JP3183210U - ツール交換機構のリンケージプレート構造 - Google Patents

Abstract

【課題】ツール交換機構のリンケージプレート構造を提供する。
【解決手段】ツール交換機構のリンケージプレート構造は、加工センタ用機械に用い、ツール交換機構の主軸２１にツールを迅速に交換させ、加工を行わせることができ、そのリンケージプレート構造５０が簡易であり、組み立てに便利でコストを低減する等の利点を有し、リンケージプレート５１上に平坦面及び凹面両者に高低差を有し、プレート式マガジン上に設けるプーリー５５のリンケージプレート上の平坦面、凹面における反復滑動を利用し、マガジンアーム２３にその高低差により振動させ、プレート式マガジンを適当な位置まで移動し、主軸にツール交換、ツール選択及び主軸加工等の動作を行わせ、ツール交換機構の迅速なツール交換及び加工の目的を達成し、ツール交換機能の加工工程時間を大幅に短縮し、生産コストを低減し、極めて経済効果を有する。
【選択図】図１

Description

本考案は、ツール交換機構のリンケージプレート構造技術分野に属し、具体的には、リンケージプレートが主軸に合わせて昇降する時、マガジンアームをリンケージプレート上の高低差に基づき、振動させ、プレート式マガジンを適当な位置に移動させ、主軸にツール交換、ツール選択及び主軸の加工等の動作を行わせ、ツール交換機構の迅速なツール交換及び加工の目的を達成し、ツール交換機能の加工時間工程を大幅に短縮し、生産コストを低減し、優れた経済効果を有することができる。

現有の機械加工センタが用いるツール交換機構、例えば、ハット式ツールは、シリンダーを利用し、ツールプレートを主軸中心位置まで押し、入刀後、主軸が緩んだツールをツール交換位置まで上昇させたのを確認し、ツールプレートモータが緩んだツールを分割し、位置決め完成後、主軸がツール把手の位置を降下させ、ツールシリンダの挟持を確認後、マガジンのツールプレートシリンダーが元のマガジンの位置へ誤りなく後退した後、主軸が初めて加工を行うことができ、マガジン全体の行う機械動作及び主軸のツール交換の時間が長く約９秒も必要であり、コストが低いが、ツール交換速度は、競争力を有さず、経済効果が高くなく、且つそのツールプレートは、ツールの挟持は、ツールロック装置を有さず、脱落現象を生じ易い。

また、機械ハンドのツール交換マガジンが主軸のツール交換原点を利用し、ツールフック角度を校正し、定位確認し、機械ハンドのマガジンがツールキャップシリンダーの反転を行い、ツールアームツールフック角度、主軸のグリップ位置、主軸のツールリリースを確認した後、機械ハンドアームが下向きにツールを引き、縮のグリップを離脱し、１８０度回転し、ツール交換動作を完成し、機械ハンドが主軸及びツールホルダーの位置まで誤りなく上昇した後、主軸がグリップを挟持したことを確認後、機械ハンドのツールアームが元の位置まで誤りなく戻った後に初めて加工動作を行うことができ、その機構部品が多過ぎ、構造が複雑で、主軸マガジン機構及び機械ハンドの動作のツール交換時にグリップからツールが落ちたり、飛んだりする安全性の不安定性を発生し易く、販売メンテナンスの不便を招き、コストが高くなる。

これに鑑み、本考案者は、前記現有のツール交換機構の構造上直面する問題に対し深く検討し、長年関連産業の研究開発及び製造に従事した経験及び積極的な解決方式の追求により、長期努力の研究及び開発を経て、ようやくツール交換機構のリンケージプレート構造の開発に成功し、現有のツール交換機構のツール交換時間が長過ぎ、機構部品が多く、コストが高過ぎ、メンテナンスに不便であり、生産コスト及び経済効果を低減する欠陥を克服し、ツール交換機構を更に実用的にし、使用者の要求に適合させている。

