JPH0355834B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0355834B2
JPH0355834B2 JP61055042A JP5504286A JPH0355834B2 JP H0355834 B2 JPH0355834 B2 JP H0355834B2 JP 61055042 A JP61055042 A JP 61055042A JP 5504286 A JP5504286 A JP 5504286A JP H0355834 B2 JPH0355834 B2 JP H0355834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
electromagnetic
push
button
electromagnetic plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61055042A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62212694A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP61055042A priority Critical patent/JPS62212694A/ja
Priority to US07/025,287 priority patent/US4741237A/en
Priority to DE8787302166T priority patent/DE3782753T2/de
Priority to EP87302166A priority patent/EP0237357B1/en
Publication of JPS62212694A publication Critical patent/JPS62212694A/ja
Publication of JPH0355834B2 publication Critical patent/JPH0355834B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動ピアノのアクチユエータに関
し、特に前後2列に配列されたアクチユエータの
駆動力の差をなくし、再生性能を向上させるよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動ピアノの鍵を駆動するアクチユエ
ータとしては、励磁コイル、励磁コイルのボビン
に貫通遊挿された可動鉄心、励磁コイルを収納し
磁路を形成するヨーク等からなる周知の電磁プラ
ンジヤが用いられ、これをあらかじめテープに記
録されている電気信号の再生により得られた電気
信号によつて駆動することにより、鍵をあたかも
手によつて押鍵操作されたかのように動作させて
いる。第3図はこの種のアクチユエータの従来例
を示すもので、1は棚板、2は鍵、3は鍵2の後
端部下方に配設されたアクチユエータである。ア
クチユエータ3は、鍵2の並設方向(紙面と直交
する方向)に沿つて長く延在する略コ字状の共通
ヨーク4と、この共通ヨーク4の内部に各鍵2に
対応して配設された複数個の電磁プランジヤ5と
で構成されている。前記共通ヨーク4は軟鉄等の
磁性体によつて形成されることにより、各電磁プ
ランジヤ5に対して共通の磁路を提供している。
そして、共通ヨーク4は鍵2の後端部下方に、棚
板1および鍵2とそれぞれ所定の間隔を保つてほ
ぼ水平に配設されている。
前記電磁プランジヤ5は、上下一対のフランジ
部6a,6bを一体に有しかつ外周面に励磁コイ
ル7が巻回されたボビン6と、このボビン6の内
部上方に配設され前記共通ヨーク4の上面、すな
わち上部ヨーク4Aに設けられた透孔8に嵌合固
定された固定ヨーク9と、この固定ヨーク9の内
孔10にガイドブツシユ11を介して貫通遊挿さ
れ、上端には突上げボタン12が、下端には可動
ヨーク13が取付けられたシヤフト14等を備
え、前記固定ヨーク9の下端部は逆截頭円錐形状
に形成されている。一方、可動ヨーク13の上面
には前記固定ヨーク9の逆截頭円錐部9Aに対応
してテーパ孔15が形成され、この孔15と前記
円錐部9Aとの間の空間が磁気ギヤツプ16を形
成している。そして、可動ヨーク13は下部ヨー
ク4Bに設けられた挿通孔20を摺動自在に貫通
し、前記励磁コイル7への通電時に前記磁気ギヤ
ツプ16に生じる磁速作用によつて上方へ吸引さ
れ、これによつて突上げボタン12がシヤフト1
4と一体に上昇して鍵2の後端部下面を突上げる
ように構成されている。なお、17はストツパ、
18,19は緩衝用のフエルトである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、この種のアクチユエータ3はボビン
6の直径が鍵2の幅寸法より大きいと、鍵2の両
側に一部が突出して隣り合うもの同士が互いに干
渉し合うため、交互に前後にずらすことにより千
鳥状に配列するのが一般的とされる。しかし、千
鳥状に配列すると、前後の電磁プランジヤの駆動
力に差が生じ、演奏を忠実に再現できないという
問題があつた。
すなわち、電磁プランジヤ5棚板1上に前後2
列に水平に設置すると、鍵2の初期位置状態にお
ける傾斜角度αにより、前列の電磁プランジヤ5
の突上げボタン12と鍵下面との間隔が、後列の
電磁プランジヤ5の突上げボタン12と鍵下面と
の間隔に比べて大きく(1.2mm程度)なるため、
鍵2の駆動にタイムラグが生じ、後列の電磁プラ
ンジヤの駆動力が前列の電磁プランジヤのそれに
比べて大きくなるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る自動ピアノのアクチユエータは
上述したような問題を解決すべくなされたもの
で、自動ピアノの各鍵の後端部下方に、該鍵の配
列方向に沿つて上記鍵下面と略平行に対向すると
共に、上記鍵の長手方向に交互に変位させて千鳥
状に配設した複数の電磁プランジヤを具備し、上
記各電磁プランジヤに通電し、該電磁プランジヤ
の可動部材上部に配設した突上げボタンの頂端面
を対向する鍵後端部下面に当接させて上記鍵をそ
の揺動中心回りに揺動する自動ピアノのアクチユ
エータにおいて、上記鍵の揺動中心に近い側に配
設した前列の電磁プランジヤの突上げボタンのス
トロークを、上記鍵の揺動中心から遠い側に配設
した後列の電磁プランジヤの突上げボタンのスト
ロークより小さく設定し、しかも前列および後列
の電磁プランジヤの突上げボタンの頂端面が、鍵
下面と略平行に対向する向きに上記各電磁プラン
ジヤを配設固定しているものである。
〔作用〕
この発明においては電磁プランジヤを鍵下面と
平行に配置しているので、各プランジヤの突上げ
ボタンと鍵下面と間隔が等しく、また前列の電磁
プランジヤの突上げボタンのストロークを後列の
電磁プランジヤの突上げボタンのストロークより
