JPH03534Y2 - - Google Patents

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JPH03534Y2
JPH03534Y2 JP1984142447U JP14244784U JPH03534Y2 JP H03534 Y2 JPH03534 Y2 JP H03534Y2 JP 1984142447 U JP1984142447 U JP 1984142447U JP 14244784 U JP14244784 U JP 14244784U JP H03534 Y2 JPH03534 Y2 JP H03534Y2
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JP
Japan
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muffler
compressor
suction
length
longitudinal direction
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JP1984142447U
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JPS6157178U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本案は冷蔵庫等に使用される小型圧縮機の消音
装置の改良に関する。
(ロ) 従来の技術 一般にこの種の小型圧縮機において、その圧縮
機部には実公昭56−46061号公報に記載され第6
図に示すような簡単な構造で得られる膨張型の吸
入マフラが設けられている。この吸入マフラ16
は、マフラ本体17と、この本体の一端に設けら
れたガスの入口管18と、他端に設けられたガス
の出口管19とから構成されており、第7図に示
すような基本構造となつている。斯る構造の吸入
マフラ16は、マフラ本体17の長手方向の長さ
Lを9〜10cm程度の圧縮機内に収納できる寸法に
すると共に断面積Sをできるだけ大きくとり、第
8図に示すような理論特性を発揮して圧縮機部か
ら生ずるガスの脈動音、吸込音等を種々周波数域
に亘つて減衰させ圧縮機の騒音を低減するもので
あつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の構成によると、マフラの
減衰特性を向上させるためには長手方向の長さL
と断面積Sを大きくすることが必要となるが、斯
るマフラは小型圧縮機に収納され関係上、その大
きさに制約を受け、目標とする減衰量を得難いと
いう問題があつた。また、斯る構成のマフラは、
膨張型であるため第8図の理論特性図で示すよう
に周波数域の広い範囲に亘つて減衰するか特定の
周波数に対してはそれ程減衰量が得られないとい
う欠点があり、圧縮機の騒音中特に問題となる
500Hz付近の低周波数域の騒音に対してはそれ程
効果がないという欠点があつた。
本案はこのような点に鑑みてなされたものであ
り、簡単な構造で得られる膨張型マフラの利点を
生かしつつ、マフラ自体を大型化したりせずに減
衰特性の良好な小型圧縮機用の吸入マフラを得る
ことを目的としたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本案は、吸入マフラを有する圧縮機本体を密閉
容器内に収納している圧縮機において、前記吸入
マフラは、長手方向の一側に入口部及び出口部を
有し、かつ、マフラ内の入口部または出口部の開
口が他の口部の開口より該マフラの中心側に位置
されていると共に、この中心側の口部の開口から
マフラの長手方向の対向壁面までの長さをマフラ
の長手方向の長さの70〜90%としたものである。
(ホ) 作用 本案の小型圧縮機の消音装置は、上記ように構
成することにより、吸入マフラに、第8図に示し
た膨張型マフラの減衰特性と第11図に示したサ
イドブランチの減衰特性とを兼備させると共に
夫々の減衰特性の周期をほぼ一致させ、膨張型マ
フラの減衰量大の谷にサイドブランチの減衰量大
の谷が重なるようにして減衰量の大きな吸入マフ
ラを得たものである。
(ヘ) 実施例 以下本案の実施例を図面に基づいて説明する。
1は密閉容器2内に圧縮機部3と電動機部4か
らなる圧縮機本体5を収納している密閉型の小型
圧縮機である。6は、マフラ本体7と、ガスの入
口管8と、同じく出口管9と、取付部10を有す
る吸入マフラであり、出口管9をシリンダヘツド
11の吸入室12に接続すると共に取付部10を
ボルト13によつてシリンダブロツク14に固定
することにより圧縮機部3に装着されている。そ
して、この吸入マフラ6は、長手方向の一側部6
aに前記入口管8と出口管9を形成しており、か
つ、入口管8のマフラ6内の開口端8aが出口管
9のマフラ6内の開口端9aより該マフラの中心
側に位置していると共に前記入口管8の開口端8
aからマフラ6の長手方向の他側部6bの壁面6
cまでの長さL2が、マフラ6の長手方向の長さ
L1の70〜90%の範囲の値として与えられている。
例えばL1=10cm、L2=7.5cmといつた長さ寸法と
なつている。即ち、斯る構造の吸入マフラ6は第
3図に示すような基本構造として形成されてい
る。
このように構成された吸入マフラ6は、長手方
