JPH0355383B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷製品群のような偏平な製品群によ
つて構成された連続して到着してくる２つの細長
い製品群構成体を処理する新規かつ改良された方
法および装置に関する。より特定すれば好ましく
は鱗状にずらされた形態に重ねられた製品群構成
体で連続して到着する２つの細長い製品群構成体
の処理に関する。

本発明の説明を行うに際して、その方法と装置
の参照例は、印刷製品群の処理を行う場合を対象
として一般的に説明されている。下記の説明を行
うに際しても同様に、便宜上印刷製品群の処理に
ついて述べているが、他のタイプの製品群に対し
ても都合良く取扱うことができることは明らかで
ある。したがつて印刷製品群の処理に関してはた
とえどんな場合でも限定して解釈されるべきでは
なく、むしろ本発明を実施するための応用分野の
一例としての好ましい分野として認識されるべき
である。

本発明の第１の目的は信頼度高く且つ基本的に
トラブルのない状態で製品群構成体を処理するた
めの改良された方法および装置を提供することで
ある。

本発明の他のより特定した目的は可能な限り低
額の経費と設備費用で製品群構成体の処理を行う
ことのできる実質的に偏平な製品群によつて形成
された連続して到着する複数の細長い製品群構成
体を処理するための新規且つ改善された方法およ
び装置の提供を狙うものである。

本発明のさらに他の重要な目的は、構造および
設計上で比較的に簡単であり、製造するのにきわ
めて経済的であり、全く容易に使用できそしてた
やすくは停止したり故障したりしない装置であ
る、実質的に偏平な製品群によつて形成された連
続して到着する２つの細長い製品群構成体を処理
する新規かつ改良された装置およびその装置を用
いて処理する新規かつ改良された方法をめざすこ
とである。

前記目的および以下の本発明の説明によつてさ
らに明らかにされる本発明の他の目的を達成する
ために、本発明の方法は２つの製品群構成体の内
の第１の製品群構成体の製品群の縁部分が第２の
製品群構成体の製品群を越えて横方向に突出する
ようにして、２つの製品群構成体がその長手方向
で、すなわち製品群構成体を構成する製品群が連
続する方向で重ねられ、其の後、前記第１の製品
群構成体の製品群の横方向に突出した縁部分に作
用して、すなわち縁部分を動かして前記第１の製
品群構成体の製品群を前記第２の製品群構成体の
製品群から持上げることによつて前記２つの製品
群構成体を分離させるという特徴を有する。

既に述べたように、本発明は前記発明に係る方
法を実施するための改良された装置の構造の提供
を目的とする。本発明の装置はそれぞれが２つの
製品群構成体の内の一方を供給するのに用いられ
る２つの供給手段が設けられているという特徴に
よつて明らかにされる。２つの製品群構成体の内
の第１の製品群構成体の製品群が第２の製品群構
成体の製品群を越えて横方向に突出して、２つの
製品群構成体が互いに上下関係で重ねられるよう
に、互いの位置関係が定められて２つの供給手段
は配置される。

本発明に係る他の装置においては２つの製品群
構成体は横方向に互いにずれて重ねられ、第１の
製品群構成体の製品群の縁部分は第２の製品群構
成体の製品群を越えて横方向に突出し、そして第
２の製品群構成体の製品群から第１の製品群構成
体を持上げるために、引離し手段が第１の製品群
構成体の製品群の横方向に突出した縁部分に作用
する、すなわち縁部分を動かすために配置され
る。

合流して合わされた後の２つの製品群構成体は
合わされたままでさらに処理されてもよい。例え
ば巻き芯上に２つの製品群構成体を巻取つてもよ
い。処理操作における後段で必要とされる重ねら
れた製品群構成体の分離は簡単な方法で実施でき
る。それは重ねられた状態における第１の製品群
構成体の製品群が第２の製品群構成体の製品群を
越えて突出する縁部分を有するからである。その
ことによつて、突出している縁部分上に作用する
引離し手段を用いることによつて第２の製品群構
成体の製品群から第１の製品群構成体の製品群を
効果的に持上げることができ、かくして２つの製
品群構成体が分離されることになる。製品群が分
離された後では、分離された製品群構成体を互い
に別箇に希望する方法でさらに処理することがで
きる。

