JP3035366U - 静電記録による視覚情報が定着されてなる自己貼着 性透明表示材料 - Google Patents

静電記録による視覚情報が定着されてなる自己貼着 性透明表示材料

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JP3035366U
JP3035366U JP1996002392U JP239296U JP3035366U JP 3035366 U JP3035366 U JP 3035366U JP 1996002392 U JP1996002392 U JP 1996002392U JP 239296 U JP239296 U JP 239296U JP 3035366 U JP3035366 U JP 3035366U
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透 山上
純 吉原
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Kanbo Pras Corp
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Kanbo Pras Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面、ウインドー面などに、糊、粘着材料な
どを用いずに貼着けることができ、かつ、静電複写機な
どで視覚情報を記録できる表示材料。 【構成】 ポリエステルフイルムの一方の面にシリコー
ンゴム層が形成され、他の一方の面に静電記録による視
覚情報が定着されてなる表示材料。 【効果】 視覚情報の記録および複製が容易で、表示材
料の貼着けに糊、粘着材料などを要しない。透明なシー
トによれば、文字、画像、装飾模様などが直接壁面やウ
インドーに描かれたような効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、文字・画像などの視覚情報を伝達するために壁面、ウインドー面な どに貼着ける表示材料に関し、特に糊、粘着材料などを用いずに貼着けることの できる表示材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
商店において広告宣伝のためや、事務所や学校などで広報のために、壁面やウ インドー面に貼紙をすることは慣用手段として行なわれている。貼着ける手段と しては、ピン、マグネット、粘着性材料、あるいは糊剤などがある。ただ、ピン は金属やガラスなどの硬質材料には使用できないし、マグネットの使用対象は金 属材料に限定される。粘着性材料や糊剤は硬質材料に使用できるが、はがしたあ とに粘着性材料などが残り取り除くのに手間がかかる。
【0003】 貼紙類の材料は通常は紙であり、不透明な素材である。視覚情報は、手書き、 複写、印刷などにより形成される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、硬質材料からなる壁面やガラス面に貼紙を貼着けるためには、 通常粘着性材料や糊剤が利用されるが、貼着面の汚損の問題があり貼着面を汚さ ずに貼着できる方法が望まれる。また、視覚情報の担体として従来用いられてき た不透明な材料に代えて透明な材料を用いれば、壁面やウインドーに視覚情報が 直接描かれたごとき効果が期待できる。さらに、視覚情報が現在広く普及してい る静電複写機やコンピュータのプリンタを使って担体上に直接形成できれば便利 である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するため工夫を重ねた結果、既存の静電複写機な どの静電記録装置による複写・印刷が可能なポリエステルフイルムなどの耐熱性 合成樹脂フイルムと、ガラス面などの鏡面に素材自体が貼着性を有するシリコー ンゴムを積層することによって上記の課題が解決できることを見出した。すなわ ち、本考案は、150°C以上の耐熱変形温度を有し、厚さが20〜200μm の耐熱性合成樹脂フイルムの、一方の面に厚さ10〜150μmのシリコーンゴ ム層が形成され、他の一方の面には静電記録による視覚情報が定着されてなる自 己貼着性透明表示材料を要旨とするものである。
【0006】 本考案の表示材料は、静電複写機などの静電記録装置においてトナーを定着す るために、図2に示すような表面温度が約170°Cのヒートローラで加熱、加 圧される。その際の熱により融着したり、変形したりしないため、耐熱変形温度 が少なくとも150°C以上の素材で構成される必要がある。このような条件を 満足する合成樹脂のフイルムとしては、ポリエステルフイルムが実用的に最も適 しているが、その他にポリカーボネート、ポリアミドイミドなどのフイルムも使 用できる。また、シリコーンゴムも150°C以上の耐熱変形温度を有する。
【0007】 本考案に用いる耐熱性合成樹脂フイルムは、厚さ20〜200μm、好ましく は30〜100μmのフイルムであるが、シリコーンゴムを積層する面には接着 性向上のためコロナ放電処理やプライマ加工を施したものが好ましい。また、静 電記録像を形成する面にトナーの定着性を向上するための処理を施してもよい。 厚さが上記の範囲外の場合は静電記録装置における走行が不安定になる。また、 厚すぎるとシートは重く、硬くなり、自己貼着性を低下させる。
