JPH0355063A - 血液バッグの血液出入り口用チューブを密封保護するプロテクター - Google Patents

血液バッグの血液出入り口用チューブを密封保護するプロテクター

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JPH0355063A
JPH0355063A JP1190798A JP19079889A JPH0355063A JP H0355063 A JPH0355063 A JP H0355063A JP 1190798 A JP1190798 A JP 1190798A JP 19079889 A JP19079889 A JP 19079889A JP H0355063 A JPH0355063 A JP H0355063A
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Jun Futagawa
二川 準
Norikazu Tanaka
田中 憲和
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Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血液バッグに取りつけられた血液出入り口用チ
ューブを密封保護するプロテクターに関する。
〔従来の技術〕
血液を無菌状態で採取し保存する血液バングは第1図に
示されるように、バッグ10に血液出入り口用のチュー
ブ1が取りつけられており、チューブ1は無菌状態を保
つために可撓性合成樹脂製のプロテクター2で被包され
、溶着等の手段で血液バッグ10と密封されている。そ
して輸血に際しては、開封線3を手で第1図の左側のプ
ロテクタ2゛ のように開封してチューブ1′を最終端
に注射針を取りつけたチューブ(図示せず)と連結して
使用されている。
従来プロテクター2はプロテクター形状に切断した2枚
のシートにヒートカッターや高周波カソター等によって
夫々開封線3を形成した後、チューブ1を被包し、加熱
金型で溶着すると共に溶着部4を形戒して製造していた
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらヒートカッターや高周波カッタによって形
威された開封線は第3図の開封線付近のシート断面図に
みられるように、開封線21の両縁22がヒートカッタ
ーや高周波カッターの熱により肉盛りされ、シートがそ
の箇所で収縮しシートが変形したりするために、切り込
み部からプロテクターを手でバッグ上方に引き裂いた際
、必ずしもプロテクターは開封線に沿って引き裂かれな
かった。また第3図の開封線21の切断箇所の切断幅W
はかなり広いために、空気中の細菌が開封線21の切断
部分の底23に溜まりプロテクターを開封した際、チュ
ーブを汚染する危険があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等はこれらの課題を解決するために、鋭意検討
した結果本発明に到達した。
すなわち本発明は血液バッグに取りつけられた血液出入
り口用チューブを密封保護するプロテクターであって、
2枚のシートからなるプロテクタの袋部分に、切り込み
部から超音波力ソターによってシート断面の一部が切断
されたほぼ直線状の開封線が設けられてなる血液バッグ
の血液出入り口用チューブを密封保護するプロテクター
である。
また本発明は前記プロテクターにおいて、シト材料がポ
リオレフィンである血液バッグの血液出入り口用チュー
ブを密封保護するプロテクタである。
〔作用〕
本発明はかかる構威からなっているので、血液を収容し
た血液バッグを恒者に輸血する際、または健常者から採
血した血液を血液バングに収納する際に、プロテクター
の切り込み部から開封線を引き裂くことによって、プロ
テクター内に密封保護していたチューブを外部に露出さ
せ、最終端に注射針を取りつけたチューブと前記チュー
ブを連結して、輸血や採血を行う。
〔実施例] 以下実施例で本発明の一例を説明する。
第l図は血液バッグの平面図、第2図は第1図のプロテ
クターの拡大平面図、第3図はヒートカッターで切断し
た開封線付近のシート断面図、第4図は本発明のプロテ
クターの開封線付近のシート断面図である。
図中lおよびl1はチューブ、2および12はプロテク
ター、3およびl3は開封線、4および14は溶着部、
5は切り込み部、6は袋部、10は血液バッグ、22は
両縁の肉盛部、21および31は開封線の切断部を示す
第1図において、血液バッグ10に取りつけたチューブ
1を密封保護するプロテクター2に設けられた開封vA
