JPH0356320B2 - - Google Patents

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JPH0356320B2
JPH0356320B2 JP15032984A JP15032984A JPH0356320B2 JP H0356320 B2 JPH0356320 B2 JP H0356320B2 JP 15032984 A JP15032984 A JP 15032984A JP 15032984 A JP15032984 A JP 15032984A JP H0356320 B2 JPH0356320 B2 JP H0356320B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F1/00Etching metallic material by chemical means
    • C23F1/10Etching compositions
    • C23F1/14Aqueous compositions
    • C23F1/32Alkaline compositions
    • C23F1/36Alkaline compositions for etching aluminium or alloys thereof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、アルミニウム又はアルミニウム合
金(以下これを単にアルミニウムと呼称)の表面
に、特定の処理によつて微細な凹凸を得る表面処
理方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、アルミニウムの表面にエツチング等の処
理を施して微細な凹凸を形成し、光の乱反射を利
用して乳白色からグレー系の色調又は梨地状の外
観を得る方法としては、これを大別すると、(イ)エ
ツチング法、(ロ)電気化学的方法がよく知られてい
る。
このうち、(イ)のエツチング法(化学的方法)
は、酸又はアルカリの溶液を使用してアルミニウ
ムの表面を溶解し、被処理材表面に細かな凹凸を
得る方法で、弗化アンモニウムと硫酸アンモニウ
ムとの混合液、苛性ソーダと弗化ソーダとの混合
液、塩化アンモニウムと塩酸及び塩化カルシウム
との混合液等を用い、前記の処理液中にアルミニ
ウムを1〜5分間浸漬して、被処理物の表面に細
かな凹凸を得る方法で梨地状の外観を呈するが、
処理液が非常に早く老化する欠点があるので、色
調及び外観の均一な製品を得るためには厳密な浴
管理が要求される。
(ロ)の電気化学的方法には、被処理物を陽極とし
て電解処理を行なう直流法と、対極との交流通電
により電解処理を行なう交流法とがある。その代
表的な方法としては、例えば5〜20%の塩酸浴中
で電流密度10〜30A/dm2にて1〜2分間直流又
は交流電解する方法、1〜2%の硫酸と0.3%の
塩酸との混合液中で電流密度70A/dm2にて1〜
2分間直流又は交流電解する方法及び3〜10モル
の苛性ソーダと1.5〜2.5モルのグルコン酸ソーダ
との混合液中にて電流密度5〜50A/dm2にて3
〜10分間直流陽極電解を行なう方法等があり、こ
の場合には、前記の化学的方法に較べて凹凸のム
ラが少なくエツチングが迅速で処理時間が短かく
て済み、乳白色からグレー系の色調又は梨地状の
外観が得られるが、処理浴が老化しやすく厳密な
浴管理を必要とし、且つ、電力消費が多いため不
経済である。
〔発明の目的〕
この発明の主な目的は、前記の化学エツチン
グ、電解エツチングとは異なり、エツチング処理
液の老化が極めて少なく然かも非常に少ない電力
消費によつて微細な凹凸面を持つ独特の外観が得
られるアルミニウムの表面処理方法を提供するこ
とにある。
〔発明の構成〕
この発明の方法は、前記の目的を達成するため
に開発されたもので、被処理物たるアルミニウム
を、亜鉛を含む苛性ソーダ水溶液中でエツチング
処理を施し、水洗及びスマツト除去処理後に、塩
素を含む水溶液中で電解処理を行なうことを特徴
とするものである。
本発明によるアルミニウムの表面処理方法をさ
らに詳しく工程順に説明すると、被処理物たるア
