JP2000243103A - 高欄照明器具および高欄照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高欄に埋め込んで設置するのに適し
た高欄照明器具および高欄照明装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】請求項１の発明は、取付孔を有する底面、
底面に連接して形成される上下・左右側面、左右側面の
うちの一側面に配設される電源線引き込み用防水コネク
タおよび上記側面で構成される開口部を有してなり、埋
め込み孔に配設される箱形の器具本体１と；外寸が埋め
込み孔の内寸とほぼ同等に形成される枠部、枠部内に配
設される透光性カバーおよび前記枠部に取り付けられる
ヒンジを含んで構成され、前記開口部および前記コネク
タを覆うように配設される前面カバー２と；器具本体内
に配設される反射手段３と；反射手段に光学的に対向す
るとともに、器具本体の上側面側であって、前記枠部と
対向して配設される高周波点灯専用形蛍光ランプ４と；
器具本体の下側面側に配設される前記高周波点灯専用形
蛍光ランプを点灯する点灯装置５と；を具備しているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、道路等の高欄に設
置し得る高欄照明器具および高欄照明装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の高欄照明器具は、道路等
に両側に設けられたの例えばコンクリート製欄干（高
欄）の上部に設置されるものである。このような高欄照
明器具では、運転者にグレア等を生じさせないようにす
るとともに、路面輝度を確保して運転者が運転し易いよ
うにするものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の高欄照明器具は、高欄上部に設置されているも
のであり、高欄上部を吹き抜ける風雨に直接曝されるこ
とが多いので、十分に強度を有する構造とすること、容
易に錆びないような材料、構造とすること等、十分に検
討して設計・製造するようにしているので、コストが嵩
むという問題を有している。

【０００４】本発明は、高欄に埋め込んで設置するのに
適した高欄照明器具および高欄照明装置を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、取付
孔を有する底面、底面に連接して形成される上下・左右
側面、左右側面のうちの一側面に配設される電源線引き
込み用防水コネクタおよび上記側面で構成される開口部
を有してなり、埋め込み孔に配設される箱形の器具本体
と；外寸が埋め込み孔の内寸とほぼ同等に形成される枠
部、枠部内に配設される透光性カバーおよび前記枠部に
取り付けられるヒンジを含んで構成され、前記開口部お
よび前記コネクタを覆うように配設される前面カバー
と；器具本体内に配設される反射手段と；反射手段に光
学的に対向するとともに、器具本体の上側面側であっ
て、前記枠部と対向して配設される高周波点灯専用形蛍
光ランプと；器具本体の下側面側に配設される前記高周
波点灯専用形蛍光ランプを点灯する点灯装置と；を具備
していることを特徴とする。

【０００６】請求項２の発明は、埋め込み孔が形成され
た壁構造体と；前記埋め込み孔に配設される請求項１記
載の高欄照明器具と；を具備していることを特徴とす
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を示
す高欄照明器具および高欄照明装置を図面を参照して説
明する。

【０００８】図１は本発明の一実施の形態を示す高欄照
明器具の正面図、図２は同じく上面図および図３は同じ
く側面図である。

【０００９】図において、高欄照明器具は、箱形の器具
本体１、この器具本体の前面に開閉自在に取り付けられ
る前面カバー２、そして器具本体の内部に収容される反
射手段３、高周波点灯専用形蛍光ランプ４および点灯装
置５で構成されている。まず、箱形の器具本体１は、取
付孔１ａを有する底面１ｂ、底面に連接して形成される
上側面１ｃ、下側面１ｄ、左側面１ｅおよび右側面１
ｆ、左右側面１ｅ，１ｆのうちの一側面に配設される電
源線引き込み用防水コネクタ１ｇおよび上記側面１ｃ，
１ｄ，１ｅ，１ｆで構成される開口部１ｈを有してな
る。なお、電源線引き込み用防水コネクタ１ｇは、防水
形のもので使用する電源線の外形寸法に適合した、例え
ば合成樹脂で形成されている。そして、埋め込み孔に配
線されている電源線が防水コネクタ１ｇから器具本体内
部に引き込まれる際、余分な電源線が収容できるよう
に、防水コネクタ１ｇ近傍に空間部１ｉを形成してい
る。また、外面塗装は、ウオッシュプライマー処理を施
し、上塗りとしてエポキシ変性メラミン樹脂塗料を２回
塗り焼き付ける。その膜厚は、例えば２５μｍ以上がよ
い。

