JPH0355623B2 - - Google Patents

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JPH0355623B2
JPH0355623B2 JP24612486A JP24612486A JPH0355623B2 JP H0355623 B2 JPH0355623 B2 JP H0355623B2 JP 24612486 A JP24612486 A JP 24612486A JP 24612486 A JP24612486 A JP 24612486A JP H0355623 B2 JPH0355623 B2 JP H0355623B2
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termite
sheet
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embankment
cloth foundation
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、住宅等の床下に防蟻シートを施工
する方法に関する。
〔背景技術〕
従来、白蟻による住宅等の被害が問題となつて
いる。これは、我が国の住宅が木材を多量に使用
し、かつ、気候が湿潤であることが原因であると
考えられる。白蟻は通風不良、温暖多湿、暗所を
好み、木材を食害するからである。したがつて、
このような条件の揃つた建物の床下地面部分等
は、白蟻にとつて絶好の繁殖場所となつている。
そこで、従来は、第9図に示すように、蟻道と
なり易い布基礎30の内側面に沿つて防蟻シート
32を敷き、白蟻が布基礎30を昇つて来ないよ
うにするとともに、さらに、両者30,32間の
隙間をなくするために粘着テープ34を貼り付け
ている。
しかしながら、粘着テープ34は、布基礎30
の粗い面となじみにくく、特に布基礎30の角部
では密着しにくく、隙間ができる等、信頼性に欠
け、防蟻を完全に行うことができなかつた。
〔発明の目的〕
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたもの
であつて、防蟻を確実に行うことができる防蟻シ
ートの施工方法を提供することを目的としてい
る。
〔発明の開示〕
以上の目的を達成するため、この発明は、床下
地面に、その縁部を布基礎の内側面に沿つた状態
で防蟻シートを敷設するとともに、この防蟻シー
トの縁部の内側に堤を形成し、次いで防蟻効果を
有する成分を含有し付着力を有する流動体を、上
記堤と布基礎の内側面との間に形成された溝内に
供給して防蟻シートの縁部と布基礎の内側面との
間をシールする防蟻シートの施工方法であつて、
前記堤が、長尺体を置くことで形成されているこ
とを特徴とする防蟻シートの施工方法を要旨とし
ている。
以下に、この発明を、その一実施例をあらわす
図面を参照しつつ、詳しく説明する。
まず、床下地面1に、縁部2aを布基礎3の内
側面3aに沿うようにして、1枚目の防蟻シート
2を敷設する(第1図)。防蟻シート2の敷設に
あたつては、その縁部2aを、図にみるように、
釘4等で固定するようであつてもよい。また、防
蟻シート2の縁部2aを布基礎3の内側面3aに
沿つて敷設する、と言うのは、布基礎3の内側面
3aと防蟻シート2の縁部2aとの間が隙間なく
接するような状態であつてもよいことは勿論、隙
間があくような状態であつてもよいし、防蟻シー
ト2の縁部2aが布基礎3の内側面3aに被さる
ような状態であつてもよい。
つぎに、先に敷設された1枚目の防蟻シート2
と、その縁部2a同士が重なり合うようにして2
枚目の防蟻シート2を床下地面1上に敷設する
(第2図)。1枚目の防蟻シート2と2枚目の防蟻
シート2との重ね代には、図にみるように、テー
プ5等を貼つてやればよい。床下地面1の全面
に、防蟻シート2をきれいに敷設するためには、
テープ5を貼る前に、重ね代の重ね具合を調整し
てやればよい。また、防蟻シート2同士は、重ね
ることなく突き合わせてもよい。この場合防蟻剤
入りテープを用いて防蟻シート2,2の縁部2
a,2a同士を貼り合わせることが好ましい。
以上の操作を繰り返すことで、床下地面1の全
面に防蟻シート2を敷設する。(第3図)。
つぎに、布基礎3の内側面3aと防蟻シート2
の縁部2aとのコーナーに、発泡スチロール、
木、アルミニウム、スポンジテープ、ロープ等の
長尺体6′を、布基礎3の内側面3aとの間に溝
8を作るようにして置き、堤6を形成する(第4
図)。このとき、堤6は、図にみるように、比較
的短い長尺体6′(たとえば、1m程度のものや
30cm程度のもの等)を複数並べることで形成され
るようであつてもよいし、たとえば、一本で床下
地面の一辺にわたる長さの長尺体6′を置くこと
で形成されるようであつてもよい。また、長尺体
6′がスポンジテープ、ロープ等の柔軟な材料で
形成されたものである場合には、一本の長尺体
6′でもつて布基礎3内を一周する堤6を形成す
ることもできる。要するに、長尺体6′の長さや
