JPH0353077Y2 - - Google Patents

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JPH0353077Y2
JPH0353077Y2 JP19467986U JP19467986U JPH0353077Y2 JP H0353077 Y2 JPH0353077 Y2 JP H0353077Y2 JP 19467986 U JP19467986 U JP 19467986U JP 19467986 U JP19467986 U JP 19467986U JP H0353077 Y2 JPH0353077 Y2 JP H0353077Y2
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cylinder
oil
shock absorber
hydraulic
check seal
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JP19467986U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動二輪車等に使用する油圧緩衝器の
チエツクバルブに関する。
(従来の技術) 従来、自動二輪車等に使用する片効き油圧緩衝
器としては、例えば第6図Aに示すようにアウタ
ーチユーブ51内に配設したシリンダ52の下部
にチエツクバルブ53を嵌着し、このチエツクバ
ルブ53にシリンダ52内の油室S1とアウターチ
ユーブ51内の油室S2とを連通する二乗孔油路と
しての油孔54を形成したもの、あるいは第6図
Bに示すようにシリンダ52の周面に二乗孔油路
としての油孔55を形成したものがある。
これ等の油圧緩衝器は、シリンダ52内の油室
S1にアウターチユーブ51内の油室S2の作動油を
チエツクバルブ53の油路54あるいはシリンダ
52に形成した油孔55で減衰力を発生しながら
流入させるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した油圧緩衝器においては、チエツクバル
ブあるいはシリンダに二乗孔油路としての油孔を
設けているので、緩衝器が作動していない静止状
態で作動油が油室S1から油孔を通つて油室S2に流
出してしまい、シリンダ52内の油室S1の作動油
の油面が降下する。
そのため、再び油圧緩衝器が作動を開始する
と、エアー噛みや油室S1への作動油の吸上げに時
間がかかり、追従性が低下する他、異音も発生す
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案は、シリン
ダ下部内にチエツクシールを嵌着し、このチエツ
クシールは弾性材料により形成し、更にこのチエ
ツクシールにはシリンダの油孔に臨むクロスカツ
トを形成した。
(作用) 圧縮行程時にはシリンダ内の作動油がチエツク
シールのクロスカツト部を押し広げるながら通り
シリンダの油孔を介してアウターチユーブ内に流
出させて減衰力を確実に発生させ、伸び行程時に
はアウターチユーブ内の作動油がシリンダの油孔
からチエツクシールの上部を内側に撓ませながら
シリンダ内に流入し、更に静止状態ではチエツク
シールのクロスカツトが完全に閉塞してシリンダ
内とアウターチユーブ内との間の作動油の流れを
阻止する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案にかかる油圧緩衝器の要部断面
図、第2図は同緩衝器のチエツクシールの斜視
図、第3図は同緩衝器の圧縮行程時の作動状態を
示す断面図、第4図は同緩衝器の伸び行程時の作
動状態を示す断面図である。
油圧緩衝器は、アウターチユーブ1内に設けた
シリンダ2の下部にシリンダ2内の油室S1とアウ
ターチユーブ内側の油室S2に通じる油孔3を形成
し、更にこのシリンダ2の下部内周面にはチエツ
クシール4を嵌装し、更にまたシリンダ2の下端
面にはボトムピース5を圧入して蓋をしている。
チエツクシール4は全体を弾性材料で形成し、
下半分には補強用のコアリング6を埋設し、上半
分にはシリンダ2の油孔3に臨むクロスカツト
(メスカツト)7を形成して、シリンダ2の下部
内周面に圧入して嵌着している。尚、このチエツ
クシール4は第5図に示すように、シリンダ2内
にチエツクシール4を嵌着した後、更にシリンダ
2の一部を加締めてチエツクシール4をシリンダ
2内に固定してもよい。
このように油圧緩衝器1を構成したので、油圧
緩衝器1の静止時には、第1図に示すようにチエ
ツクシール4に形成したクロスカツト7部は閉じ
ているために、シリンダ2に形成した油孔3はチ
エツクシール4にて閉塞され、シリンダ2内の油
室と図示しないアウターチユーブ内の油室との間
の作動油の流れが阻止される。
また、圧縮行程時にはシリンダ2内の作動油の
油圧が高くなり、第3図に示すようにシリンダ2
内の作動油が矢印aで示すようにチエツクシール
4のクロスカツト7部を押し広げて油孔8を形成
し、シリンダ2内の作動油は油孔8を通り、シリ
ンダ2の油孔3を介して図示しないアウターチユ
ーブ内に流出し、その際に油孔8にて所定の減衰
力が発生する。
更に、伸び行程時にはシリンダ2内に負圧がか
かるために、第4図に示すように図示しないアウ
ターチユーブ内の作動油がシリンダ2内に流入し
ようとする。このとき、チエツクシール4の上部
は弾性を有するために、シリンダ2の油孔3を通
つた作動油はその油圧でチエツクシール4の上部
を内側に撓ませて矢印bで示すように大きな流路
を形成しながらシリンダ2内に流入する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、シリンダ
下部内に弾性材料により形成されたチエツクシー
ルを嵌着し、更にこのチエツクシールにはシリン
ダの油孔に臨むクロスカツトを形成したので、油
圧緩衝器の圧縮行程時において作動油により押し
広げられたチエツクシールのクロスカツト部及び
シリンダの油孔を介して作動油のアウターチユー
ブ内とシリンダとの間を移動し、その際に一定の
減衰力を確実に発生させる。また、油圧緩衝器の
静止状態ではチエツクシールのクロスカツトが完
全に閉塞すると共にこのチエツクシールによりシ
リンダの油孔を閉塞してシリンダ内とアウターチ
ユーブ内との間の作動油の流れを完全に阻止する
ことができる。したがつて、シリンダ内へのエア
ーの侵入を阻止し、エアー噛み状態の発生を防止
して追従性を良くし、更に作動時における異音の
発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる油圧緩衝器の要部断面
図、第2図は同緩衝器のチエツクシールの斜視
図、第3図は同緩衝器の圧縮行程時の作動状態を
示す断面図、第4図は同緩衝器の伸び行程時の作
動状態を示す断面図、第5図は本考案の他の実施
例にかかる油圧緩衝器の要部断面図、第6図A,
Bは従来の油圧緩衝器の要部断面図である。 尚、図面中1はアウターチユーブ、2はシリン
ダ、3は油孔、4はチエツクシール、7はクロス
カツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターチユーブ内にシリンダを配設し、この
    シリンダの下部にアウターチユーブ内に通じる油
    孔を形成し、更に前記シリンダ下部内側面に弾性
    材料からなるチエツクシールを嵌着し、このチエ
    ツクシールには前記シリンダの油孔に臨むクロス
    カツトを形成したことを特徴とする油圧緩衝器の
    チエツクバルブ。
JP19467986U 1986-12-18 1986-12-18 Expired JPH0353077Y2 (ja)

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JP19467986U JPH0353077Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JPS6399045U JPS6399045U (ja) 1988-06-27
JPH0353077Y2 true JPH0353077Y2 (ja) 1991-11-19

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