JPH0352665B2

JPH0352665B2 -

Info

Publication number: JPH0352665B2
Application number: JP2877685A
Authority: JP
Inventors: Naoki Mazaki
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1985-02-15
Filing date: 1985-02-15
Publication date: 1991-08-12
Also published as: JPS61188787A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、記録デイスク再生装置におけるアド
レス探索方法に関する。

背景技術従来のアドレス探索方法においては、第１図に
示すように、現在アドレスと目標アドレスとを比
較し、その差に基いて設定された距離のジヤンプ
動作を繰り返すことにより、目標アドレスの探索
（以下サーチと称する）が行なわれていた。すな
わち、最初に、点で現在アドレスと目標アドレ
スとを比較すると、現在アドレスが目標アドレス
より小さいので、一度のジヤンプ動作でピツクア
ツプを比較的長い距離だけ移動させるいわゆるロ
ングジヤンプ動作をFWD方向（デイスク内周か
ら外周方向）に行なう。このジヤンプ動作を数回
繰り返すことにより、ピツクアツプの情報検出点
は点に到達する。この点において現在アドレス
と目標アドレスとを比較すると、今度は、現在ア
ドレスの方が目標アドレスより大きいので、ロン
グジヤンプよりジヤンプ距離が短いいわゆるシヨ
ートジヤンプ動作をREV方向（デイスク外周か
ら内周方向）に行なう。このジヤンプ動作を数回
繰り返すことにより、ピツクアツプの情報検出点
は点に到達する。この点において再度現在アド
レスと目標アドレスとを比較すると、今度は、現
在アドレスの方が目標アドレスより小さいので、
ピツクアツプの情報検出点がデイスクの記録トラ
ツクを１つ飛び越すいわゆる１トラツクジヤンプ
をFWD方向に行なう。この１トラツクジヤンプ
を数回繰り返すことにより、ピツクアツプの情報
検出点が目標アドレスに到達し（点）、目標ア
ドレスをサーチできるのである。

このように、従来方法では、現在アドレスと目
標アドレスとの大小関係からジヤンプ方向を決定
し、アドレス差に基いてジヤンプ距離を小さくす
ることにより目標アドレスに収束させていたの
で、目標アドレスに対して遠距離からサーチを行
なう場合、ロングジヤンプを多数回繰り返さなけ
ればならず、サーチに要する時間が長くなるとい
う欠点があつた。また、目標アドレスを通過する
までロングジヤンプを行なうので、最終ロングジ
ヤンプ開始点が目標アドレスの直前の場合、情報
検出点がロングジヤンプ距離と同じ位目標アドレ
スより行き過ぎることになり、サーチ時間のロス
になるだけでなく、デイスク外周近傍のアドレス
をサーチする場合、ピツクアツプの情報検出点が
デイスク外に飛び出す危険性もあつた。

発明の概要本発明は、上記のような従来のものの欠点を除
去すべくなされたもので、より迅速なサーチ動作
が可能であると共に、デイスク外への飛出しの危
険性のないアドレス探索方法を提供することを目
的とする。

本発明によるアドレス探索方法は、ピツクアツ
プにより検出された現在アドレス位置と目標アド
レス位置よりも手前の所定位置との距離に対応し
たトラツク数を設定し、しかる後ピツクアツプを
目標アドレス方向へ移動させつつピツクアツプの
情報検出点が記録トラツクを横切る毎に発せられ
るパルスをカウントし、このカウント数が前記ト
ラツク数に達したときピツクアツプの移動を停止
し、以降現在アドレスと目標アドレスとの大小比
較を行なう毎にピツクアツプの移動距離を縮めて
いくことにより目標アドレスを探索することを特
徴としている。

実施例以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。

第２図は、本発明によるアドレス探索方法が適
用される例えば光学式記録デイスク再生装置の一
例を示す構成図である。図において、ピツクアツ
プ１内の例えばレーザダイオード２から発せられ
たレーザ光線は、プリズム３、トラツキングミラ
ー４及び対物レンズ５等を経、スポツト光（情報
検出点）となつてデイスク６の記録トラツク（ピ
ツク列）７上に照射される。このスポツト光によ
る反射光は、対物レンズ５、トラツキングミラー
４及びプリズム３を経てピツクアツプ１に内蔵さ
れたフオトダイオード等からなるいわゆる４分割
デイテクタ８に入射する。４分割デイテクタ８の
総和出力は読取RF信号としてRFアンプ９を介し
て復調器１０に供給され、当該復調器１０で復調
された後データ抽出回路１１に供給される。デー
タ抽出回路１１では復調出力からアドレス情報が
抽出され、当該アドレス情報はコントローラ１２
に供給される。

