JPH0353161A - 試験具 - Google Patents

試験具

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JPH0353161A
JPH0353161A JP18928289A JP18928289A JPH0353161A JP H0353161 A JPH0353161 A JP H0353161A JP 18928289 A JP18928289 A JP 18928289A JP 18928289 A JP18928289 A JP 18928289A JP H0353161 A JPH0353161 A JP H0353161A
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JP18928289A
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Inventor
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、検体中の成分、例えば血液や尿中の糖量な測
定、分析するための試験具に関する。
〈従来の技術〉 検体中の特定成分の定量を簡便に行うことができるもの
として、液体試料分析用多層分析シートが知られている
(特公昭61−61347号)。
この多層分析シートは、光透過性疎水性支持体上に、ゼ
ラチンのような結合剤中に所定の試薬を含む試薬層が塗
布、形成され、該試薬層上に親水化処理織物からなる液
体試料展開層が接着された構成となっている。 また、
試薬層と展開層との間に、色遮蔽層、光反射層等の分析
機能補助層を有している場合もある。
このような多層分析シートによれば、液体試料展開層上
に検体(血液または血清)を滴下すると、その検体が液
体試料展開層上に一様に展開され、次いで検体が試薬層
中に浸透し、検体中の特定成分(例えば、グルコース)
が試薬と反応して呈色し、これを支持体側から投光し、
その反射光の強度により前記特定成分を定量するもので
ある。
ところで、このような従来の多層分析シートにおいては
、支持体は、ポリエチレンテレフタレート等の疎水性材
料で構成されているため、支持体上に試薬層を形成する
際には、支持体と試薬層との接着性を得るために、支持
体表面に予め親水化処理、即ち親水性物質(界面活性剤
等)の下塗り処理を施しておく必要がある。
しかるに、このような支持体の親水化処理には手間がか
かるとともに、下塗り処理の条件によっては、下塗り層
の膜厚が不均一となり、その上に形成される試薬層に悪
影響( ex.試薬層の平坦性を害するため測定精度を
低下させる)を及ぼすことがある。
そこで、上記下塗り処理に代る次のような方法が考えら
ている。
第1の方法は、支持体の試薬層形成面に微小な凹凸を形
成し、アンカー効果により試薬層との接着性を得ようと
するものである。
しかるに、この方法では、呈色した試薬層を支持体の裏
面側から投光,受光して測定する際に、上記微小な凹凸
が光の散乱をひき起こし、正確な測定が不可能となる。
 しかも、微小な凹凸のために試薬層の厚さも不均一と
なり、これにより呈色ムラが生じるため、この点におい
ても測定精度を低下させる原因となる。
第2の方法は、支持体の試薬層形成面に紫外線やプラズ
マを照射し、試薬層との接着性を得ようとするものであ
る。
しかるに、この方法では、試薬層形成面の親水化が不十
分なため試薬層との接着性が弱く、また、接着性を向上
させるために紫外線やブラズマの照射量を多くすると、
その照射面である試薬層形成面が変性し、試薬層が乾燥
した後、剥れを生じるという欠点がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたも
ので,その目的は、支持体に親水化処理等を施すことな
く試薬層との接着性を得ることができる試験具を提供す
ることにある。
このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、光透過性支持体の片面側に試薬層を有
する試験具であって、 前記支持体と前記試薬層とが、それらの間に介在物なし
に互いに接着されてなることを特徴とする試験具である
また、本発明は、光透過性支持体の片面測に試薬層を有
する試験具であって、 前記支持体は、親水性材料で構成されていることを特徴
とする試験具である。
この発明において、前記支持体の試薬層と接する面は、
水との接触角が20〜60”である試験具であるのが好
ましい。
また、前記親水性材料は、不溶化処理がなされたポリビ
ニルアルコールである試験具であるのが好ましい。
く作用〉 このような本発明によれば、支持体と試薬層とが互いに
接着性を有し、それらの間に下塗り層のような介在物を
有することなく接着されており、特に支持体は、親水性
材料で構威されている。
従って、支持体の試薬層形成面に親水化処理を施す手間
がなく、また、試薬層への悪影響等による測定精度の低
下もない。
く実施例〉 以下、本発明の試験具の構成について、詳細に説明する
第1図は、本発明の試験具の構成例を示す断面図である
。 同図に示すように、本発明の試験具1は、光透過性
を有する材料、好ましくは透明な材料で構成された支持
