JPH035216Y2 - - Google Patents

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JPH035216Y2
JPH035216Y2 JP1980156167U JP15616780U JPH035216Y2 JP H035216 Y2 JPH035216 Y2 JP H035216Y2 JP 1980156167 U JP1980156167 U JP 1980156167U JP 15616780 U JP15616780 U JP 15616780U JP H035216 Y2 JPH035216 Y2 JP H035216Y2
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seedling
scraping
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pine
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は田植機における苗掻取量調節装置に関
する。
マツト状苗の植付に際しては、苗の植付地域や
時期、圃場条件などを考慮して植付爪の苗掻取量
(植付本数)を調節する必要がある。この苗掻取
量を調節するに際して、従来は苗載台に載置され
ているマツト状苗の前縁を受け止めている苗受体
の取付ボルトを緩めて、その位置を前後に調節し
て苗受体に設けた掻取口に臨むマツト状苗の植付
爪に対する位置(掻取り長さ)を調節するように
していた。そのため、植付本数を調節するのに事
前の作業が必要であり、かつ泥に汚れた機械を調
節することは非常に面倒でしかも左右方向におい
て苗受体を平行に同一距離だけ前後に移動させる
ことは一層困難であるという問題がある。この問
題を解消するため従来では、実開昭50−83219号
公報に記載されている如く、ゲージを使用して苗
受体位置を調節するが、このゲージを使用するに
は、苗載台に載置したマツト状苗を一旦取去り、
苗受体に係止したゲージにより植付爪に対する苗
受体位置を、前後に調節するようになつていた。
しかし、特に多条植のように左右に幅広い場合に
は左右方向において苗掻取量が異なつてくるとい
う問題があり、調整に多くの時間を要し特に不慣
れな人にはこの調整が面倒であつた。
また、マツト状苗が急傾斜の苗載置台上に載置
されており、その上を滑落または前送りされて前
縁が苗受体に衝突する際、および運転中の振動等
によりマツト状苗の床土が圧縮される度合は、同
一の播種量にあつても、床土の硬軟、根絡み程度
の強弱、床土の湿潤度合などの要因に左右されて
異なるから、植付状態を見ながら苗受体の前後位
置を上述の要因に合わせて調節する必要がある。
しかしながら、従来のものは苗掻取量を調節する
には、先に述べた面倒な操作が必要となるので、
一旦植付作業を開始すると植付作業を中断して圃
場内での植付本数を変更することは実質的に不可
能であり、したがつて予定よりも苗掻取量が若干
変化してもそのまま植付を続行してしまうことが
多く、単位面積当たりの苗本数が安定しないとい
う欠点があつた。
また、マツト状苗の前縁を受止める前受板を、
ねじにより前後移動させるものとして実開昭52−
145134号公報があるが、この公報に記載されたね
じ形式では、調節ハンドルの操作により基準位置
から前受板を前後移動なし得たとしても、その位
置から元の基準位置に戻す、または前後位置から
さらに前後調節する際、調節位置が明示されてな
いから、運転者の勘にたよるしか方法がなく、結
局、正確な掻取量は先に述べた実開昭50−83219
号公報と同様に、マツト状苗を取去りゲージ使用
による調節しかないという欠点があつた。
本考案の目的は、上述のような従来装置におけ
る問題を解消し、苗掻取量の調節を運転操縦位置
におりながら手元の操作レバーにより簡単に行う
ことができるようにすると共に、手元操作の調節
によつても、左右方向において苗掻取量の不均一
な差が発生することのないようにした田植機の苗
掻取量調節装置を提供せんとすることにある。
上記目的を達成する本考案による田植機の苗掻
取量調節装置は、左右に往復移動する苗載台に載
置されたマツト状苗の前縁を受止める苗受体を、
該苗受体と機体側の案内面との間に設けた左右両
側の案内部により前後方向に移動自在に案内する
と共に、該案内部の両外側に連結した左右の作動
杆を介して苗載台の裏面に位置し左右横方向に配
設した連結杆に連結し、該連結杆を苗載台の裏面
に設けられ掻取量の最大と最小との間を等間隔で
多段に区分する係合部に係合可能に構成した掻取
量調節レバーに連動連結し、該レバーの操作によ
り苗載台にマツト状苗を載置したまま平行移動す
る苗受体の移動を許容するも常時は苗受体を案内
面に密接する規制手段を設けてなるものである。
以下、図に示す本考案の実施例により説明す
る。
第1図は本考案の苗掻取量調節装置の設けられ
た田植機の側面図であり、フレーム1の前部には
エンジン2が搭載され、中央部には走行車輪3が
昇降自在に設けられ、下部にはフロート4が上下
動自在にそれぞれ設けられており、走行車輪3の
駆動力により田面を滑走するようになつている。
フレーム1の後方にはドライブケース5が延設さ
れ、これに運転操作用のハンドル6が設けられて
いる。7は苗載台、8はこの苗載台7の下端に横
