JPS6026105Y2 - 粘着紙 - Google Patents

粘着紙

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Publication number
JPS6026105Y2
JPS6026105Y2 JP1980133650U JP13365080U JPS6026105Y2 JP S6026105 Y2 JPS6026105 Y2 JP S6026105Y2 JP 1980133650 U JP1980133650 U JP 1980133650U JP 13365080 U JP13365080 U JP 13365080U JP S6026105 Y2 JPS6026105 Y2 JP S6026105Y2
Authority
JP
Japan
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paper
adhesive
release
adhesive paper
base material
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980133650U
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English (en)
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JPS5756742U (ja
Inventor
勝已 原田
明照 松井
Original Assignee
富士ゼロックス株式会社
株式会社倉本産業
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Publication date
Application filed by 富士ゼロックス株式会社, 株式会社倉本産業 filed Critical 富士ゼロックス株式会社
Priority to JP1980133650U priority Critical patent/JPS6026105Y2/ja
Publication of JPS5756742U publication Critical patent/JPS5756742U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6026105Y2 publication Critical patent/JPS6026105Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カール発生を防止した粘着紙に関し、さらに
詳しくは、電子複写機等による複写によってマスター用
図面等を作成する場合の貼り込みラベルとして使用され
る粘着紙、殊に半透明粘着紙に関するものである。
一般に、粘着紙は粘着層を有する上紙と剥離面を有する
剥離紙とが、粘着層と剥離面とを接して積層された構造
を有している。
これを図示すれば、第1図に示す如く、上紙1には感圧
性粘着剤からなる粘着層2が塗布され、これが剥離紙3
に塗布された離型層4の面、すなわち剥離面上に積層さ
れている。
このような粘着紙をラベル紙として使用する場合には、
ラベル紙としての上紙の基材にはその使用目的に合致し
た紙質の紙、例えば片面を粗面化したマット加工フィル
ムやポリエチレンフィルム等を使用し、一方剥離紙基材
としては通常グラシン紙を使用していた。
このため、周囲環境の温度や湿度の変化に対する上紙と
剥離紙の伸縮率が異なり、例えは梅雨期における保存の
際には高湿度の影響によってカールが発生し、保存性の
点で難がある。
殊に、これらの粘着紙を電子複写機による複写によって
ラベル紙を作成して使用する場合には、複写の際に例え
ば画象定着の際の加熱による影響によってカールが発生
し、それぞれのステップで紙詰り不都合が生じ、安定し
た走行適性が得られなかった。
本考案は、上記の事情に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、周囲環境の温度や湿度の変化によ
るカール発生がなく、電子複写機によって複写する際に
安定した走行適性を有する粘着紙を提供することにある
上記本考案の目的は、前記した粘着紙において、上紙及
び剥離紙の基材を同質のものとすることによって遠戚さ
れる。
本考案についてさらに詳しく説明すると、上紙及び剥離
紙の基材としては一般に使用されているものでよいが、
温度や湿度の変化に対する伸縮率の点で同質のものとす
る必要がある。
これらの上紙及び剥離紙の基材として、不透明度60%
以下(JIS−P−8138による)の同質の半透明紙
を用いた場合、普通紙性や筆記捺印性に優れるため特に
好ましい。
不透明度60%以下と規定した理由は、60%以上であ
ればジアゾ適性において好ましくないからである。
半透明紙としては、セルロース繊維を高度に粘状叩解し
て紙中の空気ができるたけ少なくなるように抄紙した半
透明紙(いわゆるトレーシングペーパーと一般に呼ばれ
ているもの)や、紙を構成するセルロース繊維に近い屈
折率を有する透明化剤を塗布または含浸してなる透明紙
等、JIS −P −8183による測定で不透明度6
0%以下(好ましくは50%以下)であればよい。
上紙に塗布される感圧性粘着剤としては、水性型の天然
ゴムラテックス、合皮ゴムラテックス、アクリル樹脂エ
マルジョン等、溶剤型の天然ゴム、合成ゴム、ポリイソ
ブチレン、ポリビニルアルキルエーテル、アクリルエス
テル共重合物等一般に使用されている各種の粘着剤が使
用できるが、上紙基材として半透明紙を使用する場合に
はこれらの透明性を妨げるような不透明な粘着剤は好ま
しくない。
剥離紙に塗布される離型剤としては、例えはシリコーン
系樹脂等一般に使用されているものが使用できる。
以上のように、本考案に係る粘着紙は、上紙と剥離紙の
基材を同質のものとしたことにより、表裏基材の物理特
