JPH0354136B2 - - Google Patents
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- JPH0354136B2 JPH0354136B2 JP2028482A JP2028482A JPH0354136B2 JP H0354136 B2 JPH0354136 B2 JP H0354136B2 JP 2028482 A JP2028482 A JP 2028482A JP 2028482 A JP2028482 A JP 2028482A JP H0354136 B2 JPH0354136 B2 JP H0354136B2
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- silyl group
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- Expired
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明は主鎖が実質的にビニル型重合体鎖から
なり分子末端又は側鎖に加水分解性基と結合した
珪素原子を1分子中に少くとも1個有するシリル
基含有化合物(A)、硬化媒体(B)、加水分解性のエス
テル化合物(C)、アルキルアルコール(D)及び溶剤(E)
とからなる一液組生物を内容とするもので、低温
で空気中の湿分により硬化可能な組成物であり、
特にシリル基含有化合物(A)が分子量2000〜80000
さらに好ましくは4000〜30000である一液型の保
存安定性に優れた組成物に関する。 加水分解性基と結合した珪素原子を含むシリコ
ン化合物は種々知られており、加水分解性シリル
基による無機物に対する良好な密着性及び水分、
特に大気中の湿分により常温架橋し耐久性の優れ
た硬化物を形成することから塗料、コーテイング
剤、接着剤、シーラント及びシランカツプリング
剤等として広く用いられている。 しかしながら、これら加水分解性基と結合した
珪素原子を含むシリコン化合物は、硬化触媒を使
用しないで用いられる場合には、室温や比較的低
い温度の加熱では硬化の速度が遅いため、速い速
度での塗装硬化が必要な場合には高い温度の加熱
が必要であり、多量のエネルギーを消費すること
になる。この様な欠点の改良には一般に硬化触媒
を、使用する直前に配合して、比較的低い温度で
も塗装硬化の速度を高めることが可能であるが、
一旦硬化触媒を配合してしまつた、これら塗料、
コーテイング材、接着剤、シーラント、あるいは
カツプリング剤は短時間で硬化してしまつて保存
することが出来ず、例えば塗装に一部を使つた残
量は全く無駄となつてしまう。この様な組成物を
一般に二液型と呼ぶ。一方、硬化触媒を予め含ん
でおり、この様な使用の直前に2種以上の組成物
を配合する必要のない組成物を一液型と呼んでい
る。硬化速度の速い一液型の組成物としては、加
水分解性シリル基を有する主鎖がシロキサン結合
からなるシリコン化合物と硬化触媒とからなる組
成物が知られている。 本発明は、シリル基含有化合物と硬化触媒と加
水分解性エステル化合物にアルキルアルコールを
加える事により、特にシリル基含有化合物の比較
的低分子量から高分子量域に於ける一液保存安定
性を飛躍的に向上させうることを見出したもので
ある。本発明者らはシリル基含有化合物と硬化触
媒に加水分解性エステル化合物を加える事により
一液化が可能である事、又脱水という観点から加
水分解性エステル化合物と水との選択的反応を促
進するために反応促進剤を用いる事により保存安
定性にすぐれた一液組成物が得られる事を先に特
許出願している。さらにシリル基含有重合体の加
水分解反応が脱アルコール縮合型である事に着目
し鋭意検討の結果、アルキルアルコール特にメタ
ノールをシリル基含有重合体100重量部当り10〜
130重量部、好ましくは20〜100重量部使用するこ
とにより、シリル基含有重合体の特に高分子量約
2000〜80000域に於ける一液保存安定性を飛躍的
に向上させうる事を見出し、本発明に到つたもの
である。また本発明は、本発明者らが既に出願し
ている一液組成物の発明に何ら制限をうけるもの
ではなく反応促進剤を用いても良い。 本発明に用いられる樹脂は、主鎖が実質的にビ
ニル系重合体からなり、端末あるいは側鎖に加水
分解性基と結合した珪素基を1分子中に少くとも
1個、好ましくは2個以上含有するものであり、
該シリル基の多くは
なり分子末端又は側鎖に加水分解性基と結合した
珪素原子を1分子中に少くとも1個有するシリル
基含有化合物(A)、硬化媒体(B)、加水分解性のエス
テル化合物(C)、アルキルアルコール(D)及び溶剤(E)
とからなる一液組生物を内容とするもので、低温
で空気中の湿分により硬化可能な組成物であり、
特にシリル基含有化合物(A)が分子量2000〜80000
さらに好ましくは4000〜30000である一液型の保
存安定性に優れた組成物に関する。 加水分解性基と結合した珪素原子を含むシリコ
ン化合物は種々知られており、加水分解性シリル
基による無機物に対する良好な密着性及び水分、
特に大気中の湿分により常温架橋し耐久性の優れ
た硬化物を形成することから塗料、コーテイング
剤、接着剤、シーラント及びシランカツプリング
剤等として広く用いられている。 しかしながら、これら加水分解性基と結合した
珪素原子を含むシリコン化合物は、硬化触媒を使
用しないで用いられる場合には、室温や比較的低
い温度の加熱では硬化の速度が遅いため、速い速
度での塗装硬化が必要な場合には高い温度の加熱
が必要であり、多量のエネルギーを消費すること
になる。この様な欠点の改良には一般に硬化触媒
を、使用する直前に配合して、比較的低い温度で
も塗装硬化の速度を高めることが可能であるが、
一旦硬化触媒を配合してしまつた、これら塗料、
コーテイング材、接着剤、シーラント、あるいは
カツプリング剤は短時間で硬化してしまつて保存
することが出来ず、例えば塗装に一部を使つた残
量は全く無駄となつてしまう。この様な組成物を
一般に二液型と呼ぶ。一方、硬化触媒を予め含ん
でおり、この様な使用の直前に2種以上の組成物
を配合する必要のない組成物を一液型と呼んでい
る。硬化速度の速い一液型の組成物としては、加
水分解性シリル基を有する主鎖がシロキサン結合
からなるシリコン化合物と硬化触媒とからなる組
成物が知られている。 本発明は、シリル基含有化合物と硬化触媒と加
