JPH0355301Y2 - - Google Patents

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JPH0355301Y2
JPH0355301Y2 JP1986179313U JP17931386U JPH0355301Y2 JP H0355301 Y2 JPH0355301 Y2 JP H0355301Y2 JP 1986179313 U JP1986179313 U JP 1986179313U JP 17931386 U JP17931386 U JP 17931386U JP H0355301 Y2 JPH0355301 Y2 JP H0355301Y2
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JP
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hinge
pin
bag
protrusion
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JP1986179313U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アタツシユケースやスーツケースな
どの鞄に用いられる蝶番に関するものである。
〔従来の技術〕 実開昭56−107053号公報に開示されている蝶番
は、雄蝶番片に設けた突部を雌蝶番片に設けた突
部受部に挿入して、これら蝶番片を相互に回転自
在に連結するタイプのものであり、前記突部が前
記突部受部から抜け出て両蝶番片同士が偶発的に
離脱するのを防止するための付勢手段を有する。
この付勢手段は、一方の蝶番片に回転自在に支持
された回転片が当該一方の蝶番片を相手方の蝶番
に対し押圧する。
また、実公昭44−9171号公報に開示されている
ケース用蝶番機構は、ケース本体および蓋体の
各々の一側縁両端部に突部と突部受部とを形成
し、ケース本体側の突部と突部受部とを蓋体側の
突部受部と突部との夫々に係合することによつ
て、ケース本体と蓋体を回転自在に連結するもの
である。かゝる構造の蝶番機構においては、ケー
ス本体と蓋体を連結した状態に保持するため、ケ
ース本体および蓋体の間に配置される中間板に形
成した中間膨出縁を内側の突部と突部受部との間
に嵌入ささせている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記実開昭56−107053号公報に
記載の蝶番にあつては、異形状の雄蝶番片、雌蝶
番片および当該両蝶番片の偶発的離脱を防止する
ための付勢手段より構成してあるから、部品点数
が多くなつて製作コストの低廉価を達成すること
が困難であり、また、上記実公昭44−9171号公報
に記載の蝶番機構にあつては、ケース器体の突部
と突部受部に蓋体の突部受部と突部を対応させて
係合せしめた後に、内側の突部および突部受部の
間に中間膨出縁を嵌入する必要があることから、
ケース器体と蓋体との組付作業に手間がかかると
いう問題があつた。その上、上記両公報に記載の
蝶番は、装着対象となるケースにおいて蓋体が本
体に対し略180度展開可能に当該本体および蓋体
を連結するものであり、かゝるケースの蓋体の開
き角度を180度よりも小さい角度に規制しようし
た場合、屈曲可能な一対のリンクなどを用いて本
体と蓋体とを連結する必要があつた。
そこで、本考案は、一対の蝶番片を同一形状に
形成することにより製作コストの低廉価を図り、
しかも一方の蝶番片と他方の蝶番片とを回転自在
に、かつ離脱不能に連結することができ、その
上、リンクを用いることなく蓋体の開き角度をも
規制することのできる鞄用蝶番を提供することを
技術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案が上記技術的課題を解決するために採用
した手段を、添附図面に示す実施例に基づいて説
明すれば、次のとおりである。
即ち、本考案によれば、鞄3の本体3aと蓋体
3bの底部に装着される同一形状の一対の蝶番片
A,Aから成る鞄用蝶番であつて、前記各蝶番片
A,Aは、鞄3の閉方向側の一側縁6aに肩部5
を直角に形成した取付基板6と、当該取付基板6
の一側縁6a両端部に互いに離隔対向して配置し
た第1突出部7および第2突出部8とを有し、前
記第1突出部7に前記一側縁6aと平行に延びる
軸部9aと拡大頭部9bより成るピン9を突設す
る一方、前記第2突出部9に相手方の蝶番片Aの
ピン9の突出方向と同じ方向に開口して当該ピン
9を回転自在に保持する軸部受部10aと頭部受
部10bより成るピン受部10を形成し、前記一
方の蝶番片Aのピン9を相手方の蝶番片Aのピン
受部10に夫々スナツプ係合して両蝶番片A,A
