JPH04367367A - ロータリノズル - Google Patents
ロータリノズルInfo
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- JPH04367367A JPH04367367A JP3139243A JP13924391A JPH04367367A JP H04367367 A JPH04367367 A JP H04367367A JP 3139243 A JP3139243 A JP 3139243A JP 13924391 A JP13924391 A JP 13924391A JP H04367367 A JPH04367367 A JP H04367367A
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- plate brick
- sliding
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- sliding plate
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/14—Closures
- B22D41/22—Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
- B22D41/26—Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings characterised by a rotatively movable plate
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/14—Closures
- B22D41/22—Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
- B22D41/38—Means for operating the sliding gate
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/14—Closures
- B22D41/22—Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
- B22D41/40—Means for pressing the plates together
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取鍋、タンデイッシュ
のような溶鋼容器の底部に装着され、摺動板煉瓦を回転
させて固定板煉瓦とのノズル穴の開度を調節し、溶鋼等
の注湯量を制御するためのロータリノズルに関するもの
である。
のような溶鋼容器の底部に装着され、摺動板煉瓦を回転
させて固定板煉瓦とのノズル穴の開度を調節し、溶鋼等
の注湯量を制御するためのロータリノズルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ロータリノズルは、転炉から出鋼された
溶鋼を受けて運搬したり、鋳型に注入したりする取鍋や
、取鍋から溶鋼を受けて鋳型に注入するタンデイッシュ
等に広く使用されている。特に、摺動板煉瓦を含むロー
タをヒンジにより回動させて開閉する扉式ロータリノズ
ルは、摺動面を露出させて固定板煉瓦及び摺動板煉瓦の
板面の損傷状態等を肉眼で確認できること、煉瓦の交換
や補修の際に予備セットを準備する必要がなく作業が容
易である等多くの特徴を有するため、最近では数多く使
用されている。
溶鋼を受けて運搬したり、鋳型に注入したりする取鍋や
、取鍋から溶鋼を受けて鋳型に注入するタンデイッシュ
等に広く使用されている。特に、摺動板煉瓦を含むロー
タをヒンジにより回動させて開閉する扉式ロータリノズ
ルは、摺動面を露出させて固定板煉瓦及び摺動板煉瓦の
板面の損傷状態等を肉眼で確認できること、煉瓦の交換
や補修の際に予備セットを準備する必要がなく作業が容
易である等多くの特徴を有するため、最近では数多く使
用されている。
【0003】このような扉式のロータリノズルは、取鍋
やタンデイッシュ等(以下溶鋼鍋という)の底部に、直
接又は部材を介して取付けられた基盤にヒンジにより回
動可能に装着され、モータ等の駆動源からの減速機出力
を中間歯車を介して、扉に設けた摺動板煉瓦を含むロー
タの歯車に伝達し、このロータ、したがって摺動板煉瓦
を回動することにより、ノズルの開度を調節している。
やタンデイッシュ等(以下溶鋼鍋という)の底部に、直
接又は部材を介して取付けられた基盤にヒンジにより回
動可能に装着され、モータ等の駆動源からの減速機出力
を中間歯車を介して、扉に設けた摺動板煉瓦を含むロー
タの歯車に伝達し、このロータ、したがって摺動板煉瓦
を回動することにより、ノズルの開度を調節している。
【0004】図6は従来のロータリノズルの一例の断面
図である。図において、51は溶鋼容器の底板、52は
ボルト53により底板51に固定された基盤で、固定板
煉瓦54が装着されている。56は溶鋼容器の底板51
及び基盤52に貫設した穴から突出し、固定板煉瓦54
のノズル穴55と結合する上ノズルである。57は固定
フレームで、ヒンジ58により基盤52に回動可能に装
着されている。59は固定フレーム57内に収容され、
球軸受60を介して軸受ガイド62上に回動可能に配設
されたロータで、外周には駆動源に連結された歯車(図
示せず)と噛合う歯車61が設けられており、上部には
摺動板煉瓦63が収容されている。65は摺動板煉瓦6
3のノズル穴64と結合するコレクタノズル、66はそ
のノズル穴である。67は固定フレーム57内に軸受ガ
イド62と対向して設けた多数のばね座で、軸受ガイド
62との間にはそれぞれコイルばね68が介装されてお
り、これら固定フレーム57、ロータ59等により扉7
0が構成されている。
図である。図において、51は溶鋼容器の底板、52は
ボルト53により底板51に固定された基盤で、固定板
煉瓦54が装着されている。56は溶鋼容器の底板51