水分解性エステル化合物にアルキルアルコールを
加える事により、特にシリル基含有化合物の比較
的低分子量から高分子量域に於ける一液保存安定
性を飛躍的に向上させうることを見出したもので
ある。本発明者らはシリル基含有化合物と硬化触
媒に加水分解性エステル化合物を加える事により
一液化が可能である事、又脱水という観点から加
水分解性エステル化合物と水との選択的反応を促
進するために反応促進剤を用いる事により保存安
定性にすぐれた一液組成物が得られる事を先に特
許出願している。さらにシリル基含有重合体の加
水分解反応が脱アルコール縮合型である事に着目
し鋭意検討の結果、アルキルアルコール特にメタ
ノールをシリル基含有重合体100重量部当り10〜
130重量部、好ましくは20〜100重量部使用するこ
とにより、シリル基含有重合体の特に高分子量約
2000〜80000域に於ける一液保存安定性を飛躍的
に向上させうる事を見出し、本発明に到つたもの
である。また本発明は、本発明者らが既に出願し
ている一液組成物の発明に何ら制限をうけるもの
ではなく反応促進剤を用いても良い。 本発明に用いられる樹脂は、主鎖が実質的にビ
ニル系重合体からなり、端末あるいは側鎖に加水
分解性基と結合した珪素基を1分子中に少くとも
1個、好ましくは2個以上含有するものであり、
該シリル基の多くは
【式】で示
される。ただし、Xは加水分解性基、R1、R2は
水素又は炭素数1〜10までのアルキル基、アリー
ル基又はアラルキル基、nは1、2、3の整数で
ある。 加水分解性基としては、ハロゲン、アルコキ
シ、アシルオキシ、ケトキシメート、アミド、酸
アミド、アミノオキシ、メルカプト、アルケニル
オキシ基が含まれる。 本発明のシリル基含有ビニル系樹脂の製造は、
種々の方法で可能であるが以下に示す、○ 巴坐如
水素又は炭素数1〜10までのアルキル基、アリー
ル基又はアラルキル基、nは1、2、3の整数で
ある。 加水分解性基としては、ハロゲン、アルコキ
シ、アシルオキシ、ケトキシメート、アミド、酸
アミド、アミノオキシ、メルカプト、アルケニル
オキシ基が含まれる。 本発明のシリル基含有ビニル系樹脂の製造は、
種々の方法で可能であるが以下に示す、○ 巴坐如
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主鎖が実質的にビニル型重合体鎖からなり、
分子末端又は側鎖に加水分解性基と結合した珪素
原子を1分子中に少なくとも1個有するシリル基
含有重合体(A)、硬化媒体(B)、オルトギ酸トリアル
キル、R4-oSiXo(式中、Xは炭素数1〜4のアル
コキシ基、Rは炭素数1の炭化水素基、nは3ま
たは4)より選ばれる加水分解性エステル化合物
(C)、アルキルアルコール(D)及び溶剤(E)からなる安
定化された一液組生物。 2 硬化触媒(B)が有機錫化合物である特許請求の
範囲第1項記載の一液組成物。 3 アルキルアルコール(D)がメチルアルコールで
ある特許請求の範囲第1項記載の一液組成物。 4 シリル基含有重合体(A)の加水分解性基がアル
コキシ基である特許請求の範囲第1項記載の一液
組成物。 5 シリル基含有重合体(A)が、共重合成分として
活性水素を含むエチレン型不飽和有機単量体を含
有する特許請求の範囲第1項記載の一液組成物。 6 シリル基含有重合体(A)が分子量2000〜80000
である特許請求の範囲第1項記載の一液組成物。 7 シリル基含有重合体(A)が分子量4000〜30000
である特許請求の範囲第1項記載の一液組成物。 8 アルキルアルコール(D)がメチルアルコールで
あり、その使用量がシリル基含有重合体(A)100重
合部当り10〜130重量部である特許請求の範囲第
1項記載の一液組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028482A JPS58136606A (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 安定化された一液組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028482A JPS58136606A (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 安定化された一液組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58136606A JPS58136606A (ja) | 1983-08-13 |
JPH0354136B2 true JPH0354136B2 (ja) | 1991-08-19 |
Family
ID=12022863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2028482A Granted JPS58136606A (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 安定化された一液組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58136606A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6274959A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-06 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物 |
JP2548576B2 (ja) * | 1987-08-21 | 1996-10-30 | 鐘淵化学工業株式会社 | 常温硬化性組成物 |
JP2926234B2 (ja) * | 1988-09-09 | 1999-07-28 | 鐘淵化学工業株式会社 | 保存安定性の優れた熱硬化性組成物 |
JPH0465904U (ja) * | 1990-10-12 | 1992-06-09 |
-
1982
- 1982-02-09 JP JP2028482A patent/JPS58136606A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58136606A (ja) | 1983-08-13 |
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