JPH03549A - 自動車用安全ベルトのストラップ戻し要素調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

（産業上の利用分野〕 本発明は、特に自動車の安全ベルトのストラップ戻し要
素の位置を調整するための装置に関する。 〔従来の技術および解決しようとする課題〕はとんどの
車両においては、こののストラップ戻し要素は、所謂通
常サイズの使用者の大半に適する高さで車体に対して固
定された係止用タブ上に配置される。 しかし、この高さはある使用者、特に小さな寸法の特定
の人には適さない。 この問題を解決するためには、こののストラップ戻し要
素の高さを調整するための多くの装置が。 当技術にお・いては公知である。 このように、例えば、滑子が係止措置の調整範囲内でね
じを設けた支持ロッドに沿って運動する安全ベルトの係
止点の高さを調整するための装置が、仏国特許第２４８
４３４３号により公知であり、前記ロッドは車体のある
要素に対し固定された筐体の壁面間に回転自在に取付け
られている。この滑子の前側はベルトの係止部材を支持
し、その後側は筐体の内壁面に沿って案内する滑子の回
転運動を阻止するための要素を支持している。 仏国特許第２４８８２０１号によれば、直線ガイドの停
止ノツチに係合するロックを備え、作動機構によりロッ
クを解除することが可能な戻し要素を支持する調整要素
を含む車両用の安全ベルトの戻し要素の高さを調整する
ための装置もまた公知である。 また、文献仏国特許第２４８２５３９号からは、車両の
乗客の肩部上方に置かれた安全ベルトの係止点を調整す
るため装置も公知であり、前記。 係止点は摺動路に運動自在に取付けられ、摺動路に設け
た一連のオリフィスと共働する止めにより所定位置に保
持することができる摺動路カーソルにより支持されてい
る。 文献仏国特許第２５１３８８７号は、安全ベルトの肩部
のストラップの上部支持部の高さにおける位置を調整す
るための装置を開示している。この装置は、車体上に取
付けられ、上部支持部を支持しかつ手動操作要素により
固定および解除が可能な滑子上に取付けられた少なくと
も１つの固定要素を貫通する案内スロットおよび凹部が
設けられた摺動路を含む。 文献仏国特許第２５４３８：１８号は、安全ベルトの上
部地点に対する係止装置を開示し、その構成は２つの部
分からなる複数の開口を有するレールと、操作つまみに
より操作することができる固定用突起とを有する。係止
地点の位置は、前記突起を開口から引出し、滑子を移動
させ、突起を別の開口に入れ直すことにより調整される
。 最後に、文献仏国特許第２５３６２８８号は、２つの側
面を有する案内用摺動路と、一方の上方に他方が置かれ
た固定用開口と、摺動路で運動自在なキャリッジとから
なる自動車用の安全ベルトの高さを調整するための装置
を開示しており、前記キャリッジはベルトの固定あるい
は戻し部材を支持し、固定位置から解除位置へ変更する
ばねの作用に抗してつまみによりキャリッジの運動方向
に対して横断方向に運動自在な停止要素を含む。 しかし、これらの全ての装置は、特に調整を行なう可能
性、その比較的複雑な構造、および従って製造コストお
よび取付はコストが比較的高くつく等のいくつかの短所
を有する。 更にまた、公知の装置の大部分においては、固定要素は
、比較的大きな保持力を及ぼす弾性手段によりその固定
位置に偏倚されてる。このため、ストラップ戻し要素を
移動させることを欲する使用者は、この要素にこれらの
固定装置をその引込め位置へずらすための比較的大きな
作用力を及ぼし、ストラップ戻し要素の移動を許容。 しなければならない。 〔課題を解決するための手段〕 従フて、本発明の目的は、ストラップ戻し要素の位置を
調整し、またこれによりストラップを使用者の体型に適
合するための簡単かつ迅速で、正確な装置を提供するこ
とにより、上記の諸問題を解決することにある。 従って、本発明は、特に自動車の安全ベルトのストラッ