体2の片面に、試薬層3が塗布、形成されたものである
支持体2と試薬層3との間には、前述した下塗り層等の
介在物はなく、また支持体2の試薬層3と接する面、即
ち試薬層形成面4は平坦であり、光の散乱を生ゼしめる
原因となる微小な凹凸等は形成されていない。
この支持体2は、例えばポリビニルアルコール(PVA
)等の親水性材料で構成されている。 これにより、支
持体に対しあえて親水化処理を施すことなく、試薬層3
との接着性を得ることができる。
なお、支持体2の材料としてポリビニルアルコールを用
いる場合、そのケン化率は95〜99.99%程度の6
のを用いるのが好ましく、またその重合度は1 000
〜2000程度のものを用いるのが好ましい。
支持体2の試薬層形成面4の親水性の程度は、水との接
触角で規定した場合、20〜60”程度、特に30〜5
0゜程度であるのが好ましい。
その理由は、20’未満であると硬膜剤を含む試薬層を
形成した際に、乾燥後の接着性が低下し、また、60”
を超えると、親水性が不十分となるからである。
本発明において、支持体2の最も好ましい材料は、ポリ
ビニルアルコールであるが、この材料は、通常では弱水
溶性であるため、不溶化処理がなされたポリビニルアル
コールを用いるのが好ましい。
不溶化処理の方法としては、ポリビニルアルコールのシ
ート材を延伸し、配同性を変える方法、またはホルマー
ル化、アセタール化等によって架橋したものをシート化
したもの等が挙げられる。
支持体2の厚さは特に限定されず、例えば20〜200
μ程度のものが可能である。
なお、図示の例では、支持体2は単一の層で構成されて
いるが、これに限らず、支持体2の裏面5側に、例えば
補強等の目的で透明樹脂製フィルムを1層または2層以
上ラミネートしたもの(積層体)等でもよく、試薬層形
成面4が親水性を有していればよい。
試薬層3は、例えばゼラチン,ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、アガロース、ポリビニルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、ポリウレタン、ポリビニルブ
ロビオネート等の親水性結合剤(バインダー)中に所定
の試薬を含有(分散)せしめた組成物で横戊される。
試薬層等を設層する際の塗布法は、当業界で用いられて
いる方法、例えばディップコーティング、エクストルー
ジョンコーティング等の適当な方法を選択することがで
き、必要により2層以上を同時に塗布形成することも可
能であり,組成物や塗布条件の変更により任意の乾燥膜
厚(例えば1〜so,m)を得ることができる。
なお、この場合の塗布溶媒としては、水、アルコールあ
るいはその混合溶媒等の親水性のものが用いられる。
試薬層3中の試薬は、検体中の定置すべき成分によって
適宜決定される。 例えば、検体中のブドウ糖を定量す
る場合には、試薬として、グルコースオキシターゼ、ベ
ルオキシダーゼおよび色原体が含まれる。
なお、図示の例では、試薬層3は1層のみであるが、各
々組成の異なる試薬を含む複数の試薬層を積層したもの
でもよい。
本発明の試験具は、第1図に示す構成のものに限られな
い。
例えば、試薬層3の上に、次のような分析機能補助層を
設けたものでもよい。 この分析機能補助層は、例えば
滴下する検体が全血である場合に、呈色の検出の妨げと
ななる成分である血球を濾過するともにもに、濾別物(
血球)側からの着色光を遮蔽しまたは支持体側からの光
を反射する機能を有するものであり、その構或は、例え
ば酸化チタン、硫酸バリウム、アルミニウム等の微粒子
を前記ゼラチン等の結合剤中に分散したものである。
この場合、分析機能補助層中の上記微粒子の含有率は1
0〜90wt%程度とするのが好ましい。
また、分析機能補助層の厚さは、2〜20μ程度とする
のが好ましい。
なお、上記微粒子は、粒径0.1〜3一程度のものを用
いるのが好ましい。
また、試薬層3または前記分析機能補助層の上に展開層
を設けたものでもよい。
この展開層は、試験具(試験紙)の外表部に位置し、滴
下された検体を展開層上に一様に展延し、単位面積当り
ほぼ一定量の検体または検体中の成分を試薬層3に供給
する作用を有するものである。
展開層としては、非繊維性または繊維性の多孔質材で構
成されたものが挙げられる。
非繊維性多孔質材としては、ブラッシュボリマー(一般
名メンプランフィルター)、珪藻土、微結晶材料(例え
ば微結晶セルロース(FMCコーポレーションの商標名
アビセル))等の多孔質体を結合剤中に分散した分散物
、ガラスや樹脂の微小球形ビーズをお互いに点接着させ
た多孔質の集合体等が挙げられる。
また繊維性多孔質材としては、織布,不織布、短繊維の
集合体等が挙げられるが、そのなかでも特に、前記特公
昭61−61347号公報に開示された親水化処理織物
を用いるのが好ましい。
また、上記各多孔質材の上にメッシュを重ねたものでも
よい。
〈実験例〉 (本発明例) 不溶化処理を施したPVAのフィルムからなる透明な支
持体2上に下記表1に示す組或の溶戚を塗布、乾燥し、
乾燥膜厚10−の試薬層を形成させフィルムlを得た。
さらに、同サイズの支持体に同様の溶液を塗布して試薬
層を形成し、フィルム2を得た後、これを試薬層面を対
向させて前記フィルムlと重ねて乾燥し、さらに1 .
