JPH0355136A - アクチュエータユニットおよびそれを用いたレベル調整のできるステージ装置 - Google Patents

アクチュエータユニットおよびそれを用いたレベル調整のできるステージ装置

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JPH0355136A
JPH0355136A JP1192144A JP19214489A JPH0355136A JP H0355136 A JPH0355136 A JP H0355136A JP 1192144 A JP1192144 A JP 1192144A JP 19214489 A JP19214489 A JP 19214489A JP H0355136 A JPH0355136 A JP H0355136A
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actuator unit
stage
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良幸 冨田
Fumiaki Sato
文昭 佐藤
Kazuhiro Ito
一博 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L産業上の利用分野j 本発明は、ステージ装置を駆動することのできるアクチ
ュエータおよびそれを用いたレベル調整のできるステー
ジ装置に関し、特に半導体製造装置等の高精度のステー
ジ装置に適したアクチュエータおよびそれを用いたレベ
ル調整のできるステージ装置に関する。
近年、例えは半導体集積回路の分野において、集積度の
向上と共に要求される加工精度はますます向上している
。より狭い線幅を実現するため、3 露光装置は紫外光の代わりに電子線やX線を光源として
用いるものに研究開発の対象か移行している。これに伴
い、駆動ステージの精度も向上させる必要かある。たと
えば、0.25ないし0.3μmの線幅を実現するには
約0.05μmのアライメント(整合)精度か要求され
、これを達或するには駆動ステージとしては約0.00
5μm、甘くても0.01μmの精度が要求される6 このような高精度のXYZ駆動ステージを例えば150
〜200IIlm/SeCの速度で移動させることか要
求される。
このような駆動ステージ装置は、入射ビームの焦点深度
内に感光膜を配置させること等のためレベル調整もでき
なくてはならない6半導体ウェハか大径化することに伴
い、ウェ〜ハの反り、厚さ分布、傾き等に合わせて、1
枚のウェーハ内で焦点を何度も合わせ直す必要がある。
[従来の技術] 従来のXYZ駆動ステージ装置等は、DCモ4 夕とボールねじを組み合わせたアクチュエータを用いた
ものが主流である。しかし、ガタ、バツクラッシ等のた
めにその駆動精度は、大体の場合約0.1μmか限界で
あり、0.0■μmやそれ以下の精度を出すことは困難
である。
ソニアモー夕を駆動力源とする駆動ステージ装置も知ら
れている。リニアモータも0.01μm以下の位置精度
を達成することは困難である。
一方、アクチュエータユニットとして圧電素子を用いた
XY駆動装置等も提案されている。圧電素子は微小の変
位を生じさせることに長じているか変位の絶対値を大き
くすることは難しい。
そこで、高精度の駆動を行うには粗動と微動を組み合わ
せるのか有利となる。
駆動ステージ装置を何段階かに積み上げ、粗動、微動を
各軸方向、各回転方向について行うことも提案されてい
る。
これらの従来の駆動ステージ装置において、アクチュエ
ータの軸は被駆動体に対して直角方向に設けられ、被駆
動体を押すか引くことにより被駆5 動体に駆動力を鋤かせている。XY面を画定するステー
ジ体のZ方向レベルの調整をする場合、Z方向に沿った
軸を有するアクチュエータで駆動する.アクチュエータ
の軸方向長さか大きいと、ステージ装置全体の寸法もか
なり大きくなる。
被駆動体番ま支持体」二に段?fられな案内面や案内レ
ール等の案内部材上を移動する。たとえば、まずステー
ジをX方向に移動可能に保持する案内部材とX方向駆動
源を含むX段が構或され、次にこのX段全体をY方向に
移動可能に保持する案内部材とY方向駆動源を有ずるY
段が構成され、このY段をさらにZ方向に移動させる案
内部材と駆動源とを有するZ段か構成される。さらに必
要に応じて、θX、θy、θZの回転段が付加される。
また、各方向で粗動と微動とを別個に行う場合はこれら
