JPH0352759A - 金属溶湯を収容する容器の湯出し口における閉鎖装置のための耐火性のステータ・ロータユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属溶湯を収容する容器の湯出し口における
閉鎖装置のための耐火性のステータ・ロータユニットで
あって、容器壁に固定された管状のステータと、該ステ
ータによって容器の内部において案内されるロータとか
ら成っており、ユニットが少なくとも１つの横方向の開
口と、該開口を起点として容器から延びたｌっの開口と
を有しており、ロータの回動及び長手方向摺動によって
又はそのいずれか一方によって、前記開口が多く又は少
なく整合して、閉鎖装置の開閉を生ぜしめる形式のもの
に関する。

従来の技術 このような閉鎖装置は有利には、金属溶湯が金型に制御
されて湯出しされる連鋳機における容器のために適して
いる。この場合閉鎖装置は、金型の充填状態を一定に保
つ溶湯量が容器から金型に流入するように、制御される
ようになっている。そして、調節機構として働く閉鎖装
置にはこの場合、正確に調量された湯出しに関して高い
要求が課せられている。

冒頭に述べた形式の閉鎖装置では（ＤＨ−Ｏｓ３７３１
６００）、特に、容器壁に固定されたステータと、該ス
テータ内において容器内部で案内されるロータとが示さ
れており、この場合ロー夕は、容器の上に配置された駆
動装置によって回転可能及び長手方向移動可能になって
いる。ステータもしくはロー夕の壁における流入開口と
、該流入開口から延びているステータにおける長手方向
開口とによって、これら管状の閉鎖部材の開口が合致し
た位置では、金属溶湯の湯出しが可能になる。セラミッ
ク材料から或るロータもしくはステータには、通常の運
転状態では、比較的小さなねじり力、引張り力又はその
他の力しか作用しない。しかしながら例えば、両閉鎖部
材の間に侵入して凝固した溶湯によって、ステータ内に
おいてロータがひっかかりを生ぜしめると、閉鎖装置は
もはや閉鎖することが不可能になり、ひいては溶湯の流
出がもはや中断され得なくなる。

発明の課題 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の耐火性のス
テータ・ロータユニットを改良して、その運転確実性を
簡単な形式で高めることである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の構或ではロー夕が、
互いに同心的に配置されていて横７ 方向の開口を備えた管片として構成されており、該管片
がステータを内側及び外側において密に取り囲んでいる
。

発明の効果 本発明のように構或されていると、一方の管片がひっか
かった場合にも、他方のなお機能する管片が、湯出しの
問題のない中断又は条件付けられた引き続き行われる湯
出しをも可能にする。しかも、曲げ力に対して敏感なこ
のロー夕は、二重の゛壁によって強化され、従って損傷
のおそれも減じられる。

有利にはステータと内側の管片とによって形威されてい
る本来の調整機構に著しい摩耗ひいては非シール性が生
じた場合でも、閉鎖は、他方のつまり傷付いていない管
片によって保証されている。この他方の管片はこの場合
有利には、調整機構の開口よりも大きな開口を有してお
り、まず第ｌに安全閉鎖機構として働く。開口は有利に
は摺動方向で見て少なくとも、ステータもしくは内側の
管片の開口の３倍の長さを有−８ している。この場合管片の開口は半径方向で見てほぼ軸
線上に位置しているが、しかしながら互いにずらされて
いて、閉鎖時に外側の管片が内側の管片の前で閉鎖位置
に達するようになっている。これによって、残留溶湯が
ステータの横方向の開口に残って凝固して開口を閉塞す
ることは、確実に回避される。開口の配置形式のさらに
別の有利な構成は、以下の記載において述べる。

ロータは、容器内を上に向かって延びていて、そこで作
用する駆動棒によって摺動可能であってもよいし、ステ
ータを貫いて案内されていて、容器の下から回転及び長
手方向移動又はいずれか一方が可能であるように、駆動
されていてもよい。

