JPH0352244Y2 - - Google Patents

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JPH0352244Y2
JPH0352244Y2 JP12506884U JP12506884U JPH0352244Y2 JP H0352244 Y2 JPH0352244 Y2 JP H0352244Y2 JP 12506884 U JP12506884 U JP 12506884U JP 12506884 U JP12506884 U JP 12506884U JP H0352244 Y2 JPH0352244 Y2 JP H0352244Y2
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guide rail
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として中量軌道輸送システムの案
内軌条同士を継目板を用いて接合する案内軌条の
接合構造に関する。
交通渋滞、事故、騒音、排気ガスなどの交通公
害を減少させるために、中形バス程度のゴムタイ
ヤ式車両をコンピユータを用いて専用軌道を運行
させる交通機関が実用化されている。
第10図はゴムタイヤ式車両とその案内軌条の
従来例を示すもので、車両1はその側方に張出し
て設けた操向用の案内輪3が溝状の断面を有する
専用軌道4の側壁6に設けた案内軌条7によつて
案内されながら操向されて、走行輪2により走行
路5を走行させるようにしたものである。上記案
内軌条7は水平板部7aとこの水平板部7aの両
端部に一体に形成された垂直板部7b,7cとか
ら成る市販品であるH形鋼が用いられている。
ところで、従来、上記案内軌条7の隣接するも
の同士を接合する場合には、第11図ないし第1
3図に示すように継目板8を上記案内軌条7の両
垂直板部7b,7cの間において、水平板部7a
に当てがい、該水平板部7aと継目板8に挿通し
たボルトとナツトを用いて接合しているが、この
際、案内軌条7の案内輸転送面7dに段差ができ
ないように、継目板8の一側方を案内軌条7の案
内輪転送面7d側の垂直板部7bに当接させて固
定すると、案内軌条7は市販品のH形鋼であるた
め、その製造工程における製作公差を勘案して、
H形鋼の許容最小寸法(垂直板部7b,7c間寸
法の最小値)のものに挿入できるよう垂直板部7
b,7c間の寸法よりも僅かに幅を狭く作られて
いる継目板8と、案内軌条7の垂直板部7cとの
間に隙間9ができる。そして、案内軌条7を接合
後、時間がたつにつれて、外気温度変化による伸
縮あるいは車両走行時の案内輪3による荷重の繰
返し作用によつて、継目板8と案内軌条7との間
に緩みを生じて、上記隙間9において継目板8と
案内軌条7の相対移動が起り、隣接する案内軌条
7,7の案内輪転送面7d,7dの相互間に段差
を生じるという欠点があり、一定期間毎に保守作
業を頻繁に行なわなければならないという問題が
ある。
また、上記案内軌条7は、側壁6から軌道中心
側にほぼ垂直に突設している3本のアンカーボル
ト10,11,12に装着され、かつ、ナツト1
3,14,15,16で締付けることにより取付
けられたタイプレート17と、このタイプレート
17の下部及びナツト15,16との間に挾まれ
て固定されている下クリツプ18と、上記タイプ
レート17の上部にボルト19、ナツト20,2
1によつて固定された上クリツプ22との間に挾
まれて支持されている。ここで、案内軌道7の側
壁6への支持位置としての3本のアンカーボルト
10,11,12は土木工事として側壁6を構築
する際にコンクリート型枠と関連づけて一定間隔
毎にコンクリート工事と一緒に予め埋込んで置く
ものである。一方、案内軌条7は市販のH形鋼で
あり定尺物をそのまま連続配列して用いるため
に、この案内軌条7の側壁6への支持位置と上記
案内軌条7同士の接合部とが合致すると、支持装
置(取付金具)23の各クリツプ18,22と継
目板8とがスペース的に干渉して取付けることが
できないため、上記接合部の位置を変更するか、
あるいは定尺物であるH形鋼の長さを切断して短
かくして用いる必要があり、施工工事が非常に煩
雑になるという問題がある。さらに、施工後にお
いて、上記支持位置の近くに上記接合部がある場
合には、外気温度変化により案内軌条が伸縮する
のに伴い、上記各クリツプ18,22と継目板8
とが干渉して、破損するおそれがある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、構造が簡単で、接合部
が案内軌条の側壁への支持装置の位置と重なつて
も相互に干渉することがなく、施工工事が容易に
できる上に、接合する2本の案内軌条であるH形
鋼同士の寸法公差が異なつていても、案内軌条の
案内輪転送面に段差を生じることなく、保守点検
を頻繁に行なう必要がない案内軌条の接合構造を
提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、継目板
の接続板部を案内軌条の水平板部に、かつ、継目
板の側板部を案内軌条の第1垂直板部の内面に
