JPH0354824Y2 - - Google Patents

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JPH0354824Y2
JPH0354824Y2 JP13827487U JP13827487U JPH0354824Y2 JP H0354824 Y2 JPH0354824 Y2 JP H0354824Y2 JP 13827487 U JP13827487 U JP 13827487U JP 13827487 U JP13827487 U JP 13827487U JP H0354824 Y2 JPH0354824 Y2 JP H0354824Y2
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JP
Japan
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tool
cam
spindle head
tool magazine
spindle
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動工具交換装置を具えた工作機械
に関する。特に、複数の工具を保持した工具マガ
ジンを具え、この工具マガジンと主軸との間の相
対運動を利用して工具マガジンを回動させると共
に、主軸に対する工具を着脱を行わせるように構
成された前記工具交換装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
前述の工具の着脱を行うための従来の構成とし
て、本出願人の出願にかかる特願昭56−145242
(特開昭58−45839)に開示されたものについて、
第4図を参照して説明する。
工具1は、ツーリング2に取付けられた状態
で、工作機械のコラムCに昇降自在に取付けられ
ている主軸頭3の先端のチヤツクに把持されてい
る。一方、交換用の工具1′は、回転軸4を中心
に回動する工具マガジン5の周縁の等分角位置に
設けられたグリツプ6にツーリング2に取付けら
れた状態で保持されて待機している。更に、この
工具マガジン5は、レバー7上に固定され、該レ
バー7は支軸8を中心に図の平面内で回動可能で
あり、その結果、工具マガジン5はその保持して
いる工具1を主軸頭3に対して近づけたり、遠ざ
けたりすることができるように構成されている。
加工時には、主軸頭3は下方に下がり、工具マガ
ジン4は主軸頭3から遠ざかつた図示の位置(待
機位置)を占めている。
上に述べた工具マガジン5の運動を起こさせる
ための機構を次に説明する。前記主軸頭3の側面
には、傾斜面9aとそれに続くストレート面9b
を具えたカム9が固定され、主軸頭3が上昇した
時には次に述べるリンクアーム11のカムフオロ
ア12と係合するような位置関係に配置されてい
る。リンクアーム11は支点10を中心に図の面
内で回動可能であり、一端には、このカム9と係
合する前記カムフオロア12が設けられ、又、他
端は前記レバー7の側面に設けられたピン13と
係合するように構成されている。
工具1を交換する時には、主軸頭3は図示の位
置から上昇せしめられ、これに伴つてカム9の傾
斜面9aがリンクアーム11のカムフオロア12
と係合するようになる。カムフオロア12は図に
おいて左に押圧され、これによつてリンクアーム
11は支点10を中心に図で時計方向に回転す
る。この運動はピン13を介してレバー7に伝達
され、該レバー7は支軸8を中心に反時計方向に
揺動し、工具マガジン5を主軸頭3の方へ接近さ
せる。
そして、カムフオロア12とカムの傾斜面9a
との係合が終了して、カムのストレート面9bに
移行する時点においてこの揺動運動は停止する
が、この位置で工具マガジン5の空のグリツプ6
は主軸頭3に取付けられている工具1のツーリン
グ2のネツク部に嵌まり込み、これを押さえて支
持する。主軸頭3はなおも上昇を続けるが、ツー
リング2はグリツプ6によつて押さえられている
のでその位置に残され、主軸頭3から外れてグリ
ツプ6に保持される(主軸位置)。
主軸頭3が所定の距離だけ上昇すると、工具マ
ガジン5の支軸8を中心として設置されているベ
ベルギア14が、主軸頭3に設置されているこれ
に対応するベベルギア15と噛み合い、ここで主
軸頭3の上昇は停止する。次いで、主軸頭3と同
心に設けられている主軸(図示しない)が回転し
て、ベベルギア15を介してベベルギア14を回
転させると、工具マガジン5が回転軸4を中心に
回転して、新たな工具1′を保持したグリツプ6
を主軸頭3の真下の位置に移動させる。
次に、主軸頭3は下降を開始し、待機している
工具1′(ツーリング2と共に)と係合する。こ
の時点で、前述と逆方向からのカム9の傾斜面9
aとフオロア12との接触が始まるので、工具マ
ガジン5は時計方向に主軸頭3から遠ざかるよう
に揺動し、工具1′は工具マガジン5から外れて、
主軸頭3に保持される。そしてカム9とカムフオ
ロア12との係合が終わると、工具の交換作業は
完了し、次の加工の準備が整う。
この機構によれば、工具交換用に専用のモータ
を要せず、主軸回転用のモータを使用して工具マ
ガジンを回転させて所望の工具を選択するので構
造が簡単であり、制御も容易な利点を有する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上に述べた工具着脱機構においては、揺動の際
に工具マガジンに与える変位や速度のプログラム
は、主としてカム9によつて決定される。従来の
カムは第5図に示すように、直線で構成されたカ
ム断面を有していたので、これによつて与えられ
る工具マガジン5の揺動運動の角速度は、主軸頭
3の変位に対して第6図の線図のようなものにな
る。即ち、カムの傾斜面9aとカムフオロア12
との係合が開始されると、角速度は直ちにその最
大値に達し、又その係合が終了すると再び急速に
ゼロに低下する。この結果、工具マガジンには大
きな加速度が働き、機構全体の振動が大きくな
り、工具交換作業に悪影響を与える恐れがあつ
た。特に主軸頭の昇降が速くなる程この傾向が増
大するので、高速化の大きなネツクとなつてい
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述の従来機構における振動の問題
を解消して、安定した確実な工具交換作業を行う
ことができるようにすることを目的とする。
この目的は、主軸頭の直線運動をカムを介して
工具マガジンの揺動運動に転換し、これを利用し