プ戻し要素の位置を２つの終端位置間で調整するための
装置を提供するものであり、その形式は、車両の柱体に
固定されかつ戻し要素のための固定ピンが運動自在な開
口を含む案内レールを含み、前記ピンはベースを持ち、
略々Ｃ字形の開口と前記ピンの寸法より小さな巾とを有
するロックを構成する要素が、前記ベースとレールとの
間に設けられ、かつ制御手段によりロックを構成する要
素の前記Ｃ字形開口の２つの分岐部がレールの開口に対
面する位置関係にあって戻し要素のピンを前記終端位置
と対応する各位置に固定するための２つの開口を画成す
る。 第１の固定位置と、ロックを構成する前記要素のＣ字形
開口の中間部がレールの開口と対面する位置関係にあっ
て戻し要素の移動を許容する戻し要素を移動させるため
の第２の位置との間に運動自在に取付けられ、ロックを
構成する要素を固定位置に偏倚させるための弾性手段が
設けられている。 本発明については、添付図面に関して専ら例示として行
なう以下の記述からよりよく理解されよう。

【実施例】

第１図および第２図に示されるように、特に自動車の安
全ベルトのストラップ戻し要素の位置を調整するための
装置は１１本発明によれば、自動車の柱体２に対し固定
され、ストラップ戻し要素５のための固定ピン４が運動
自在な例えば直線状をなす開口３を画成する底のないケ
ースの形態の案内レール１を具備している。 レール１は、車両の柱体２の、例えば上部にレールの折
曲部６によフて固定され、前記折曲部は柱体の開ロアと
、ねじおよびナツト装置８により戻し要素の下部とに係
合している。公知の形式のカバー９を、組立体の体裁を
よくするためその周囲に設けることもできる。 戻し要素５のための固定ピン４は、例えば四角のベース
であるベースＩＱを有し、特に第１図に示されるように
、ロックを構成する要素１１がこのベースとレール１と
の間に配置されている。 ロックを構成するこの要素１１は、レールにおけるピン
４の固定の目的のため戻し要素の固定ピン４のベースｌ
Ｏの寸法より巾が小さな略々Ｃ字形の開口１２（第２図
参照）を存する。ロックを構成するこの要素は、例えば
１３および１４である制御手段により、２つの終端固定
位置と対応する位置に戻し要素のピンを固定するための
２つの開口を画成するためロックを構成する要素の前記
のＣ字形開口１２の２つの分岐部がレールの開口３と対
面する位置関係にある第２図に示される第１の固定位置
と、ロックを構成する要素１１のＣ字形開口１２の中間
部分がレール１の開口３と対面する位置関係にあって戻
し要素の移動を許容する戻し要素を移動させる第２の位
置との間に、運動自在に取付けられている。 ロックを構成する要素１１を固定位置に偏倚させるため
の弾性手段１５が設けられている。制御手段１３．１４
は、上方部分およびロックを構成する要素＋１の下方部
分に置かれた２つの制御部材により形成され、ロックを
構成する要素１１の対応する部分と共働する。この弾性
手段１５は、ロックを構成する要素１１と、制御手段１
３．１４から離れた側のレールの縁部との間に配置され
る。 望ましくは、これらの弾性手段は、一方ではレールに当
接し、また他方ではロックを構成する要素に面接する折
曲げられた弾性に富むストラップにより形成することも
できる。 静置状態にある時、この弾性手段はロックを構成する要
素＋１を第２図に示される如き固定位置へ偏倚させる。 使用者は、ストラップ戻し要素を下方位置または上方位
置のいずれかに移動させる、ことを欲する時、ロックを
構成する要素をレール内で摺動させることによって、ス
トラップ戻し要素のピン４がレールの開口３に沿って運
動し得るストラップ戻し要素を移動させるその位置へ移
動させるため、制御手段１３．１４に対して第２図の矢
印Ｆで示される作用力を及ぼす。更に、ピン４のベース
１０は、ピン４をその運動中案内することによりピン４
の運動を容易にすると共に操作のノイズを低減させるた
め、ロックを構成する要素１１と車両の柱体２との間に