及び基盤52に貫設した穴から突出し、固定板煉瓦54
のノズル穴55と結合する上ノズルである。57は固定
フレームで、ヒンジ58により基盤52に回動可能に装
着されている。59は固定フレーム57内に収容され、
球軸受60を介して軸受ガイド62上に回動可能に配設
されたロータで、外周には駆動源に連結された歯車(図
示せず)と噛合う歯車61が設けられており、上部には
摺動板煉瓦63が収容されている。65は摺動板煉瓦6
3のノズル穴64と結合するコレクタノズル、66はそ
のノズル穴である。67は固定フレーム57内に軸受ガ
イド62と対向して設けた多数のばね座で、軸受ガイド
62との間にはそれぞれコイルばね68が介装されてお
り、これら固定フレーム57、ロータ59等により扉7
0が構成されている。
【0005】上記のように構成したロータリノズルにお
いては、溶鋼の注入時には扉70は閉鎖されて基盤52
に固定されているので、摺動板煉瓦63はコイルばね6
8により固定板煉瓦54に圧着され、溶鋼が漏洩するこ
とはない。なお、必要に応じて駆動源によりロータ59
を回動し、ノズル穴55,64の開度を調整して溶鋼の
注入量を制御する。また、固定板煉瓦54や摺動板煉瓦
63の保守点検や交換を行なう場合は、ヒンジ58を軸
に扉70を回動すれば、扉70を開放することができる
。
いては、溶鋼の注入時には扉70は閉鎖されて基盤52
に固定されているので、摺動板煉瓦63はコイルばね6
8により固定板煉瓦54に圧着され、溶鋼が漏洩するこ
とはない。なお、必要に応じて駆動源によりロータ59
を回動し、ノズル穴55,64の開度を調整して溶鋼の
注入量を制御する。また、固定板煉瓦54や摺動板煉瓦
63の保守点検や交換を行なう場合は、ヒンジ58を軸
に扉70を回動すれば、扉70を開放することができる
。
【0006】上記のようなロータリノズルは、小型軽量
で動作が確実であるため溶鋼の注湯量の制御装置として
広く実用に供されている。しかしながら、このようなロ
ータリノズルにおいては、固定板煉瓦54と摺動板煉瓦
63のノズル穴55,64が全開時は、図6に示すよう
に両者の中心線は一致しているが、摺動板煉瓦63を回
転させてノズル穴55,64の開度を絞った場合は、図
7に示すように固定板煉瓦54のノズル穴55の中心線
と、摺動板煉瓦63及びコレクタノズル65のノズル穴
64,66の中心線との間にずれを生じるため、固定板
煉瓦54のノズル穴55から出た溶鋼が方向を変えてコ
レクタノズル65のノズル穴66の内壁に向って落下し
、コレクタノズル65のノズル穴66の内壁を損傷し、
また、内壁に凝固した鋼が堆積して高価なコレクタノズ
ル65の寿命を著しく短かくしてしまうという問題があ
った。
で動作が確実であるため溶鋼の注湯量の制御装置として
広く実用に供されている。しかしながら、このようなロ
ータリノズルにおいては、固定板煉瓦54と摺動板煉瓦
63のノズル穴55,64が全開時は、図6に示すよう
に両者の中心線は一致しているが、摺動板煉瓦63を回
転させてノズル穴55,64の開度を絞った場合は、図
7に示すように固定板煉瓦54のノズル穴55の中心線
と、摺動板煉瓦63及びコレクタノズル65のノズル穴
64,66の中心線との間にずれを生じるため、固定板
煉瓦54のノズル穴55から出た溶鋼が方向を変えてコ
レクタノズル65のノズル穴66の内壁に向って落下し
、コレクタノズル65のノズル穴66の内壁を損傷し、
また、内壁に凝固した鋼が堆積して高価なコレクタノズ
ル65の寿命を著しく短かくしてしまうという問題があ
った。
【0007】さらに、最近の連続鋳造用のロータリノズ
ルにおいては、図7に示すようにコレクタノズル65の
下にロングノズル71を設けることが必須になっている
が、このロングノズル71はそのノズル穴72が固定板
煉瓦54のノズル穴55同一線上に位置するように固定
されているため、ノズル穴55,64を絞ったときにコ
レクタノズル65のノズル穴66がロングノズル71の
ノズル穴72から外れてしまい、注湯できなくなること
がある。そのため、ロングノスル71の支持部材に継手
を設けていわゆる首振りをさせているが、構造がきわめ
て複雑で高価になり、好ましくないばかりでなく、ロン
グノズル71が動くと、溶鋼容器とロングノズル71と
のシールが困難になる。また、下注ぎのような注入管内
にロングノズル71を挿入して注湯する場合には、ロン
グノズル71を動かすと注湯管に当ってしまうなど、種
々問題があった。
ルにおいては、図7に示すようにコレクタノズル65の
下にロングノズル71を設けることが必須になっている
が、このロングノズル71はそのノズル穴72が固定板
煉瓦54のノズル穴55同一線上に位置するように固定
されているため、ノズル穴55,64を絞ったときにコ
レクタノズル65のノズル穴66がロングノズル71の
ノズル穴72から外れてしまい、注湯できなくなること
がある。そのため、ロングノスル71の支持部材に継手
を設けていわゆる首振りをさせているが、構造がきわめ
て複雑で高価になり、好ましくないばかりでなく、ロン
グノズル71が動くと、溶鋼容器とロングノズル71と
のシールが困難になる。また、下注ぎのような注入管内
にロングノズル71を挿入して注湯する場合には、ロン
グノズル71を動かすと注湯管に当ってしまうなど、種
々問題があった。
【0008】上述のような従来のロータリノズルの問題
点を解決るするための一例として、特開昭47−590
5号公報に記載された発明がある。この発明は、細長い
円錐台状の摺動体の回転軸線を貫流通路の中心軸線と鋭
角(実施例では7°)をなすように配置し、摺動体貫流
通路の出口開口をあらゆる摺動体位置において、同じ位
置に維持するように構成することにより、流れ出る融成
物が貫流通路を完全に開放した摺動体位置においては自
由かつ垂直に貫流通路を通過し、絞られた摺動位置にお
いてもコレクタノズル下部のノズル穴の位置がずれない
ようにしたものである。
点を解決るするための一例として、特開昭47−590
5号公報に記載された発明がある。この発明は、細長い
円錐台状の摺動体の回転軸線を貫流通路の中心軸線と鋭