の段数が倍加する。
[発明か解決しようとする課題コ 以上説明したように、従来の技術によれは、平面状のス
テージ装置のレベルを調整するためには、6 平面と直交する軸方向を持つアクチュエータを用い、ス
テージ装置の体積を大きなものとしていた。
また、簡単な構成では高精度か得難く、高精度を得よう
とすると装置全体かさらに大きなものになってしまう。
また、駆動ステージ装置の段数か増加すると、駆動源と
被駆動体との間に介在する部材の数か増加し、部材間の
遊び等の存在により駆動源の発生した駆動力か被駆動体
にどれたけ伝達されるのかが不正確になる。
さらに、被駆動体か支持体の案内部上を移動すると、移
動の際摩擦により駆動負荷が増大し、位置精度や応答性
を悪くする, 本発明の目的は、高精度の駆動ステージ装置に適したア
クチュエータユニットを提供することである。
本発明の他の目的は、XY面内に軸方向を有するアクヂ
ュエータを用い、Z方向の駆動力を発揮するアクチュエ
ータユニットを提供することである。
7 本発明の他の目的は、高精度の駆動ステージ装置を提供
することである 本発明の他の目的は、小型な1段構成でしかも自由度か
高い駆動ステージ装;dを提f1(することてある。
[課題を解決するための千段」 本発明によれは、XY平面に沿って軸か配置された第1
のウェッジ構造体内でアクチュエータをXY面内方向に
変位させることによって第1のウェッジ部材を軸方向に
移動させ、ウェッジ面の結合を介して第2のウェッジ構
造体をXY平而とほぼ直交するZ方向に移動させる。
なお本明細書においてXY方向とはステージ面等の任意
の平面内において互いに直交する方向を言う。また、Z
方向とはXY方向のいすれに対しても直交する方向を指
すものとする。
第1図(A),(B)は本発明の基本的2形態を概略的
に示す。
たとえは第1図(A)を参照して説明すると、8 基部2の支持面2a,2bの上に第1のウェッジ構造体
5か載置されている。第1のウェッジ構造体5は、軸方
向の両端に端面4a、4bを有し、与えられた信号によ
ってその軸方向長さを変化させるアクチュエータ3と、
これら端面4a,4bに固定され、前記基部2の支持面
2a,2b上に結合、支持され、反対側に第1の対称的
なウェッジ面6a,6bを有する第1のウェッジ部材7
a7bとを含む。この第1のウェッジ構造体5の上に、
第1の対称的なウェッジ面6a,6bとほぼ平行な第2
の対称的なウェッジ面8a,8bを有する第2のウェッ
ジ構造体9が配置され、結合、支持されている。
好ましくは、基部2の支持面2a,2bと第1のウェッ
ジ部材7a,7bとの間、および第1のウェッジ部材7
a,7bの第1の対称的なウェッジ面6a,6bと第2
のウェッジ構造体9の第2の対称的なウェッジ面8a,
8bとの間には接着剤層か設けられている。
第1図(A)の構成においては、第1のウェッ9 ジ部材7a,7bが第2のウェッジ構造体9に向かって
狭まるウェッジ面を有し、第2のウェッジ構造体9かこ
れに対して第1のウェッジ禍造体に向かって拡がるウェ
ッジ面を有している。
第1図(B)は、これらの傾斜が逆になった形態を示す
。すなわち、第2のウェッジ楕造体9が下に向かって狭
まるウェッジ面を有し、第1のウェッジ構造体5は上に
向かって拡がるウェッジ面を有している。
第2のウェッジ構造体9は、ステージ体等の被駆動体1
に接続され、被駆動体1を基部2に対して駆動する。
また本発明によれば、支持面を有する基部2と、ステー
ジ面を有する被駆動体1と、前記基部2と前記被駆動体
1との間に配置された3つのアクチュエータユニットで
あって、各アクチュエータユニットは、軸方向両端に2
つの端面4a,4bを有し、与えられた信号によってそ
の軸方向長さを変化させるアクチュエータ3と、アクチ
ュエータの両端面4a,4bに固定され、前記基部2の
支1 0 持面2a.2b上に結合、支持され、反対測に第1の対
称的なウェッジ面6a,6bを有する第1のウェッジ部
材7a,7bとを含む第1のウェッジ構造体5と、前記
第1の対称的なウェッジ面6a,6bとほぼ平行な第2
の対称的なウェッジ面8a  8bを有し、第1のウェ
ッジ構造体上に結合、支持される第2のウェッジ構造体
と、を有し、アクチュエータ3の軸方向の伸縮によって
第2のウェッジ構造体9か支持面とほぼ直交する方向に
変位することかできるアクチュエータユニットとを有し
、3つのアクチュエータユニットを操作することにより
支持面に対するステージ面のレベルおよび傾きを調整で