性が同一となり、粘着紙の使用あるいは保存の際に、周
囲環境の温度や湿度の変化に対して粘着紙の表裏基材の
伸縮率が同じであることから粘着紙のカール発生を防止
することができる。
したがって、本考案に係る粘着紙を、ラベル紙として電
子複写機により複写して使用する場合には、例えば画像
定着の際の加熱により影響されることなく、複写機にお
いて安定した走行適性が得られ、定着後にも画像周辺に
波打ちやシワが生じたり、あるいはカールを発生するこ
ともない。
また、従来の透明フィルムベースの粘着紙では、フィル
ムを剥離紙との間に摩擦による静電気が発生し、給紙時
に重送や送り不良が生じ易かったが、これらの欠点も粘
着紙の表裏基材を同質のものとしたことにより殆んど解
消できる。
さらに上紙と剥離紙の基材を同質の半透明紙とすること
により、普通紙性や筆記捺印性に優れた粘着紙が得られ
るという利点がある。
本考案に係る粘着紙は通常の粘着紙としての用途の他に
、静電複写や磁気複写等に対する複写適性を有腰さらに
筆記捺印性も有する半透明粘着紙として、特に以下のよ
うな用途上の利点がある。
(1)図面作成時に同じ1部品図1や1部品番号ヨなど
を複写して第2原図用紙に貼り付け、ジアゾ複写用マス
ターにする。
(2)r部品記号ヨや1規格部品ヨ、′規格寸法ヨなど
を複写して原図等に貼り付けておくと誤記が防止でき、
検図を省略できる。
(3) 農園、庭園等の配置図等の作成時に利用でき
、機能的な配置が簡単にできる。
(4) 精密図のユニット部分等を複写し、トレース
作業の手間を省き、作業能率を向上できる。
(5) 図面の部品欄や部品名称、タイトル等を複写
し、作図した原図に貼り付け、図面作成における手間を
省ける。
以下、実施例を示して本考案をさらに詳細に説明する。
実施例 l 上紙としてライギンステーブ社製、GNT70775坪
量729/dを使用し、剥離紙としては上紙に使用した
上記GNT70775坪量72g/−を用い、これに耐
溶媒性賦与剤をアンカーコーティングし、この上にシリ
コーン系樹脂を塗工し、粘着剤としてアクリル系感圧性
粘着剤を使用して粘着剤を得た。
このようにして得られた粘着紙は、静電複写機でコピー
テストを実施した結果、走行性が良好であった。
その結果を表1に示す。実施例 2 上紙に坪量52.39/?71″の上質紙に熱架橋性の
アクリルエマルジョン(商品名テスピール、徳島精油(
掬製)を20g/77I″の量で含浸した後乾燥させて
得た不透明度が54%の透明度を使用し、剥離紙には上
紙と同じ透明紙を用い、これに耐溶媒性賦与紙をアンカ
ーコーティングし、この上にシリコーン系樹脂を塗工し
、粘着剤としてはアクリル系感圧性粘着剤を使用して粘
着紙を得た。
こうして得た粘着紙は、静電複写機でコピーテストを実
施した結果、走行性が良好であった。
その結果を表1に示す。
比較例 1 上紙にキソ化戊産業有限会社製ポリエステルケミカルマ
ット加工”KSK 200”厚さ60μを使用し、剥離
紙にはグラシン紙十条製紙製゛グラシン厚口゛′坪量6
4g/rrlを用い、これに耐溶媒性賦与剤をアンカー
コーティングし、その上にシリコーン系樹脂を塗工し、
粘着剤としてアクリル系感圧性粘着剤を使用して粘着紙
を得た。
こうして得た粘着紙を静電複写機でコピーテストした結
果を表1に示す。
注1)表中に示す記号は以下の意味を表わす。
○:良好、△:やや劣る、×:不良 性2)ラジアントタイプ定着器使用電子複写機 型式3
103(富士ゼロックス(株)製)注3)ヒートロール
定着器使用電子複写機 型式3500(富士ゼロック
ス(株)製)
【図面の簡単な説明】
第1図は粘着紙の構造を示す断面図である。 1は上紙、 2は粘着層、 3は剥離紙、 4は離型 層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)粘着層を有する上紙と剥離面を有する剥離紙が、
    粘着層と剥離面とを接して積層された構造を有する粘着
    紙において、上記上紙及び剥離紙の基材が同質のもので
    あることを特徴とする粘着紙。
  2. (2)上紙及び剥離紙の基材がセルロース繊維から戊り
    かつ不透明度が60%以下(JIS −P −8183
    による)の同質の半透明紙である実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の粘着紙。
JP1980133650U 1980-09-22 1980-09-22 粘着紙 Expired JPS6026105Y2 (ja)

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JPS5756742U JPS5756742U (ja) 1982-04-02
JPS6026105Y2 true JPS6026105Y2 (ja) 1985-08-06

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59149970A (ja) * 1983-02-15 1984-08-28 Fuji Xerox Co Ltd 粘着紙
JPS62123133U (ja) * 1986-01-27 1987-08-05

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4110702Y1 (ja) * 1964-04-27 1966-05-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947599U (ja) * 1972-08-03 1974-04-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4110702Y1 (ja) * 1964-04-27 1966-05-19

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