ルミニウムには、最初の苛性ソーダによるエツチ
ング処理を施す前に、被処理物の表面に付着して
いる油性分を除去するために脱脂処理を行なう。
この場合の脱脂処理は、通常の前処理と同様の脱
脂手段でよく、脱脂剤の種類については、一般的
に酸性、中性、アルカリ性の脱脂剤が用いられて
いるが、いずれの脱脂剤も使用可能であつて、こ
の後で苛性ソーダによるエツチング処理が施され
る。
本発明の場合、最初のエツチング処理は通常の
苛性ソーダによるエツチング浴に5〜1000ppm以
上の亜鉛を添加した浴中でエツチング処理を行な
う。エツチングの条件としては、 苛性ソーダ濃度 50〜100g/ 浴 温 30〜60℃ 浸漬時間 2〜20分 の範囲が適当で、苛性ソーダ濃度及び浴温は上記
の一般的条件でよく、浸漬時間は2分以上で可能
であるが、好ましくは5分以上がよい。
けれども、亜鉛の添加濃度が5ppm未満では後
工程の塩素を含む水溶液中での電解処理にて微細
な凹凸の外観を持つ表面が得られなくなり、添加
濃度が1000ppmを超えるとアルミニウムの表面に
亜鉛が析出し不経済である。
前記の処理を終わつたアルミニウムは、苛性ソ
ーダによるエツチング処理時に付着したスマツト
を除去するため、次に水洗及びスマツト除去処理
を施した後、最終の電解処理工程に送られるが、
この場合のスマツト処理は、10〜20%の硫酸水溶
液に被処理物を浸漬する通常の処理条件で行なえ
ばよい。
最終工程の電解処理は10ppm以上の塩素イオン
を含む硫酸、硝酸、塩酸等の水溶液中で直流陽極
電解又は交流電解によつて行なう。その際、浴温
は常温で差支えなく、加温すれば通電時間は短か
くて済むが、加熱エネルギーの面で不経済にな
る。また、浴中の塩素イオン濃度が10ppm未満で
は均一な表面が得られなくなり、10ppm以上であ
れば均一な表面が得られるが、経済面から考える
と、50〜5000ppmの範囲が適切な条件である。電
解浴のPH値は、PH0.5〜8の間が好適で、PH0.5以
下ではアルミニウムの溶解力が強すぎるため凹凸
がなくなり、PH8以上では表面にムラが発生す
る。
次に通電条件としては、直流陽極電解、交流電
解共に、電流密度0.01〜1.0A/dm2で10〜40分間
程度が適切な条件であり、電流密度と通電時間と
の関係は、電流密度が低い場合には長時間の通電
が必要になり、高い場合には短時間での処理が可
能となるが、一般的に電流密度が0.01A/dm2
下、1.0A/dm2以上では色ムラが発生しやすい。
また通電時間が10分以内では全面に均一な凹凸の
表面とならず、40分以上では特別な変化を示さな
いことにより好ましくは10〜40分間が適切な通電
時間と考えられる。
上記一連の処理を行なうと、被処理物たるアル
ミニウムの表面には、通常の化学エツチングや電
解エツチングよりも遥かに微細な無数の凹凸が非
常に密な分布状態で生成されるため、独特の乳白
色からグレーの色調が得られ、然かも従来のエツ
チング処理に較べて凹凸の深さ(高低差)が浅く
細かいので、エツチング処理液の老化が極めて少
なく、且つ、少ない電力消費で目的を達成するこ
とができる。
このような処理によつてアルミニウムの表面に
極めて微細な凹凸が得られる理由としては、亜鉛
を含む苛酸ソーダの水溶液中でアルミニウムを溶
解した場合、溶解の過程で浴中の亜鉛がアルミニ
ウムの表面に析出溶解が繰返されるため、亜鉛を
添加していない苛性ソーダに比べて溶解速度や溶
解形態が異なり、微細な凹凸の表面が得られるも
のと考えられる。この場合、苛性ソーダの水溶液
中に含まれる亜鉛の有無により表面の凹凸に差が
できることは光学顕微鏡で確認した。けれども、
この時点では、通常の苛性ソーダのみによるエツ
チング処理よりも微細な凹凸が生成されてはいる
が、そのエツチング外観は、通常のエツチング処
理に比べて僅かに光沢が落ちる程度であつて、乳
白色からグレーの外観にはなつていない。
次に、これを塩素を含む水溶液中で電解処理を
行なうと、先の微細なエツチング処理面が更に微
細な凹凸面に変化するためにグレーの外観に変る
ものであつて、これらの関係も光学顕微鏡で充分
確認することができた。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の代表的な実施例をつぎに掲