本発明の詳細および前記目的以外の目的は以下
に示した添附図面を参照して行う本発明の一実施
例の詳細な説明によつて明らかにされる。

図面は簡略化して示されているが、本発明に係
る当業者が本発明の原理及びその技術思想を充分
に理解することができる程度に本発明の装置の構
成を示している。第１図および第２図には、本発
明の装置の一実施例が示され、その装置を用いて
２個の製品群構成体１および２が合流されて併合
巻取りが行われる。２個の製品群構成体１および
２は、例えば連続して到達してくる新聞紙、定期
刊行物、雑誌等のような印刷物３および４であつ
て、それらは鱗状にずらされた形態に重ねられて
長手方向に延びる製品群構成体を形成している。
これらの鱗状に重なつた製品群構成体１および２
は適当な製品供給源から供給される。しかしなが
らこれらの製品群構成体１は中間製品パツケージ
から供給されてくると好ましく、それら中間製品
パツケージについては、「連続供給の偏平な製品
群を貯留する方法と装置並びに該製品群から形成
された製品パツケージ」の名で本出願と同一出願
人によつて1982年11月29日に出願された米国特許
第4575988号公報に開示されており、本発明の説
明は前記出願を参照して行う。

複数の印刷製品から成る２つの製品群構成体１
および２のそれぞれは関連した搬送すなわち供給
手段５および６とによつて、製品の合流すなわち
併合位置Ｖに供給され、その合流位置Ｖで２つの
製品群構成体１および２は互いに合流されて１つ
となる。供給手段５および６は適当なタイプの手
段であつてよく、例えばコンベアベルトによつて
構成されるとよい。第２図で特に明らかにされて
いるように、２つの供給手段５および６は、供給
手段５および６のそれぞれの搬送方向ＡとＢが合
流位置Ｖの区域で基本的に互いに平行であり且つ
２つの製品群構成体１および２が互いに横方向に
ずれて上下に重ねられるように、位置関係をとつ
て配置される。２つの製品群構成体１および２間
の横方向のずれはそれぞれの製品群構成体の長手
方向に沿つて連続して与えられる。前記横方向の
ずれは片方の製品群構成体１の印刷製品群３と、
他方の製品群構成体２の印刷製品群４が、第２図
に明らかに示されているように、それぞれの縁部
分７および８がそれぞれ他の製品群構成体の印刷
製品群から横方向に突出することによつて生ずる
ものである。

横方向にずれた上で互いに上下に重ねられてい
る製品群構成体１および２は供給手段５に続いて
いる搬送手段９によつて巻取ステーシヨン１０へ
案内される。搬送手段９はその一端９ａにおいて
回転可能に軸着されている揺動可能なコンベアベ
ルトによつて構成されているとよい。圧縮スプリ
ングを具備した押上げ接触機構１１が搬送手段９
に作用している。

「鱗状形状で到着する偏平製品群、特に印刷製
品群の貯留装置」の名で同一出願人によつて1982
年10月４日に出願された米国特許第4587790号公
報に開示されている巻取貯留装置１２が巻取ステ
ーシヨンに配置される。この巻取貯留装置１２は
支持受台を形成している可動フレーム１３を具備
している。巻き芯１５の軸１４は回転可能に可動
フレーム１３内に載置される。巻き芯１５は矢印
Ｄの方向に回転できるように配置されている。さ
らに巻取りバンド１７を収容している供給スプー
ル１６が可動フレーム１３に回転可能に載置され
ている。巻取りバンド１７は張力に強い材料、例
えば適切なプラスチツク材料から作られている。
巻取りバンド１７の一端は巻き芯１５に固定して
連結されている。巻き芯１５の回転に際して巻取
りバンド１７は供給スプール１６と図面には示し
ていない適切な手段、例えばブレーキ装置から引
出される。このブレーキ装置は巻取りバンド１７
が巻き芯１５に巻取られるときに巻取りバンド１
７に張力を保つておくために設けられる。

重ねられた製品群構成体１および２は搬送手段
９によつて搬送方向Ｃで巻き芯１５に供給され
る。搬送方向Ｃは供給手段５の搬送方向と実質的
に平行である。そして重ねられた製品群構成体１
および２は前述の米国特許第4575988号公報に詳
細に記載されているように巻き芯１５上に巻取ら
れる。巻取られたパツケージは破線で示され、便
宜上参照番号１８で示される。