角(実施例では7°)をなすように配置し、摺動体貫流
通路の出口開口をあらゆる摺動体位置において、同じ位
置に維持するように構成することにより、流れ出る融成
物が貫流通路を完全に開放した摺動体位置においては自
由かつ垂直に貫流通路を通過し、絞られた摺動位置にお
いてもコレクタノズル下部のノズル穴の位置がずれない
ようにしたものである。
【0009】また、特開平2−263562号公報に記
載された発明は、上記と同主旨のロータリノズルにおい
て、環状支持ケーシングと接する吐出ブロックの外周面
の接触部を球面状に形成し、上部ブロックと吐出ブロッ
クの密着摺動面の圧力を均一化するようにしたものであ
る。
載された発明は、上記と同主旨のロータリノズルにおい
て、環状支持ケーシングと接する吐出ブロックの外周面
の接触部を球面状に形成し、上部ブロックと吐出ブロッ
クの密着摺動面の圧力を均一化するようにしたものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開昭47−5905
号公報に記載された発明は、孔あき板がケーシングの下
部で支持されており、溶鋼の静圧が直接孔あき板にかか
るため、ケーシング下部との接触面に過剰な面圧が生じ
、孔あき板が損傷することがある。
号公報に記載された発明は、孔あき板がケーシングの下
部で支持されており、溶鋼の静圧が直接孔あき板にかか
るため、ケーシング下部との接触面に過剰な面圧が生じ
、孔あき板が損傷することがある。
【0011】また、特開昭47−5905号公報及び特
開平2−263562号公報に記載された発明は、いず
れも摺動板煉瓦とコレクタノズルを一体化して摺動体又
は吐出ブロックを構成しているので製造が面倒である。 特に後者においては、環状支持ケーシングと接する吐出
ブロックの外周面を球面状に形成し、傾斜誤差に追従し
うる構造にしているため、構造が複雑で加工が難しいば
かりでなく、球面のすべりが悪いと追従せず、信頼性が
低下する。
開平2−263562号公報に記載された発明は、いず
れも摺動板煉瓦とコレクタノズルを一体化して摺動体又
は吐出ブロックを構成しているので製造が面倒である。 特に後者においては、環状支持ケーシングと接する吐出
ブロックの外周面を球面状に形成し、傾斜誤差に追従し
うる構造にしているため、構造が複雑で加工が難しいば
かりでなく、球面のすべりが悪いと追従せず、信頼性が
低下する。
【0012】さらに、摺動体又は吐出ブロックは、ケー
シングを直接ボルトで又はばねパックを介してボルトで
固定するだけで孔あき板又は上部ブロックに圧接してい
るので、両者の接触圧が不均一になり、溶鋼が漏洩し易
く、特に傾斜面の精度が悪いときは両者を密着させるこ
とができない。
シングを直接ボルトで又はばねパックを介してボルトで
固定するだけで孔あき板又は上部ブロックに圧接してい
るので、両者の接触圧が不均一になり、溶鋼が漏洩し易
く、特に傾斜面の精度が悪いときは両者を密着させるこ
とができない。
【0013】また、摺動体又は吐出ブロックの下端部は
何れも傾斜面に形成されているので、固定配置されたロ
ングノズルとの連結がきわめて面倒である。
何れも傾斜面に形成されているので、固定配置されたロ
ングノズルとの連結がきわめて面倒である。
【0014】さらにまた、前者においては、摺動体を支
持する支持リングに外歯を取付け、この外歯と噛合うラ
ックを作動シリンダで駆動して摺動体を回転するように
しているので、駆動機構、したがって全体がきわめて大
型になる。一方、後者においては、吐出ブロックを支持
する支持ケーシングにウォームギヤを取付けてウォーム
で回転するようにしたのでウォームギヤの回転時にスラ
スト力が働き、吐出ブロックと上部ブロックとの摺動面
が開いて溶鋼の漏洩事故が多発するおそれがあるなど、
多くの問題があり、実現化は困難である。
持する支持リングに外歯を取付け、この外歯と噛合うラ
ックを作動シリンダで駆動して摺動体を回転するように
しているので、駆動機構、したがって全体がきわめて大
型になる。一方、後者においては、吐出ブロックを支持
する支持ケーシングにウォームギヤを取付けてウォーム
で回転するようにしたのでウォームギヤの回転時にスラ
スト力が働き、吐出ブロックと上部ブロックとの摺動面
が開いて溶鋼の漏洩事故が多発するおそれがあるなど、
多くの問題があり、実現化は困難である。
【0015】本発明は上記の課題を解決すべくなされた
もので、構造が簡単で煉瓦の製作が容易であり、摺動板
煉瓦が固定板煉瓦に均一に密着して溶鋼が漏洩するおそ
れがなく、コレクタノズルとロングノズルを確実に結合
できるロータリノズルを得ることを目的としたものであ
る。
もので、構造が簡単で煉瓦の製作が容易であり、摺動板
煉瓦が固定板煉瓦に均一に密着して溶鋼が漏洩するおそ
れがなく、コレクタノズルとロングノズルを確実に結合
できるロータリノズルを得ることを目的としたものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロータリノ
ズルは、溶鋼容器の底部に固定された基盤と、該基盤に
回転可能に装着された駆動手段と、ノズル穴を有し少な
くとも摺動面がθ°傾斜して形成され、前記基盤に固定
された固定板煉瓦と、ノズル穴を有し、少なくとも摺動
面が前記固定板煉瓦の摺動面に整合する傾斜面に形成さ
れ、コレクタノズルと共に支持手段に固定された摺動板
煉瓦と、前記支持手段の下に配置されて前記駆動手段に
扉状に開閉可能に取付けられ、前記支持手段と該支持手
段が上下に変位可能に結合されたフレームと、該フレー
ムと前記支持手段との間に介装された複数個のばね手段
とを備えたものである。
ズルは、溶鋼容器の底部に固定された基盤と、該基盤に
回転可能に装着された駆動手段と、ノズル穴を有し少な
くとも摺動面がθ°傾斜して形成され、前記基盤に固定
された固定板煉瓦と、ノズル穴を有し、少なくとも摺動
面が前記固定板煉瓦の摺動面に整合する傾斜面に形成さ
れ、コレクタノズルと共に支持手段に固定された摺動板
煉瓦と、前記支持手段の下に配置されて前記駆動手段に
扉状に開閉可能に取付けられ、前記支持手段と該支持手