各々密接させて上記継目板を隣接する2本の案内
軌条に取付けると共に、上記継目板の接続板部の
側面と案内軌条の第2垂直板部との隙間にくさび
を嵌入して、案内軌条同士を接合するものであ
る。
以下、第1図ないし第7図に基づいて、本考案
の一実施例を説明する。
図中30は、横断面H形の案内軌条であり、こ
の案内軌条30は、水平板部30aと、この水平
板部30aの両端部に一体に形成された第1垂直
板部30b及び第2垂直板部30cとから構成さ
れている。そして、案内軌条30の隣接するもの
同士の間に、横断面L形の継目板31が跨つて配
設されている。この継目板31は、接続板部31
aと、この接続板部31aの一側から垂直に延出
されかつ該一側に一体に結合された側板部31b
と、接続板部31aと側板部31bの中央部に一
体に形成された補強リブ31cとから構成されて
いる。また、接続板部31aの他側は、その中央
部が両端部より突出した山形に形成されており、
該他側の側面31dには、鋸歯状の凹凸条が接続
板部31aの長手方向に直角の方向に指向されて
形成されると共に、上記側面31dの中央下部に
は、切欠31eが形成されている。そして、継目
板31は、その側板部31bの外面31fと接続
板部31aの側面31dとを結ぶ寸法が案内軌条
30の第1、第2垂直板部30b,30cの内面
30d,30e間寸法の製作公差による最小値よ
り小さく形成されており、その長手方向を案内軌
条30の長手方向に一致させて、隣接する案内軌
条30相互の第1、第2垂直板部30b,30c
の間に挿入されている。さらに、継目板31は、
その接続板部31aの底面31gを案内軌条30
の水平板部30aに密接させ、かつ側板部31b
の外面31fを案内軌条30の案内輪転送面30
fを有する第1垂直板部30bに密接させて、接
続板部31aに穿設された複数の長孔31hと案
内軌条30の水平板部30aに穿設された複数の
挿通孔30gとを貫通する複数のボルト32及び
このボルト32に螺合する2重ナツト33によつ
て、案内軌条30に連結され、隣接する案内軌条
30相互を一体的に接合している。そして、継目
板31の接続板部31aの側面31dと案内軌条
30の第2垂直板部30cの内面30eとの間に
は、隙間Aが形成されており、この隙間Aには、
上記側面31d側の面34a,35aを鋸歯状に
形成し、反対側の面34b,35bの下部を曲面
状に面取りした一対のくさび34,35が嵌入さ
れている。
次に、2本の隣接する案内軌条30同士を継目
板31で接合する場合には、2本の案内軌条30
の案内輪転送面30fを段差ができないように合
わせ、かつ案内軌条30の継目部に継目板31の
補強リブ31cを位置させておいて、継目板31
をその底面31gが各案内軌条30の水平板部3
0aに当接するまで、各案内軌条30の各垂直板
部30b,30c間に挿入する。この際、継目板
31の側板部31bの外面31fと案内軌条30
の第1垂直板部30bの内面30dとを密接する
と共に、継目板31の接続板部31aの側面31
dと案内軌条30の第2垂直板部30cの内面3
0eとの間に、一対のくさび34,35を、各く
さび34,35の面34b,35bと継目板31
の側板部31bの外面31fとの距離が各案内軌
条30の第1、第2垂直板部30b,30cの内
面30d,30e間距離に一致するように調整し
た状態において、それぞれ嵌入する。上記のよう
にして継目板31と各くさび34,35を案内軌
条30の各垂直板部30b,30c間に挿入した
後、継目板31を各案内軌条30に対し、それら
を貫通するボルト32とこれに螺合する2重ナツ
ト33とにより堅固に固定する。
上記取付調整作業において、たとえ2本の案内
軌条30の寸法(第1垂直板部30bと第2垂直
板部30cとの距離)が違つていても、各くさび
34,35を継目板31(案内軌条30)の長手
方向に適宜移動して案内軌条30の寸法に、継目
板31の側板部31bの外面31fと各くさび3
4,35の面34b,35bとの距離を容易に一
致調整できるので、案内軌条30の案内輪転送面
30fに段差ができることはない。また、各くさ
び34,35の面34a,35aと継目板31の
接続板部31aの側面31dとはそれぞれ鋸歯状
になつているので、互いに噛合し、各くさび3
4,35は継目板31に対して勝手に相対移動す
ることなく、隙間Aから長手方向に抜けることが
ない。さらに、第7図に示すように、継目板31
が接続板部31aと側板部31bとからなるか
ら、案内軌条30の側壁6への支持装置23の各
クリツプ18,22と上記継目板31とが合致す
る位置に配設されたとしても、両者が干渉するこ
となく、取付作業に支障をきたすことなく、また
長期間経過後も接触、破損することがない。
なお、案内軌条30の水平板部30aの下面側
にも継目板31を上記と同様の作業で取付けるこ
とにより案内軌条30同士を一層強固に接合し得
る。この場合、上下の継目板31は、上記ボルト
32を共用して案内軌条30に取付けてもよく、
また個別のボルトにより取付けてもよい。さら
に、上記一対のくさび34,35の代わりに、第
8図と第9図に示すように、鋸歯状に形成された