小さく設定しているので、前列と後列の電磁プラ
ンジヤの駆動力の差をなくすと共に鍵のあがき量
をそろえることができる。さらに、突上げボタン
の頂端面が鍵下面と略平行であると、鍵揺動時に
鍵揺動方向に有効な作用力を伝達でき、鍵長手方
向に沿う不要な分力の発生を抑制する。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの発明に係るアクチユエータを組込
んだ鍵盤部の側面図、第2図は電磁プランジヤの
配列状態を示す平面図である。なお、図中第3図
と同一構成部材のものに対しては同一符号を以つ
て示し、その説明を省略する。これらの図におい
て、略コ字状に形成され複数の鍵2に対して共通
に延在する共通ヨーク4は、棚板1の後端部上面
にプラケツト23を介して配設されている。共通
ヨーク4は、鍵2の下面2aと平行に対向するよ
う、換言すれば鍵2の傾斜角度(水平に対して約
3゜)とほぼ同一の傾斜角度でもつ配設され、内部
に各鍵2にそれぞれ対応する複数個の電磁プラン
ジヤ5が千鳥状に配列されることにより、前列の
電磁プランジヤ群5Aと、後列の電磁プランジヤ
群5Bとに分かれている。
この場合、共通ヨーク4を鍵2の下面2aと平
行に対向するように傾斜させているので、すべて
の電磁プランジヤ5の突上げボタン12と鍵下面
2aとの間隔は等しく設定される。また、前列の
電磁プランジヤ5Aの突上げボタン12のストロ
ークL1は、後列の電磁プランジヤ5Bの突上げ
ボタン12のストロークL2より1〜2mm程度小
さくなるように設定され、これによつて第1図一
点鎖線で示すように前後の突上げボタン12の最
上位置を揃え、鍵2のあがき量(前端部が沈む深
さ)を等しく設定している。さらに、各電磁プラ
ンジヤ5のシヤフト14(第3図参照)は共通ヨ
ーク4の傾斜により初期位置状態における鍵下面
2aに対して直交し、突上げボタン12の頂端面
は鍵下面2aと平行に対向している。
なお、図中30は筬中、31は筬後、32はフ
エルト、33はバランスキーピン、34はキヤプ
スタンである。
かくしてこのような構成からなるアクチユエー
タによれば、電磁プランジヤ5を鍵下面2aとほ
ぼ平行になるように配設しているので、前後のプ
ランジヤ5の突上げボタン12と鍵下面2aとの
間隔を等しく設定することができ、しかも前列の
電磁プランジヤ群5Aの突上げボタン12の上昇
ストローク(L1)を後列の電磁プランジヤ群5
Bの突上げボタン12の上昇ストローク(L2
より小さく設定しているので、前列の電磁プラン
ジヤ群5Aの駆動力と後列の電磁プランジヤ群5
Bの駆動力とをほぼ等しくすることできる。した
がつて、演奏を忠実に再生でき、特に弱音再生時
に前、後列で均等の弱い打鍵力(駆動力)が得ら
れるため、弱音再生域が弱音側に拡がることによ
り、良好な再生性能が得られる。また、突上げボ
タン12の頂端面は初期位置状態における鍵2の
下面2aと平行に対向しているため、上昇して鍵
2を突上げる際、頂端面が全面に亘つて鍵下面2
aと面接触する。したがつて、この時点では電磁
プランジヤ5の駆動力が鍵下面2aに対して直角
に作用して分力が生じず、駆動力の低下を防止す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明に係る自動ピアノ
のアクチユエータによれば、電磁プランジヤを鍵
の長手方向に交互に変位させて千鳥状に配設し、
前列と後列の突上げボタンのストロークに差を設
けているので、電磁プランジヤが鍵に作用する駆
動力を適切に調整でき、前後の電磁プランジヤが
鍵に作用させる駆動エネルギ(作用力×作用点と
回動中心との距離)を略等しくできる。したがつ
て、演奏再生時の忠実性向上、弱音再生時の発音
時期のずれ防止、再生音量範囲(ダイナミツクレ
ンジ)拡大と云つた特有の効果を奏する。また、
突上げボタンの頂端面が鍵下面と略平行である
と、鍵揺動時に鍵揺動方向に有効な作用力を伝達
でき、鍵長手方向に沿う不要な分力の発生を抑制
できるので、電磁プランジヤの発生する駆動力の
鍵揺動に寄与する効率がきわめて高くなり、同一
容量の電磁プランジヤ使用時で比較すると、最大
の駆動力を無駄なく伝達できる。このことも再生
音量範囲(ダイナミツクレンジ)の拡大に十分寄
与するものである。また、構造も簡単で容易に製
作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るアクチユエータを組込
んだ鍵盤部の側面図、第2図は電磁プランジヤの
配列を示す平面図、第3図はアクチユエータの従
来例を示す断面図である。 1……棚板、2……鍵、3……アクチユエー
タ、4……共通ヨーク、5,5A,5B……電磁
プランジヤ、6……ボビン、7……励磁コイル、
12……突上げボタン、14……シヤフト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動ピアノの各鍵の後端部下方に、該鍵の配
    列方向に沿つて上記鍵下面と略平行に対向すると
    共に、上記鍵の長手方向に交互に変位させて千鳥
    状に配設した複数の電磁プランジヤを具備し、 上記各電磁プランジヤに通電し、該電磁プラン
    ジヤの可動部材上部に配設した突上げボタンの頂
    端面を対向する鍵後端部下面に当接させて上記鍵
    をその揺動中心回りに揺動する自動ピアノのアク
    チユエータにおいて、 上記鍵の揺動中心に近い側に配設した前列の電
    磁プランジヤの突上げボタンのストロークを、上
    記鍵の揺動中心から遠い側に配設した後列の電磁
    プランジヤの突上げボタンのストロークより小さ
    く設定し、 しかも前列および後列の電磁プランジヤの突上
    げボタンの頂端面が、鍵下面と略平行に対向する
    向きに上記各電磁プランジヤを配設固定している
    ことを特徴とする自動ピアノのアクチユエータ。
JP61055042A 1986-03-14 1986-03-14 自動ピアノのアクチュエータ Granted JPS62212694A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61055042A JPS62212694A (ja) 1986-03-14 1986-03-14 自動ピアノのアクチュエータ
US07/025,287 US4741237A (en) 1986-03-14 1987-03-12 Actuator for automatic performance piano
DE8787302166T DE3782753T2 (de) 1986-03-14 1987-03-13 Erreger fuer automatisch spielendes piano.
EP87302166A EP0237357B1 (en) 1986-03-14 1987-03-13 Actuator for automatic performance piano