段が上下に変位可能に結合されたフレームと、該フレー
ムと前記支持手段との間に介装された複数個のばね手段
とを備えたものである。
【0017】また、上記のロータリノズルにおいて、固
定板煉瓦の摺動面の傾斜角θ°を水平面に対して5°〜
15°とし、あるいは、コレクタノズルの下端部を球面
状に形成したものである。
定板煉瓦の摺動面の傾斜角θ°を水平面に対して5°〜
15°とし、あるいは、コレクタノズルの下端部を球面
状に形成したものである。
【0018】
【作用】固定板煉瓦のノズル穴と摺動板煉瓦のノズル穴
が全開時は、上ノズル、固定板煉瓦、摺動板煉瓦及びコ
レクタノズルのノズル穴は同一線上にあり、溶鋼は垂直
に落下しロングノズルを経て注湯される。
が全開時は、上ノズル、固定板煉瓦、摺動板煉瓦及びコ
レクタノズルのノズル穴は同一線上にあり、溶鋼は垂直
に落下しロングノズルを経て注湯される。
【0019】駆動手段によりフレームを回転させると、
その回転は支持部材を介して摺動板煉瓦及びコレクタノ
ズルに伝えられ、固定板煉瓦のノズル穴との開度を調節
し、注湯量を制御する。このとき、固定板煉瓦のノズル
穴の中心を通る垂線と、摺動板煉瓦とコレクタノズルの
ノズル穴の中心を通る線とは、コレクタノズルの下端部
で交り、摺動板煉瓦及びコレクタノズルは常にこの交点
を中心として回転する。
その回転は支持部材を介して摺動板煉瓦及びコレクタノ
ズルに伝えられ、固定板煉瓦のノズル穴との開度を調節
し、注湯量を制御する。このとき、固定板煉瓦のノズル
穴の中心を通る垂線と、摺動板煉瓦とコレクタノズルの
ノズル穴の中心を通る線とは、コレクタノズルの下端部
で交り、摺動板煉瓦及びコレクタノズルは常にこの交点
を中心として回転する。
【0020】このため、コレクタノズルのノズル穴の開
口部は常に固定されたロングノズルのノズル穴に開口し
ているので、溶鋼を確実にロングノズルのノズル穴に注
湯することができる。この場合、コレクタノズルの下端
部を球面状に形成すれば、接合部のシール性を保ちなが
らコレクタノズルは円滑に回転することができる。
口部は常に固定されたロングノズルのノズル穴に開口し
ているので、溶鋼を確実にロングノズルのノズル穴に注
湯することができる。この場合、コレクタノズルの下端
部を球面状に形成すれば、接合部のシール性を保ちなが
らコレクタノズルは円滑に回転することができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明実施例の底面図、図2は図1の
A−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。図に
おいて、1は溶鋼容器の底部51に直接又は部材を介し
てボルト2により固定された基盤で、その下面は水平面
に対して角度θ°で傾斜した傾斜面3に形成されている
。実施例では、θ°を7.5°とした。4はノズル穴5
6aを有する上ノズル56が装着される貫通穴、5は貫
通穴4の下部に形成された水平面の底部を有する凹部で
ある。7は基盤1の凹部5の外周に設けられた環状溝6
内に、球軸受9を介して回転可能に配設されたウォーム
ギヤ、8はこのウォームギヤ7に噛合うウォームである
。
A−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。図に
おいて、1は溶鋼容器の底部51に直接又は部材を介し
てボルト2により固定された基盤で、その下面は水平面
に対して角度θ°で傾斜した傾斜面3に形成されている
。実施例では、θ°を7.5°とした。4はノズル穴5
6aを有する上ノズル56が装着される貫通穴、5は貫
通穴4の下部に形成された水平面の底部を有する凹部で
ある。7は基盤1の凹部5の外周に設けられた環状溝6
内に、球軸受9を介して回転可能に配設されたウォーム
ギヤ、8はこのウォームギヤ7に噛合うウォームである
。
【0022】10は上面が水平面に、下面、したがって
摺動面が基盤1の傾斜面3の傾斜角度と同じ角度θ°の
傾斜面に形成された固定板煉瓦で、水平面を上にして基
盤1の凹部5内に配設され、ボルト12aにより固定部
材13aを介して固定されている。11は固定板煉瓦1
0の水平面と直交して設けられ、上ノズル56のノズル
穴56aと連通するノズル穴である。
摺動面が基盤1の傾斜面3の傾斜角度と同じ角度θ°の
傾斜面に形成された固定板煉瓦で、水平面を上にして基
盤1の凹部5内に配設され、ボルト12aにより固定部
材13aを介して固定されている。11は固定板煉瓦1
0の水平面と直交して設けられ、上ノズル56のノズル
穴56aと連通するノズル穴である。
【0023】12は水平面に対してθ°傾斜した本体1
3と、この本体13から垂直に垂下した脚部14とから
なる支持部材で、上面には水平な底部を有する凹部15
が形成されており、この凹部15の中心から偏心して脚
部14の中心部を貫通する貫通穴16が設けられている
。
3と、この本体13から垂直に垂下した脚部14とから
なる支持部材で、上面には水平な底部を有する凹部15
が形成されており、この凹部15の中心から偏心して脚
部14の中心部を貫通する貫通穴16が設けられている
。
【0024】18は固定板煉瓦10と外形が同形状(但
しノズル穴19の位置は異なる)の摺動板煉瓦で、水平
面を下にして支持部材12の凹部15に配設され、ボル
ト20により支持部材21を介して固定されている。1
9は摺動板煉瓦18の水平面と直交して設けられたノズ
ル穴である。22は支持部材12の貫通穴16内に挿入
支持され、上面が摺動板煉瓦18の下面に結合されたコ
レクタノズルで、下端部24は球面状に形成されている
。23は水平面と直交し、かつ中心位置から偏心して設
けられたコレクタノズル22のノズル穴である。
しノズル穴19の位置は異なる)の摺動板煉瓦で、水平
面を下にして支持部材12の凹部15に配設され、ボル
ト20により支持部材21を介して固定されている。1
9は摺動板煉瓦18の水平面と直交して設けられたノズ
ル穴である。22は支持部材12の貫通穴16内に挿入
支持され、上面が摺動板煉瓦18の下面に結合されたコ
レクタノズルで、下端部24は球面状に形成されている
