JPH035356A - 誘電体磁器の製造方法 - Google Patents

誘電体磁器の製造方法

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JPH035356A
JPH035356A JP1136676A JP13667689A JPH035356A JP H035356 A JPH035356 A JP H035356A JP 1136676 A JP1136676 A JP 1136676A JP 13667689 A JP13667689 A JP 13667689A JP H035356 A JPH035356 A JP H035356A
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JP
Japan
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temperature
dielectric
dielectric ceramic
composition
formula
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Pending
Application number
JP1136676A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Matsumoto
和順 松本
Takehiro Hiuga
日向 健裕
Tetsuya Mukai
哲也 向井
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、誘電体磁器の製造方法に係わり、特に高い誘
電率及び高い無負荷Qを有し、かつ温度特性が安定して
いる誘電体磁器の製造方法に関する。
〔従来の技術] 一般に、マイクロ波やミリ波などの高周波領域の信号回
路に使用される誘電体共振器や誘電体基板には、高い誘
電率及び高い無負荷Qを有し、かつ温度特性が安定して
いる誘電体磁器を用いることが望まれている。
従来この種の誘電体磁器を得るためには1400℃〜1
700°C程度の高温において長時間焼成する必要があ
った。例えば、Ba (Zn 、Ta 、Nb)○系に
ついては、溶液から合成した該組成物の仮焼粉末を圧粉
成形した後、1450℃〜1500°Cの温度に24〜
60時間保持することにより誘電体磁器を製造する方法
が開示されている(特開昭61−269805号)。ま
たBa (Mg 、 Co 、 Ta 、Nb) O系
については、該組成の仮焼物を1400°C程度の温度
で4時間焼成して誘電体磁器を得る方法が開示されてい
る(特開昭61−253710号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したように、従来法による誘電体磁器の製造方法で
は高温において長時間焼成する必要があるため熱エネル
ギの消費が太き(、また生産性も低いという問題があっ
た。そのため製造原価が高いという不利もあった。
そこで、本発明の目的は、誘電率及び無負荷Qが共に優
れ、温度特性も安定している誘電体共振器を、短時間の
熱処理で、しかも熱エネルギ消費が少なく高い生産性で
製造することができる方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するものとして、一般式(I
): BaxAyB +−x−yow     (I )〔こ
こで、AはZn 、 Ni 、 CoおよびMgからな
る群から選ばれる少なくとも一種であり、かつhgの含
有量が0.44 y以下であり、BはTaおよびNbか
ら選ばれる少なくとも一種であり、X及びyは、それぞ
れ0.48≦x≦0.52及び0.15≦y≦0.19
で表わされる数であって、WはBa、 A、  Bの陽
イオンの合計の電荷を中和し、該磁器全体として実質的
に電気的中性となる数である。]で表わされる組成を有
し、かつ実質的に複合ペロブスカイト形の結晶構造を持
つ誘電体磁器の製造方法において、前記一般式(I)の
組成に応じて選択された組成を有する粉末成形体を10
0〜1600℃/分の速度で1500℃〜1700°C
まで昇温後、該温度に30分以下の時間保持する焼成工
程を有することを特徴とする誘電体磁器の製造方法を提
供するものである。
前記一般式(I)において組成x、y、z及びMgの含
有量が前記で限定された範囲外であると、得られる誘電
体磁器を共振器として使用した場合に、適切な誘電率、
無負荷Q及び/又は温度特性が示めされない。Wは、前
記のとおり磁器を構成する陽イオンを電気的に中和する
数であり、通常5/2〜3x/2−3y/2〜5/2−
3x/2〜yの範囲の数、より具体的には1.43〜1
.63の数である。
本発明の方法において焼成される粉末成形体は、常法の
ように、一般式(I)で表される特定の目的組成に応じ
て構成金属成分の原料粉末を秤量し、所要の割合に混合