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61055042A JPS62212694A (ja) 1986-03-14 1986-03-14 自動ピアノのアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62212694A JPS62212694A (ja) 1987-09-18
JPH0355834B2 true JPH0355834B2 (ja) 1991-08-26

Family

ID=12987607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61055042A Granted JPS62212694A (ja) 1986-03-14 1986-03-14 自動ピアノのアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62212694A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4528929Y1 (ja) * 1969-07-03 1970-11-07
JPS5838195B2 (ja) * 1979-08-30 1983-08-20 株式会社貝印刃物開発センター 二枚刃安全かみそり

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838195U (ja) * 1981-09-08 1983-03-12 ヤマハ株式会社 自動演奏ピアノ用アクチユエ−タ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4528929Y1 (ja) * 1969-07-03 1970-11-07
JPS5838195B2 (ja) * 1979-08-30 1983-08-20 株式会社貝印刃物開発センター 二枚刃安全かみそり

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62212694A (ja) 1987-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5994632A (en) Automatic player piano with magnetic velocity sensor shielded from solenoid-operated key actuators
JPH0642142B2 (ja) 電子楽器
JP4192404B2 (ja) ソレノイド装置および鍵盤楽器の自動演奏装置
EP0291914B1 (en) Automatic player piano
JPH0355834B2 (ja)
JPH0331996Y2 (ja)
US5506369A (en) Electromagnetic actuator used for keyboard musical instrument
US4741237A (en) Actuator for automatic performance piano
US4513652A (en) Solenoid actuator for use in automatic performance piano
Hayashi et al. Behavior of piano-action in a grand piano. I. Analysis of the motion of the hammer prior to string contact
JPH0310550Y2 (ja)
US5527987A (en) Keyboard musical instrument with solenoid-operated actuators arranged in interdigitated manner
JPH04245299A (ja) 自動演奏ピアノの打鍵制御方法
JPS5937594A (ja) 自動演奏ピアノの鍵駆動装置
JP2684841B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵駆動装置
JPH041696A (ja) 自動鍵盤楽器の鍵駆動装置
JPS6336386Y2 (ja)
JP4240746B2 (ja) ソレノイドユニット
JPH04178693A (ja) 鍵盤楽器の鍵駆動装置
JPH043351Y2 (ja)
JPS5898788A (ja) 鍵盤楽器
JPH03168696A (ja) 自動鍵盤楽器の鍵駆動装置
JPH03171094A (ja) 自動鍵盤楽器用鍵駆動装置
JPH03168697A (ja) 自動鍵盤楽器の鍵駆動装置
JPH0431895A (ja) 鍵盤楽器の鍵駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees