JPH0352509B2 - - Google Patents

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JPH0352509B2
JPH0352509B2 JP58022212A JP2221283A JPH0352509B2 JP H0352509 B2 JPH0352509 B2 JP H0352509B2 JP 58022212 A JP58022212 A JP 58022212A JP 2221283 A JP2221283 A JP 2221283A JP H0352509 B2 JPH0352509 B2 JP H0352509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
release
adhesive
expansion
release paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58022212A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59149970A (ja
Inventor
Katsumi Harada
Hiroyoshi Hosomura
Kiichiro Myakubo
Tadao Nishikawa
Kazuo Fuchigami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuramoto Sangyo Co
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Kuramoto Sangyo Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Kuramoto Sangyo Co filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2221283A priority Critical patent/JPS59149970A/ja
Publication of JPS59149970A publication Critical patent/JPS59149970A/ja
Publication of JPH0352509B2 publication Critical patent/JPH0352509B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は静電複写、磁気複写及び一般事務用
等に於いて使用される粘着紙に関するものであ
る。 第1図に示すような上紙1、感圧性粘着剤2及
び離型面を有する剥離紙からなる従来の粘着紙と
しては、 (1) 上紙に上質紙を用い、剥離紙基材にグラシン
紙を用いたもの、 (2) 上紙及び剥離紙基材ともに上質紙を用いたも
の、 等がある。 しかし、前者は高湿度環境下で剥離紙が上紙よ
り大きな伸びを示し、上紙側に大きくカールし、
低湿度環境下で剥離紙が上紙より大きな収縮を示
し、剥離紙側に大きくカールし、複写機により画
像を形成する際に送行特性、転写特性が安定せ
ず、送行不良が続出する。また後者は、上紙と剥
離紙との伸縮率が均等か上紙の方が大きい(上紙
伸縮率/剥離紙伸縮率=1.0以上)か、又は上紙
と剥離紙の紙伸縮率が共に1.2%前後と大きいた
め、高湿及び低湿環境下に両面がさらされた場合
には前者のグラシン紙組合せの粘着紙のように大
きくカールすることはないが、積層状態で片面だ
けがさらされると、さらされた面の伸縮によりカ
ールが大きくなり、また熱定着ロールで定着する
際には画像が乗る上紙側を熱ロールで加熱するの
で上紙の収縮が大きくなり、定着時に生ずるカー
ル(以後コピー後カールと呼ぶ。)が大きくなる
等の欠点があり、複写機内での逆行不良の原因に
なる。 従つて、本発明の目的は、静電複写、磁気複写
等に対する複写適性、特に画像が乗る上紙側を熱
ロールで加熱して画像を定着する方式の複写にお
いて、定着後のカールの少ない粘着紙を提供する
ことにある。 本発明者等は前記の従来の粘着紙の欠点を解消
すべく検討を重ねた結果、上紙と剥離紙との紙伸
縮率及びそのバランスを選択することによつてカ
ールの変化量をコントロールできることを見出
し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、上紙側が加熱される粘着
紙であつて、粘着紙として剥離紙よりも上紙の伸
縮率を所定範囲で小さくし、かつ上紙及び剥離紙
自体の絶対的な紙伸縮率を小さくすることによ
り、複写適性、特に送行適性のある粘着紙を提供
したものである。 更に詳しく説明すれば、本発明は、粘着層を有
する上紙と、離型面を有する剥離紙が、前記粘着
層と前記離型面とを接して積層され、前記上紙側
が加熱される粘着紙であつて、前記剥離紙として
伸び及び/又は縮み率が0.90%以下の用紙を用い
ると共に、前記上紙として、前記剥離紙の伸び及
び/又は縮み率に対する比が0.7以上で1.0よりも
小さい伸び及び/又は縮み率を有する用紙を用い
たことを特徴とする粘着紙である。 本発明に於ける紙伸縮率の測定方法は、低荷重
の状態で湿度(R.H)のサイクルを65%→90%→
65%→20%→65%として変化させた時の伸縮率を
下記の式から算出したものである。なおこの場合
サンプルは20℃、65%R.H.環境下で24時間予備
調湿した後に、H・K式伸縮度試験器(特開昭55
−89747号参照)にて上記サイクルにより測定す
る。 伸び率=E1+E2(%) 縮み率=S1+S2(%) E1=65%R.H.から90%R.H.の伸び率(%) E2=20%R.H.から65%R.H.の伸び率(%) S1=90%R.H.から65%R.H.の縮み率(%) S2=65%R.H.から20%R.H.の縮み率(%) 本発明の粘着紙では上紙と剥離紙の伸縮バラン
スを上紙より剥離紙の方を最大で30%大きくする
ことでコピー後カールを低減させ、かつ紙伸縮率
自体を横方向(製造時の抄紙の流れに対して直角
の方向)で0.90%以下、好ましくは0.80%以下に
することにより環境変動によるカールの増大を抑
制するものである。 本発明の粘着紙において使用する上紙及び剥離
基材は上記の紙伸縮率0.90%以下の条件を充たし
ているものの中から、上紙と剥離紙の伸縮バラン
スを考慮して適宜選択することができる。 また、上紙及び剥離紙基材として同種のものを
使用し、剥離紙基材に離型処理を施したとき紙伸
縮率が剥離紙基材のみの紙伸縮率よりも大きくな
るものであれば、そのような組合せも選択でき
る。 また、伸縮率0.90%以下の用紙は市販用紙から
片艶用紙等伸縮率の小さい用紙を選定すること
(特開昭55−129475号)、紙に耐水性合成樹脂を含
有させること(特開昭55−129474号)、パルフ配
合と叩解条件を調整すること、填料配合を調整す
ること、抄紙条件により繊維配向、密度等を調整
すること等により調製することができる。また、
これら用紙を基材として離型処理することにより
剥離紙として使用することができる。 次に実施例及び比較例を挙げて本発明の粘着紙
を説明する。 実施例 1 晒針葉樹クラフトパルプ(NBKP)と晒広葉
樹クラフトパルプ(LBKP)をフリーネス250ml
(NBKP/LBKP=20/80)に叩解し、これにタ
ルク(パルプに対して10重量%)とサイズ剤及び
硫酸バンドを添加して、坪量45g/m2のラベル用
原紙を抄紙し、更に少量の導電剤を含むポリビニ
ルアルコール(PVA)0.4g/m2を塗布してラベ
ル用紙を得た。 ラベル用紙と同様の方法で坪量50g/m2の剥離
紙用原紙を抄紙し、これにPVA0.8g/m2を塗布
し、更に付加反応型シリコーン0.8g/をグラビ
アコーターで塗布し、温度150℃にて加熱乾燥し
て剥離紙を得た。 上記ラベル用紙と剥離紙を用い、粘着剤にアク
リル系粘着剤を使用して粘着紙を得た。 この上紙及び剥離紙の伸縮率と、低湿、高湿環
境下でのカール性及び静電複写機によるコピーテ
スト結果を表1に示す。 実施例 2 NBKPとLBKPをフリーネス370ml(NBKP/
LBKP=10/90)に叩解し、これに尿素樹脂をバ
ルブに対して2.2重量%内添加して坪量50g/m2
の用紙を抄紙し、ラベル上紙を得た。NBKPと
LBKPをフリーネス320ml(NBKP/LBKP=
10/90)に叩解し、坪量52.3g/m2の用紙を抄紙
し、これにエポキシ系ポリアミド樹脂をパルプに
対して0.9重量%塗布して剥離紙用原紙を得た。
これにPVA0.5g/m2を塗布し、更に縮合反応型
シリコーン0.8g/m2を塗布して剥離紙を得た。 上記ラベル上紙と剥離紙を用い、粘着剤にアク
リル系感圧粘着剤を使用して粘着紙を得た。この
粘着紙を実施例1と同様に試験した結果を表1に
示す。 実施例 3 中越パルプ製片艶クラフト(坪量52.3g/m2
の艶付面にPVAを0.5g/m2塗布し、更に付加反
応型シリコーンを0.7g/m2塗布して剥離紙を得
た。 実施例 2 実施例2のラベル上紙と上記の剥離紙を用い、
粘着剤にアクリル系感圧粘着剤を使用して粘着紙
を得た。この粘着紙を実施例1と同様にして試験
した結果を表1に示す。 比較例 1 上紙としてはインデイア紙本州製紙製コロナS
(坪量47g/m2)を使用し、剥離紙としてはグラ
シン紙本州製紙製グラシン紙(坪量64g/m2)に
PVAを0.5g/m2塗布し、更に縮合反応型シリコ
ーンを0.8g/m2塗布して得たものを使用した。 上記ラベル上紙と剥離紙及び粘着剤としてアク
リル系感圧粘着剤を使用して粘着紙を得た。この
粘着紙を実施例1と同様にして試験した結果を表
1に示す。 比較例 2
【表】 ラベル上紙としては王子製紙製フオーム用紙
(坪量52.3g/m2)を使用し、剥離紙としては四
国製紙製フオーム用紙(坪量52.3g/m2)に
PVAを1.0g/m2塗布し、更に付加反応型シリコ
ーンを0.8g/m2塗布して得たものを使用した。 上記ラベル上紙と剥離紙及び粘着剤にアクリル
系感圧粘着剤を使用して粘着紙を得た。この粘着
紙を実施例1と同様にして試験した結果を表1に
示す。 表1の結果から本発明による粘着紙(実施例1
〜3)が静電複写機に於けるカール性、送行性に
於いて従来のもの(比較例1及び2)よりも優れ
ていることが明らかである。 以上の様な本発明によれば、静電複写機、磁気
複写機に使用する際に優れた耐カール性、走行性
を得ることができる。特に、画像が乗る上紙側を
熱ロールで加熱して画像を定着する方式の複写に
用いた場合には、定着時に上紙が加熱ロールと直
接触して剥離紙よりも高い熱量をうけ、上紙がよ
り多く収縮する環境となるが、剥離紙及び上紙の
絶対的な紙伸縮率が小さいこととあいまつて、加
熱ロールと接触する上紙側の伸縮率を、剥離紙側
の伸縮率よりも小さくしたので、上紙が剥離紙側
よりも高い熱量を受けても剥離紙に比べてより大
きく収縮することがなくなり、従つて、コピー後
のカールが極めて少なくなるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は粘着紙の構造を示す断面図である。 図中符号:、1……上紙;2……感圧性粘着剤
層;3……剥離紙;4……離型層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粘着層を有する上紙と、離型面を有する剥離
    紙が、前記粘着層と前記離型面とを接して積層さ
    れ、前記上紙側が加熱される粘着紙であつて、前
    記剥離紙として伸び及び/又は縮み率が0.90%以
    下の用紙を用いると共に、前記上紙として、前記
    剥離紙の伸び及び/又は縮み率に対する比が0.7
    以上で、1.0よりも小さい伸び及び/又は縮み率
    を有する用紙を用いたことを特徴とする粘着紙。
JP2221283A 1983-02-15 1983-02-15 粘着紙 Granted JPS59149970A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2221283A JPS59149970A (ja) 1983-02-15 1983-02-15 粘着紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2221283A JPS59149970A (ja) 1983-02-15 1983-02-15 粘着紙

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Publication Number Publication Date
JPS59149970A JPS59149970A (ja) 1984-08-28
JPH0352509B2 true JPH0352509B2 (ja) 1991-08-12

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ID=12076491

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JP2221283A Granted JPS59149970A (ja) 1983-02-15 1983-02-15 粘着紙

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JPS59149970A (ja) 1984-08-28

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