きるステージ装置か提供される。
好ましくは、被駆動体1は軸方向には高い剛性を有し、
軸と直交する方向には低い剛性を有する弾性リンク部1
0を介してアクチュエータと結合される。
1 1 [作用] アクチュエータ3かXY面内の軸方向に伸縮すると、第
1のウェッジ部材7a,7bが軸方向に駆動され、ウェ
ッジ面6a,6bか軸方向に沿って離れるか、近付くよ
うに移動する。ウェッジ面6a,6bの移動に伴って、
これと係合するウj−.ッジ面8a,8bを有する第2
のウェッジ梢造体9はXY面と直交するZ方向に変位す
る。
第1図(A)においては、アクチュエータ3か縮むと、
上方に狭まるウェッジ面を有する第1のウェッジ部材7
a,7bか内開に動き、ウェッジ面6aと第2のウェッ
ジ構造体9のウェッジ面8aとの間、および同様にウェ
ッジ而6bとウェッジ面8bとの間に間隙を生じようと
する。そこで、間隙を生じないようにするため、下方に
開いたウェッジ面を有する第2のウェッジ桶造体9が図
中下方に移動する6逆にアクチュエータ3が仲ひると、
下方に開いたウェッジ面を有する第2のウェッジ構造体
9は押されるように上方に移動する。
このように、xY平面内に軸を有するアクチュエ12 ータの軸方向変位によってXY平面と直交する2方向の
変位が発生する。
第1図(B)においては、アクチュエータ3が縮むと、
上方に拡がるウェッジ面を有する第1のウェッジ部材7
a,7bが内開に動く。そのウェッジ面6a、6bか第
2のウェッジ構造体9のウェッジ面8a,8bを両測か
ら挾み付けるようにし、第2のウェッジ構造体9を上方
に持ち上ける。
逆に、アクチュエータ3が伸びると、上方に開いたウェ
ッジ面6a,6bは互いに離れるように移動し、下方に
狭まるウェッジ面を有する第2のウェッジ構造体9か下
方に移動する。
このように、XY平面内に軸を有するアクチュ工一夕の
軸方向変位をZ方向の変位に変換するアクチュエータユ
ニットか得られる。
ウェッジ面の傾斜角をθとすると、XY面内の変位Xに
よって生じるZ方向の変位Zは、z  =−  x゜t
anθ となる。
従って、角度θの選択によって、アクチュエータの変位
量Xを拡大ないし縮小してZ方向の変位2に変換するこ
ともできる。
摺動する面間に、接着剤層を設けると、接着剤層は剪断
変形しやすいので、滑らかに抵抗少なく面間の摺動運動
を許容する。
このアクチュエータユニットを3組以上用いてステージ
のZレベル調整、X軸回り、Y軸回りの回転をさせるこ
とができる。
3組以上のアクチュエータユニツ1・をそれぞれ同一量
駆動すると、被駆動体1はZ方向に平行移動する。
3組のアクチュエータユニットの変位量を異ならせるこ
とによりX軸回りの回転、Y軸回りの回転も行わせるこ
とができる。したかって、各アクチュエータユニツl一
の変位量を調整することによって、任意のZ,θX,θ
Y運動をさせることができる。
各アクチュエータユニットの駆動量に差かあると、各ア
クチュエータユニットに曲げモーメントか発生する。
1 4 軸方向に剛性が高く、軸と直交する方向に剛性か低い弾
性リンク部1oを介して被駆動体を支持することにより
、これらの曲げモーメントを吸収することかてきる。
すなわち、弾性リンク部1oは、軸と直交する方向に低
い剛性を有するので、カを受けると容易に軸と直交する
方向に変形する。これにより、アクチュエータユニット
間の干渉を小さくすることができる。
また、駆動の際の反力が小さいので、被駆動体1の受け
る応力も小さくなり、内部歪みの発生を抑えることかで
きる。
さらに弾性リンク部1oによる結合によって結合部の遊
びを排し、被駆動体を高精度で駆動することかできる。
[実施例コ 以下、・本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図(A)〜(D)はアクチュエータユニッ1 5 1〜を示す。第2図(A)はアクチュエータユニットの
軸方向断面図、第2図(B)はアクチュエータユニット
の四面図、第2図(C)はアクチュエータユニツ1〜の
平面図、第2図(D)はアク・1−ユエータユニツ1〜
の部分拡大図である。
第2図(A>を参照して説明すると、圧電素子であるア
クチュエータ素子13a、13bは収納ケース24a、
24bにそれぞれ収納されている。
この収納ケース24a、24bは、スライドウェッジ体
17a、17bにボル1・その他の適当な方法で固定さ
れている。さらに、第2図(B)に示すように、収納ケ
ース24a、2 4 bは互いに突き合わされ、ボルl