従って、本考案の目的は、加工センタ用の機械に用い、ツール交換機構の主軸にツールを迅速に交換させ、加工を行わせることができ、リンケージプレート、ガイドホイール受け、ガイドホイール、プーリー受け、及びプーリーが交錯位置を呈するよう組み合わせられ、構造が簡易であり、組み立てに便利でコストを低減する等の利点を有し、該リンケージプレート上に高低差を有する平坦面及び凹面を有し、プレート式マガジン上に設けるプーリーのリンケージプレート上の平坦面、凹面における反復滑動を利用し、マガジンを高低差により振動させ、プレート式マガジンを適当な位置に移動させ、主軸にツール交換、ツール選択及び主軸加工等の動作を行わせ、ツール交換機構に迅速なツール交換及び加工の目的を達成させ、且つ主軸が下降する時にツール交換を円滑に完成して加工を行うことができ、主軸のツール交換時に停滞し、プレート式マガジンが位置に着くまで待たなければならない時間を除くことができ、主軸の滞りのないツール交換動作を達成し、ツール交換機構の加工時間工程を大幅に短縮し、生産コストを低減し、経済効果を極めて有するツール交換機構のリンケージプレート構造を提供することにある。

このため、本考案は、主に以下の技術手段を採用し、本考案の各項の目的及び効果を実現し、それは、マガジン本体前側に主軸を設け、上側にマガジンホルダーを設け、マガジンホルダー前端にマガジンアームを軸回転可能に設け、マガジンアーム底側にプレート式マガジンを固定設置したツール交換機構のリンケージプレートであって、
主軸側辺及びプレート式マガジン周縁にリンケージプレート構造を設け、
該リンケージプレート構造は、リンケージプレート及びガイドホイール受け、ガイドホイール、プーリー受け及びプーリーを含み、
該リンケージプレートが主軸側辺に固定設置され、主軸と共に移動し、リンケージプレート上側から中段箇所まで平坦面を設け、中段箇所から底側に凹面を設け、両者に高低差を有し、平坦面、凹面の間にガイドホイール受けを設け、該ガイドホイール受け側辺にガイドホイールを固定設置し、プーリー受け側辺にプレート式マガジン周縁に設けられるプーリーを固定設置し、プーリー受け前側に斜面を設け、前記ガイドホイールは、プーリー受け上の斜面を反復滑動することができ、プーリーは、平坦面、凹面上を反復滑動することができ、前記リンケージプレート上のガイドホイール受け、ガイドホイール及びプレート式マガジン周縁のプーリー受け、プーリーは、交錯した位置を呈して組み合わせられ、
これにより、本考案の前記技術手段の具体的実現により、本考案のリンケージプレートの主軸の上下移動時、プーリーがリンケージプレート上の平坦面から凹面までを反復滑動するか、凹面から平坦面までを反復滑動することができ、プーリーが平坦面から凹面の溶接箇所まで滑動する時、該ガイドホイールは、プーリー受け上の斜面に接触することができ、プーリーは、この時、平坦面から滑り離れ、ガイドホイールが斜面末端にまで滑動する時、プーリーが凹面に接触することができ、これにより、プーリーの平坦面から凹面までの高低差を溶接し、リンケージプレートの高低差を利用し、マガジンアームを振動させ、プレート式マガジンを適当な位置に移動し、主軸にツール交換、ツール選択、主軸加工等の動作を行わせ、ツール交換機構の迅速なツール交換及び加工の目的を達成する。

本考案のツール交換機構のリンケージプレート構造は、加工センタ用の機械に用い、ツール交換機構の主軸にツールを迅速に交換させ、加工を行わせることができ、リンケージプレート、ガイドホイール受け、ガイドホイール、プーリー受け、及びプーリーが交錯位置を呈するよう組み合わせられ、構造が簡易であり、組み立てに便利でコストを低減する等の利点を有し、該リンケージプレート上に高低差を有する平坦面及び凹面を有し、プレート式マガジン上に設けるプーリーのリンケージプレート上の平坦面、凹面における反復滑動を利用し、マガジンを高低差により振動させ、プレート式マガジンを適当な位置に移動させ、主軸にツール交換、ツール選択及び主軸加工等の動作を行わせ、ツール交換機構に迅速なツール交換及び加工の目的を達成させ、且つ主軸が下降する時にツール交換を円滑に完成して加工を行うことができ、主軸のツール交換時に停滞し、プレート式マガジンが位置に着くまで待たなければならない時間を除くことができ、主軸の滞りのないツール交換動作を達成し、ツール交換機構の加工時間工程を大幅に短縮し、生産コストを低減し、経済効果を極めて有する。