。23は水平面と直交し、かつ中心位置から偏心して設
けられたコレクタノズル22のノズル穴である。
【0025】25は支持部材12の下方に支持部材12
を包囲して配設された有底円筒状のフレームで、底部に
は支持部材12の脚部14が挿入される穴25aが設け
られている。このフレーム25のウォーム8の長さ方向
の一方の側には腕26,26aが突設されており、ウォ
ームギヤ7から垂下した支持腕27,27aにピン28
で連結され、ヒンジ30を構成している。また、他方の
側にはU字状の嵌合溝32を有する腕31が突設されて
おり、この嵌合溝32にはウォームギヤ7から垂下した
支持腕33に回動自在に軸止されたスイングボルト34
が嵌入され、ナット35により固定される。
を包囲して配設された有底円筒状のフレームで、底部に
は支持部材12の脚部14が挿入される穴25aが設け
られている。このフレーム25のウォーム8の長さ方向
の一方の側には腕26,26aが突設されており、ウォ
ームギヤ7から垂下した支持腕27,27aにピン28
で連結され、ヒンジ30を構成している。また、他方の
側にはU字状の嵌合溝32を有する腕31が突設されて
おり、この嵌合溝32にはウォームギヤ7から垂下した
支持腕33に回動自在に軸止されたスイングボルト34
が嵌入され、ナット35により固定される。
【0026】37〜37cはフレーム25と支持部材1
2との間に介装されたばね機構で、下端部がフレーム2
5の底部に設けた穴36に遊嵌され、上端部が支持部材
12に設けた穴に遊嵌された案内軸38に、ばね座を介
してコイルばね39を装着したものである。なお、図に
は4か所にばね機構37〜37cを設けた例を示したが
、3か所又は5か所以上に設けてもよく、また、コイル
ばね39に代えて皿ばねを用いてもよい。
2との間に介装されたばね機構で、下端部がフレーム2
5の底部に設けた穴36に遊嵌され、上端部が支持部材
12に設けた穴に遊嵌された案内軸38に、ばね座を介
してコイルばね39を装着したものである。なお、図に
は4か所にばね機構37〜37cを設けた例を示したが
、3か所又は5か所以上に設けてもよく、また、コイル
ばね39に代えて皿ばねを用いてもよい。
【0027】41,41aはフレーム25の底部に設け
た貫通穴40に摺動自在に挿通され、支持部材12に設
けたねじ穴17に螺入されたクランプボルトで、支持部
材12とフレーム25とを一体的に結合すると共に、ば
ね機構37〜37cのばね圧を調整するものであり、支
持部材12はフレーム25と共動して回転するが、上下
方向には独立して変位することができる。42はロング
ノズルで、上面にコレクタノズル22の下端部24の形
状に対応する球面状の凹部43を有し、コレクタノズル
22のノズル穴23より大きい径のノズル穴44が設け
られれてコレクタノズル22が回動可能に結合される。
た貫通穴40に摺動自在に挿通され、支持部材12に設
けたねじ穴17に螺入されたクランプボルトで、支持部
材12とフレーム25とを一体的に結合すると共に、ば
ね機構37〜37cのばね圧を調整するものであり、支
持部材12はフレーム25と共動して回転するが、上下
方向には独立して変位することができる。42はロング
ノズルで、上面にコレクタノズル22の下端部24の形
状に対応する球面状の凹部43を有し、コレクタノズル
22のノズル穴23より大きい径のノズル穴44が設け
られれてコレクタノズル22が回動可能に結合される。
【0028】次に、上記のように構成した本発明の作用
を説明する。固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18のノズル
穴11,19が全開のときは、上ノズル56、固定板煉
瓦10、摺動板煉瓦18及びコレクタノズル22のノズ
ル穴56a,11,19,23は同一垂直線上にあり、
またロングノズル42のノズル穴44もコレクタノズル
22のノズル穴23とほぼ同一垂直線上にある。これに
より、溶鋼鍋内の溶鋼は、上ノズル56のノズル穴56
aから各ノズルのノズル穴内をほぼ垂直に落下して注湯
される。
を説明する。固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18のノズル
穴11,19が全開のときは、上ノズル56、固定板煉
瓦10、摺動板煉瓦18及びコレクタノズル22のノズ
ル穴56a,11,19,23は同一垂直線上にあり、
またロングノズル42のノズル穴44もコレクタノズル
22のノズル穴23とほぼ同一垂直線上にある。これに
より、溶鋼鍋内の溶鋼は、上ノズル56のノズル穴56
aから各ノズルのノズル穴内をほぼ垂直に落下して注湯
される。
【0029】固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18のノズル
穴11,19を全閉する場合は、ウォーム8を駆動源(
図示せず)によって駆動し、ウォームギヤ7を回転させ
る。ウォームギヤ7の回転は支持腕27,27a及び3
3を介してフレーム25に伝えられ、フレーム25の回
転は支持部材12のコーナー部とフレーム25のコーナ
ー部とによって支持部材12に伝えられる。そして支持
部材12に固定された摺動板煉瓦18を固定板煉瓦10
の傾斜した摺動面に沿って回転させる。このとき、コレ
クタノズル22はその下端部がロングノズル42の凹部
43に沿って回転し、摺動板煉瓦18の回転及び傾斜に
追従する。図4は摺動板煉瓦18のノズル穴19を、全
開位置から180°回転させたときの状態を示す。
穴11,19を全閉する場合は、ウォーム8を駆動源(
図示せず)によって駆動し、ウォームギヤ7を回転させ
る。ウォームギヤ7の回転は支持腕27,27a及び3
3を介してフレーム25に伝えられ、フレーム25の回
転は支持部材12のコーナー部とフレーム25のコーナ
ー部とによって支持部材12に伝えられる。そして支持
部材12に固定された摺動板煉瓦18を固定板煉瓦10
の傾斜した摺動面に沿って回転させる。このとき、コレ
クタノズル22はその下端部がロングノズル42の凹部
43に沿って回転し、摺動板煉瓦18の回転及び傾斜に