４分割デイテクタ８の各出力はトラツキングエ
ラー信号生成回路１３にも供給される。トラツキ
ングエラー信号の生成方法としては、いわゆる１
ビーム方式や３ビーム方式等があり、１ビーム方
式にもいわゆるプツシユプル方式やヘテロダイン
方式等がある。トラツキングエラー信号生成回路
１３で生成されたトラツキングエラー信号は、第
３図に示されるように、記録トラツク７の中心で
零クロスするいわゆるＳ字カーブ特性を有してお
り、ミラー駆動回路１４を介してトラツキングミ
ラー４の駆動コイル１５に供給されることにより
当該ミラー４を回動駆動する。

１６はピツクアツプ１を搭載しかつデイスク半
径方向にて移動自在なスライダー（図示せず）を
駆動するスライダーモータであり、当該モータ１
６はモータ駆動回路１７によつて駆動制御され
る。モータ駆動回路１７はミラー駆動回路１４の
出力に基いてトラツキングミラー４の傾き角を検
出し、当該傾き角が零即ちトラツキングミラー４
が中立位置になるようにスライダーモータ１６に
よつてピツクアツプ１のデイスク半径方向におけ
る位置制御を行なう。また、ミラー駆動回路１４
及びモータ制御回路１７はコントローラ１２から
発せられる駆動信号によつても駆動制御される。
トラツクパルス生成回路１８は、ピツクアツプ１
のデイスク半径方向における移動時、第３図に示
されるトラツキングエラー信号に基いてスポツト
光が記録トラツク７を横切る毎に１パルスを発生
し、コントローラ１２に送出する。

次に、本発明によるアドレス探索方法の手順
を、第４図のシーケンス図を参照しつつ第５図の
フローチヤートに沿つて説明する。

記録デイスク、例えばいわゆるコンパクトデイ
スクには、デイスク最内周から現在位置までの絶
対時間を示す情報やデイスク最内周から各曲の頭
までの絶対時間を示す情報等が記録されている。
そこでまず、点で、データ抽出回路１１（第２
図参照）で抽出されたアドレス情報から現在アド
レスを読み取り（ステツプ１）、続いて現在アド
レスと目標アドレスとを比較し（ステツプ２）、
両アドレス位置間の距離が一定値より大、すなわ
ち目標アドレスが遠いと判定された場合には、現
在アドレスと目標アドレスとの間に何本のトラツ
クが存在するか計算する（ステツプ３）。このト
ラツク数の計算は、各アドレスの絶対時間、デイ
スク回転数、トラツクピツチ等に基いて行なわれ
る。この計算によつて求められたトラツク数Ｎが
ある一定値ｎより大きいと判定（ステツプ４）さ
れた場合には、その計算値Ｎから一定値ｍを減算
する（ステツプ５）。この減算は、後のピツクア
ツプ１の移動に際し、トラツク数の計算誤差や送
りのオーバーシユート等でピツクアツプ１のスポ
ツト光が目標アドレスより大きく行き過ぎてしま
うのを防止するために行なわれるのである。な
お、計算値Ｎから一定値ｍを減算する代わりに、
計算値Ｎに１より小なる一定値ｌ（ｌ＜１）を掛
算しても良い。

このようにしてカウントすべきトラツク数
N′を設定し、しかる後ピツクアツプ１を目標ア
ドレス方向、第４図の例ではFWD方向に移動さ
せる（ステツプ６）と同時に、トラツクパルス生
成回路１８（第２図参照）から発せられるトラツ
クパルスをカウントし、このカウント数が前記ト
ラツク数N′に達したと判定されたら（ステツプ
７）、ピツクアツプ１の移動を停止し（ステツプ
８）、これによりスポツト光は点に達する。