実施例 次に図面につき本発明の実施例を説明する。

第１図には、部分的に図示された容器ｌＯにおける閉鎖
装置２０が示されており、容器は鋼周壁ｌ２及び耐火性
のライニング１４とを有していて、このライニングには
容器湯出し口に、閉鎖装置２０の耐火性の管状のステー
タ２１が埋め込まれている。このステータはその上端部
゛においてリング状に構成されており、その内側円筒面
及び外側円筒面において本発明によれば、耐火性のロー
タ２２の管片２５．２６の各円筒面と密に接触している
。閉鎖装置２０の図示の開放位置では、管片２６，２５
もしくはステータ２１の横方向の開口２７．２４．２８
は互いに合致しており、ロータ２２及びステータ２ｌに
おける中央の開口２３と一緒に、容器１０から連鋳機金
型又はこれに類したものへの溶湯の流出を可能にしてい
る。

ロータ２２は第２図によれば、ステータ２１のリング状
の段部２９に接触している。ロータは、その下側部分に
作用する駆動棒ｌ８と回転可能に結合されていて、この
駆動棒を溶湯の範囲において、耐火性の管状部分によっ
て保護している。図平面で見て、駆動棒ｌ８はその連行
ビンｌ９においてロータ２２に対して枢着的に支承され
ていて、その上端部において、ヒンジジョイントｌ７と
容器１０に固定された駆動機構ｌ６とを介して、旋回又
は回転モータ１５によって駆動される。

流出させられる溶湯量の調整が、内側の管片２５及びス
テータ２ｌの開口２６．２４を介して行われ、これらの
開口の寸法が同じであるのに対して、外側の管片２６の
切欠きとして形或された開口２７は、大きな寸法を有し
ている。

この管片２６はこの場合純然たる安全閉鎖機構として働
き、この安全閉鎖機構は特に、内側の管片がステータに
おいてひっかかって破損した場合又はこの両者の間にお
けるシール性が不十分な場合に働いて、確実な閉鎖を保
証する。切欠きとして形威された開口２７は、回転方向
（矢印５１）で見て有利には、ステータ２ｌの開口２４
の３倍の大きさを有している。これによって、全開位置
から閉鎖位置までの貫流横断面は両開口２４もしくは２
８によってしか形威されず、そしてこの場合縦長の開口
によって常に−ＩＩ 直線的にしか変化しない（第３図も参照）。ステータ・
ロータユニットの開口２７，２４．２８は、もちろんす
べておなし大きさを有していてもよいし、しかしながら
また、内側の管片の開口が他の２つの開口とは逆向きに
大きくなっていてもよい。

第３図に示された変化実施例では、外側の管片２６′の
開口は、内側の管片２５の開口２８に対してずらされて
配置されている（一点鎖線参照）。開口２７は開口２８
の前で閉鎖位置に達し、これによって残留溶湯が横方向
のステータ開口２４から流出する。

第４図には閉鎖装置２０が閉鎖位置で示されており、こ
の場合変化実施例として、内側の管片２５はその円筒形
の外周面に長゛手方向溝３７を有している。この長手方
向溝は、ステータ２ｌの横方向の開口２４を起点として
、管片２５の端面に達するまで延びている。この長手方
向溝によっても同様に、ステータ開口２４からの残留溶
湯の流出が保証され、これによって、こ−１２ の開口２４が閉鎖部の再開放時に、凝固した溶湯によっ
て閉塞されていることなくなる。長手方向溝３７は補足
のために、さらに第３図に一点鎖線で示されている。第
４図に示されたステータ・ロータユニット２１．２２が
、第１図に示されたステータ・ロータユニットと比べて
さらに異なっている点は、ロータ２２がステータ２ｌの
ヘッド側２１’に接触していることである。

第５図に示された閉鎖装置３０が閉鎖装置２０と異なっ
ている点は次のことだけである。すなわちこの第５図の
閉鎖装置では、ロータ３２は位置固定の管状のステータ
３０に対して、駆動棒１８’を介して閉鎖装置の開閉の
ために高さ方向において長手方向摺動可能である。駆動
棒１８’はロータ３０を一種の玉軸受を介して保持して
おり、この玉軸受は、運転状態におけるロー夕からステ
ータへの軸方向における偏差を補償することができる。