面40a,41aの先端下部に、突起40b,4
1bを形成した一対のくさび40,41を用い
て、該突起40b,41bを上記継目板31の接
続板部31aの側面31dに形成された切欠31
e内に嵌入することにより、各くさび40,41
の外部への抜け出しをより一層防止するようにし
てもよい。
以上説明したように、本考案は、継目板の接続
板部を案内軌条の水平板部に、かつ、継目板の側
板部を案内軌条の第1垂直板部の内面に各々密接
させて上記継目板を隣接する2本の案内軌条に取
付けると共に、上記継目板の接続板部の側面と案
内軌条の第2垂直板部との隙間にくさびを嵌入し
て、案内軌条同士を接合するものであるから、継
目板とくさびとを使用して、案内輪転送面に段
差、折れ等を生じることなく、隣接する案内軌条
同士を容易にかつ堅固に取付調整ができる上に、
継目部の強度は他の部分と同等以上に維持するこ
とができ、外気温度変化や案内輪荷重、振動等に
対して接合力が強く、継目部が緩むことはないと
共に、案内軌条の側壁への支持装置と案内軌条の
継目部とが重なる位置であつても、案内軌条の第
2垂直板部を把持する支持装置と継目板とが干渉
することがないので、案内軌条同士を接合する施
工工事がたやすく行なえ、かつ長期間使用して
も、上記支持装置と継目板とが接触せず、破損す
ることがない。従つて、長期にわたり保守点検の
必要がなく、案内軌条の案内輪走行面に沿つて走
行する車両の走行安定性を良好に保持することが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は斜視図、第2図は継目板の斜視
図、第3図はくさび34の斜視図、第4図はくさ
び35の斜視図、第5図は平面図、第6図は側面
図、第7図は第5図の−線に沿う断面図、第
8図はくさび34の代わりに用いるくさびの一例
を示す斜視図、第9図はくさび35の代わりに用
いるくさびの一例を示す斜視図、第10図は従来
の専用軌道の断面図、第11図ないし第13図は
従来の案内軌条の接合状態を示すもので、第11
図は平面図、第12図は側面図、第13図は第1
2図の−線に沿う断面図である。 30……案内軌条、30a……水平板部、30
b……第1垂直板部、30c……第2垂直板部、
30d……内面、31……継目板、31a……接
続板部、31b……側板部、31d……側面、3
4……くさび、35……くさび、A……隙間、4
0……くさび、41……くさび。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平板部とこの水平板部の両端部にそれぞれ形
    成された第1垂直板部及び第2垂直板部とから成
    る案内軌条を、その長手方向に隣接するもの同士
    を継目板を用いて接合する案内軌条の接合構造に
    おいて、接続板部とこの接続板部の一側に形成さ
    れた側板部とから構成された継目板が、上記接続
    板部を上記水平板部に、かつ上記側板部を上記第
    1垂直板部の内面に各々密接させて上記隣接する
    2本の案内軌条に取付けられると共に、上記接続
    板部の他側の側面と上記案内軌条の第2垂直板部
    との隙間に、くさびが上記案内軌条の長さ方向に
    嵌入されたことを特徴とする案内軌条の接合構
    造。
JP12506884U 1984-08-17 1984-08-17 案内軌条の接合構造 Granted JPS6140402U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12506884U JPS6140402U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 案内軌条の接合構造

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JP12506884U JPS6140402U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 案内軌条の接合構造

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JPS6140402U JPS6140402U (ja) 1986-03-14
JPH0352244Y2 true JPH0352244Y2 (ja) 1991-11-12

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ID=30683753

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JP12506884U Granted JPS6140402U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 案内軌条の接合構造

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JPS6140402U (ja) 1986-03-14

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