設された苗受体であり、ドライブケース5および
ハンドル6を利用して支持されている。9は苗受
体8に対向して上下に往復運動するように設けら
れた植付爪である。
第2図〜第4図は本考案の苗掻取装置を示すも
のである。上述したフレーム1の後方に延長する
ドライブケース5には横送り装置10が設けられ
ており、この横送り装置10は苗載台7の下面の
ブラケツト7aを介して苗載台7を機体の左右方
向に往復運動させるようにしている。また、この
苗載台7の左右方向の往復運動に際し、ブラケツ
ト11に固定されたガイドピース12が苗載台7
の下面を案内するようにしている。ブラケツト1
1はドライブケース5の左右にそれぞれ固設され
ており、その前端に長孔13を長さ方向が前後方
向となるようにして設けている。この長孔13が
設けられているブラケツト11の上面に苗受体8
が左右に跨がるように載置され、その状態でピン
14を長孔13に挿入すると共に、そのピン14
にスプリング15を介挿したワツシヤ16,16
を挿入し、ブラケツト11の下面側において止ピ
ン17によつて係止することにより、苗受体8が
ブラケツト11に対し弾性力を付勢された状態で
支持されるようにしてある。苗受体8は後述する
ようにピン14を介して長孔13に沿つて前後に
移動を行うようになつており、このため長孔13
とピン14とは案内部を構成している。
苗受体8の中心部から略等距離で前記案内部に
近接して苗受体の左右両側には、それぞれプレー
ト18,18がリベツト19により固着されてお
り、このプレート18,18に作動杆20,20
が連結されている。左右の作動杆20,20は互
いに平行に、かつドライブケース5に沿つて後方
へ延長し、その端部において苗載台背面に沿つて
左右横方向に配設された連結杆21で一体的に連
結して一体作動可能に構成されている。また、各
作動杆20はその途中においてターンバツクル2
0aにより連結さて伸縮調節自在となつており、
かつドライブケース5に固定されたガイド22に
より摺動可能に支持されている。また、左右の作
動杆20,20の幅は苗受体8の隣接する二つの
苗掻取口8a,8aの幅より大きくなるように
してある。
一方、ドライブケース5後部上方のハンドル6
下側に固設した位置決め板23上には支点軸24
が設けられ、この支点軸24に掻取量調節レバー
25が回動自在にかつスプリング26により第3
図において右方向に付勢されるように支持されて
いる。掻取量調節レバー25の回動支点を中心と
して一方には長孔25aが穿設されており、この
長孔25aに前述した左右の作動杆20に一体的
に連結する連結杆21が嵌挿係合している。また
掻取量調節レバー25の回動支点の他方は、位置
決め板23に多段に形成した凹部23aに係合さ
れるが、この位置決め板23は掻取量調節レバー
25を掻取量の最大位置と最小位置との間にわた
り等間隔で多段に区分する係止部に構成されてお
り、この位置決め板23に設けた多段の凹部23
aのうち任意のひとつに運転操作位置から選択的
に係止することができるようになつている。
上述のような構成の装置において、運転操作ハ
ンドル6の下部にある掻取量調節レバー25を操
作し、位置決め板23における係止位置を多段の
凹部23aのうちのいずれかに移し換えると、掻
取量調節レバー25の長孔25a側の位置が変位
するので、その長孔25aを介して係合する作動
杆20,20がその長手方向に移動を行い、端部
に連結された苗受体8をピン14を介してブラケ
ツト11の長孔13の案内部に沿つて上下方向の
移動により、第4図に示す植付爪9により掻取ら
れる苗掻取量Sも変化することになる。このよう
に、運転操縦部の手元にある掻取量調節レバー2
5を単純に移動操作するのみで、苗掻取量の調節
を簡単確実にワンタツチで軽快迅速に行える。し
かも、この調節は、従来の如く苗載台のマツト状
苗を取去りゲージを使用する必要がないので、田
植作業開始時あるいは作業途中の如何に拘らず簡
単に行うことができる。
また、上記の掻取量調節レバー25の操作にお
いて苗受体8は長孔13とピン14との係合によ
り案内部を介すると共に、案内部に近接した位置
を左右に一体的に連結杆21で連結された作動杆
20,20に支持されて平行移動するので、苗受
体8がその上下移動の際に左右いずれかに傾くこ
とはない。したがつて、苗掻取口8aの各場所掻
取られる苗量を均一にし、掻取量の差をなくすこ
とができる。このような掻取量の均一性をより確
実にするには、左右の作動杆20,20の幅を隣
接する苗掻取口8a,8a間の幅よりも大きく
することが望ましい。また必要により作動杆20
の本数は2本以上の複数にしてもよい。
また、上述の装置では、苗受体8がブラケツト
11に対しスプリング15により弾性付勢されて
いるため、苗受体8自体の振動が吸収されて少な
くなり、苗の座屈や掻取り支障を招くことがな
い。さらにこのスプリングにより弾性付勢は苗受
体8を任意位置に確実に密接するばかりでなく、
その規制手段が従来のボルトナツトのようにその
都度弛緩、緊締をする必要がなく、そのままの状
態で調節できるため、その操作を極めて容易にす
る。
第5図は本考案の他の実施例を示すもので、苗
受体8のブラケツト11に対する弾性力を傾め前
方の下方へ向けて付勢するようにしている。その
ためピン14の下端に係合させたスプリング35