3を手で開封することによって、外部にチューブ1゜を
露出する。チューブ1゜ は最終端に注射針を取りつけ
たチューブ(図示せず)と連結して採血や輸血の連通管
として使用する。
第2図は第1図のプロテクターの拡大平面図であり、チ
ューブ1lを密封保護する2枚のシートからなるプロテ
クター12は溶着部14と袋6とからなり、切り込み部
5から超音波カッターによって形或されたほぼ直線状に
延びた開封線13が設けられてなる。
プロテクターを構成するシート材料としてはポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・プロ
ピレン共重合体、ポリ(エチレンブチレン)ポリスチレ
ンブロンク共重合体またはその共重合体、およびこれら
の混合物が挙げられ、特に高周波カッターで切断しにく
いポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィンが
好ましい。
シート材料には可塑剤等の添加剤が含まれていてもよい
プロテクター12は厚さ20〜300μのシートを同じ
幅で適当な長さに切断し、予めシート幅の所定の位置に
、超音波力ソターによって一直線の開封線13を形成し
た後、下部冷却金型上にシートを置き、そのシートの上
にチューブ11、更にその上にもう1枚のシートを重ね
て上部冷却金型で押圧し、該上部冷却金型の空洞部に、
押圧面がプロテククの溶着部14の形状をした加熱金型
で押圧する。
加熱金型によって押圧することによって、開封線13は
袋部6のみに形威され、溶着部l4に形威されていた開
封線は溶着され消失する。次に切り込み部5に切り込み
をいれることによって、袋部6にチューブ11を被包し
たプロテクター12を形成する。
このようにして得られたチューブl1を有するプロテク
タ−12を血液バッグのポート取付口に加熱金型で溶着
して第1図に示す血液バッグIOを形成する。
開封線は第4図のシートの断面図に示すように、切断部
31がシート表面の両縁に肉盛りを形成しないで、ほぼ
同じ幅Wで、シート厚さdまでハーフカットされる。シ
ートの切断厚さdはシートの厚さDに対して20〜80
%、好ましくは35〜70%である。20%未満である
と、開封線の引き裂きが困難で開封線に沿って引き裂か
れにくい傾向があり、80%を超えると、シートの破断
強度が弱くなる傾向があり、小さい衝撃によってプロテ
クターが破れる危険がある。シートの切断厚さdの位置
決めは超音波カッターの刃先とロール表面間の相対寸法
を変えずにカッターをスイング式に移動させるか、超音
波カッターの刃先とシート置合間の相対寸法を一定にし
て超音波カッターをシ一ト置台に対して水平に移動させ
るかして、1μまで測定可能なレーザー計測計で寸法を
調節しながら行う。
これによって任意にシート切断厚さdを決めることがで
きる。
開封線は超音波カソターの刃先の微振動によって発生す
る摩擦熱によって切断箇所のみ局部的に融解固化するこ
とができる。切断部31の幅Wは目的に応じて任意に定
めることができるが、通常は0 . 01 〜1 . 
5 mm、好ましくは0.01〜0.7 mmである。
切断部31の幅Wが0.2mn+以下ならば外見上引き
裂き線の位置が分からない程であり、プロテクタの美観
を損なわなくて好ましい。
実施例1〜4 ポリ(エチレンブチレン)ポリスチレンブロソク共重合
体(シェル化学製クレイトンG−1650)54重量%
、ボリブロピレン(住友化学製PL−6711N)23
重量%、エチレンエチルアクリレート共重合体(エチル
アクリレート量15モル%、日本ユニカー製DPDJ−
6182) 23重量%をミキサーで混合し200゜C
で溶融してシート状に押し出し、厚さ250μの未延伸
シートを製造した。このシートを150X30cmの大
きさに切断し、超音波カノター(日本サーモニクス株式
会社製、T−02)で一直線の開封線を形威した。開封
線は幅を0.08am+に固定し、断面方向の切断部分
の深さを第1表のように変更して製造した。
2枚のこのシートを開封線の切断部分を外側にして重ね
合わせ、その間にチューブを挿入し、第2図の溶着部1
4の型の押圧面を有する加熱金型で加熱押圧してプロテ
クター12を製造した.開封線13は加熱押圧する前は
溶着部14にも施されていたが、加熱溶着によって溶着
部l4の切断部が融解されて消失し、袋部6のみに開封
線13が施される。
このプロテクターを両手で掴み、切り込み部5から外方
に開くと、プロテクターは開封線13に沿って破れた。
このプロテクターの切り込み部13かからの引裂強度お
よび開封線方向の破断強度を第1表に示す。引裂強度は