・25等の適当な手段によって締め付けられ、圧電素子
であるアクチュエータ素子13a、13bに適当な予圧
を与えている。したがって、アクチュエータ素子13a
、1. 3 b、収納ケース24a、24b、スライド
ウェッジ体1. 7 a、1. 7 bは、一体に結合
されて第1のウェッジ梢造体5を構成する。スライドウ
ェッジ体17a、17bは下面にスライドrfji 1
 5 a、15b1 6 を有し、十−面に傾斜スライド而16a、16bを有ず
る。これらのスライド面1. 6 a、16bは図中左
右に対称な傾斜角を有する。
第1のウェッジ構造体5は、スライド面12a、12b
を有するアクチュエータベース12上に載買される。ア
クチュエータ素子13a、13bか伸縮すると、それに
件ってスライドウェッジ体17a、17bか互いに離れ
たり、近付くように変位する。
第1のウェッジ構造体5の上には第2のウェッジ構造体
9が載置されている。第2のウェッジ構造体9の下面に
は、スライドウェッジ体17a、17bのウェッジ面1
6a、16bに対面するウェッジ而18a、18bか形
成されている。すなわち、ウェッジ面16aと1 8 
aは平行に配置され、ウェッジ面16bと18bも平行
に配置される。スライドウェッジ体17a、17bが互
いに離れる方向に変位すると、第2のウェッジ構造体9
のウェッジ面18a、18bは押し圧力を受けて上方に
変位する。逆にスライドウェッジ体171 7 a、17bか互いに近付く方向に変位すると、第2のウ
ェッジm造体9のウェッジ面18a、18bは引き寄せ
られるように下方に変位する。
スライドウェッジ体1. 7 a、1. 7 bとアク
チュエータベース12の間およびスライドウェッジ体1
7a、17bと第2のウェッジ横遣体9の間の接触は、
単なる摺動接触でも良いか、好ましくは、第2図(D)
に示すようにその間を接着剤層27、2つによって結合
する。接着剤層27、29はたとえば厚さ100〜50
0μ1nの薄い接着剤層で形或される。接着剤層27、
29はたとえばエポキシ樹脂で形或される。たとえば、
圧電素子であるアクチュエータ素子13a、1. 3 
bか40μm程度の軸方向変位を生じた時、第2のウェ
ッジ横造体9は10〜20μm程度のZ方内変付を生じ
るように構或する。接着剤層は剪断変形に対する耐性は
低いが圧縮に対する耐性は高い。従って、スライドウェ
ッジ体17か変位しようとした時に、容易に剪断変形を
起こして第2のウェッジ構造体9を図中樅方向に駆動す
る。
1 8 第2のウェッジ構造体9の上面には一体に形成された弾
性リンク部20が設けられている。弾性リンク部20は
径を絞った円柱形状を有する。すなわち、弾性リンク部
20は軸方向に対しては十分な剛性を有するか、軸方向
と直交する方向に対してはその剛性を低くしている6弾
性リンク部20はさらに締結部21に連続している。
第2図(C)に示すように、締結部21にはたとえば4
つのネジ穴が形成され、ボルト22a、22b、22c
、22dを受け入れる。被駆動体1はこれらのボルトに
よって締結M21に固定されている。
弾性リンク部20は被駆動体1に複数の駆動力源か結合
された場合に、他の駆動力源が駆動力を印加した時、そ
の駆動力による変位を許容するために設ける。すなわち
、横から力を受けると、弾性リンク部20は曲かって被
駆動体1の変位を許容する。
被駆動体1を単一のアクチュエータユニットて駆動する
場合には、弾性リンク部20は必すしも19 必要ない。
第3図(A)、(B)は、弾性リンク部の2つの構造例
を示す。第3図(A)は第2図(A)に示したような因
柱形状の弾・一.リンク部20社を示す。被駆動体11
が図中上下方向に移動する場合には、弾性リンク部20
aは−」二下方向に曲げ変形することによってその変位
を許容する。第2のウェッジ構造体9が図中左右方向に
移動する際には、弾性リンク部20aは軸方向には十分
な剛性を右するので、被駆動体11を左右方向に駆動ず
る。
第3図(B)は、弾性リンク部の他の′nIj造例を示
す。弾性リンク部20bは相対的に大きな径を有する剛
性部30と両測から中央に向かって径か次第に小さくな
る球面ヒンジ状のヒンジ部31、32を有する。被駆動
体11かその面内方向に変位する際には、ヒンジ部31
、32が結合角度を変化させることにより、その変位を
許容する。第2のウェッジ構造体9が図中左右方向に変
位する場合には、ヒンジ部31、32は十分な剛性を有
し、被駆動体l1を左右方向に駆動する。なお、20 1つの剛性部30の両端に一対のヒンジ部3】、32を