を回転自在に、かつ離脱不能に連結し、更に、両
蝶番片A,Aをピン9,9を支点に鞄3の開方向
側へ回転せしめた際に当該両蝶番片A,Aの肩部
5,5が当接して鞄3の本体3aに対する蓋体3
bの開き角度を規制するという手段を採用するこ
とによつて、上述の技術的課題を解決したのであ
る。
〔実施例および作用〕
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づい
て、更に詳しく説明する。
第1図および第2図に示すように、本考案に係
る蝶番は、金属材料、またはポリアセタールなど
の合成樹脂材料を一体射出成形した一対の蝶番片
A,Aより成る。これら蝶番片A,Aは、全く同
一の形状に形成されていて、相互連結された後に
装着対象となる鞄3の本体3aと蓋体3bの底部
に、後述の取付基板6に穿設したリベツト孔2に
リベツト(図示せず)を打ち込んで固定される。
前記蝶番片A,Aは、鞄3の閉方向側の一側縁
6aに沿つて肩部5を直角に突設したL字形の取
付基板6と、当該取付基板6の一側縁6aの両端
部に互いに離隔対向して配置した一対の第1突出
部7および第2突出部8とを有する。そして、前
記第1突出部7には、第2突出部8に向けて一側
縁6aと平行に延びるピン9が設けられている。
このピン9は、第1突出部7に隣接した軸部9a
と当該軸部9aの先端に形成された拡大頭部9b
とから成つていて、前記軸部9aの基端部の径が
拡大頭部9bのそれと略同一となつている。一
方、前記第2突出片8には、ピン9と対応した形
状のピン受部10が形成してある。このピン受部
10は、相手方の蝶番片Aのピン9の突出方向と
同じ方向に開口する盲孔状に形成されていて、前
記ピン9を回転自在に支持する軸部受部10aと
頭部受部10bとから成つている。そして、前記
ピン受部10の頭部受部10bと反対側の端部内
面には、ピン9を挿入する際に当該ピン9の拡大
頭部9bを内部に向けて案内するための案内斜面
10cが形成してある。なお、前記ピン9と前記
ピン受部10は、同一枢軸l上に位置する。
前記両蝶番片A,Aを鞄3に固着するに先立つ
て相互連結するには、第1図に示すように、両蝶
番片A,Aの肩部5,5同士が対面するように当
該両蝶番片A,Aを互いに反対向きにして、一方
の蝶番片Aのピン9とピン受部10とを、相手方
の蝶番片Aのピン受部10とピン9との夫々に同
時にスナツプ係合させればよい。こうしてスナツ
プ係合された両蝶番片A,Aは、各々のピン9の
拡大頭部9b,9bが対応する軸部受部10b,
10bに嵌合して相互に2箇所でピン9,9を支
点に回転自在に連結され、その結果、両蝶番片
A,Aの連結強度が大きくなつて鞄3に装着した
後の相互離脱が防止される。
かゝる構成の両蝶番片A,Aは、一方の蝶番片
Aが鞄3の本体3aの底部に、他方の蝶番片Aが
同鞄3の蓋体3bの底部に固着される。そして、
鞄3の蓋体3bを本体3aに対し第2図の閉塞位
置から第3図の位置に開放すると、両蝶番片A,
Aの肩部5,5の先端が互いに当接し、もつて肩
部5,5が蓋体3bの開き角度を必要角度(図示
の例では95度)以上開くのを阻止する。
なお、両蝶番片A,Aは、第8図に示すよう
に、ピン9およびピン受部10が同一枢軸l上に
位置しておれば、ピン9を先の方向とは逆向きに
突設し、軸部受部10aを先の方向とは逆の方向
に開口するよう形成しても、同様な作用、効果を
奏することは云うまでもない。
第4図に示すピン9は、その先端部分に拡大頭
部9bから軸芯方向に延びる割溝9cを有する。
かゝる形状のピン9は、割溝9cにより拡大頭部
9bが内側へ弾性変形可能となるので、両蝶番片
A,Aを連結する際に、相手方の蝶番片Aのピン
受部10にピン9を簡単に挿入することができる
という利点がある。
また、第5図に示す第2突出部8には、前記一
側縁6aと平行に延び、かつピン受部10と連通
するスリツト8aが形成されている。しかして、
第2突出部8は、その径方向へ拡開可能となるの
で、両蝶番片A,Aを連結する際に、相手方の蝶
番片Aのピン9をピン受部10に簡単に挿入する
ことができるという利点がある。
更に、第6図に示す両蝶番片A,Aは、各々の
取付基板6,6の肩部5,5側の面に底鋲11を
一体に設けたものである。このように蝶番片A,
Aに底鋲11を設けることにより、鞄3の本体3
aおよび蓋体3bの底部に底鋲を打ち込む必要が
なくなり、鞄3の部品点数がより減少する。
なお、前述の実施例において前記ピン受部10
を盲孔状に形成した例を説明したけれども、同ピ
ン受部10を第7図に示すような貫通孔に形成し
てもよい。即ち、前記ピン受部10が盲孔状であ
る場合、ピン9をピン受部10から単に引き抜く
ことになるが、同ピン受部10が貫通孔である場
合、ピン9の拡大頭部9bの先端面を手指で押圧