しかしながらパツケージ１８は印刷製品群３お
よび４の中間貯留体として役立つだけである。こ
の事は印刷製品群３および４は必要に応じてパツ
ケージ１８から他の工程のために巻戻されること
を意味する。もし例えば他の工程が「巻き芯から
偏平製品群、特に印刷製品群を巻戻す方法と装
置」の名で本出願と同一出願人によつて1982年11
月29日出願された米国特許第4525982号公報に詳
細に記載されているような方法で行われるとすれ
ば、２つの製品群構成体１および２は再び互いに
分離されなければならない。この分離手順を第３
図および第４図を参照して以下に詳細に説明す
る。

製品群構成体１および２は前述の米国特許第
4525982号公報に詳細に記載されているように巻
戻されて、次に、例えばコンベアベルトで構成さ
れている適切な移送手段２０によつて方向Ｅで分
離ステーシヨンＴに供給される。分離ステーシヨ
ンＴの後方には２つの搬送具２１および２２が移
送手段２０に続いている。搬送具２１および２２
の搬送方向はそれぞれＦとＧで示され、平面図で
示した第４図中においてＦとＧは移送手段２０の
移送方向Ｅに実質的に平行に延びる。第１の搬送
具２１と第２の搬送具２２をコンベアベルトによ
つて構成することができる。分離ステーシヨンＴ
の区域において、上の方に置かれている第１製品
群構成体２の印刷製品群４上に作用する２つの押
付け搬送ローラ２３が移送手段２０の上方に配置
され、矢印Ｈの方向に回転させられる。

平板の形状をしている偏向部材２４が分離ステ
ーシヨンＴにおける２つの重ねられた製品群構成
体１および２の移動軌道の中に静置状態で配置さ
れて引離し手段の役割を果たす。偏向部材２４は
例えば金属板から作られ、そして上の方に置かれ
ている第１製品群構成体２の複数の印刷製品群４
の突出している縁部分８の移動軌道の中に配置さ
れている偏向作用部２５を具備している。この偏
向作用部２５は前記移動軌道を横切つて延び、第
３図に明らかに示されるように移動軌道をはみだ
して突出するように延びる。第１製品群構成体２
のそれぞれの移送方向にＥおよびＧに合わせて偏
向作用部２５と一体に形成された支え部２６が偏
向部材２４に設けられている。偏向作用部２５の
幅ａは第４図に示すように、印刷製品群４の突出
縁部分の幅ｂより狭い。勿論この偏向作用部２５
をもつと大きな幅に設計することも可能である
が、この偏向作用部２５は下の方に置かれている
第２製品群構成体１の印刷製品群３の移動軌道の
中に延びない方がよい。支え部２６は偏向作用部
２５より大きい幅を有し、第２製品群構成体１の
印刷製品群３から持上げられている第１製品群構
成体２の印刷製品群４を支えるのに役立つ。

製品分離の工程は下記のように行われる。

重ねられている製品群構成体１および２は移送
手段２０によつて引離し手段の作用をする偏向部
材２４に向かつて動かされる。２つの製品群構成
体１および２が横方向にずれているので、上方の
第１製品群構成体２の印刷製品群４はその突出し
た縁部分８で傾斜した位置にある偏向作用部２５
の上にあがり、一方下方にある第２製品群構成体
１の印刷製品群３は偏向部材２４によつて作用さ
れることなく偏向部材２４を越えて移動し、第１
の取出しコンベア２１に到達して、そこから外側
へ移送される。偏向作用部２５上を上つて行くこ
とによつて、上方の製品群構成体２の印刷製品群
４は上方に向きを変え、その結果下方の製品群構
成体１の印刷製品群３から持上げられて離される
ことになる。ローラ２３によつて増加されている
矢印Ｇの方への移動が行われている間に、最初は
その縁部分８だけで偏向作用部２５の上にのつて
いた印刷製品群４は徐々にその幅のより広い部分
で支え部２６に支えられるようになる。その結果
印刷製品群４は第２の取出しコンベア２２によつ
て引継がれて外側へ導かれる。

