JPH0354685A

JPH0354685A - 印刷コードパターン及びその読取装置

Info

Publication number: JPH0354685A
Application number: JP1190336A
Authority: JP
Inventors: Kuniaki Shiratori; 白鳥　邦明; Toshiyuki Amaya; 俊幸雨矢; Hirotoshi Okubo; 浩俊大久保; Yoshiharu Ueda; 上田　喜春; Yoshihiro Nishimura; 西村　義弘; Hitoshi Kanie; 蟹江　等
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1989-07-21
Filing date: 1989-07-21
Publication date: 1991-03-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明はバーコードなどの印刷コードパターンとその読
み取りをなす印刷コードパターン読取装置に関する。

背景技術近年、ますます増える傾向にある情報や商品群などの管
理を正確かつ迅速に行なうために、これらのものにバー
コードを印刷しておき、スキャナを用いてこのバーコー
ドを読み取ることが行なわれている。

第４図に示す如く、従来広く用いられているインターリ
ーブド２オプ５　（Ｉｎｔｅｒｌｅａｖｅｄ　２　ｏｆ
　５）方式のバーコード１の構成は、スタート及びスト
ップマークに挾まれた偶数桁の１０進デジットからなる
単位コードの集合である。

かかるバーコード１を読み取るには、ハンドスキャナ２
などにより光ビームを発しつつ当該バーコードを走査し
、バーコード１からの反射光を光電変換することを行な
う。また、ＣＣＤラインセンサを用い、バーコード全体
を一括して取り込みパターン認識を行うスキャナもよく
用いられる。

上記した構成のバーコードにおいては、バーコードが表
示すべき情報量が多くなるとバーコード全体としての長
さが大となって大きな印刷スペースが必要になり、被印
刷物の美感が損なわれるという問題があった。

発明の目的本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは被印刷物の美感を損ねることがな
い印刷コードパターン及びその読取装置を提供すること
である。

発明の構或本発明による印刷コードパターンは、少なくとも赤外光
及び可視光を反射する基材上に赤外吸収インクにより印
刷された第１パターンと、該第１パターンと少なくとも
一部が重複して赤外透過インクにより印刷された第２パ
ターンとからなり該赤外吸収インク及び赤外透過インク
の少なくとも一方が有色であることを特徴としている。

また、本発明よる印刷コードパターン読取装置は、少な
くとも赤外光及び可視光を反射する基材上に赤外吸収イ
ンクにより印刷された第１パターンと、該第１パターン
と少なくとも一部が重複して赤外透過インクにより印刷
された第２パターンとからなり該赤外吸収インク及び赤
外透過インクの少なくとも一方が有色の印刷コードパタ
ーンに対して赤外光及び可視光を照射する光照射手段と
、各々上記基材にて反射した赤外光及び可視光を受けて
これを光電変換してコード信号を発する赤外光受光素子
及び可視光受光素子と、該赤外光受光素子及び可視光受
光素子から発せられたコード信号を合成して判読する合
成判読手段とから成ることを特徴としている。

発明の作用すなわち、赤外吸収インクにより印刷された第１パター
ンによって担う情報とは異なる情報を赤外透過インクに
より印刷された第２パターンにより担うことにより狭い
領域に情報を多重化して記録することを可能とすると共
に、本発明による読取装置によって第１及び第２パター
ンにより多重化された情報を読み取ることが出来る。

実施例以下、本発明の実施例としてのバーコード及びその読み
取りをなすスキャナを添付図面を参照しつつ説明する第１図ないし第３図に示す如く、当該バーコード５は、
偶数桁の１０進デジットからなる単位コードを集合して
なり、基材すなわち被印刷物としての紙６の表面に印刷
されている。

第３図から明らかな如く、バーコード５は、当該バーコ
ード全体として表示する情報量の一部分、例えば前半部
分を表示する第１パターン５ａと、残余部分すなわち後
半部分を表示する第２パターン５ｂとに分けられており
、第２パターン５ｂが第１パターン５ａを覆うように互
いに重複して印刷されている。紙６は少なくとも赤外光
及び可視光を反射するもので、バーコード５は全体とし
て例えば黒色として目視されるように印刷されている。