を斜め前方下方へ向けて張設するようにしてあ
る。この装置では上述した実施例によつて得られ
る効果のほか、作動杆20を前方へ移動させる時
の操作を助勢させるため、操作を一層軽くすると
いう効果がある。
上述したように本考案による田植機の苗掻取量
調節装置は、左右に往復横移動する苗載台に載置
されたマツト状苗の前縁を受止める苗受体を、該
苗受体と機体側の案内面との間に設けた左右両側
の案内部により前後方向に移動自在に案内すると
共に、該案内部の両外側に連結した左右の作動杆
を介して苗載台の裏面に位置し左右横方向に配設
した連結杆に連結し、該連結杆を苗載台の裏面に
設けられ掻取量の最大と最小との間を等間隔で多
段に区分する係合部に係合可能に構成した掻取量
調節レバーに連動連結し、該レバーの操作により
苗載台にマツト状苗を載置したまま平行移動する
苗受体の移動を許容するも常時は苗受体を案内面
に密接する規制手段を設けてなるが故に、規制手
段により案内面に密接された苗受体は、掻取量調
節レバーの操作に連動して前後に平行移動するの
で、苗掻取量の調節が迅速にできると共に、この
苗受体の調節位置は掻取量調節レバーを係合部に
係止するだけで固定できる。
しかも、常時は苗受体が規制手段により案内面
に密接され、植付爪によるマツト状苗の掻取によ
つても姿勢が変化することがなく確実に調節位置
に保持されるので、正確なマツト状苗の掻取を行
うことができる上、この苗受体は、案内部の両外
側が作動杆に一体的に連結され、左右の案内部位
置よりも広い間隔に設けた左右の作動杆によつて
よじれることなく平行移動するので、左右方向に
おいて苗掻取量の不均一な差を発生することな
く、苗受体の左右両側における苗掻取量を均一に
できると同時に、併せて苗受体の左右両側を確実
に支持できる。
さらに、苗受体は、作動杆および連結杆を介し
て掻取量の最大と最小との間を等間隔で多段に区
分する係止部に係合可能に掻取量調節レバーに連
結されているので、この苗載台裏面に位置する掻
取量調節レバーを、苗載台にマツト状苗を載置し
た状態でワンタツチ操作するのみで、該量調節レ
バーの操作に応動して苗受体を的確に移動させて
掻取量を簡単迅速に調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を設けた田植機の側面
図、第2図は本考案の苗掻取量調節装置の要部を
示す側面図、第3図は第2図のA矢視図、第4図
は同じく苗受体部分の側面図、第5図は本考案の
他の実施例における苗受体部分の側面図である。 7……苗載台、8……苗受体、11……ブラケ
ツト、13……長孔(案内部)、14……ピン
(案内部)、15,35……スプリング、16……
ワツシヤ、20,20……作動杆、21……連結
杆、23……位置決め板、25……掻取量調節レ
バー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右に往復横移動する苗載台に載置されたマツ
    ト状苗の前縁を受止める苗受体を、該苗受体と機
    体側の案内面との間に設けた左右両側の案内部に
    より前後方向に移動自在に案内すると共に、該案
    内部の両外側に連結した左右の作動杆を介して苗
    載台の裏面に位置し左右横方向に配設した連結杆
    に連結し、該連結杆を苗載台の裏面に設けられ掻
    取量の最大と最小との間を等間隔で多段に区分す
    る係合部に係合可能に構成した掻取量調節レバー
    に連動連結し、該レバーの操作により苗載台にマ
    ツト状苗を載置したまま平行移動する苗受体の移
    動を許容するも常時は苗受体を案内面に密接する
    規制手段を設けてなる田植機の掻取量調節装置。
JP1980156167U 1980-10-31 1980-10-31 Expired JPH035216Y2 (ja)

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JP1980156167U JPH035216Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS5776424U JPS5776424U (ja) 1982-05-12
JPH035216Y2 true JPH035216Y2 (ja) 1991-02-12

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118012A (ja) * 1982-12-25 1984-07-07 株式会社クボタ 田植機の苗供給装置
JPS59101620U (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 株式会社クボタ 田植機の苗供給装置
JPH0445459Y2 (ja) * 1984-11-07 1992-10-26
JPS63214114A (ja) * 1988-02-18 1988-09-06 ヤンマー農機株式会社 歩行型田植機における苗取量調節装置

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JPS5539699Y2 (ja) * 1976-04-28 1980-09-17

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