JPH0356325Y2 - - Google Patents

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JPH0356325Y2
JPH0356325Y2 JP18222387U JP18222387U JPH0356325Y2 JP H0356325 Y2 JPH0356325 Y2 JP H0356325Y2 JP 18222387 U JP18222387 U JP 18222387U JP 18222387 U JP18222387 U JP 18222387U JP H0356325 Y2 JPH0356325 Y2 JP H0356325Y2
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JP
Japan
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urethane
protrusions
voids
bumper
molded
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JP18222387U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、自動車のバンパやシルフイニツシヤ
ーなどのウレタン成形体に関する。
B 従来の技術 例えば、ウレタン製のバンパは、ウレタン成形
用の2つの型を重ね合せ、両型により画成される
バンパ形状の溝にポリオールおよびイソシアネー
トの2液を注入口(ゲート)から注入し、溝内で
発泡させることにより成形される。この種のウレ
タンバンパは、例えば、特公昭60−39569号公報
に開示されている。
C 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の2液を注入したとき、溝
内部に空気が残留しているため、ゲートから離れ
た部位においては溝の形状等により液の流れが乱
れて第4図に示すような気泡51が液内に残留し
易く、これらの気泡によりウレタン成形体の表面
に複数の突起部(ボイド)52が点在して発生す
ると見栄えが悪いという問題点があつた。このよ
うな問題は、型にエア抜き孔を設けても解消でき
ないことがあり、その対策が望まれていた。特
に、ランプ用孔を開口した複雑な形状のウレタン
バンパにおいては、ボイド52の発生が著しい。
そこで従来では、ボイド52が発生すると、表
面側のボイド52を削り取り、その部分をパテで
孔埋めすることによりバンパ表面の平坦化を図つ
ている。したがつて、そのための工数がかかると
ともにパテの材料費が必要となり、ウレタン成形
体の原価アツプの要因となつている。
本考案の目的は、ボイドが発生する面に予め複
数の突起部を多数形成することによりボイドの削
除を不要としたウレタン成形体を提供することに
ある。
D 問題点を解決するための手段 一実施例を示す第1図により説明すると、本考
案は、ウレタン成形用の液体を型10,20内で
発泡させることにより成形されるウレタン成形体
に適用される。そして上述の問題点は、液体の注
入位置2から離れた部位の成形体表面31,32
に複数の突起部311,321を形成することに
より解決される。
E 作用 ウレタン成形用の液体の注入位置2から離れた
部位の成形体表面31,32に複数の突起部31
1,321を形成したので、気泡によりボイドが
発生してもこれらの突起部311,321とボイ
ドとの見分けがつかず、突起部311,321や
ボイドが造形上の表現と認識され見栄えが損われ
ることがない。
F 実施例 第1図及び第2図に基づいて本考案を自動車の
ウレタンバンパに適用した場合の一実施例を説明
する。
第1図はウレタンバンパの成形方法の一例を説
明する図である。ウレタン成形用の一方の型10
には、液体の注入口(ゲート)2から離れた位置
の面11,12に複数の凹部111,121がそ
れぞれ均一に分布形成されている。この型10お
よび他方の型20を重ね合せ、両型10,20に
より画成されたバンパ形状の溝1にポリオールお
よびイソシアネートのウレタン成形用の2液をゲ
ート2から注入し、発泡させる。これにより成形
されたウレタン製のバンパ30(第2図)の面3
1,32には複数の突起部311,321がそれ
ぞれ均一に形成される。なを、51は液内に発生
した気泡である。
このように、バンパ30のゲート2から離れた
部位の表面31,32に予め複数の突起部31
1,321を設けることにより、気泡51による
ボイドが発生しても、突起部311,321とボ
イドとの見分けがつかないので、突起部311,
321やボイドが造形上の表現と認識され、見栄
えが損われることがない。また、突起部311,
321が形成された部分にボイドが発生しても、
突起部311,321が多少大きくなるだけで特
に支障はない。したがつて、従来のようにボイド
を削り取り、その部分をパテで孔埋めする作業が
不要となり、工数低減が図れる。
また、第3図は、本考案を自動車側部のシルフ
イニツシヤーに適用した例を示す。
第3図において、上述と同様にしてシルフイニ
ツシヤー40の下部にのみ突起部41を複数形成
する。これにより、上述と同様の効果に加えてシ
ルフイニツシヤー40の上部と下部とで2トーン
風の造形表現が可能となり、2トーンに従来必要
であつた塗装に付随する費用の削減ができる。
G 考案の効果 本考案によれば、ウレタン成形時における液体
の注入位置から離れた部位の成形体表面に複数の
突起部を形成したので、気泡により発生したボイ
ドとこれらの突起部との見分けがつかず、突起部
やボイドが造形上の表現と認識され見栄えが損わ
れることがなくなる。この結果、ボイド除去に付
随する原価の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図はウレタンバンパの成形方法の一例を
説明する図、第2図はウレタンバンパの斜視図、
第3図は本考案をシルフイニツシヤに適用した変
形例を示す斜視図である。第4図は気泡により発
生したボイドを示す図である。 1……溝、2……ゲート、10,20……型、
30……ウレタンバンパ、31,32……面、3
11,321……突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ウレタン成形用の液体を型内で発泡させること
    により成形されるウレタン成形体において、 前記液体の注入位置から離れた部位の成形体表
    面に複数の突起部を形成したことを特徴とするウ
    レタン成形体。
JP18222387U 1987-11-30 1987-11-30 Expired JPH0356325Y2 (ja)

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JP18222387U JPH0356325Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JP18222387U JPH0356325Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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Publication Number Publication Date
JPH0189112U JPH0189112U (ja) 1989-06-13
JPH0356325Y2 true JPH0356325Y2 (ja) 1991-12-18

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JPH0189112U (ja) 1989-06-13

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