 5cmX l . 5cmのサイズに裁断し試験具(
試験紙)を得た。
なお、PVAフィルムとしては、日台フィルム社製ボブ
ロンを用い、そのケン化率は99.9%、重合度はl 
700であった。
また、PVAフィルムの不溶化処理は、延伸により行い
、その厚さは100−であった。
そして、支持体の試薬層形成面は、水との接触角がおよ
そ30”であった。
表 1 成   分 濃度 ゼラチン(結合剤) リン酸緩衝液(pH6) 界面活性剤 架橋剤 4−アミノアンチビリン N一エチルーN−(2−ヒドロ キシ−3−スルホンブロビ ル)一m−}ルイジン グルコースオキシダーゼ ベルオキシダーゼ lO% 0.25モル/l O.03% 0,4% 1.25% l,25% 1.25% 1.25% (比較例1) 支持体として、厚さ100μsのポリエチレンテレフタ
レート製フィルムを用いた以外は上記本発明例と同様に
して、試験具を得た。
(比較例2) 支持体の試薬層形成面に、従来の親水化処理法として、
下塗り処理を施した以外は上記比較例1と同様にして、
試験具を得た。
なお、下塗り処理は、ゼラチンとフェノールを含む塗布
液を塗布した後、これを乾燥し、厚さ約1−の下塗り塗
膜を形成することにより行った。
上記本発明例、比較例1および2における各試験具に対
し、支持体と試薬層との接着強度を測定した。 その結
果を下記表2に示す。
なお、接着強度の測定はストログラフ (■TOYO精機製作所社製)を用いた剥離試験により
行った(JISZ0237の剥離試験) 表 2 上記表2に示すように、本発明例2の試験具では高い接
着強度が得られている。 これに対し、比較例1の試験
具では、接着強度が低く、また比較例2の試験具では、
接着強度は改善されているものの、下塗り処理の工程を
要したため、試験具の製造により多くの手間と時間がか
かった。
く発明の効果〉 本発明の試験具によれば、互いに接着性を有する前記支
持体と前記試薬層とが、それらの間に介在物なしに接着
されていること、特に、支持体が親水性材料で構成され
ていることにより支持体に予め親水化処理を施すといっ
た手間をかけることなく、支持体と試薬層との接着性を
得ることができる。
また、試薬層の厚さが不均一となる等の悪影響も生じな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の試験具の構成例を示す断面図である
。 符号の説明 l・・・試験具 2・・・支持体 3・・・試薬層 4・・・試薬層形成面 5・・・裏面 FIG.1 1 / 3 4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光透過性支持体の片面側に試薬層を有する試験具
    であって、 前記支持体と前記試薬層とが、それらの間に介在物なし
    に互いに直接接着されてなることを特徴とする試験具。
  2. (2)光透過性支持体の片面側に試薬層を有する試験具
    であって、 前記支持体は、親水性材料で構成されていることを特徴
    とする試験具。
  3. (3)前記支持体の試薬層と接する面は、水との接触角
    が20〜60゜である請求項2に記載の試験具。
  4. (4)前記親水性材料は、不溶化処理がなされたポリビ
    ニルアルコールである請求項2または3に記載の試験具
JP18928289A 1989-07-21 1989-07-21 試験具 Pending JPH0353161A (ja)

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JP18928289A JPH0353161A (ja) 1989-07-21 1989-07-21 試験具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01237441A (ja) * 1987-11-17 1989-09-21 Hitachi Cable Ltd 長尺体表面の異物検出及び寸法測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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