それぞれの印刷製品群３および４によつて構成
されている２つの重ねられた製品群構成体１およ
び２の分離はかくして簡単に設計された引離し機
素によつて何等の困難なく行うことができる。し
かしながらそのためには片方の製品群構成体１の
印刷製品群４がその片側側面で他の製品群構成体
２の印刷製品群３から突出していることが前提条
件である。しかしながらこの事も又第１図および
第２図を用いて前述したように製品群構成体１お
よび２が互いに合流される間に製品群構成体１お
よび２を互いに適切に重ね合わせるという簡単な
方法によつて確実に行うことができる。

かくしてそれぞれの２つの製品群構成体１およ
び２の印刷製品群３および４の其の後の工程は互
いに適切な方法で別箇にすなわち独立して行うこ
とができる。しかしながら其の後の工程が印刷製
品群４の第１の製品群構成体２が中間の巻取りパ
ツケージを形成するために巻取られるという前述
の米国特許第4525982号公報に詳細に記載されて
いる方法で行われることが好ましい。

２つの重ねられた製品群構成体１および２の分
離は又下方に置かれた第２製品群構成体１の印刷
製品群３の突出した縁部分７に作用するように適
切に設計された引離し機素を用いることによつ
て、前述の場合と同様に達成することができる。
この場合には取出しコンベア２１および２２は異
なつた適切な形態に設計されなければならない。

図示しかつ説明した実施例において、製品群構
成体１および２の印刷製品群３および４はそれぞ
れの他の製品群構成体の印刷製品群からはみ出し
て横方向に突出しているけれども、分離操作のた
めには、片方の製品群構成体の印刷製品群が他方
の製品群構成体の印刷製品群を越えて横方向に突
出していさえすればよい。

２つの重ねられた製品群構成体の分離は前記し
た手段以外の他の手段を用いて行つてもよい。そ
れら他の可能性のある変形構成を次に説明する。

偏向作用部２５上を上つて行く印刷製品群４の
前進移動を助けるために、偏向作用部２５の上方
且つ印刷製品群４の突出した縁部分８の移動軌道
に対して偏向作用部２５の反対側に第３図で破線
４２で示すようにコンベアベルトを配置してもよ
い。このコンベアベルト４２は印刷製品群４の突
出した縁部分８に係合して印刷製品群４を第２の
取出しコンベア２２に向けて動かす。

第３図において破線で示すようにコンベアベル
ト４１が偏向部材に代えて設けられてもよい。こ
のコンベアベルト４１は偏向作用部２５と同じよ
うに、突出した縁部分８の移動軌道の中に配置さ
れて移動軌道に対して横切るように延びている。
このコンベアベルト４１は印刷製品群４の突出し
た縁部分８でコンベアベルト２０の上にのつてき
た印刷製品群４を支えて第２の取出しコンベア２
２に向けて搬送する。前述の支え部２６に相当す
る部材が前記コンベアベルト４１に沿つて設けら
れるとよい。さらに、第３図で破線で示す他のコ
ンベアベルト４２が突出した縁部分８の移動軌道
に対して前記コンベアベルト４１の反対側に設け
られるとよい。したがつてこの場合、印刷製品群
４の突出した縁部分８は印刷製品群４の上下両側
で２つのコンベアベルト４１，４２によつて係合
される。

さらに、前に図示して説明した引離し手段の代
わりに、製品群構成体１および２を分離するため
の係合移送手段を設けることも考えられる。この
係合移送手段は分離ステーシヨンＴにおいて突出
した縁部分８で印刷製品群４を把持し、第２製品
群構成体１の印刷製品群３から印刷製品群４を持
上げて離しそれから印刷製品群４をを前進させ
る。このような係合移送手段は第５図および第６
図に略示されている。図中において係合移送手段
は２７で示される。この係合移送手段２７は案内
チヤンネル２８を有し、案内チヤンネルの中には
可動の牽引手段２９、例えば公知の構造のボール
とソケツトの継手を具備したチエインリンクベル
トが延びている。それぞれグリツパ装置３１（第
６図参照）を有する張出しアーム３０が所定の間
隔をとつて牽引手段２９に沿つて設けられる。そ
れぞれのグリツパ装置３１は対応する張出しアー
ム３０の先端に形成された固定把持顎部材３２と
張出しアーム３０に設けた枢軸３４に回動可能に
取付けられた可動把持顎部材３３とを含んで構成
されている。可動把持顎部材３３は実質的にＬ字
形状を有するように設計されており、その一端に
は把持用ローラ３５を有し、他端は例えばローラ
の形状をしたカムフオロワー３６が設けられてい
る。可動把持顎部材３３はスプリング３７かこれ
に類する部材を用いて固定把持顎部材３２に対し
て閉じるように付勢されている。分離ステーシヨ
ンの区域にグリツパ装置３１を開くのに役立つと
ころの適切なカム（図示されてない）が設けられ
ている。可動把持顎部材３３のカムフオロワー３
６がカムの上にのりあがると、可動把持顎部材３
３は対応するスプリング３７の力に抗して開放位
置に回される。