追従する。図4は摺動板煉瓦18のノズル穴19を、全
開位置から180°回転させたときの状態を示す。
【0030】図4から明らかなように、摺動板煉瓦18
を180°回転したときでも、上ノズル56と固定板煉
瓦10のノズル穴56a,11の中心線O−Oと、摺動
板煉瓦18とコレクタノズル22のノズル穴19,23
の中心線O1−O1 とは、コレクタノズル22の下端
部で交わる。即ち、摺動板煉瓦18とコレクタノズル2
2とは上記交点Aを中心に回転するので、摺動板煉瓦1
8のノズル穴19がどのような位置にあっても、A点、
しがたってコレクタノズル22のノズル穴23の開口部
は常に同じ位置にあって、ロングノズル42のノズル穴
44上に開口している。
を180°回転したときでも、上ノズル56と固定板煉
瓦10のノズル穴56a,11の中心線O−Oと、摺動
板煉瓦18とコレクタノズル22のノズル穴19,23
の中心線O1−O1 とは、コレクタノズル22の下端
部で交わる。即ち、摺動板煉瓦18とコレクタノズル2
2とは上記交点Aを中心に回転するので、摺動板煉瓦1
8のノズル穴19がどのような位置にあっても、A点、
しがたってコレクタノズル22のノズル穴23の開口部
は常に同じ位置にあって、ロングノズル42のノズル穴
44上に開口している。
【0031】このため、図4に破線a,b,cで示すよ
うに、摺動板煉瓦18が回転してもコレクタノズル22
のノズル穴23の開口部は、常にロングノズル42のノ
ズル穴44上に開口しているので、従来のようにロング
ノズル42に首振り動作をさせる必要がなく、その位置
に固定することができる。
うに、摺動板煉瓦18が回転してもコレクタノズル22
のノズル穴23の開口部は、常にロングノズル42のノ
ズル穴44上に開口しているので、従来のようにロング
ノズル42に首振り動作をさせる必要がなく、その位置
に固定することができる。
【0032】固定板煉瓦10や摺動板煉瓦18の摺動面
などの保守点検やこれらの交換を行なう場合は、ロング
ノズル42を外したのちクランプボルト40及び41を
締め、支持部材12を下降させてばね力を拘束し、スイ
ングボルト34のナット35を緩めて回動させ、嵌合溝
32から外してヒンジ30を中心にフレーム25を回転
させれば、フレーム25、支持部材12、摺動板煉瓦1
8及びコレクタノズル22からなるユニットが扉状に開
かれ、固定板煉瓦10及び摺動板煉瓦18の摺動面を露
出するので、これらを容易に点検したり交換したりする
ことができる。
などの保守点検やこれらの交換を行なう場合は、ロング
ノズル42を外したのちクランプボルト40及び41を
締め、支持部材12を下降させてばね力を拘束し、スイ
ングボルト34のナット35を緩めて回動させ、嵌合溝
32から外してヒンジ30を中心にフレーム25を回転
させれば、フレーム25、支持部材12、摺動板煉瓦1
8及びコレクタノズル22からなるユニットが扉状に開
かれ、固定板煉瓦10及び摺動板煉瓦18の摺動面を露
出するので、これらを容易に点検したり交換したりする
ことができる。
【0033】保守点検や交換などが終ったときは、ヒン
ジ30を軸にフレーム25を回転させて回転ユニットを
閉じ、スイングボルト34を嵌合溝32に嵌入してナッ
ト35を締める。ついでクランプボルト40,41を緩
め、固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動面に面圧が
かかるようにする。このとき、支持部材12及び摺動板
煉瓦18は、複数か所に設けたばね機構37〜37cに
より均等に押上けられるので、摺動板煉瓦18を固定板
煉瓦10の摺動面に均一な圧力で密着させることができ
る。
ジ30を軸にフレーム25を回転させて回転ユニットを
閉じ、スイングボルト34を嵌合溝32に嵌入してナッ
ト35を締める。ついでクランプボルト40,41を緩
め、固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動面に面圧が
かかるようにする。このとき、支持部材12及び摺動板
煉瓦18は、複数か所に設けたばね機構37〜37cに
より均等に押上けられるので、摺動板煉瓦18を固定板
煉瓦10の摺動面に均一な圧力で密着させることができ
る。
【0034】図5は本発明の他の実施例の要部を示す模
式図である。図1〜図3の実施例では、固定板煉瓦10
及び摺動板煉瓦18の摺動面を傾斜させ、他方の面は水
平に形成した場合を示したが、図5に示すように、固定
板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動面を傾斜させると共
に、他方の面も摺動面と平行に傾斜させてもよい。但し
、この場合は上ノズル56の下面、コレクタノズル22
の上面もこれらの傾斜に合せて傾斜させることが必要で
ある。
式図である。図1〜図3の実施例では、固定板煉瓦10
及び摺動板煉瓦18の摺動面を傾斜させ、他方の面は水
平に形成した場合を示したが、図5に示すように、固定
板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動面を傾斜させると共
に、他方の面も摺動面と平行に傾斜させてもよい。但し
、この場合は上ノズル56の下面、コレクタノズル22
の上面もこれらの傾斜に合せて傾斜させることが必要で
ある。
【0035】固定板煉瓦10及び摺動板煉瓦18を上記
のように構成しても、図1〜図3の実施例と同様の効果
を得ることができる。
のように構成しても、図1〜図3の実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0036】上記の説明では、基盤1の下面及び支持部
材12の上面を固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動
面の傾斜角度に合せて傾斜させた場合を示したが、基盤
1の下面及び支持部材12の上面を水平に形成してもよ
い。また、フレーム25、したがって摺動板煉瓦18の
回転にウォームギヤ7とウォーム8を使用した場合を示
したが、ヘリカルギヤとスパーギヤを用いるなど、他の