点で再び現在アドレスが読み取られ（ステツ
プ１）、更に現在アドレスと目標アドレスとが比
較され（ステツプ２）、両アドレス間の距離が一
定値より大きければ、再度ステツプ３に移行しト
ラツク数Ｎの計算が行なわれる。しかしこのと
き、目標アドレスに近付いており、ステツプ４に
おいて計算値Ｎが一定値ｎ以下と判定された場合
には、計算値Ｎから一定値ｍを減算することはし
ないでステツプ６に移行する。そして再度トラツ
クカウント送りを行なうことにより、ピツクアツ
プ１のスポツト光は点に達する。

点で再度現在アドレスが読み取られ（ステツ
プ１）、現在アドレスが目標アドレスに近いと判
定（ステツプ２）されるとステツプ９に移行す
る。ステツプ９において、現在アドレスが目標ア
ドレスより小と判定された場合にはステツプ10に
移行していわゆるシヨートジヤンプがFWD方向
に行なわれるが、第４図の例では、現在アドレス
が目標アドレスより大であるから、ステツプ11を
経てステツプ12に移行し、REV方向へのシヨー
トジヤンプが行なわれ、このシヨートジヤンプは
ステツプ12で現在アドレスが目標アドレスより小
と判定されるまで繰り返される。続いてステツプ
13に移行し、現在アドレスが目標アドレスに一致
若しくは目標アドレスを越えるまで１トラツクジ
ヤンプがFWD方向に行なわれる（ステツプ14）。
すなわち、点に達した以降は、現在アドレスと
目標アドレスとの大小比較を行なう毎にジヤンプ
距離を次第に縮めていくことにより、ピツクアツ
プ１のスポツト光を目標アドレスに収束させるこ
とができるのである。

なお、上記実施例では、現在アドレスと目標ア
ドレスとに基づいて両アドレス位置間のトラツク
数を計算し、そのトラツク数が所定値よりも大な
る場合、そのトラツク数から一定値を減算又は前
記トラツク数に１より小なる一定値を掛算するこ
とによつてカウントすべきトラツク数を設定する
としたが、要は、現在アドレス位置と目標アドレ
ス位置よりも手前の所定位置との距離に対応した
トラツク数を設定できれば良いのである。したが
つて、現在アドレスと目標アドレスとから目標ま
でのアドレス差を計算し、そのアドレス差が所定
値よりも大なる場合、そのアドレス差から一定値
を減算又は前記アドレス差に１より小なる一定値
を掛算することによつて新たにアドレス差を設定
し、この新たに設定されたアドレス差に基づいて
トラツク数を設定するようにすることも可能であ
る。

発明の効果以上説明したように、本発明によるアドレス探
索方法によれば、現在アドレス位置と目標アドレ
ス位置よりも手前の所定位置との距離に対応した
トラツク数が設定され、目標アドレスのやや手前
を目標にしてトラツクカウントアクセスが行なわ
れるので、より迅速なサーチが可能になると共
に、トラツクカウントサーチにおける行き過ぎや
デイスク外への飛出しを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来方法におけるサーチ動作を示すシ
ーケンス図、第２図は本発明によるアドレス探索
方法が適用される光学式記録デイスク再生装置の
一例を示すブロツク図、第３図は記録トラツクと
トラツキングエラー信号との関係を示す図、第４
図は本発明によるアドレス探索方法におけるサー
チ動作を示すシーケンス図、第５図は本発明によ
るアドレス探索方法の手順を示すフローチヤート
である。主要部分の符号の説明、１……ピツクアツプ、
４……トラツキングミラー、６……記録デイス
ク、１１……データ抽出回路、１２……コントロ
ーラ、１３……トラツキングエラー信号生成回
路、１８……トラツクパルス生成回路。

Claims

【特許請求の範囲】

１ピツクアツプにより検出された現在アドレス
位置と目標アドレス位置よりも手前の所定位置と
の距離に対応したトラツク数を設定し、しかる後
前記ピツクアツプを目標アドレス方向へ移動させ
つつ前記ピツクアツプの情報検出点が記録トラツ
クを横切る毎に発せられるパルスをカウントし、
このカウント数が前記トラツク数に達したとき前
記ピツクアツプの移動を停止し、以降現在アドレ
スと目標アドレスとの大小比較を行なう毎に前記
ピツクアツプの移動距離を縮めていくことにより
目標アドレスを探索することを特徴とするアドレ
ス探索方法。