バーコード５の一部を構成する第１パターン５ａは赤外
光を吸収し且つ透明なインク、例えばカーボンブラック
を含む顔料により印刷されており、また、第２パターン
５ｂはカーボンブラックを含まぬ顔料から成り赤外光を
透過し且つ黒色として目視されるインクによって印刷さ
れている。

従って、第１図及び第２図に示すように、バーコード５
は人の目には第２パターン５ｂのみが目視される。すな
わち、赤外吸収インクにより印刷された第１パターン５
ａによって担う情報とは異なる情報を赤外透過インクに
より印刷された第２パターン５ｂにより担うことにより
狭い領域に情報を多重化して記録するこを可能としてい
るのである。かかる構成の故、紙６上におけるバーコー
ド５の全体としての占有面積が、その表示する情報量を
維持したまま縮小されているのである。

第１図及び第２図に上記した構成のバーコード５を読み
取るためのハンドスキャナ７を示す。ハンドスキャナ７
は、操作者が手で保持し得る円柱状のケース８を有して
いる。ケース８内には、夫々赤外光及び可視光を発する
赤外光発光ダイオード９及び可視光発光ダイオード１０
と、該両発光ダイオードから発せられる光を平行光にす
る一対のコリメータレンズ１１及び１２と、コリメータ
レンズ１１及び１２を経た赤外光及び可視光をバーコー
ド５上にスポット光として集束せしめる球状の対物レン
ズ１３とが設けられている。また、ケース８内には、バ
ーコード５に向けて照射されて紙６の表面にて反射した
赤外光をグラスファイバｌ５及びフィルタ１６を通じて
受けてこれを充電変換してコード信号を発する赤外光受
光素子すなわちフォトトランジスタ１７と、可視光発光
ダイオード１０から発せられて紙６にて反射した可視光
をグラスファイバ１８およびフィルタ１つを介して受け
てこれを光電変換することによりコ−ド信号を発する可
視光受光素子すなわちフォトトランジスタ２０とが設け
られている。なお、フィルタ１６は赤外光のみが透過す
るような特性を有し、他方σフィルタ１つは可視光のみ
が透過するような特性を有している。各フォトトランジ
スタ１７及び２０の出力はリード線２１及び２２を経て
ケース８外に導かれる。

第２図に示す如く、各リード線２１及び２２はアンブ２
３及び２４を介して合成判読手段たる制御回路（ＣＰＵ
）２５の入力端子に接続されている。制御回路２５では
、各フォトトランジスタ１７及び２０から発せられたコ
ード信号を合或して判読し、この判読した情報を必要に
応じて記憶回路（図示せず）に供給して記憶せしめたり
、モニター（図示せず）に表示させるなどの作用をなす
。

上記した構成においては、操作者がハンドスキャナ７を
保持して、全体として黒色のバーの集合として目視され
るバーコード５を確認しつつ矢印Ｆ方向に走査せしめる
。すると、ハンドスキャナ７内の赤外発光ダイオード９
から対物レンズ１３を経て発せられた赤外光はバーコー
ド５の後半部分を構戊する赤外透過性の第２パターン５
ｂ（第３図に図示）を透過してその下側の第１パターン
５ａに至る。そして、この第１パターン５ａのインクに
より印刷された各バーにより赤外光が吸収され、該各バ
ー間に露出した紙６の表面は赤外光を反射し、該反射光
がフィルタ１６を経てフォトトランジスタ１７に入射す
る。よって、フォトトランジスタ１７によりこの反射光
に応じた信号が形成され、バーコード５の第１パターン
５ａに応じたコード信号が形成される。なお、第１パタ
ーン５ａの上側に配設された第２パターン５ｂは赤外透
過有色インクにより印刷されている故、第２パターン５
ｂが第１パターン５ａからの反射赤外先に基づくコード
信号中に誤信号として混入することはない。

一方、ハンドスキャナ７によるバーコード５の操作に伴
ない、可視先発光ダイオード１０から発せられた可視光
がバーコード５の後半部分を形成する第２パターン５ｂ
を走査する。すると、第２パターン５ｂの黒いバーは可
視光を吸収し、白いバーすなわち該各黒色バー間に露出
した紙６は可視光を反射し、白いバーからの反射光がフ
ィルタ１つを介してフォトトランジスタ２０に入射する
。