設けられた案内板１８の開口１７内で運動する。 第３図に示されるように、ロックを構成する要素２０は
また、例えば要素２０の残部と一体をなす単一の制御要
素２１のみでもよい。 ストラップ戻し要素の更なる調整位置を提供する目的の
ため、要素２０を構成する要素の開口２４の中間部に隣
接して別の凹部２２．２３を設けることもできることは
理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置を示す断面図、第２図は本発
明による装置を示す正面図、および第３図は本発明によ
る装置の構造の一部であるロックを構成する要素の変更
例を示す図である。 １・・・案内レール、２・・・自動車の柱体、３・・・
開口、４・・・固定ピン、５・・・ストラップ戻し要素
、６・・・レール折曲部、７・・・柱体開口、８・・・
ねじおよびナツト装置、９・・・カバー、１０・・・ベ
ース、１１．２０・・・ロックを構成する要素、１２・
・・略々Ｃ字形の開口、１３、ｌ　４−・・制御手段、
１５・・・弾性手段、１７・・・開口、１８・・・案内
板、２１・・・制御要素、２２．２３・・・凹部、２４
・・・要素開口。 ＦＩＧ、２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２つの終端位置間における自動車用安全ベルトのス
   トラップ戻し要素の位置を調整するための装置であって
   、車両の柱体に固定され、かつ前記戻し要素に対するベ
   ースを備えた固定ピンが運動自在である開口を含む案内
   レールを設けた形式の装置において、 前記ピンのベースの寸法より小さな巾を有 する略々Ｃ字形の開口を画成するロックを構成する要素
   が前記ベースと前記レールとの間に設けられ、該ロック
   を構成する要素の前記Ｃ字形開口の２つの分岐部が、前
   記終端位置と対応する位置に前記戻し要素のピンを固定
   するための２つの開口を画成するように前記レールの開
   口に対面する位置関係にある第１の固定位置と、ロック
   を構成する前記要素の前記Ｃ字形開口の中間部分が前記
   レールの開口に対面する位置関係にあって該戻し要素の
   移動を許容するよう前記戻し要素を移動させるための第
   ２の位置との間に制御手段により運動自在に取付けられ
   、ロックを構成する前記要素をその固定位置へ偏倚 させる弾性手段が設けられることを特徴とする装置。 ２、請求項１記載の装置において、前記戻し要素のピン
   のベースを案内するための案内関係を画成し、かつロッ
   クを構成する前記要素と車両の柱体との間に配置された
   案内板を設けることを特徴とする装置。 ３、請求項１乃至２のいずれかに記載の装置において、
   前記弾性手段がロックを構成する前記手段とその側方に
   あって前記対応する制御手段から離れたレールとの間に
   配置されることを特徴とする装置。 ４、請求項１乃至３のいずれかに記載の装置において、
   前記弾性手段が、ロックを構成する前記要素および前記
   レールに対し当接する少なくとも１つ折曲された弾性ス
   トラップからなることを特徴とする装置。 ５、請求項１乃至４のいずれかに記載の装置において、
   前記制御手段が、前記レールの上方部分と下方部分に置
   かれた２つの制御要素を含み、各々がロックを構成する
   前記要素の対応する部分と共働して、該ロックを構成す
   る要素を前記ピンおよび従って前記戻し要素を移動 させるための位置へ移動させることを特徴とする装置。 ６、請求項１乃至４のいずれかに記載の装置において、
   前記制御手段が、ロックを構成する前記要素の残部と一
   体をなす制御要素からなることを特徴とする装置。 ７、請求項１乃至６のいずれかに記載の装置において、
   ロックを構成する前記要素の前記Ｃ字形開口の中間部分
   の領域における別の凹部を設け、前記戻し要素に対する
   調整の多数の位置を画成することを特徴とする装置。