旋回半径で旋回され
るようになつている。殊にこの旋回端13には、
ピン体14を介してボールベアリング等の回転体
15が回転自在に設けられ、この回転体15が旋
回部材9の旋回に従つてレリーズレバ1に係合
し、回転しつつこれを押圧移動させてクラツチ切
断方向に変位させるようになつている。
更にこのアクチユエータ7には、機関回転並び
に車両停止状態を検出してアクチユエータ7を作
動させる制御手段16が接続される。この制御手
段16は、踏込み操作されるクラツチペダル等の
近傍やクラツチケーブル4の途中に設けられ、ク
ラツチ操作力が作用していないことをクラツチの
接続状態として検出してON信号を発生するクラ
ツチスイツチ17と、機関運転状態を検出して、
機関運転時のみON信号を発生する機関回転数検
出器20と、車両停止状態、即ち車速Oを検出し
てON信号を発生する車速検出器18と、これら
スイツチ17並びに検出器18,20全てから同
時にON信号が送出されているときにアクチユエ
ータ7に電圧を印加する制御器19とから構成さ
れる。
次に本実施例の作用について述べる。
第1図〜第3図並びに第4図に示したフローチ
ヤートに従つて説明する。
機関回転数検出器20により機関が運転状態
(N>O)にあることが検出され、クラツチスイ
ツチ17によりクラツチが接続状態にあることが
検出され、且つ車速検出器18により車両が停止
状態(V=O)にあることが検出される状況は、
即ち歯車変速機がニユートラル状態に維持され且
つクラツチが機関と歯車変速機とを継続している
状態であり、従つて問題となるチヤタリング乃至
騒音が発生することになる。
このような状況は、各検出器18,20並びに
クラツチスイツチ17からのON信号によつて制
御器19が検出することになり、制御器19はア
クチユエータ7に電圧を印加する。電圧を印加さ
れたアクチユエータ7は、その電動モータ10が
駆動されて旋回部材9を180°回転させることにな
る。これにより、クラツチケーブル4の操作の有
無に拘わらず、レリーズレバ1はクラツチ切断方
向へと変位され、クラツチを切断することにな
る。これにより、車両停止中に歯車変速機内で生
ずるチヤタリング乃至騒音を確実に防止すること
ができる。
特に本考案にあつては、機関回転並びに車両停
止状態を検出してクラツチを切断するようにした
ので、従来のように機関始動直後のチヤタリング
を防止できなかつたり、また変速機のシフト操作
により車両が急発進する等の問題を適切に解決す
ることができる。
また旋回部材9を電動モータ10で旋回させる
だけでクラツチを切断させるようにしたので、油
圧制御のクラツチ装置における油圧回路の改良に
比べて極めて簡単に構成できる。
また既存のレリーズレバ1の近傍に、アクチユ
エータ7を設備してこれに制御手段16から信号
を与える構造のみで構成でき、既存設備に本構成
を付加するのみで容易に適用できる。
更に、旋回部材9の旋回端13に回転体15を
設け、これを回転させつつレリーズレバ1を押圧
移動させるようにしたので、摩擦による抵抗を軽
減でき、アクチユエータ7の必要駆動力を小さく
することができる。
尚、上記制御において機関回転数NがN=Oと
なつたり、クラツチがクラツチペダルの操作等に
より切断されたり、若しくは車速VがV>Oとな
つた場合等、3つの条件の中1つでも満足しなく
なつた場合は、アクチユエータ7は更に180°回転
されて元の位置に復帰されることとなり、爾後、
アクチユエータ非作動状態が維持される。従つ
て、旋回部材9の復帰により、レリーズレバ1は
継続位置へ戻され、爾後通常のクラツチ制御を行
ない得るようになつている。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
レリーズレバに係合する回転体を先端に有しレ
リーズレバを揺動させる旋回部材と、旋回部材を
旋回させる電動モータと、機関が運転中でありク
ラツチが接続状態で且つ車速がOであるときに電
動モータを駆動させてレリーズレバがクラツチ切
断側に傾動するように旋回部材を旋回させる制御
手段とを備えたので、機関始動直後のクラツチ操
作前であつても適切にチヤタリング乃至騒音を防
止することができ、車両の急発進等を招くおそれ
がない共に構成が簡単で必要駆動力を小さくでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適一実施例を示す側面図、
第2図はその底面図、第3図はアクチユエータの
作動状態を示す側面図、第4図はアクチユエータ
の制御の一例を示すフローチヤートである。 図中、1はレリーズレバ、7はアクチユエー
タ、9は旋回部材、10は電動モータ、16は制
御手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関と歯車変速機とを断続するクラツチを作動
    させるためのレリーズレバを有したクラツチ装置
    であつて、上記レリーズレバの側部に係合する回
    転体を先端に有しその旋回によりレリーズレバを
    強制的に揺動させる旋回部材と、該旋回部材を適
    宜旋回させる電動モータと、上記機関が運転中で
    あり上記クラツチが接続状態で且つ車速が0であ
    るときに上記電動モータを駆動させてレリーズレ
    バがクラツチ切断側に傾動するように上記旋回部
    材を旋回させる制御手段とを備えたことを特徴と
    するクラツチ装置。
JP1986197397U 1986-12-24 1986-12-24 Expired - Lifetime JPH0536734Y2 (ja)

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021894A (ja) * 1983-07-12 1985-02-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液相エピタキシヤル成長方法

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JPS5583426U (ja) * 1978-11-28 1980-06-09

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JPS63102526U (ja) 1988-07-04

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