してピン9をピン受部10から引き抜くことがで
きるので、両蝶番片A,Aの分離作業が頗る簡単
に行えるという利点がある。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案の鞄用蝶番は、
1つの金型で生産可能な同一形状の一対の蝶番片
より成るものであるので、生産コストの低廉価が
可能になる。また、各蝶番片は、鞄の閉方向側の
一側縁に肩部を直角に突設した取付基板の当該一
側縁両端部に互いに離隔対向して配置された第1
突出部および第2突出部を有し、第1突出部に拡
大頭部を有するピンを突設する一方、第2突出部
に軸部受部を有するピン受部を形成して、一方の
蝶番片のピン受部が相手方の蝶番片のピンを回転
自在に支持して相互連結されるものであるから、
特殊な部品を用いることなく両蝶番片を回転自在
に、かつ離脱不能に連結することができ、その
上、鞄の蓋体を開いた際に、当該蓋体側の蝶番片
の肩部が本体側の蝶番片の肩部に当接して同蓋体
の開き角度が規制されるので、従来周知の鞄のよ
うに本体と蓋体とをリンクで連結する必要がなく
なるなど、その実用的なメリツトは誠に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鞄用蝶番の分解斜視図、
第2図は同蝶番を鞄の底部に取り付けた状態を示
す説明図、第3図は前記鞄を開放した状態の説明
図、第4図は蝶番片の第1突出部に設けたピンの
変形例を示す斜視図、第5図は蝶番片の第2突出
部の変形例を示す説明図、第6図は底鋲を設けた
蝶番片を示し、これら蝶番片を鞄の底部に取り付
けた状態を示す説明図、第7図は第2突出部のピ
ン受部の変形例を示す説明図、第8図は本考案に
係る蝶番片の他の変形例を示す説明図である。 A,A……蝶番片、3……鞄、3a……本体、
3b……蓋体、5……肩部、6……取付基板、6
a……一側縁、7……第1突出部、8……第2突
出部、9……ピン、9a……軸部、9b……拡大
頭部、10……ピン受部、10a……軸部受部、
10b……頭部受部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鞄3の本体3aと蓋体3bの底部に装着される
    同一形状の一対の蝶番片A,Aから成る鞄用蝶番
    であつて、 前記各蝶番片A,Aは、鞄3の閉方向側の一側
    縁6aに肩部5を直角に形成した取付基板6と、
    当該取付基板6の一側縁6a両端部に互いに離隔
    対向して配置した第1突出部7および第2突出部
    8とを有し、前記第1突出部7に前記一側縁6a
    と平行に延びる軸部9aと拡大頭部9bより成る
    ピン9を突設する一方、前記第2突出部9に相手
    方の蝶番片Aのピン9の突出方向と同じ方向に開
    口して当該ピン9を回転自在に保持する軸部受部
    10aと頭部受部10bより成るピン受部10を
    形成し、前記一方の蝶番片Aのピン9を相手方の
    蝶番片Aのピン受部10に夫々スナツプ係合して
    両蝶番片A,Aを回転自在に、かつ離脱不能に連
    結し、更に、両蝶番片A,Aをピン9,9を支点
    に鞄3の開方向側へ回転せしめた際に当該両蝶番
    片A,Aの肩部5,5が当接して鞄3の本体3a
    に対する蓋体3bの開き角度を規制することを特
    徴とする鞄用蝶番。
JP1986179313U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0355301Y2 (ja)

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JPS6385122U JPS6385122U (ja) 1988-06-03
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5857596A (ja) * 1981-09-30 1983-04-05 Hitachi Ltd 圧延設備の給油装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56107053U (ja) * 1980-01-18 1981-08-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5857596A (ja) * 1981-09-30 1983-04-05 Hitachi Ltd 圧延設備の給油装置

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JPS6385122U (ja) 1988-06-03

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