【００１０】前面カバー２は、外寸が埋め込み孔の内寸
とほぼ同等に形成される枠部２ａ、枠部内に配設される
透光性カバー２ｂおよび前記枠部に取り付けられるヒン
ジ２ｃを含んで構成されている。そして、この前面カバ
ー２は、前記開口部１ｈおよび前記コネクタ１ｇを覆う
ように配設される。なお、ヒンジ２ｃは、例えば、錆び
にくいステンレス製のものがよく、また、器具本体１へ
の取付では、シリコンゴムパッキン等による防水処理を
施している。

【００１１】反射手段３は、例えば、アルミニウムまた
はアルミニウム合金等の反射特性のよいもので形成さ
れ、器具本体１内の長手方向に配設されている。

【００１２】また、高周波点灯専用形蛍光ランプ４は、
この反射手段３に光学的に対向するとともに、運転者の
目に直接ランプ４が入らないように、器具本体１の上側
面１ｃ側であって、前記枠部２ａと対向して配設されて
いる。なお、このランプ４（型名ＦＨＦ３２）の初特性
は、全光束４，３７０（ｌｍ）、定格寿命１２，０００
（ｈ）およびランプ電力４５（Ｗ）であり、小形で十分
な路面輝度を得るのに好適である。

【００１３】前記高周波点灯専用形蛍光ランプ４を点灯
する点灯装置５は、器具本体１の下側面１ｄ側であり、
かつほぼ中央部に配設されている。

【００１４】この高欄照明器具によると、高欄に埋め込
まれているので、風雨に直接曝されることが低減され
る。また、この高欄照明器具では、運転者にグレア等を
生じさせないようにするとともに、路面輝度を確保する
ことができ、運転者が運転し易くできるものである。

【００１５】次に、本発明の第二の実施の形態を示す高
欄照明装置を図面を参照して説明する。

【００１６】図４は本発明の第二の実施の形態を示す高
欄照明装置の断面図である。

【００１７】図によると、高欄照明装置は、埋め込み孔
６ａが形成された壁構造体６と、前記埋め込み孔６ａに
配設される上述した高欄照明器具とを有している。

【００１８】壁構造体６である高欄では、設置の際に、
電源線の配線および埋め込み孔６ａを形成しておき、高
欄照明器具を容易に施工できるようにしているものであ
る。

【００１９】このような構造によると、高欄照明器具
は、風雨に直接曝されることが低減されるので、製品寿
命が向上する。

【００２０】

【発明の効果】請求項１記載の高欄照明器具によれば、
器具本体が埋め込み孔に設置することができものであっ
て、高周波点灯専用形蛍光ランプはこの器具本体の上側
面側であって、前面カバー枠部と対向して配設されるよ
うに構成されているので、風雨に直接曝されることが低
減され、さらに運転者にグレア等を生じさせないように
するとともに、路面輝度を確保することができ、運転者
が運転し易くできるものである。請求項２記載の高欄照
明装置によれば、埋め込み孔に高欄照明器具を設置でき
るように壁構造体を形成して、前記埋め込み孔に高欄照
明器具を配設しているので、高欄照明器具は、風雨に直
接曝される場面が低減されるので、製品寿命が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を示す高欄照明器具の正
面図。

【図２】同じく上面図。

【図３】同じく側面図。

【図４】本発明の第二の実施の形態を示す高欄照明装置
の断面図。

【符号の説明】

１…器具本体 ２… 前面カバー ３… 反射手段 ４…高周波点灯専用形蛍光ランプ ５…点灯装置 ６…壁構造体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】取付孔を有する底面、底面に連接して形成
   される上下・左右側面、左右側面のうちの一側面に配設
   される電源線引き込み用防水コネクタおよび上記側面で
   構成される開口部を有してなり、埋め込み孔に配設され
   る箱形の器具本体と；外寸が埋め込み孔の内寸とほぼ同
   等に形成される枠部、枠部内に配設される透光性カバー
   および前記枠部に取り付けられるヒンジを含んで構成さ
   れ、前記開口部および前記コネクタを覆うように配設さ
   れる前面カバーと；器具本体内に配設される反射手段
   と；反射手段に光学的に対向するとともに、器具本体の
   上側面側であって、前記枠部と対向して配設される高周
   波点灯専用形蛍光ランプと；器具本体の下側面側に配設
   される前記高周波点灯専用形蛍光ランプを点灯する点灯
   装置と；を具備していることを特徴とする高欄照明器
   具。
2. 【請求項２】埋め込み孔が形成された壁構造体と；前記
   埋め込み孔に配設される請求項１記載の高欄照明器具
   と；を具備していることを特徴とする高欄照明装置。