駆動手段を利用してもよい。
材12の上面を固定板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動
面の傾斜角度に合せて傾斜させた場合を示したが、基盤
1の下面及び支持部材12の上面を水平に形成してもよ
い。また、フレーム25、したがって摺動板煉瓦18の
回転にウォームギヤ7とウォーム8を使用した場合を示
したが、ヘリカルギヤとスパーギヤを用いるなど、他の
駆動手段を利用してもよい。
【0037】さらに、ロングノズル42との結合を容易
にし回転を円滑にするために、コレクタノズル22の下
端部を球面状に形成した場合を示したが、ロンズノズル
42と結合しない場合は、コレクタノズル22の下端部
を平坦に形成してもよい。なお、上記の実施例では、固
定板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動面の傾斜角度θ°
を、水平面に対して7.5°に設定した場合を示したが
、実験の結果によれば、この角度θ°は5〜15°の範
囲が適当であることが確認された。
にし回転を円滑にするために、コレクタノズル22の下
端部を球面状に形成した場合を示したが、ロンズノズル
42と結合しない場合は、コレクタノズル22の下端部
を平坦に形成してもよい。なお、上記の実施例では、固
定板煉瓦10と摺動板煉瓦18の摺動面の傾斜角度θ°
を、水平面に対して7.5°に設定した場合を示したが
、実験の結果によれば、この角度θ°は5〜15°の範
囲が適当であることが確認された。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るロータリノズルは、固定板煉瓦と摺動板煉瓦の少
なくとも摺動面を傾斜して形成し、摺動板煉瓦及びコレ
クタノズルをコレクタノズルの下端部を中心に回転させ
るようにしたので、次のような効果を得ることができる
。
に係るロータリノズルは、固定板煉瓦と摺動板煉瓦の少
なくとも摺動面を傾斜して形成し、摺動板煉瓦及びコレ
クタノズルをコレクタノズルの下端部を中心に回転させ
るようにしたので、次のような効果を得ることができる
。
【0039】(1)摺動板煉瓦とコレクタノズルを別体
に構成したので製造が容易であり、また、摺動板煉瓦を
良質の材料で、コレクタノズルをこれよりややグレイド
の低い材料で製造できるので、コストを低減することが
できる。
に構成したので製造が容易であり、また、摺動板煉瓦を
良質の材料で、コレクタノズルをこれよりややグレイド
の低い材料で製造できるので、コストを低減することが
できる。
【0040】(2)固定板煉瓦と摺動板煉瓦の外形を同
じ形状としたので同じ金型で製造でき、コストを低減す
ることができる。
じ形状としたので同じ金型で製造でき、コストを低減す
ることができる。
【0041】(3)摺動板煉瓦をばね手段により固定板
煉瓦に圧着させるようにしたので、摺動面の傾斜精度が
悪くても(製造上、取付上発生することがある)両煉瓦
の摺動面の密着性を保つことができる。
煉瓦に圧着させるようにしたので、摺動面の傾斜精度が
悪くても(製造上、取付上発生することがある)両煉瓦
の摺動面の密着性を保つことができる。
【0042】(4)駆動手段を基盤に取付け、駆動手段
の正転又は逆転時に発生するスラスト力を球軸受を介し
て基盤が受ける構造としたので、摺動板煉瓦に影響を与
えることはない。
の正転又は逆転時に発生するスラスト力を球軸受を介し
て基盤が受ける構造としたので、摺動板煉瓦に影響を与
えることはない。
【0043】(5)コレクタノズルの下端部を球面状に
形成したので、ロングノズルとの結合が容易であり、ま
たコレクタノズルが円滑に回転することができる。
形成したので、ロングノズルとの結合が容易であり、ま
たコレクタノズルが円滑に回転することができる。
【図1】本発明実施例の底面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】本発明実施例の作用説明図。
【図5】本発明の他の実施例の要部を示す模式図。
【図6】従来のロータリノズルの一例の断面図。
【図7】図6のロータリノズルの作用説明図。
1 基盤
7 ウォームギヤ
8 ウォーム
9 球軸受
10 固定板煉瓦
11,19,23,44 ノズル穴
12 支持部材
18 摺動板煉瓦
22 コレクタノズル
25 フレーム
30 ヒンジ
34 スイングボルト
37〜37c ばね機構
41,41a ボルト
42 ロングノズル
Claims (3)
- 【請求項1】 溶鋼容器の底部に装着され、摺動板煉
瓦を回転させて固定板煉瓦とのノズル穴の開度を調節し
、溶鋼等の注湯量を制御するロータリノズルにおいて、
前記溶鋼容器の底部に固定された基盤と、該基盤に回転
可能に装着された駆動手段と、ノズル穴を有し少なくと
も摺動面がθ°傾斜して形成され、前記基盤に固定され
た固定板煉瓦と、ノズル穴を有し、少なくとも摺動面が
前記固定板煉瓦の摺動面に整合する傾斜面に形成され、
コレクタノズルと共に支持手段に固定された摺動板煉瓦
と、前記支持手段の下に配置されて前記駆動手段に扉状
に開閉可能に取付けられ、前記支持手段と該支持手段が
上下に変位可能に結合されたフレームと、該フレームと
前記支持手段との間に介装された複数個のばね手段とを
備えたことを特徴とするロータリノズル。 - 【請求項2】 前記固定板煉瓦の摺動面の傾斜角θ°
を水平面に対して5°〜15°としたことを特徴とする
請求項1記載のロータリノズル。 - 【請求項3】 前記コレクタノズルの下端部を球面状
に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のロー
タリノズル。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139243A JPH04367367A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ロータリノズル |
US07/894,071 US5249717A (en) | 1991-06-11 | 1992-06-05 | Rotary nozzle |