本考案の立体説明図である。 本考案のプーリーが平坦面から凹面溶接箇所まで滑動する説明図である。 本考案のガイドホイールが斜面末端まで滑動する時、プーリーが凹面に適切に接触可能となる説明図である。 本考案の主軸のツール交換の側面説明図である。 本考案の主軸のツール選択の側面説明図である。 本考案の主軸の加工の側面説明図である。

本考案の構成、特徴及びその他の目的を更に分かり易くする為、以下に本考案の好適実施例を挙げ、図面に合わせ、詳細に説明する。

本考案は、ツール交換機構のリンケージプレート構造であり、図面が例示する本考案の具体的実施例及びその構成部材において、前後、左右、上部底部、上部下部、及び水平と垂直に関する全ての参考は、記載を行うことに便利にするために用いるだけであり、本考案を制限するものではなく、その構成部材を如何なる位置又は空間方向にも制限しない。図面及び明細書が指定する寸法は、本考案の特許請求の範囲から逸脱しない範囲内で、本考案の具体的実施例の設計及び要求に従い変化させることができる。

本考案の機構及びリンケージプレート構造は、図１が開示するものであり、そのマガジン本体２０前側に主軸２１を設け、上側にマガジンホルダー２２を設け、マガジンホルダー２２前端にマガジンアーム２３を軸回転可能に設け、マガジンアーム２３底側にプレート式マガジン２４を固定設置し、主軸２１側辺及びプレート式マガジン２４の特徴は、以下にある。主軸側辺及びプレート式マガジン周縁にリンケージプレート構造５０を設け、該リンケージプレート構造５０は、リンケージプレート５１及びガイドホイール受け５２、ガイドホイール５３、プーリー受け５４及びプーリー５５を含む。

リンケージプレート構造５０の詳細な構成に関し、図１に示すように、そのうち、該リンケージプレート５１は、主軸２１側辺に固定設置され、主軸と共に移動し、リンケージプレート５１上側から中段箇所に平坦面５１１を設け、中段箇所から底側に凹面５１２を設け、両者に固定差を有し、平坦面５１１、凹面５１２の溶接箇所にガイドホイール受け５２を設け、該ガイドホイール受け５２側辺にガイドホイール５３を固定設置し、プーリー受け５４側辺にプーリー５５を固定設置し、プレート式マガジン２４周縁に設け、プーリー受け５４前側に斜面５４１を設け、ガイドホイール５３は、プーリー受け５４上の斜面５４１において反復滑動することができ、プーリー５５は、平坦面５１１、凹面５１２上において、反復滑動することができ、且つ該リンケージプレート５１上のガイドホイール受け５２、ガイドホイール５３及びプレート式マガジン２４周縁のプーリー受け５４、プーリー５５は、交錯位置を呈するよう組み合わせられ、主軸２１のツール交換及びツール選択の安定性を増加することができ、主軸２１が滞りのないツール交換動作を達成する。

これにより、本考案の前記技術手段の具体的実現は、図２に示すように、本考案のプーリー５５は、平坦面５１１から凹面５１２の溶接箇所まで滑動する時、該ガイドホイール５３は、プーリー受け５４上の斜面５４１に適切に接触でき、プーリー５５は、この時、平坦面５１１を離れ、主軸２１が上昇を継続した後、図３に示すように、ガイドホイール５３が斜面５４１末端まで滑動する時、プーリー５５は、凹面５１２に適切に接触でき、プーリー５５の平坦面５１１から凹面５１２まで発生する高低差を溶接し、反対に、プーリー５５の凹面５１２から平坦面５１２まで発生する高低差を溶接し、それは、ガイドホイール５３を利用し、プーリー受け５４の斜面の高低差を利用し、マガジンアーム２３を信号させ、プレート式マガジン２４を適当な位置に移動させ、主軸２１にツール交換、ツール選択、主軸２１の加工等の動作を行わせ、ツール交換機構の迅速なツール交換及び加工の目的を達成する。