有する場合を示したか、間にヒンジ部を挾んで複数の剛
性部を有する′!l4造としても良い,第4図(A)、
(B)はレベル調整のできるステージ装置を示す。
第4図(A)は、概略上面図であり、ベース構造体35
の上にステージ体40がアクチュエータユニット39a
〜39e、39gのみによって支持されている6 第4図(B)の断面に示すように、ベースW4造体35
はその上面に凹部を有し、ステージ体408まベース横
造体35の凹部に対応する凸部41を有する。ベース横
造体35の凹部は底面36および側面37等によって画
定され、ステージ体40の凸部41の面42とは所定の
間隙43をもって隔てられている。
第4図(A)の平面図において、破線で示すように、ス
テージ体40の下には3つのZ軸方向アクチュエータユ
ニット39a、39b、39cか正三角形の各頂点ない
しは各辺の中央部に対応す21 る位置に配置されている。また、ステージ体40の各辺
部の内3辺には、それぞれの辺に平行な軸を有する3つ
のアクチュエータユニット39d、39e、39gか配
置されている。それぞれのアクチュエータユニットはベ
ース構造体35に固定されたアクチュヱータベースとス
テージ体40に固定された弾性リンク部材とを有する。
アクチュエータユニッl− 3 9 a、39b、39
cかZ軸方向の変位およびX軸の回り、Y軸の回りの回
転の3つの自由度を司どる。また、3つのアクチュエー
タユニヅト39d、39e、39gはX軸方向、Y軸方
向、XY面内の回転の3つの自由度を司どる。なお、Z
軸方向のアクチュエータユニツl・を4つないしそれ以
上設ける構成としてもよい。
第4図(B)に示すZ軸方向のアクチュエータユニット
39aは第2図(A)〜(D>に示したものと同等であ
る。アクチュエータベース12かボルト45によってベ
ースw1造体35に固定され、締結部21かボルl−2
2によってステージ体40に固定されている。第2のウ
ェッジ構造体9が図2 2 中上下方向に変位すると、弾性リンク部20を介して締
結部21が駆動され、ステージ体40か上下方向に駆動
される。
XY方向のアクチュエータユニッl− 3 9 d、3
9e、39gはアクチュエータの軸方向に沿って弾性リ
ンク部材を備えたものである。本ステージ禍成の場合、
39d、39e、39gの各アクチュエータ変位量は、
複雑に関連し合いながらステージ変位量X.Y、θZを
決定する。これらXY面内の変位を生じる場合には、Z
軸方向のアクチュエータユニット39a、39b、39
cの弾性リンク部20は曲げを生じることによってその
変位を許容する。
なお、第4{〆1(A)、(B)に示ずベース槍造体3
5は、さらに粗動ステージ装置に装架されることによっ
て、所望の駆動スパンを有するXYzステージ装置を構
成する。
第5図は制御系を概略的に示す。
被駆動体1のX方向、Y方向およびxY面内の回転θZ
をモニタするため、3つのJ!I距系50,23 60a,60bが設けられている。たとえは、被駆動体
1のX方向の位置をモニタずるための系50は、被駆動
体1上のミラー59、レー−17”光源51、ビームス
プリッタ53、ミラー55、受光器57を含み、入射レ
ーサ光52の一部と反射レーサ光54との干渉縞を計数
してミラー4つのX方向位置を計測する。
レーザ光源6 1. aと受光器67,iを含む第1の
Y方向モニタ系60a、レーザ光源61b、受光器67
bを含む第2のY方向モニタ系60bも同様の原理によ
ってミラー6つのY方向の位置を計測する。2個所でY
方向イ17置をa]11定することにより、ミラー69
のXY面内の角度θZも測定できる6 また、カメラ80を含む別系統のモニタ系が設けられて
おり、被駆動体1の平面像を撮像して、xY面内の位置
合わせを行えるように構成されている。
さらに被駆動体1の裏面には3つの静電容量センサ71
、73、75か設けられており、Z方向24 の位置を3点で計測する。これらの結果からZ方向位置
、X軸回りの回転、Y軸回りの回転か測定できる。
これらの各モニタ系の出力信号は制御回路85に入力さ
れる。目標設定値との比較等の後、制御回路85から補
正信号が圧電アクチュエータ等に送られる。
以上実施例に沿って説明したが、本発明はこれらに制限
されるものではない。たとえば、種々の変形、改良、組
み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう, こ発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、アクチュエータ素