島津製作所製引張試験機を用い、チャック間距離50f
fl1l+、クロスヘッドスピード200  rm/分
で180度方向に開いて測定した。
また破断強度はショッパー型引張試験器により弓張速度
200M/分で測定した。いずれも20“C165%R
H雰囲気中で測定した。
第1表 第1表から明らかなように、開封線の切断部分の深さd
がシートの厚さDに対する割合が大きくなるにつれて、
切り込み部からの引裂強度および開封線方向の破断強度
が小さくなっている。
実施例5 ジオクチルフタレートを35重量%混合したポリ塩化ビ
ニルの未延伸シート(厚さ250μ)を用い、実施例1
で使用した超音波力冫ターを用いて開封線(幅0.40
ma+、断面方向の切断部分の深さ120μ)を形威し
、2枚のシートを重ね合わせ、その間にチューブを挿入
し周辺部を熱溶着して第2図に示すプロテクターを形戒
した。このプロテクター12の引裂強度およびプロテク
ターの開封兆スを第2表に示す。プロテクターの開封ミ
スは切り込み部5から両手で180度方向に開封した時
、プロテクターが開封線13に沿って開封しなかった割
合を50点試料で実験した。
比較例1 実施例5で得た未延伸シートを用い、ヒートカンターを
用いて開封線(幅1.9閣、断面方向の切断部分の深さ
120 μ)を形成し、実施例5と同様にプロテクター
を形成した。このプロテクターの切り込み部からの引裂
強度およびプロテクターの開封ミスを第2表に示す。
第2表 第2表から明らかなように、ヒートカッターを使用した
比較例1は超音波力冫ターを使用した実施例5と比較し
て、引裂強度が大きく開封短スも多い。
C効果〕 本発明プロテクターはプロテクターの機械的物性をそれ
程低下させないで、開封線の引裂強度を小さくでき、切
り込み部から外方に開くと、プロテクターは開封線に沿
って円滑に開封される。またヒートカッターで形威した
開封線と比較して、開封線の切断幅が極めて小さく、細
菌が切断部分に溜まることも少なく、プロテクターを開
封した時に切断部分に溜まっていた細菌がチューブを汚
染するようなことは起こらない。そのために、血液バッ
グの血液出入り口用のチューブを外部汚染から保護する
プロテクターの役割を本発明プロテクターは十分に具備
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は血液バッグの平面図、第2図は第1図のプロテ
クターの拡大平面図、第3図はヒートカッターで切断し
た開封線付近のシート断面図、第4図は本発明のプロテ
クターの開封線付近のシト断面図である. 図中1および工1はチューブ、2および12はブロテク
ター、3およびl3は開封線、4およびl4は溶着部、
5は切り込み部、6は袋部、10は血液バッグ、22は
両縁の肉盛部、21および31は開封線の切断部を示す

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血液バッグに取りつけられた血液出入り口用チュ
    ーブを密封保護するプロテクターであって、2枚のシー
    トからなるプロテクターの袋部分に、切り込み部から超
    音波カッターによってシート断面の一部が切断されたほ
    ぼ直線状の開封線が設けられてなる血液バッグの血液出
    入り口用チューブを密封保護するプロテクター。
  2. (2)シート材料がポリオレフィンである請求項1記載
    の血液バッグの血液出入り口用チューブを密封保護する
    プロテクター。
JP1190798A 1989-07-24 1989-07-24 血液バッグの血液出入り口用チューブを密封保護するプロテクター Expired - Lifetime JP2766517B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109612A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 株式会社モリモト医薬 医薬組成物容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010109612A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 株式会社モリモト医薬 医薬組成物容器

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JP2766517B2 (ja) 1998-06-18

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