図４に示すように、本考案の主軸のツール交換の側面説明図であり、そのプレート式マガジン２４の裾の角度がリンケージプレート５１の凹面５１２により制御される為、プレート式マガジン２４上のプーリー５５が凹面５１２に接触した後に振動を停止することができ、この特徴を利用し、該主軸２１がツール交換位置まで下降する時、ツール交換を円滑に完成し、加工を行うことができ、主軸２１のツール交換時に必要とするプレート式マガジン２４が位置につくのを待つ時間を除くことができ、滞りのないツール交換動作を達成し、ツール交換機構の加工時間工程を大幅に短縮でき、生産コストを低減し、経済効果を持たせることができる。

図５に示すように、本考案の主軸２１のツール選択の側面説明図であり、該プレート式マガジン２４の振動角度がリンケージプレート５１の凹面５１２の制限を受けた後、主軸２１が上昇し、ツールのリリースを円滑に完成し、適当な高度に至り、プレート式マガジン２４を円滑に回転させ、ツール交換を行わせることができる。

図４及び図６に示すように、該主軸２１が加工し、ツール交換を円滑に完成した後、下降を継続し、プーリー５５が凹面５１２から平坦面５１１の溶接個所まで滑動し、該ガイドホイール５３がプーリー受け５４上斜面５４１に接触することができ、プーリー５５は、この時、凹面５１２から離れ、主軸２１が下降を継続し、ガイドホイール５３が斜面５４１前端まで滑動し、プーリー５５が平坦面５１１に接触することができ、ガイドホイール５３によりプレート式マガジン２４を主軸２１から適当な距離だけ押し離し、主軸２１に加工動作を行わせることができる。

なお、本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。

２０ マガジン本体
２１ 主軸
２２ マガジンホルダー
２３ マガジンアーム
２４ プレート式マガジン
５０ リンケージプレート構造
５１ リンケージプレート
５１１ 平坦面
５１２ 凹面
５２ ガイドホイール受け
５３ ガイドホイール
５４ プーリー受け
５４１ 斜面
５５ プーリー

Claims (6)

1. マガジン本体前側に主軸を設け、上側にマガジンホルダーを設け、マガジンホルダー前端にマガジンアームを軸回転可能に設け、マガジンアーム底側にプレート式マガジンを固定設置したツール交換機構のリンケージプレートであって、
   主軸側辺及びプレート式マガジン周縁にリンケージプレート構造を設け、
   該リンケージプレート構造は、リンケージプレート、ガイドホイール受け、ガイドホイール、プーリー受け及びプーリーを含み、且つ該リンケージプレート上のガイドホイール受け、ガイドホイール、プレート式マガジン周縁のプーリー受け及びプーリーは、交錯した位置を呈して組み合わせられ、
   該リンケージプレートが主軸側辺に固定設置され、主軸と共に移動し、リンケージプレート上側から中段箇所まで平坦面を設け、中段箇所から底側に凹面を設け、両者に高低差を有し、平坦面、凹面の間にガイドホイール受けを設け、該ガイドホイール受け側辺にガイドホイールを固定設置し、プーリー受け側辺にプレート式マガジン周縁に設けられるプーリーを固定設置し、プーリー受け前側に斜面を設け、前記ガイドホイールは、プーリー受け上の斜面を反復滑動し、プーリーは、平坦面、凹面上を反復滑動することを特徴とするツール交換機構のリンケージプレート構造。
2. 前記主軸が上下に移動する時、プーリーをリンケージプレート上の平坦面及び凹面で上下反復滑動することを特徴とする請求項１に記載のツール交換機構のリンケージプレート構造。
3. 前記プーリーが平坦面から凹面まで滑動する時、ガイドホイールがプーリー受け上の斜面に適切に接触することを特徴とする請求項１に記載のツール交換機構のリンケージプレート構造。
4. 前記プーリーが凹面から平坦面まで滑動する時、ガイドホイールは、プーリー受け上の斜面に適切に接触することを特徴とする請求項１に記載のツール交換機構のリンケージプレート構造。
5. 前記ガイドホイールが斜面末端まで滑動する時、プーリー受けは、凹面に適切に接触でき、プーリーが平坦面から凹面まで発生する高低差を滑動することを特徴とする請求項１に記載のツール交換機構のリンケージプレート構造。
6. 前記マガジンアームは、プーリーが平坦面及び凹面を反復滑動することにより、プレート式マガジンを適当な位置まで移動し、主軸にツール交換、ツール選択及び主軸の加工等の動作を行うことを特徴とする請求項１に記載のツール交換機構のリンケージプレート構造。

Images