て工具マガジンを待機位置と主軸位置との間で揺
動させて、工具マガジンに保持された工具と主軸
頭に保持された工具とを交換するように構成され
た工作機械における工具交換機構であつて、前記
カムの断面をS字曲線で構成し、前記工具マガジ
ンの揺動の際の加速度を減少せしめることを特徴
とする工具交換機構によつて達成される。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本考
案を更に詳細に説明する。
第1図は、本考案にかかる工具交換機構の側面
図を示す。この図は従来技術に関連して既に説明
した第4図と類似したものであり、カムを除く他
の部分はこれと本質的に同じものであつて、その
作用もこれに準じるものである。従つて、ここで
は従来の機構と異なつている点についてのみ説明
する。
本考案の特徴は工具マガジン5を揺動させるた
めに主軸頭3と一体的に設けられたカム9′の形
状にある。即ち、このカム9′は第5図に示され
た従来技術のカム9と異なり、傾斜面9aに相当
する部分9′aが直線ではなく、第2図に示すよ
うなS字曲線をなしている。
これについて詳細に説明すると、第1図におい
て主軸頭3が上昇すると、カム9′に係合するリ
ンクアーム11は、カム面9′aの傾斜ゼロの始
点Aから少しずつ速度を増し、その中央領域の変
曲点Bの近傍で最大速度に達し、再び徐々に減速
しながらカム面9′aの終点Pに至る。この時点
では速度は完全にゼロには達せず、所定の角速度
が残存しており、次にストレート面9′bに至つ
て初めてゼロに復帰する。この時点は前述の工具
マガジン5が最も主軸頭3に接近して、そのグリ
ツプ6が主軸頭3に保持されている工具のツーリ
ング2と接触する時点であり、両者の係合を確実
に行わせるためには、或る程度の速度が必要だか
らである。しかし、ここで生じる加速度は従来の
機構におけるものよりも小さいことは図からも明
らかである。
この線図から明らかなように、このカム9′を
使用すれば、リンクアーム11に与えられる揺動
運動の角速度の変化は滑らかであり、従つて、こ
れに基づく工具マガジン自体の運動も小さい加速
度を持つことが判る。このため、加速度に起因し
て機構全体にかかる力は非常に少なくなり、振動
が減少して工具交換作業が安定して行える。
なお、図示の実施例のカムの形状は一つの例示
に過ぎず、これに代えて他の設計のカムも当然に
利用可能であり、要は急激な変化の少ない角速度
線図が得られるものであればよい。
〔考案の効果〕 本考案によれば、カム断面形状を滑らかなS字
曲線によつて構成したので、これに係合して動く
リンクアームを介して揺動する工具マガジンの動
きも滑らかになり、無理な加速度による好ましく
ない振動が避けられ、安定した動作が保証され
る。
又、これによつて工具交換作業の一層の高速化
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の工具交換機構の概略を示す
側面図、第2図は、これに使用されるカムの断面
図、第3図は、第2図のカムによつて得られる変
位−速度線図、第4図は、従来の工具交換機構の
概略を示す側面図、第5図は、これに使用される
カムの断面図、第6図は、第5図のカムによつて
得られる変位−速度線図である。 1,1′……工具、2……ツーリング、3……
主軸頭、4……回転軸、5……工具マガジン、6
……グリツプ、7……レバー、8……支軸、9′
……カム、10……支点、11……リンクアー
ム、12……カムフオロア、14,15……ベベ
ルギア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸頭の直線運動をカムを介して工具マガジン
    の揺動運動に転換し、これを利用して工具マガジ
    ンを待機位置と主軸位置との間で揺動させて、工
    具マガジンに保持された工具と主軸頭に保持され
    た工具とを交換するように構成された工作機械に
    おける工具交換機構であつて、前記カムの断面を
    S字曲線で構成し、前記工具マガジンの揺動の際
    の加速度を減少せしめることを特徴とする工具交
    換機構。
JP13827487U 1987-09-11 1987-09-11 Expired JPH0354824Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13827487U JPH0354824Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13827487U JPH0354824Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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Publication Number Publication Date
JPS6446137U JPS6446137U (ja) 1989-03-22
JPH0354824Y2 true JPH0354824Y2 (ja) 1991-12-04

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ID=31400461

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JP13827487U Expired JPH0354824Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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JP3990441B1 (ja) * 2006-03-27 2007-10-10 ファナック株式会社 数値制御装置付き工作機械の自動工具交換方法及び自動工具交換装置
EP1839806B1 (en) 2006-03-27 2009-04-29 Fanuc Ltd Automatic tool changing method and device for machine tool controlled by numerical controller
JPWO2016059738A1 (ja) * 2014-10-18 2017-08-03 ホーコス株式会社 横型工作機械

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