、乾燥の後、仮焼し、仮焼物を粉砕後加圧成形により得
られる。このようにして得られた成形体を本発明の方法
に供すればよい。
このとき、通常行われるように、必要に応じ、成分の蒸
発性の難易を考慮して原料粉末の配合を行えばよい。
本発明の方法における昇温工程において、昇温速度は、
100〜16QQ’C1好ましくは300〜1600°
Cである。この昇温速度が100℃/分未満であると充
分な焼結が進まず、また1600℃/分を超えると熱シ
ョックの為に焼結体にひび割れなどが発生し易い。
また、昇温は1500〜1700°C1好ましくは15
50〜1650°Cの範囲の温度までなされ、該温度に
30分以下、好ましくは2〜25分間保持され、焼成さ
れるが、この焼成温度が1500’C未満であると充分
に焼結が進まず、また1700°Cを超えたり、昇温後
の保持時間が30分を超えたりするとZnやNi等の成
分が蒸発して所望の組成を有する焼結体が得られないた
め、誘電体特性も悪化する。
上記の本発明の方法を行う際の雰囲気は特に限定されず
、酸化雰囲気、還元雰囲気、不活性雰囲気のいずれでも
差し支えない。また、実質的に前記一般式(I)の組成
が保たれる限り、焼結を促進させるための助剤あるいは
、微量の置換元素として、アンチモン、ジルコニウム、
チタン、バナジウム等の金属元素、あるいは塩素等陰イ
オンなどを添加しても、本発明方法にとって何ら差し支
えない。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例により、本発明をより詳細に説
明する。
実施例1 原料として、それぞれ純度99.9重量%の炭酸バリウ
ム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ニッケル、酸化
コバルト、酸化ニオブ、酸化タンタルからなる原料粉末
を、第1表に各試料ごとに示す種々の組成となるように
秤取した。これら秤取した粉末を純水とともに樹脂製ポ
ットにいれ、樹脂コーティングしたボールを用いて16
時時間式混合した。この混合物を150°Cで3時間乾
燥した後、酸素中において1000℃〜1200°Cで
2時間仮焼を行った。この仮焼物を粉砕し42メツシユ
の篩を通して整粒した。得られた粉末を金型を用いて5
00kg/ cm ”の圧力で直径10InI11厚さ
約5flII]lの円板状に一次成形した後、2000
 kg / cm ”の圧力で静水圧プレスし、加圧成
形体とした。次にこの成形体を表1に各試料ごとに具体
的に示すように、100〜1600’C/分で1500
℃〜1700°Cまで昇温後30分以下保持して誘電体
磁器を得た。得られた誘電体磁器を直径約6膿、高さ約
3鵬に加工して約10GHzにおけるの誘電率(εr)
、無負荷Q(Q、)及び共振周波数の温度係数(τ、)
を誘電体円柱共振器法により測定した。結果を表1に示
す。
比較例 原料として、それぞれ純度99.9重量%の炭酸バリウ
ム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ニッケル、酸化
コバルト、酸化ニオブ、酸化タンタルからなる原料粉末
を、組成が第2表に示す種々の組成となるように秤取し
た。これを昇温速度と焼成温度と保持時間をそれぞれ1
0〜2000″C/分、1400℃〜1800°Cおよ
び4時間以下とした以外は実施例と同じ処理を行なって
誘電体磁器を作製し、ついで実施例と同様の測定を行っ
た。結果を表2に示す。
〔発明の効果〕
以上詳細に述べたように、本発明の方法によれば、誘電
率及び無負荷Qが共に優れ、温度特性も安定している誘
電体共振器を、従来に比べ大幅に短時間の熱処理で製造
することができ、熱エネルギ消費の低減、生産性の向上
などに貢献するところ大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式( I ): Ba_xA_yB_1_−_x_−_yO_w( I )
    〔ここで、AはZn,Ni,CoおよびMgからなる群
    から選ばれる少なくとも一種であり、かつMgの含有量
    が0.44y以下であり、BはTaおよびNbから選ば
    れる少なくとも一種であり、x及びyは、それぞれ0.
    48≦x≦0.52及び0.15≦y≦0.19で表わ
    される数であって、wはBa,A,Bの陽イオンの合計
    の電荷を中和し、該磁器全体として実質的に電気的中性
    となる数である。〕 で表わされる組成を有し、かつ実質的に複合ペロブスカ
    イト形の結晶構造を持つ誘電体磁器の製造方法において
    、前記一般式( I )の組成に応じて選択された組成を
    有する粉末成形体を100〜1600℃/分の速度で1
    500℃〜1700℃まで昇温後、該温度に30分以下
    の時間保持する焼成工程を有することを特徴とする誘電
    体磁器の製造方法。
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