JPH0356912B2 - - Google Patents

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JPH0356912B2
JPH0356912B2 JP56126085A JP12608581A JPH0356912B2 JP H0356912 B2 JPH0356912 B2 JP H0356912B2 JP 56126085 A JP56126085 A JP 56126085A JP 12608581 A JP12608581 A JP 12608581A JP H0356912 B2 JPH0356912 B2 JP H0356912B2
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JP
Japan
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vinyl acetate
laminated
adhesive
acetate copolymer
layer
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JP56126085A
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JPS5828376A (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、弁当箱等に用いる貼り合せ経木及
びその製造方法に関する。
上記のような経木は、スライスした杉材、松材
等の薄板を紙や紙貼りアルミニウム箔等の基材と
貼り合せることによつて製作される。
一般に、この製造工程は、スライスした木材薄
板に、澱粉あるいはカゼイン系などの水性または
エマルジヨン化した接着剤を塗布し、これを基材
と貼り合せ、次にこの積層材を積み重ねてコール
ドプレスし仮接着を行ない、さらに次工程でホツ
トプレスにかけて本接着を行なつた後、熱風ゾー
ンを通過させて乾燥と製品とする。
この様に多くの工程を経るため、それだけ設備
も必要となり、製備投資は勿論のこと、工程的に
も非経済であつて、製品コストが非常に高くつい
ている。
また、接着剤が水性或はエマルジヨンタイプの
ものを用いているので、乾燥不足が生じた場合、
基材の金属薄膜層に腐食がみられ、さらに、梅雨
期などの多湿雰囲気において、接着剤にかびが発
生する等、多くの欠点がある。
この発明は、上記のような欠点を解消し、安価
で耐湿性に優れた経木及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
以下、この発明の構成を添付図面に示す実施例
に基いて説明する。
第1図及第2図は、貼り合せ経木の基材を示
す。
第1図に示すように、基材1は、基材シート2
に、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体、酢酸ビ
ニル含有量6〜90%)から成る接着剤層、又は
EVA(酢酸ビニル含有量6〜40%)を主成分とす
る。ホツトメルトタイプの接着剤層3を設け、必
要に応じて印刷層4を設けたものである。
接着剤層3は、厚みを10〜30μにすることが望
ましく、単体で用いられているEVAは、押し出
しコートをする場合、酢酸ビニル含有量が6〜40
重量%、メルトインデクス1.5〜400、比重0.927
〜0.953、エマルジヨンとして用いる場合、酢酸
ビニル含有量50〜90重量%のものが望ましい。
EVAを主成分とするホツトメルトタイプの場
合には、押し出しコートに用いたEVAと同等の
ものが望ましい。
接着剤層3の厚みを10〜30μとしたのは、10μ
未満であると、木材薄板にしみ込んだり、木材薄
板の表面の凹凸を埋めきれず、充分な接着力が得
られず、また30μを超えると、それ以上接着力が
増加せず、不経済であるのみならず、接着剤自身
の熱容量により、加熱時間がかかり生産性が低下
するからである。
前記基材シート2は、紙、アルミニウム等の金
属箔、紙と金属箔の貼り合せ品、金属蒸着フイル
ム、金属蒸着紙など、種々のフイルム又はシート
の単体、或は積層体から適当に選択することがで
きる。
また、第2図に示すように、前記シート2と接
着剤層3との間に、中間層5として、低密度ポリ
エチレン、又は低密度ポリエチレンとEVAの混
合樹脂から成る層5を設けてもよい。この層5
は、貼り合せ時のクツシヨン性を向上させる為の
外、シート2と接着剤層3との接着性を高めるの
にも役立つ。
なお、接着剤層3がEVA系ホツトメルトタイ
プのものである場合には、中間層5として、上記
のほかに、EVAを用いることができる。
中間層5は厚みを10〜20μとすることが望まし
く、用いる低密度ポリエチレンは、比重0.09〜
0.923、メルトインデツクス3.7〜12、EVAは、前
記接着剤層3において押し出しコートに用いたも
のと同等のものが好ましい。
次に、上記のような基材11を用いて経木を得
るには、第3図に示すように、基材1と木材薄板
6を重ね合せて、一対の熱ロール7,7の間を通
過せしめ、熱圧着すればよい。この時の温度は
130〜250℃の範囲が好適である。
また、貼り合せ速度を向上させる手段として、
2対のロール又はそれ以上のロールを用いること
ができる。
このとき、前述のように中間層5を設けた基材
1を用いると、薄板6の凹凸が接着強度に影響を
及ぼさず、安定した強度のものが得られる。
なお、前記接着剤層3の酢酸ビニル含有量を6
〜90%の範囲にしたのは、6%未満ではポリエチ
レン、90%を超えると酢酸ビニル単体の性質に近
づき過ぎて、希望する接着強度がえられないこと
による。
この発明によれば、以上の様に、比較的低温で
接着性のよい熱可塑性接着剤を用いて基材と木材
薄板を貼り合せるようにした為、工程的に大巾な
削減が可能となり、製造コストを安価にすること
ができ、得られた経木は、カビの発生、金属層の
腐食等がなくなり、耐湿、耐水性、強度の向上も
著しく、また接着剤層が蝶番的な効果をもつため
弁当箱等の成形が容易となるなど、優れた利点を
有する。
上記のほか、基材と木材薄板を貼り合せる際
に、ロールと基材との間にわずかなスリツプが生
じ、基材シートとして紙を用いると、紙表面がロ
ールにこすられるようになり、艶が生れ、商品価
値が高くなる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、この発明の経木に用いる
基材の断面図、第3図は経木の製造方法を示す線
図である。 図中、1は基材、2は基材シート、3は接着剤
層、5は中間層、6は木材薄板、7は熱ロールで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材シートを、貼り合せクツシヨン性を有す
    る合成樹脂中間層と、厚み10〜30μのエチレン酢
    酸ビニル共重合体から成る接着剤又は厚み10〜
    30μのエチレン酢酸ビニル共重合体を主成分とす
    るホツトメルトタイプの接着剤を介して、木材薄
    板と積層した貼り合せ経木。 2 基材シートに、貼り合せクツシヨン性を有す
    る合成樹脂中間層を設け、さらにエチレン酢酸ビ
    ニル共重合体から成る接着剤層又はエチレン酢酸
    ビニル共重合体を主成分とするホツトメルトタイ
    プの接着剤層を厚みが10〜30μになるように設
    け、これを130〜250℃の温度で木材薄板に熱圧着
    することから成る貼り合せ経木の製造方法。
JP56126085A 1981-08-11 1981-08-11 貼り合せ経木及びその製造方法 Granted JPS5828376A (ja)

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JPS5828376A JPS5828376A (ja) 1983-02-19
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US5423933A (en) * 1993-05-19 1995-06-13 Horian; Richard C. Fabrication of plastic and wood veneer composite
JPH08258013A (ja) * 1995-03-22 1996-10-08 Techno Plan:Kk 集積材及びその製造方法
ES2525182T3 (es) * 2002-09-24 2014-12-18 Dic Corporation Método de revestimiento de un sustrato, sustrato, dispositivo de revestimiento, método para producir un objeto laminado y objeto laminado
JP5541517B2 (ja) * 2010-10-01 2014-07-09 株式会社山忠 経木積層体製造用接着剤並びに経木積層体及びその製造方法

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