EP92305220A EP0518586B1 (en) | 1991-06-11 | 1992-06-08 | Rotary nozzle |
DE69216151T DE69216151D1 (de) | 1991-06-11 | 1992-06-08 | Drehschieberverschluss |
BR929202243A BR9202243A (pt) | 1991-06-11 | 1992-06-15 | Bocal rotativo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139243A JPH04367367A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ロータリノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367367A true JPH04367367A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15240794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3139243A Pending JPH04367367A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ロータリノズル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5249717A (ja) |
EP (1) | EP0518586B1 (ja) |
JP (1) | JPH04367367A (ja) |
BR (1) | BR9202243A (ja) |
DE (1) | DE69216151D1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2805559B2 (ja) * | 1992-01-29 | 1998-09-30 | 鋼管機械工業株式会社 | ロータリノズル |
PT796855E (pt) | 1996-03-20 | 2002-07-31 | Hoechst Ag | Inibicao da reabsorcao nos ossos e antagonistas de vitronectina |
DE19629816A1 (de) | 1996-07-24 | 1998-01-29 | Hoechst Ag | Neue Cycloalkyl-Derivate als Inhibitoren der Knochenresorption und Vitronectinrezeptor-Antagonisten |
DE19629817A1 (de) * | 1996-07-24 | 1998-01-29 | Hoechst Ag | Neue Imino-Derivate als Inhibitoren der Knochenresorption und Vitronectinrezeptor-Antagonisten |
DE19842415A1 (de) | 1998-09-16 | 2000-03-23 | Merck Patent Gmbh | Pharmazeutische Zubereitung |
US5916471A (en) * | 1998-11-10 | 1999-06-29 | North American Refractories Co. | Rotary socket taphole assembly |
US6168053B1 (en) * | 1999-06-21 | 2001-01-02 | Consarc Corporation | Positioning apparatus and method for precision pouring of a liquid from a vessel |
CN104722748B (zh) * | 2015-04-07 | 2016-08-24 | 董国军 | 非晶薄带设备中间包钢水出液口快速堵漏装置 |
CN107052323B (zh) * | 2017-05-12 | 2022-12-02 | 于振河 | 底注式盛钢桶 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2043588C3 (de) * | 1970-09-03 | 1973-11-08 | Didier-Werke Ag, 6200 Wiesbaden | Drehschieberverschluß an Behaltern fur flussige Schmelze |
GB2133505B (en) * | 1982-12-14 | 1987-04-15 | Nippon Kokan Kk | Rotary nozzle system for metallurgical vessels |
DE3403522A1 (de) * | 1984-02-02 | 1985-08-14 | Metacon AG, Zürich | Feuerfeste verschleissteile fuer schieberverschluesse |
DE3843865C1 (ja) * | 1988-12-23 | 1990-02-22 | Martin & Pagenstecher Gmbh, 5000 Koeln, De | |
DE3900961C1 (ja) * | 1988-12-23 | 1990-01-18 | Martin & Pagenstecher Gmbh, 5000 Koeln, De |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3139243A patent/JPH04367367A/ja active Pending
-
1992
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