向の長さL1と断面積Sで定められる膨張型マフ
ラの消音特性と、入口管8と開口端8aから他側
部6bの壁面6cまでの長さL2で定められるサ
イドブランチマフラの消音特性を兼備している。
ここでサイドブランチマフラについて簡単に説
明すると、基本構造は第10図に示すようなもの
であり、ブランチの長さL3によつて決まる周期
によつて第11図に示すような減衰特性が得られ
るものである。
そして、吸入マフラ6は、前述したような寸法
関係に形成することによつて膨張型マフラとサイ
ドブランチマフラの夫々の減衰特性における周期
をほぼ一致させることができ、減衰量の大きな
夫々の谷の部分が重なつて特定の周波数域におけ
る減衰量のより大きな特性を得ている。尚、この
マフラ6は減衰特性の第1次の谷が500Hz程度の
周波数域となるように上記寸法を決定されるもの
である。
このように、本案の吸入マフラ6は、出口管9
を介して圧縮機部3から伝わつてくるバルブの開
閉音等の騒音のうち、特に問題となる500Hz付近
の低周波数域の騒音を第4図及び第5図の実験結
果に示すように減衰している。即ち、第4図にお
いて500Hz付近で表われている谷の部分、第5図
において破線で示した部分が、従来に比べて減衰
量の増加した部分である。
(ト) 考案の効果 以上のように本案は、吸入マフラを有する圧縮
機本体を密閉容器内に収納している圧縮機におい
て、前記吸入マフラは、長手方向の一側に入口部
及び出口部を有し、かつ、入口部または出口部の
マフラ内の開口端が他の口部の開口端より該マフ
ラの中心側に位置されていると共に、この中心側
の口部の開口端からマフラの長手方向の他側壁面
までの長さをマフラの長手方向の長さの70〜90%
としたものであるから、前記吸入マフラに膨張型
マフラとサイドブランチマフラの2つのマフラ機
能を兼備させると共にこの両マフラ機能の減衰特
性の周期をほぼ一致させ夫々の減衰量の大きい谷
を重ね合せることができ、マフラを大型化するこ
となく簡単な構造で減衰特性の良好なマフラを得
られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本案の一実施例を示し、第
1図は小型圧縮機の横断面図、第2図は吸入マフ
ラの横断面図、第3図は吸入マフラの基本構造を
示す説明図、第4図は実験結果を表わす減衰特性
の説明図、第5図は圧縮機の騒音実験結果を表わ
す説明図、第6図乃至第9図は従来例を示し、第
6図は吸入マフラの平面図、第7図は第6図のマ
フラの基本構造を示す説明図、第8図は理論的な
減衰特性を表わす説明図、第9図は実験結果を表
わす減衰特性の説明図、第10図はサイドブラン
チマフラの基本構造を示す説明図、第11図は同
じくサイドブランチマフラの理論的な減衰特性を
表わす説明図である。 1……小型圧縮機、2……密閉容器、5……圧
縮機本体、6……吸入マフラ、8……入口管、8
a……開口端、9……出口管、9a……開口端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸入マフラを有する圧縮機本体を密閉容器内に
    収納している圧縮機において、前記吸入マフラ
    は、長手方向の一側に入口部及び出口部を有し、
    かつ、マフラ内の入口部または出口部の開口が他
    の口部の開口より該マフラの中心側に位置されて
    いると共に、この中心側の口部の開口からマフラ
    の長手方向の対向壁面までの長さをマフラの長手
    方向の長さの70〜90%としていることを特徴とす
    る小型圧縮機の消音装置。
JP1984142447U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH03534Y2 (ja)

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JP1984142447U JPH03534Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

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JP1984142447U JPH03534Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

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JPS6157178U JPS6157178U (ja) 1986-04-17
JPH03534Y2 true JPH03534Y2 (ja) 1991-01-10

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ID=30700771

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5873984U (ja) * 1981-11-13 1983-05-19 三洋電機株式会社 圧縮機の吸込マフラ装置

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JPS6157178U (ja) 1986-04-17

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