第５図から特に明らかであるように、分離ステ
ーシヨンＴに向けて矢印Ｉの方向に移動している
グリツパ装置３１は前述の方法で開かれる。分離
ステーシヨンＴにおいてグリツパ装置３１は未だ
開いており、それから閉鎖して行くグリツパ装置
３１が上の方にある第１製品群構成体の印刷製品
群４をその突出した縁部分８で把持する。搬送方
向Ｉで見て分離ステーシヨンＴの後方で係合移送
手段２７は上方に、すなわち矢印Ｆの方向で下方
に置かれている印刷製品群３の第２製品群構成体
１を導いている移送手段２０から離れるように進
む。かくして第１の製品群構成体２は前記係合移
送手段２７によつて第２製品群構成体１から持上
げられて離される。

前記係合移送手段２７の構造およびその作動に
関しては、米国特許第4062537号公報に記載され
たコンベアの構造に対応する。ただし公報に記載
されたコンベアの構造は係合移送手段２７が両側
の側方縁部で印刷製品群に係合する点で異なる。
第２製品群構成体１の印刷製品群３は基本的に第
１製品群構成体２の印刷製品群４と同じ幅を有す
るので、２つの製品群構成体１および２の横方向
のずれは、前述したように、片方の製品群構成体
の印刷製品群をその縁区域で外に出すために必要
とされるものである。しかしながら、片方の製品
群構成体の製品群が他の製品群構成体の製品群よ
り幅が狭ければ、２つの製品群構成体は、互いに
重ねられたときに横方向にずらされることを必要
としない。この場合には、２つの製品群構成体の
長手方向中央線が一直線に揃えられているときで
さえ、片方の製品群構成体の幅の広い印刷製品群
は他方の製品群構成体の幅の狭い印刷製品群を越
えて突出し、その結果前述した方法で分離操作を
行うことができる。

前述した方法による重ねられた製品群構成体の
引離して分離する操作は印刷製品群あるいは他の
偏平な製品群が鱗状にずれて重ねられていない時
でも可能である。

２つの重ねられた製品群構成体１および２が巻
取りパツケージを形成するために巻取られている
状態が第１図および第２図を参照して記載されて
いるが、２つの製品群構成体１および２が、異な
つた方法で重ねて処理されて、例えば長い距離に
わたつて２つの製品群構成体を重ねて搬送するこ
とによつて処理されて、それから前述の方法で２
つの製品群構成体を分離してもよい。