【0008】 また、耐熱性合成樹脂フイルムの一方の面に積層するシリコーンゴム層は、厚 さが10〜150μm、好ましくは30〜100μmである。層の形成はシリコ ーンゴムの溶液をコーテイング後、乾燥、熱処理することにより可能であるが、 他の適当な方法で行なうこともできる。層の厚さが上記の範囲より薄い場合は自 己貼着性が不充分となり、厚すぎる場合は静電記録装置通過時の走行性が不安定 となる。使用するシリコーンゴムの硬度は25〜70度(JIS−A)の範囲が 好適である。硬度を変えることによって貼着性をコントロールできる。硬度が低 い場合は、長期の使用に適した強固な貼着性が得られ、硬度が高い場合は、白板 に貼るプレゼンテーション用資料などに適した易剥離性のものが得られる。シリ コーンゴム層が自己貼着性を発現できる対象は、鏡面ないし鏡面に近い平滑な面 からなる硬質材料である。本願では、シリコーンゴムは透明性の高いものを用い るが、特にポリエステルフイルムとは界面の相性がよく、透明性の優れた表示材 料が得られる。必要に応じ着色透明、あるいは半透明、不透明の表示材料も可能 である。
【0009】 本考案において、視覚情報とは、文字、映像情報のほか装飾的な意匠なども含 む。たとえば、ウインドーに貼着けステンドグラス風の効果を示すものなども含 む。半透明のガラスに貼着け裏側から照明を当てて内照式の広告や装飾として利 用するものも含む。
【0010】 本考案において、静電記録装置には、静電複写機(PPC)のほか、コンピュ ータからの情報を直接プリント・アウトするレーザービーム・プリンタ(LBP )など、静電気的に形成された像を介してトナーを紙などの上に転写、定着させ る装置が含まれる。
【0011】
【作用】
本考案によると、既存の静電複写機などの静電記録装置による複写・印刷が可 能なポリエステルフイルムなどの耐熱性合成樹脂フイルムに、ガラス面などの鏡 面に素材自体が貼着性を有するシリコーンゴムを積層したことによって、粘着材 料や糊剤などを使わずに壁面やウインドーに貼着けることができ、かつ、文字、 画像などの視覚情報を容易に印刷、複写できる。
【0012】
【実施例】
コロナ放電処理された厚さ38μmのポリエステルフイルムの片面に、シリコ ーンゴム100部に対しトルエン25部を加えて溶解した液をロール・オン・コ ータを使って塗布し、乾燥後、熱処理して、厚さ80μmのシリコーンゴム層を 形成した。この積層品の長尺シートを裁断してA4版シートとした。このA4版 積層シートのシリコーンゴム層側に、シリコーン面保護のためにコピー用普通紙 を当てて静電複写機に通し、ポリエステル面に視覚情報を記録した。このシート を、ガラス面、完全に平滑な金属面、あるいは僅かに凹凸のある塗装金属面に、 それぞれ貼着けて自己貼着性を調べた結果、いずれも貼着け可能であった。若干 の凹凸があっても滑らかであれば貼着けられることが確認できた。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、既存の静電複写機などの静電記録装置により容易に複写・印 刷が可能で、かつ、ガラス面などの鏡面に素材自体が貼着性を有する耐熱性合成 樹脂/シリコーンゴム積層シートを文字、画像などの視覚情報を広告、伝達する ための表示材料として用いるので、粘着材料や糊剤などを使わずに壁面やウイン ドーに貼着けることができ、かつ、透明なシートによれば文字、画像、装飾模様 などが直接壁面やウインドーに描かれたような効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の表示材料の一部切り欠き説明図であ
る。
【図2】 本考案の表示材料に視覚情報を定着させる静
電複写機の定着ユニットの概略説明図である。
【符合の説明】
1・・・ポリエステルフイルム 2・・・シリコーンゴム層 3・・・視覚情報 4・・・給紙部 5・・・感光、現像、転写部 6・・・定着部 7・・・ヒートローラ 8・・・加圧ローラ 9・・・普通紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 150°C以上の耐熱変形温度を有し、
    厚さが20〜200μmの耐熱性合成樹脂フイルムの、
    一方の面に厚さ10〜150μmのシリコーンゴム層が
    形成され、他の一方の面には静電記録による視覚情報が
    定着されてなる自己貼着性透明表示材料
JP1996002392U 1996-02-23 1996-02-23 静電記録による視覚情報が定着されてなる自己貼着 性透明表示材料 Expired - Lifetime JP3035366U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300559A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Dainippon Printing Co Ltd ハードコート自己吸着ラベルの製造方法、ハードコート自己粘着ラベル、及びハードコート層付き媒体
JP2009297929A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Dainippon Printing Co Ltd ホログラム自己吸着ラベルの製造方法、ホログラム自己粘着ラベル、及びホログラム付き媒体
JP2014006537A (ja) * 2013-08-08 2014-01-16 Dainippon Printing Co Ltd ハードコート自己吸着ラベル

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