材料は、この発明では特に限定されないのであ
る。
以上のように、この発明では、長尺体6′を単
に置くだけで、常に一定形状の堤6を形成できる
ようになる。しかも、前述したように、長尺体
6′がスポンジテープ、ロープ等の柔軟な材料で
形成されたものである場合には、建物のプランに
応じ設定される布基礎の平面形状に追従した堤6
を容易に形成できるようにもなる。
長尺体6′の固定方法は、この発明では特に限
定されないが、たとえば、以下の図のような方法
がある。
第4図および第5図にみる方法は、長尺体6′
の下側に複数のピン6a…を突出させておいて、
それを防蟻シート2を通して地面に埋め込む方法
である。このような方法によれば、長尺体6′を
置くと同時に、その固定をも完了させることがで
きるようになる。また、この方法では、長尺体
6′のピン6a…により、防蟻シート2の固定を
同時に行うこともできるため、施工の始めから釘
4を省略したり、長尺体6′を並べたあとで釘4
を外したりすることもできる。しかしながら、後
述するように、流動体の固化、硬化後に、この長
尺体6′を外してしまうような場合には、防蟻シ
ート2の固定のために、この釘4を別に設けてお
くことが望ましい。
第6図にみる方法は、防蟻シート2の縁部2a
を固定するための釘4によつて長尺体6′も同時
に固定してしまう方法である。このような方法に
よれば、長尺体6′と防蟻シート2の固定を同時
に行えるようになる。なお、この方法において
も、流動体の固化、硬化後に長尺体6′を外す場
合には、長尺体6′固定のための釘4とは別の釘
によつて防蟻シート2を固定するようにするのが
望ましいことは、先の場合と同様である。
以上二つの方法以外の長尺体6′の固定方法と
しては、たとえば、防蟻シート2の縁部2aに接
着剤で固定してしまう方法などもあるし、長尺体
6′の自重が充分重い場合には、そのまま防蟻シ
ート2の縁部2a上に載せておくだけでもよく、
長尺体6′の自重が充分でない場合でも、その上
に重りを載せてやれば同様の効果が得られる。
このようにして形成された堤6と布基礎3の内
側面3aとの間の溝8内に、防蟻効果を有する成
分を含有し付着力を有する流動体9を供給する
(第7図)。そして、この流動体9により、第8図
にみるように、防蟻シート2の縁部2aと布基礎
3の内側面3aの間がシールされる。防蟻シート
2固定のための釘4の位置は、この発明では特に
限定されないが、図の実施例のように、溝8内に
釘4を位置させておけば、釘4の釘穴も同時にシ
ールされるため防蟻効果をより高めることが可能
となる。
さらに、この流動体9が固化あるいは硬化する
ものである場合には、防蟻シート2の縁部2aが
布基礎3の内側面3aに固定される。このあと、
長尺体6′からなる堤6は、そのまま置いておく
ようであつてもよいし、前述したように、流動体
9が固化または硬化するようなものである場合に
は、流動体9の固化、硬化後に堤6を取り除くこ
ともできる。そして、そのような場合には、堤6
となる長尺体6′を反復使用できるようになる。
防蟻シート2の縁部2aが布基礎3の内側面3
aに固定されると、白蟻は、もはや、防蟻シート
2の縁部2aと布基礎3の内側面3aとの間から
侵入することができなくなる。なぜなら、この両
者をシールしている流動体9は、それ自体防蟻効
果を有する成分が含有されており、しかも、この
流動体9によつて前記両者間は隙間なくシールさ
れているからである。
この発明に使用できる。防蟻効果を有する成分
としては、たとえば、以下のものがあげられる
が、これ以外のものを使用することもできる。
クロルデン、アルドリン等の有機塩素材、クロ
ルピリホス等の有機リン剤等。
また、このような防蟻効果を有する成分が配合
される、付着力を有する流動体9としては、種々
のものが考えられるが、その中でも、以下のもの
が、好ましいものとして、挙げられる。
ブチルゴム、シリコンゴム、ポリサルフアイト
ゴム等のゴム系粘着剤、油性コーキング剤、ポリ
ウレタン等の可塑性樹脂よりなる弾性接着剤、ポ
リ塩化ビニル、アクリル、変性シリコン、アスフ
アルト等の可塑性樹脂よりなる固化型接着剤等。
このような流動体9は、その名のとおり流動性
を有するので、たとえ、布基礎3の表面が粗面で
であつても、防蟻シート2の縁部2aと布基礎3
の内側面3aとの間を確実にシールすることがで
きるようになる。
防蟻シート2としては、たとえば、布にゴム、
合成樹脂等を含浸させたものや、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂
シート等、白蟻が食い破ることができないシート
状材料からなるもの、さらには、布に直接防蟻剤
を含浸させて忌避効果を狙つたもの等がある。
上記合成樹脂シート等については、加工工程中
において防蟻剤を混入してもよい。また、このよ
うな防蟻シート2に防湿性を持たせるようにすれ
ば、白蟻の好む温暖多湿な環境が床下で形成され
ることを防ぎ、白蟻が好んで食する湿つた木材が
作られるのを極力軽減することができ、一層防蟻
効果が高まる。また、このように防湿効果を持た
せた場合には、多湿状態によつて引き起こされる