げ、その実施態様を説明するが、本発明は必ずし
もこれらの実施例のみに拘束されるものではな
い。
実施例 1 70×70×1.0tの押出形材(6063S−T5)を脱脂
剤サンクリーンA−10(日華化学社製)濃度3%、
浴温50℃の浴中に6分間浸漬して脱脂処理を施
し、水洗後、苛性ソーダ濃度50g/、浴温40
℃、亜鉛濃度10ppmに調整されたエツチング浴中
に10分間浸漬するエツチング処理を行ない、再び
水洗後、硫酸濃度100g/、常温の浴中に5分
間浸漬し、前工程のエツチング処理時に付着した
スマツト除去を行なつた。
次に、この試料を硫酸酸性PH1.5、塩素濃度
100ppm(塩化ナトリウムにて添加)、浴温20℃の
電解浴中で対極にカーボン板を用いて、電流密度
0.3A/dm2、5分間の直流陽極電解を行なつた
ところ、微細な凹凸の生成によるグレーの表面が
得られた。更に後処理として硫酸皮膜9μmを施
し、沸騰水による封孔処理を行なつて最終仕上げ
とした。
実施例 2 70×70×1.0tの押出形材(6063S−T5)に前記
実施例1と同様の脱脂処理を施し、水洗後、苛性
ソーダ濃度100g/、浴温50℃、亜鉛濃度
50ppmに調整されたエツチング浴中に7分間浸漬
するエツチング処理を行なつた。再び水洗後、硫
酸濃度100g/、常温の浴中に5分間浸漬する
スマツト除去処理を行ない、直ちに硫酸酸性PH
2.5、塩素濃度50ppm、浴温20℃の電解浴中で対
極にカーボン板を用い、電流密度0.5A/dm2
て8分間の交流通電したところ、微細な凹凸の生
成によるグレーの表面が得られた。更に後処理と
して硫酸皮膜9μmを施し、沸騰水による封孔処
理を行なつて最終仕上げとした。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明方法をアルミニウムの表
面処理に適用すれば、アルミニウムの表面に微細
な凹凸を生成させ、光の乱反射を利用してグレー
の色調を得ようとする場合、従来の化学エツチン
グ、電解エツチング及び電解着色とは違つて、エ
ツチング処理液の老化が極めて少なく然かも非常
に少ない電力消費により、通常の電解エツチング
よりも遥かに微細な凹凸を持つ独特のグレー系の
均一な色調が得られるので、その装飾効果が大き
く且つ加工コストが安価な事とも相俟つて、各種
エクステリア、インテリア製品及び日用品として
好適な新しいアルミニウム材料を提供することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルミニウム又はアルミニウム合金を亜鉛を
    含む苛性ソーダ水溶液中でエツチング処理を施
    し、水洗及びスマツト除去処理後に、塩素を含む
    水溶液中で電解処理を行なうことを特徴とするア
    ルミニウム又はアルミニウム合金の表面処理方
    法。
JP15032984A 1984-07-19 1984-07-19 アルミニウム又はアルミニウム合金の表面処理方法 Granted JPS6130684A (ja)

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JPS6130684A JPS6130684A (ja) 1986-02-12
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GB9607781D0 (en) * 1996-04-15 1996-06-19 Alcan Int Ltd Aluminium alloy and extrusion
JP4994719B2 (ja) * 2005-07-15 2012-08-08 株式会社神戸製鋼所 陽極酸化被膜剥離液及び陽極酸化被膜の剥離方法
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JP5652818B2 (ja) * 2010-02-23 2015-01-14 メック株式会社 アルミニウムの表面粗化剤及びそれを用いる表面粗化方法

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