本発明の好ましい実施例の数例が図示されて説
明されているが、本発明は前記実施例に限定され
るものでないことは明らかであり、特許請求の範
囲に記載された範囲内で本発明を広く実施するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は印刷製品群の２つの製品群構成体を合
流させる装置の略示側面図であり、第２図は第１
図に示した装置の拡大平面図であり、第３図は第
１図に示した装置で作られた印刷製品群の２つの
重ねられた製品群構成体を引離して分離するため
の引離し手段の一実施例の側面図であり、第４図
は第３図に示した引離し手段の平面図であり、第
５図は本発明による装置における印刷製品群の２
つの重ねられた製品群構成体を引離して分離する
ための引離し手段の他の実施例の側面図であり、
第６図は第５図の線−に実質的に沿つた断面
図である。 １，２……製品群構成体、３，４……製品群、
５，６……供給手段、７，８……縁部分、１１…
…押上げ接触機構、２０……移送手段、２１，２
２……搬送具（取出しコンベア）、２４……偏向
部材（引離し機素）、２５……偏向作用部、２６
……支え部、２７……係合移送手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ２つの製品群構成体の内の第１の製品群構成
   体の製品群の縁部分を前記２つの製品群構成体の
   内の第２の製品群構成体の製品群を越えて横方向
   に突出させながら、前記２つの製品群構成体をそ
   の長手方向で重ねるステツプと、 前記第１の製品群構成体の製品群の前記横方向
   に突出した縁部分に作用して前記第１の製品群構
   成体の製品群を前記第２の製品群構成体の製品群
   から持上げることによつて、前記２つの製品群構
   成体を分離させるステツプを含んで構成されたそ
   れぞれ実質的に偏平な製品群によつて形成された
   ２つの連続して到着する細長い製品群構成体を処
   理する方法。 ２ それぞれ鱗状にずらされた形態に重ねられて
   連続的に供給される製品群から成る２つの製品群
   構成体をその長手方向に重ねることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 前記２つの製品群構成体を互いに横方向にず
   らされた位置関係で重ねることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の方法。 ４ 前記２つの製品群構成体を分離するために製
   品群構成体の長手方向で前記製品群構成体を偏向
   手段を越えて移動させ、該偏向手段が前記第１の
   製品群構成体の製品群の横方向に突出した前記縁
   部分に作用することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の方法。 ５ 前記第１の製品群構成体の製品群の横方向に
   突出した前記縁部分を搬送手段によつて把持する
   ことによつて前記２つの製品群構成体を分離する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の方
   法。 ６ 前記２つの製品群構成体を重ねた状態で巻取
   り、その後巻戻し、該巻戻し中に前記２つの製品
   群構成体を分離させることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の方法。 ７ 分離された後の２つの製品群構成体の一方を
   巻取ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の方法。 ８ 第１の製品群構成体の製品群の縁部分が第２
   の製品群構成体の製品群を越えて横方向に突出す
   るように、２つの製品群構成体の中の第１の製品
   群構成体の製品群が第２の製品群構成体の製品群
   の上に重ねられている実質的に偏平な製品群によ
   つて構成された２つの連続して到着する細長い製
   品群構成体を処理する装置において、 前記第２の製品群構成体の製品群から前記第１
   の製品群構成体の製品群を持上げるために前記第
   １の製品群構成体の製品群の前記縁部分に作用す
   るように配置された引離し手段を含んで構成され
   ている２つの製品群構成体を処理する装置。 ９ 前記２つの製品群構成体の製品群が互いに横
   方向にずれて重ねられていることを特徴とする特
   許請求の範囲第８項記載の装置。 １０ 前記第１の製品群構成体の製品群の縁部分
   が所定の移動軌道に沿つて動き、 前記引離し手段が前記移動軌道内に配置され且
   つ移動軌道に対して横切るように延びている偏向
   作用部を有する偏向部材であり、 前記偏向作用部が前記製品群の縁部分で偏向部
   材の上を走行する第１の製品群構成体の製品群を
   偏向することを特徴とする特許請求の範囲第８項
   記載の装置。 １１ 前記引離し手段が静置状態で設けられた偏
   向部材と、前記２つの重ねられた製品群構成体を
   前記偏向部材に向けて移送する移送手段で構成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１０
   項記載の装置。 １２ 前記２つの製品群構成体の内の偏向された
   製品群構成体の移動の方向に前記偏向作用部に連
   続して支え部が設けられ、前記偏向された製品群
   構成体の製品群が前記支え部上で支えられている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１０項又は第
   １１項記載の装置。 １３ 前記引離し手段がコンベアベルトによつて
   形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第８項記載の装置。 １４ 引離された状態における製品群の前記突出
   した縁部分の両側面に係合させるために、さらに
   他のコンベアベルトが設けられ、該他のコンベア
   ベルトが前記突出した縁部分の前記移動軌道に対
   して、前記引離し手段を構成しているコンベアベ
   ルトの反対側に配置されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１３項記載の装置。 １５ 前記引離し手段が前記第１の製品群構成体
   の製品群の突出した縁部分において第１の製品群
   構成体の製品群に係合する係合移送手段を含んで
   構成されることを特徴とする特許請求の範囲第８
   項記載の装置。 １６ 巻取りステーシヨンと、前記２つの製品群
   構成体を分離した後に２つの製品群構成体の内の
   １つの製品群構成体を巻取りステーシヨンに供給
   するための搬送手段を含んで構成される特許請求
   の範囲第８項記載の装置。