子の軸方向に直交する方向に駆動力を発揮することがで
きる。
駆動力方向の寸法を小さくすることかできるので、レベ
ル調整かできるステージ装置を小型にすることかできる
また、ウェッジ面角度を調整することにより、25 アクチュエータ素子の変位を拡大、縮小することかでき
る。
1つのステージ体を、種々の方向に駆動することにより
、レベル調整のできるステージ装置全体の構或を簡単な
ものとすることがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A>、(B)は本発明の基本実施例によるウェ
ッジを利用したアクチュエータユニッl・の概念図、 第2図(A)〜(D>は本発明の実施例によるアクチュ
エータユニッ1へを示す図であり、第2図(A)は縦方
向断面図、第2図(B)は叫面図、第2図(C)は平面
図、第21”i?l(D>は部分拡大断面図、 第3図(A>、(B)は弾性リンク部の2つの横遣例を
示す斜視図、 第4図(A)、(B)は実施例によるレベル調整ンので
きるステージ装置を示す図であり、第4図(A)は平面
図、第4図(B)はIV B − IV B線26 に沿う断面図、 第5図は制御系の概略ブロック図である。 図において、 1 2 2a、2b 3 4a、4b 5 6a、6b 7a、7b 8a、8b 9 10 12 13 17 16、18 20 被駆動体 基部 支持面 アクチュエータ 端面 第1のウェッジ′M4遺体 第1の対称的なウェッジ面 第1のウェッジ部材 第2の対称的なウェッジ面 第2のウェッジ楕遣体 弾性リンク部 アクチュエータペース アクチュエータ素子 スライドウェッジ体 ウェッジ面 弾性リンク部 27 21 24 27、 35 39 40 2つ 締結部 収納ケース 接着剤層 ベース構造f水 アクチュエータユニッ ステージ体 1・

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、一対の支持面を有する基部と、 軸方向両端に2つの端面を有し、与えられた信号によっ
    てその軸方向長さを変化させるアクチュエータと、アク
    チュエータの両端面に固定され、前記基部の支持面上に
    結合、支持され、反対側に第1の対称的なウェッジ面を
    有する第1のウェッジ部材とを含む第1のウェッジ構造
    体と、 前記第1の対称的なウェッジ面とほぼ平行な第2の対称
    的なウェッジ面を有し、第1のウェッジ構造体上に結合
    、支持される第2のウェッジ構造体と、を有し、アクチ
    ュエータの軸方向の伸縮によって第2のウェッジ構造体
    が軸方向とほぼ直交する方向に変位するアクチュエータ
    ユニット。
  2. (2)、前記支持面と前記第1のウェッジ部材との間、
    および前記第1のウェッジ面と前記第2のウェッジ面と
    の間にそれぞれ接着剤層を有する請求項1記載のアクチ
    ュエータユニット。
  3. (3)、支持面を有する基部と、 ステージ面を有する被駆動体と、 前記基部と前記被駆動体との間に配置された3つ以上の
    アクチュエータユニットであって、各アクチュエータユ
    ニットは、軸方向両端に2つの端面を有し、与えられた
    信号によってその軸方向長さを変化させるアクチュエー
    タと、アクチュエータの両端面に固定され、前記基部の
    支持面上に結合、支持され、反対側に第1の対称的なウ
    ェッジ面を有する第1のウェッジ部材とを含む第1のウ
    ェッジ構造体と、前記第1の対称的なウェッジ面とほぼ
    平行な第2の対称的なウェッジ面を有し、第1のウェッ
    ジ構造体上に結合、支持される第2のウェッジ構造体と
    、を有し、アクチュエータの軸方向の伸縮によって第2
    のウェッジ構造体が支持面とほぼ直交する方向に変位す
    ることができるアクチュエータユニットと、 を有し、3つのアクチュエータユニットを操作すること
    により支持面に対するステージ面のレベルおよび傾きを
    調整できるステージ装置。
  4. (4)、前記各アクチュエータユニットが軸方向に剛性
    が高く、軸と直交する方向に剛性が低い弾性リンク部を
    有する請求項3記載のステージ装置。
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