JPH0353424B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、階段用照明装置に関するものであ
る。

〔背景技術〕

階段の昇降に際し、昇降者がランプによるまぶ
しさを受けないようにするため、手摺内に照明器
具を配設するものが考えられた。しかしながら、
手摺は幅が狭いためその内部に照明器具を取付け
る場合、ランプ、安定器、電子スタータ等を手摺
の長手方向に一直線状に配置する必要があり、取
付作業がきわめて煩雑になるという欠点があつ
た。

〔発明の目的〕 この発明の目的は、器具取付作業を容易にする
ことができる階段用照明装置を提供することであ
る。

〔発明の開示〕

この発明の階段用照明装置は、手摺内に配設さ
れて少なくとも階段の踏面を照明する蛍光ランプ
と、前記階段の踏面の下側の壁面に配設された安
定器等の点灯部品とを備えたものである。

この発明の構成によれば、手摺内に点灯部品を
取付ける必要がなく、この点灯部品を建築段階で
壁面に取付けることができるため、施工が容易に
なる。しかも点灯部品を踏面下に設けるため室内
美感を損なわない。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第５図に基
づいて説明する。すなわち、１は階段、２は手摺
であり、手摺２はアルミニウム等の押し出し材を
押し出し成形により、下面および側面にわたつて
開溝３ａを有する中空の手摺本体３を形成し、取
付金具４で壁面５に取付けられ、両端にキヤツプ
６が着脱自在に取付けられ、キヤツプ６には３路
スイツチ７が設けられている。また手摺本体３内
にランプソケツト８が取付けられてランプソケツ
ト８に蛍光ランプ９が装着され、開溝３ａはパン
チングメタル、ポリカーボネイト等の透光部材１
０で閉成される。また蛍光ランプ９の点灯回路を
構成する安定器１１、電子スタータ１２、端子１
３等の点灯部品１４はボツクス１５に収納され、
このボツクス１５はスチール製で階段１の踏面１
ａの下側の壁面５に埋設され、蓋１６で開閉自在
に閉成される。ランプソケツト８、３路スイツチ
７、点灯部品１４間の配線１７は手摺本体３内、
取付金具４内および壁面５内を通して施工され、
屋内配線に接続される。

このように構成したため、昇降者の目Ｅには第
５図のように蛍光ランプ９の直射光が入射せず、
踏面１ａおよび壁面５を介した間接照明の配光Ｑ
となるのでまぶしさが生じない。また３路スイツ
チ７が手摺本体３の端面にあるためスイツチ操作
が容易であり、昼間誤操作のおそれがない。さら
に手摺本体３内には蛍光ランプ９を配設し、点灯
部品１４は壁面５に取付けるため、建築段階で容
易に点灯部品１４の施工ができ、また階段１の踏
面１ａの下側に配置するので室内美感を損なわな
い。

〔発明の効果〕

この発明の階段用照明装置によれば、手摺内に
点灯部品を取付ける必要がなく、この点灯部品を
建築段階で壁面に取付けることができるため、施
工が容易になり、しかも点灯部品を踏面下に設け
るため、室内の美感を損なわないという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の部分斜視図、第
２図はその断面図、第３図はボツクスの開蓋状態
の斜視図、第４図は手摺端部の断面図、第５図は
配光を示す手摺の断面図である。 １……階段、１ａ……踏面、２……手摺、５…
…壁面、９……蛍光ランプ、１４……点灯部品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 手摺内に配設されて少なくとも階段の踏面を
   照明する蛍光ランプと、前記階段の踏面の下側の
   壁面に配設された安定器等の点灯部品とを備えた
   階段用照明装置。