故に、フォトトランジスタ２０によりこの反射可視光に
応じた信号が形成され、第２パターン５ｂに応じたコー
ド信号が送出される。なお、前述した如く、第１パター
ン５ａは赤外光のみを吸収するインクにより印刷されて
いるため、第２パターン５ｂからの反射可視光に基づく
コード信号中に第１パターン５ａが誤信号として混入す
ることはない。

上記の如く各フォトトランジスタ１７及び２０から発せ
られた各出力は第２図に示す制御回路２５に供給され、
制御回路２５はこの出力を合成し、バーコード５を構成
する第１パターン５ａ及び第２パターン５ｂの１本１本
のバーの幅を認識してバーコード５が全体として表示し
ている情報を解読する。

なお、上記した実施例においては、人間が保持して操作
するハンドスキャナによってバーコードを走査する場合
が示されているが、かかる構威に限らず前述したＣＣＤ
スキャナなど他の構成のスキャナに本願発明が適用出来
ることは言うまでもない。また、上記の実施例において
は、バーコード５の第１パターン５ａを無色のインクに
より印刷されたものとしているが、これを、紙６すなわ
ち被印刷物の表面の色と同色の有色インクにより印刷す
る構成としても該被印刷物の外観上の美感を損ねること
にはならない。

更に、上記した実施例においては第ｌパターン５ａを透
明とし、第２パターン５ｂを有色としているが、この逆
に第１パターン５ａを有色として第２パターン５ｂを無
色としてもよい。

発明の効果以上詳述した如く、本発明による印刷コードパターン及
びその読取装置においては、少なくとも赤外光及び可視
光を反射する基材上に互いに異なる情報を担う第１パタ
ーン及び第２パターンを少なくともいずれか一方が有色
の赤外吸収インク及び赤外透過インクによって少くとも
一部が重複するように印刷し、これに赤外光及び可視光
を照射して基材からの反射光を赤外光受光素子及び可視
光受光素子にて受けて該各受光素子から発せられるコー
ド信号を合成して判読することとし、狭い領域に情報を
多重化して記録することを可能として印刷コードパター
ン全体としての占有面積をその表示する情報量を維持し
たまま縮小せしめているのである。

よって、被印刷物上における印刷コードパターンの印刷
面積が削減され、被印刷物の美感を損ねることがないの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例としてのバーコードとこれを読
み取るためのハンドスキャナの一部断面を含む斜視図、
第２図は第１図に示したハンドスキャナを含むバーコー
ド読取装置のブロック図、第３図は第１図に示したバー
コードの拡散分解斜視図、第４図は従来のバーコードと
その読み取りをなすためのスキャナの斜視図である。主要部分の符号の説明５・・・・・・バーコード５ａ・・・・・・第１パターン５ｂ・・・・・・第２パターン６・・・・・・紙（基材）７・・・・・・ハンドスキャナ９・・・・・・赤外光発光ダイオード１０・・・・・・可視光発光ダイオード１６．１９・・
・・・・フィルタ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも赤外光及び可視光を反射する基材上に
赤外吸収インクにより印刷された第１パターンと、前記
第１パターンと少なくとも一部が重複して赤外透過イン
クにより印刷された第２パターンとからなり前記赤外吸
収インク及び赤外透過インクの少なくとも一方が有色で
あることを特徴とする印刷コードパターン。
（２）少なくとも赤外光及び可視光を反射する基材上に
赤外吸収インクにより印刷された第１パターンと、前記
第１パターンと少なくとも一部が重複して赤外透過イン
クにより印刷された第２パターンとからなり前記赤外吸
収インク及び前記赤外透過インクの少なくとも一方が有
色の印刷コードパターンに赤外光及び可視光を照射する
光照射手段と、各々前記基材にて反射した赤外光及び可
視光を受けてこれを光電変換してコード信号を発する赤
外光受光素子及び可視光受光素子と、前記赤外光受光素
子及び可視光受光素子から発せられた前記コード信号を
合成して判読する合成判読手段とから成ることを特徴と
する印刷コードパターン読取装置。