ロータ３２の外側の管片３６は内側の管片３５に対して
次のような長さ、すなわち、その下縁３６′が全開位置
においてステータ３１もしくは内側の管片３５の調整さ
れた流出のために設けられた開口３４，３８の上方に位
置するような長さを有している。閉鎖位置（一点鎖線参
照）では、ステータ開口３４は外側の管片３６によって
溶湯から覆われている。本発明によればこの閉鎖装置３
０は次のように、すなわち、ロータ３２が長手方向移動
のみならず、例えば精密調整のために回転方向において
も摺動できるように構成されていてもよい。この場合駆
動棒１８′には、付加的にロータ３２のための回転ジョ
イントが設けられねばならない。ステータ３ｌが同様に
管状に構成されていて、容器壁の長さにわたって延在し
ていてもよいのに対して、下部にはこのステータスリー
ブ３ｌに湯出し管が接続されている上述の閉鎖装置２０
．３０の内側の管片２５３５は、ピボット状に構成され
ており、このような形状はその強度を高めるのに有利で
ある第６図に示された閉鎖装置４０は、同様に、容器の
湯出し口にモルタルで埋め込まれた管状の耐火性のステ
ータ４１と、このステータ内を案内される耐火性のロー
タ４２とを有しているきのこ状のロータ４２は容器１０
の下側において、図示されていない駆動装置によって回
転方向において移動可能である。

本発明によればロータ４２は、内側の管片４５と外側の
管片４６とから戒っており、両管片は、ステータ４１を
容器内部の範囲においてそれぞれ内側及び外側で密に取
り囲んでいる。容器ｌＯの内部から溶湯は、閉鎖装置の
開放位置において、ロータもしくはステータの横方向の
開口４７．４４．４８とロータ４２における中央の貫流
開口４９とを介して流出する。外側の管片４６の開口４
７は、この開口が一種の安全閉鎖機能を有するように構
成されている。すなわち、ステータ４１と内側の管片４
５との間において本来のシールがもはや与えられていな
い４ −ｌ５一 場合に、流出過程を外側の管片４６によってさらに導く
か又は中断することができる。

