JPH0355542B2 - - Google Patents

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JPH0355542B2
JPH0355542B2 JP61303460A JP30346086A JPH0355542B2 JP H0355542 B2 JPH0355542 B2 JP H0355542B2 JP 61303460 A JP61303460 A JP 61303460A JP 30346086 A JP30346086 A JP 30346086A JP H0355542 B2 JPH0355542 B2 JP H0355542B2
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galvanized steel
plating
steel sheet
alloyed galvanized
layer
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  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法に
関するものである。 詳しくは、耐パウダリング性に優れた合金化亜
鉛メツキ鋼板の製造方法である。 (従来の技術及び問題点) 従来、耐加工性に優れた合金化亜鉛メツキ鋼板
の製造法としては、亜鉛層中にAl等を多く含有
させ合金層を軟質にすることにより、加工性を向
上させている。 又メツキ層中の結晶粒径を特定して、加工性を
向上させる方法(特開昭60−39153号公報)等が
知られている。 しかし、かかる方法において、耐パウダリング
性が劣る。即ち、例えば曲げ加工に際し、その内
側の合金層が曲げ部に沿つて粉状になつて剥離す
る欠点をともなうものである。 (発明の目的) 本発明は、このような欠点を有利に解決するた
めなされたものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、Al:0.001〜
0.08%、残Zn及び不純物からなる亜鉛メツキ浴へ
浸漬時間0.1〜2.0秒でメツキを施し、次いで加熱
して合金化処理することを特徴とする、合金化亜
鉛メツキ鋼板の製造方法である。 又実施態様としてメツキ付着量を40〜90g/m2
にする上記合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法。 及び上記合金化亜鉛メツキ鋼板の上層に鉄を主
体とし、残亜鉛からなる電気メツキを施すことを
特徴とする、合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法で
ある。 亜鉛メツキ浴中のAl:0.001〜0.08%(有効Al
以下同じ)にする理由は、この値より低いAl量
であると、メツキ浴中において合金層の生成が、
過度に進行し、後の加熱による合金化処理によ
り、過合金となりパウダリングが発生し易くなり
好ましくない。又Alが0.08%超になると、後述の
ごとき、本発明の要件である鋼帯のメツキ浴中の
浸漬時間においては、メツキ層中のAlの濃化が
不均一になり、従つて、合金層の生成が不均一と
なり、品質上難点となり、かつ、Alの増加によ
る合金層の生成が抑制され、加熱時間(合金化処
理時間)が長くなり、又加熱温度も高温にするこ
とになり甚だ不都合である。 次にメツキ浴へ導く鋼帯温度としては、430〜
600℃でメツキ浴温度としては430〜500℃が好ま
しい。つまり、ガスワイピング法等で付着量制御
する場合に薄付着量から厚付着量まで確実に制御
できるメツキ金属の流動性が得られるとともに上
記Al量とあいまつて、後の加熱による過合金に
防止することができる。 このようにして、メツキ浴へ導いた鋼帯のメツ
キ浴での浸漬時間は0.1〜2.0秒と短時間となるも
のである。 即ち、浸漬時間0.1秒未満であると、メツキ浴
Alの濃化が不均一になり、合金層の生成が不均
一になり、かつ、浴中で鋼帯表面とメツキ層の境
界に均一な合金層の生成が困難になり、メツキ密
着性を損うことがあり、好ましくない。又2.0秒
超になると、前記のごとき有効Al量であると、
合金層の生成が多量になり、後の加熱による合金
化処理において過合金となることがあり、好まし
くない。 このような浸漬時間で処理するには、通板速度
が40〜200m/分であれば、鋼帯の浸漬長さとし
ては2.0m以下でよく、例えば案内ロールの下部
をメツキ浴内へ位置させる等により、容易に、か
つ確実にできる。 このように本発明においては、前記のごとく、
低Al亜鉛メツキ浴で短時間でメツキを施すこと
によりメツキ層中のAl濃化を均一にして、メツ
キ浴中での合金化を均一、かつ、僅少にとどめ、
次工程の加熱処理により合金過度を鋼帯全面にそ
れぞれ均一にするものである。 次に加熱による合金化処理について述べる。 上記のごとくメツキした鋼帯は、浴上部でガス
ワイプ等により所定付着量に抑制し、加熱炉内へ
導くものであるが、メツキ層中のAlが少ないた
め合金化速度が速く、従つて目的とする合金組成
で、かつメツキ層表面まで合金化処理した場合
は、加熱炉からの導出後、直ちに冷却し合金化の
進行を停止させる。具体的には、例えば加熱炉内
でのメツキ鋼帯温度を430℃〜600℃で、メツキ層
表面まで合金化される時間(2〜20秒)まで加熱
処理した後約300℃以下に強制的に急速冷却する
ものである。又例えば、430〜600℃の加熱でメツ
キ層表面直下まで過半量合金層を生成し、次いで
400〜490℃で残り上層の亜鉛を合金化処理し、放
冷又は急冷することもできる。 このようにして合金化処理することにより、付
着量20〜90g/m2で合金層中の鉄量6〜12%の合
金化亜鉛メツキ鋼板が得られ、耐パウダリング性
に優れたものとなる。 特に付着量50〜90g/m2と比較的厚付着量のも
のにおいては、付着量50g/m2未満のものに比べ
パウダリングが発生し易い傾向にあるが、本発明
方法によれば、確実に耐パウダリング性を向上さ
せることができるものである。又メツキ鋼帯表裏
でのメツキ付着量の異なる差厚メツキ(例えば、
表25〜45g/m2、裏50〜90g/m2)鋼板の製造も
できる。このようにして合金化処理した亜鉛メツ
キ鋼板は、自動車、家電用素材等として用いるこ
とができるが、更にこのような合金化亜鉛メツキ
鋼板の上層に例えば、カチオン電着塗装用に最適
ならしめるため、鉄60%以上残り亜鉛、又は該合
金にNi、Co、Cr、Mn、Si、P、Cu等の1種又
は2種以上を含有せしめた合金層を2〜5g/m2
電気メツキにより生成することにより耐パウダリ
ング性をもつカチオン電着塗装性に優れたメツキ
鋼板が得られる。 次に本発明方法の実施例を比較例とともに挙げ
る。
【表】 (発明の効果) かくすることにより、合金化亜鉛メツキ鋼板の
耐パウダリング性を向上し、自動車用鋼板等の用
途に好適なものになる等の優れた効果をもたらす
ことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Al:0.001〜0.08%、残Zn及び不純物からな
    る亜鉛メツキ浴へ、浸漬時間0.1〜2.0秒でメツキ
    を施し、次いで加熱して合金化処理することを特
    徴とする、合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法。 2 メツキ付着量を40〜90g/m2にする特許請求
    の範囲第1項記載の合金化亜鉛メツキ鋼板の製造
    方法。 3 合金化亜鉛メツキ鋼板の上層に鉄を主体と
    し、残亜鉛からなる電気メツキを施す、特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の合金化亜鉛メツ
    キ鋼板の製造方法。
JP30346086A 1986-12-19 1986-12-19 合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法 Granted JPS63157847A (ja)

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