木材の腐敗等を防ぐことも可能となる。
なお、この発明の防蟻シートの施工方法は、以
上の実施例に限定されるものではない。
たとえば、以上の実施例では、防蟻シート2を
複数枚床下地面1上に敷設していたが、床下地面
1の面積や防蟻シート2の寸法によつては1枚の
防蟻シート2を敷設するだけでよい場合もある。
防蟻シート2は、1枚から複数枚まで、床下地面
の面積に応じて使用できるのである。また、以上
の実施例では、複数枚の防蟻シート2の重ね合わ
せ部分にテープ5が貼られていたが、たとえば、
防蟻剤を含有した防蟻シート2を使用する場合に
は、白蟻はこの防蟻シート2に近づくこともでき
ないので、単に重ね合わせておくだけも充分で防
蟻効果が得られる。
また、防蟻シート2が敷設される床下地面4に
束石等の突出部がある場合には、その部分の防蟻
シート2を切り欠いて、そこから突出物を通して
もよい。その場合には、この突出物と防蟻シート
との間から白蟻が侵入するのを防ぐために、この
発明の防蟻シートの施工方法を適用すればよい。
以上の実施例では、床下地面1上に防蟻シート
2を敷設してから、その上に長尺体6′を置いて
堤6を形成しているが、床下地面1上に長尺体
6′を置いて堤6を形成してから、その上に防蟻
シート2を敷設してやるようであつてもよい。そ
の場合には、防蟻シート2の縁部2aを堤6を越
えて、この堤6と布基礎3の内側面3aとの間に
形成される溝8内に到達するように敷設してやれ
ばよい。
要するに、床下地面に、その縁部を布基礎の内
側面に沿つた状態で防蟻シートを敷設するととも
に、この防蟻シートの縁部の内側に堤を形成し、
次いで防蟻効果を有する成分を含有し付着力を有
する流動体を、上記堤と布基礎の内側面との間に
形成された溝内に供給して防蟻シートの縁部と布
基礎の内側面との間をシールする防蟻シートの施
工方法であつて、前記堤が、長尺体を置くことで
形成されているのであれば、その他の構成は特に
限定されないのである。
〔発明の効果〕
この発明の防蟻シートの施工方法は、以下のよ
うであり、床下地面に、その縁部を布基礎の内側
面に沿つた状態で防蟻シートを敷設するととも
に、この防蟻シートの縁部の内側に堤を形成し、
次いで防蟻効果を有する成分を含有し付着力を有
する流動体を、上記堤と布基礎の内側面との間に
形成された溝内に供給して防蟻シートの縁部と布
基礎の内側面との間をシールする防蟻シートの施
工方法であつて、前記堤が、長尺体を置くことで
形成されてているため、防蟻シート縁部と布基礎
の内側面との間を確実にシールすることができる
とともに、常に一定の断面形状の堤を容易に形成
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの発明の一実施例の工
程を説明する図であつて、第1図は床下地面上に
一枚目の防蟻シートを敷設した状態をあらわす斜
視図、第2図は一枚目の防蟻シートと二放目の防
蟻シートとをテープを用いて貼り合わせる様子を
あらわす斜視図、第3図は床下地面の全面に防蟻
シートが敷設された状態をあらわす斜視図、第4
図は防蟻シートの縁部に長尺体を並べて堤を形成
する様子をあらわす斜視図、第5図は第4図の場
合における長尺体の固定方法をあらわす断面図、
第6図は長尺体固定方法の別の例をあらわす断面
図、第7図は堤と布基礎の内側面との間の溝内に
防蟻効果を持つ成分を含有し付着力を有する流動
体を流し込む様子をあらわす斜視図、第8図は溝
内に流動体が流し込まれた状態をあらわす断面
図、第9図は従来の防蟻シートの施工をあらわす
断面図である。 1…床下地面、2…防蟻シート、2a…縁部、
3…布基礎、3a…側面、6…堤、6′…長尺体、
9…防蟻効果を有する成分を含有し付着力を有す
る流動体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 床下地面に、その縁部を布基礎の内側面に沿
    つた状態で防蟻シートを敷設するとともに、この
    防蟻シートの縁部の内側に堤を形成し、次いで防
    蟻効果を有する成分を含有し付着力を有する流動
    体を、上記堤と布基礎の内側面との間に形成され
    た溝内に供給して防蟻シートの縁部と布基礎の内
    側面との間をシールする防蟻シートの施工方法で
    あつて、前記堤が、長尺体を置くことで形成され
    ていることを特徴とする防蟻シートの施工方法。
JP24612486A 1986-10-15 1986-10-15 防蟻シ−トの施工方法 Granted JPS63103142A (ja)

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JPS63103142A JPS63103142A (ja) 1988-05-07
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JPS63103142A (ja) 1988-05-07

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