本発明は特に、鉛直に配置されたステータ・ロータユニ
ットのために適しているが、しかしながらまた、有利に
は閉鎖装置４０を用いて、水平方向に湯出しを行うため
にも使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるステータ・ロータユニットを備え
た閉鎖装置の縦断面図、第２図は第１図に示されたステ
ータ・ロータユニットの側面図、第３図は第ｌ図の■−
■線に沿ったステータ・ロータユニットの横断面図、第
４図及び第５図はそれぞれ本発明によるステータ・ロー
タユニットの変化実施例を部分的に示す断面図、第６図
は容器の下において駆動されるロータを備えた閉鎖装置
の縦断面図である。 ｌＯ・・・容器、１８．１８’・・・駆動棒、２０，３
０．４０・・・閉鎖装置、２１．３１．４１・・・ステ
ータ、２２．３２．４２・・・ロータ、２４，２−１６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属溶湯を収容する容器の湯出し口における閉鎖装
   置のための耐火性のステータ・ロータユニットであって
   、容器壁に固定された管状のステータと、該ステータに
   よって容器の内部において案内されるロータとから成っ
   ており、ユニットが少なくとも１つの横方向の開口と、
   該開口を起点として容器から延びた１つの開口とを有し
   ており、ロータの回動及び長手方向摺動によって又はそ
   のいずれか一方によって、前記開口が多く又は少なく整
   合して、閉鎖装置の開閉を生ぜしめる形式のものにおい
   て、ロータ（２２、３２、４２）が、互いに同心的に配
   置されていて横方向の開口（２７、２８、３８、４７、
   ４８）を備えた管片（２５、２６、３５、３６、４５、
   ４６）として構成されており、該管片がステータ（２１
   、３１、４１）を内側及び外側において密に取り囲んで
   いることを特徴とする、金属溶湯を収容する容器の湯出
   し口における閉鎖装置のための耐火性のステータ・ロー
   タユニット。 ２、内側か又は外側の管片（２５、２６、３５、３６、
   ４５、４６）及びステータ（２１、３１、４１）が、金
   属溶湯の制御された流出のために働くほぼ等しい大きさ
   の各１つの横方向の開口（２８、２４、３８、３４、４
   ４、４８）を有しており、他方の管片（２６、３６、４
   ６、２５、３５、４５）が、安全閉鎖機構として構成さ
   れていて、単数又は複数の横方向の開口（２７、４７）
   を有しており、該開口が、ステータ（２１、３１、４１
   ）の開口（２４、３４、４４）よりも大きな寸法を有し
   ている、請求項１記載のステータ・ロータユニット。 ３、外側の管片（２６、３６、４６）の開口（２７、４
   ７）が閉鎖方向において少なくとも、ステータ開口（２
   ４、３４、４４）の３倍の長さを有している、請求項２
   記載のステータ・ロータユニット。 ４、両管片（２５、２６、４５、４６）の開口（２７、
   ２８、４７、４８）の中心が、半径方向においてほぼ軸
   線に沿って延びている、請求項１から３までのいずれか
   １項記載のステータ・ロータユニット。 ５、外側の管片の開口（２７、２８）が内側の管片（２
   ５、２６′）の開口に対して、ロータ（２２）の摺動方
   向においてずらされて配置されていて、閉鎖時に外側の
   管片（２６′、２５）が内側の管片の前で閉鎖位置に達
   するようになっている、請求項２又は３記載のステータ
   ・ロータユニット。 ６、内側の管片（２５）がその外側に、少なくとも１つ
   の長手方向溝（３７）を有しており、残留溶湯をステー
   タ開口（２４）を介して流出させるために、長手方向溝
   （３７）が閉鎖装置（２０）の閉鎖位置において各ステ
   ータ開口（２４）と合致するようになっている、請求項
   １から５までのいずれか１項記載のステータ・ロータユ
   ニット。 ７、上方に容器から延びたロータ（２２、３２）が、回
   転及び長手方向移動又はそのいずれか一方が可能である
   ように、駆動棒（１８、１８′）と結合されている、請
   求項１から６までのいずれか１項記載のステータ・ロー
   タユニット。 ８、長手方向移動可能なロータ（３２）の外側の管片（
   ３６）が、内側の管片（３５）の横方向の開口（３８）
   の上に位置する下端面（３６′）を有している、請求項
   ７記載のステータ・ロータユニット。 ９、ロータ（４２）がステータ（４１）によって案内さ
   れていて、容器（１０）の下において、回転及び長手方
   向移動又はそのいずれか一方が可能であるように駆動さ
   れる、請求項１から５までのいずれか１項記載のステー
   タ・ロータユニット。 １０、請求項１から９までのいずれか１項記載のステー
   タ・ロータユニットにおいて用いられる耐火性のロータ
   であって、該ロータのヘッド部分が、横方向の開口（２
   ７、２８、３８、４７、４８）を備えていて互いに同心
   的に配置されている２つの管片（２５、２６、３５、３
   ６、４５、４６）として構成されていることを特徴とす
   る、ステータ・ロータユニットにおいて用いられる耐火
   性のロータ。 １１、外側の管片の開口（２７、２８）が内側の管片（
   ２６、２５）の開口に対して、又はその逆に、内側の管
   片の開口が外側の管片の開口に対して大きく構成されて
   いる、請求項１０記載のロータ。 １２、内側の管片（２５、３５）がピボット状に構成さ
   れている、請求項１０記載のロータ。 １３、ロータ（４２）がきのこ状に構成されていて、内
   側の管片（４５）が、少なくとも１つの横方向の開口（
   ４８）と、該開口を起点として容器（１９）の下に向か
   って延びている開口（４９）とを有している、請求項９
   から１１までのいずれか１項記載のロータ。１４、請求
   項１記載のステータ・ロータユニットにおいて用いられ
   る耐火性の管状のステータであって、該ステータのヘッ
   ド部分が、少なくとも１つの横方向の開口（２４、３４
   、４４）を備えた円筒形のリングとして構成されている
   ことを特徴とする、ステータ・ロータユニットにおいて
   用いられる耐火性の管状のステータ。