JPH0352149Y2 - - Google Patents

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JPH0352149Y2
JPH0352149Y2 JP945586U JP945586U JPH0352149Y2 JP H0352149 Y2 JPH0352149 Y2 JP H0352149Y2 JP 945586 U JP945586 U JP 945586U JP 945586 U JP945586 U JP 945586U JP H0352149 Y2 JPH0352149 Y2 JP H0352149Y2
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metal foil
insulating plate
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piezoelectric vibrator
cleaning machine
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案は、圧電セラミツクス等による圧電振
動子を用いた超音波洗浄機に関する。
(b) 従来技術とその欠点 上記種類の超音波洗浄機は圧電振動子の屈曲振
動に伴つて発生する超音波により洗浄容器内の洗
浄液が振動するようになつている。
従来、このような超音波洗浄機として第5図に
示すものがあつた。同図の超音波洗浄機は、裏面
中央部に銅箔等の内側金属箔1が形成された例え
ば円板状の絶縁板2の表面を洗浄容器の底壁3の
裏面に接着し、この絶縁板2に、内側金属箔1よ
りも小さい外形を有する圧電振動子4の表側の電
極面を導通接着し、上記内側金属箔1及び圧電振
動子4の裏側の電極のそれぞれにリード線5,6
を接続した構成となつている。
ところが、このような超音波洗浄機は、洗浄容
器の底壁3と絶縁板2との接合強度を十分に強く
し、しかも、圧電振動子4から洗浄容器への熱伝
導効率を高めるために、第6図に示すように、洗
浄容器の底壁3と絶縁板2との間に接着のために
塗布した接着剤8を周端からはみ出させ、このは
み出し部8aが絶縁板2の裏面外周部に乗り上げ
て、乗上り部8bを形成するようにしていた。し
かしながら、このような乗上り部8bは、はみ出
した接着剤8が硬化の段階で垂れ下がつて形成さ
れるので、その大きさは各種条件に左右されて一
定しない。このため、従来は、この乗上り部8b
の端と内側金属箔1との間隔距離dを製造段階で
適正な距離にコントロールすることが困難とな
り、接近し過ぎて絶縁破壊を生ずる不良品が多く
なつて歩留まりが低下するという欠点を生じてい
た。
(c) 考案の目的 この考案は上記した従来の問題点を改善するた
めになされたもので、絶縁板裏面の外周部に外側
金属箔を形成することにより、接着剤の乗上り部
をこの外側金属箔上にのみ形成し、この乗上り部
の端と内側金属箔との間隔距離を一定にすること
ができる超音波洗浄機を提供することを目的とす
る。
(d) 考案の構成及び効果 上記目的を達成するため、この考案の超音波洗
浄機は、裏面中央部に内側金属箔が形成された絶
縁板の表面を洗浄容器の底壁裏面に接着剤で接着
し、かつ、この接着剤を絶縁板の外周に沿う裏面
外側部にまではみ出させ、さらに、この絶縁板の
裏面に、内側金属箔よりも小さい外形を有する圧
電振動子の表側の電極面を導通接着した超音波洗
浄機において、 絶縁板の外周に沿う外側部分に、内側金属箔と
の間に所定以上の隙間を開けて外側金属箔を形成
し、絶縁板の裏面にはみ出した接着剤がこの外側
金属箔の上に乗り上がるようにしたことを特徴と
する。
上記構成の超音波洗浄機によると、洗浄容器の
底壁と絶縁板との間に塗布する接着剤をさらには
み出させ、絶縁板裏面の外側金属箔上に乗り上ら
せることにより、上記底壁と絶縁板との接合強度
が十分に強くなるとともに、圧電振動子から洗浄
容器への放熱効率が高まる。また、接着剤は、金
属箔に良く馴染み、ガラスエポキシ等からなる絶
縁板の表面には直接付着難いので、上記のように
接着剤のはみ出し部を外側金属箔上に乗り上がら
せても、その乗上り部の端が外側金属箔の内周よ
りも内側へはみ出すことはほとんどない。そのた
め、この乗上り部の端と内側金属箔との間隔距離
を確実に所定以上に確保することができ、絶縁破
壊を生じるような不良品の発生を防ぐことができ
る。また、絶縁板裏面に形成された外側金属箔
は、目視検査の際の乗上り部のはし出し状態の目
安となるので、不良品の発生防止ばかりでなく検
査効率の向上を図ることができる。
(e) 実施例 以下、この考案の実施例による超音波洗浄機を
図面を参照して説明する。
第1図は超音波洗浄機の断面正面図、第2図は
超音波洗浄機の底面図である。これらの図から明
らかなように、絶縁板2の裏面には、外周に沿う
外側部分の外側金属箔1aと、中央部分の内側金
属箔1bとが同心円状に形成されている。これら
の金属箔1a,1bは、絶縁板2の裏面全面の金
属箔をリング状にエツチングすることにより分割
形成される。従つて、この外側金属箔1aと内側
金属箔1bとの間には、一定幅のリング状の隙間
Sが形成され、絶縁板2はその素材であるガラス
エポキシが上記隙間Sから露出している。また、
絶縁板2には圧電振動子4を導電性接着剤7で導
通接着しているので、圧電振動子4の表側の電極
は内側金属箔1bと導通している。その他の構成
は第5図で説明した従来の超音波洗浄機と同様で
あるので、対応する部分に同一符号を付して詳細
説明を省略する。
以上の超音波洗浄機において、洗浄容器の底壁
3と絶縁板2との間に塗布する接着剤8を、第3
図のようにはみ出させ、絶縁板2裏面の外側金属
箔1a上に乗り上らせると、上記底壁3と絶縁板
2との接合強度は十分に強くなり、しかも圧電振
動子4から洗浄容器3への放熱効率が高まる。ま
た、接着剤8は金属箔には馴染むが絶縁板2の表
面には直接付着し難いので、上記のように接着剤
8の乗上り部8bの端が外側金属箔1aの内周よ
りも内側へはみ出すことはない。従つて、外側金
属箔1aと内側金属箔1bとの間に形成された隙
間Sによつて形成される沿面距離dが確実に所定
距離だけ確保されるので、絶縁破壊を生じるよう
なことがなくなる。また、この外側金属箔1bの
内周が目視検査の際の目安となるので、検査効率
を向上させることができる。
第4図は上記した接着剤8の乗上り部8bと圧
電振動子4の外周部との間の空間に非導電性の樹
脂9を充填した例を示している。このようにして
おけば、圧電振動子4から洗浄容器3に至る熱伝
導の経路が広く確保されるので、圧電振動子4の
放熱効率が一層向上する利点がある。加えて、上
記した接着剤8の乗上り部分8bの高さを高くす
ればそれだけ非導電性の樹脂9の厚みを厚くで
き、充填時の樹脂9の流出も防止されるので、圧
電振動子4の放熱効率を高めることができる。な
お、上記した非導電性の樹脂としては、熱伝導の
良いシリコン樹脂等を使用すればよい。
ところで、絶縁破壊電圧の検査は、通常、複数
個の超音波洗浄機の圧電振動子を並列に接続し、
端子間に60秒間、高電圧を印加してリーク電流の
大小をチエツクすることにより行う。そして、こ
の試験でリーク電流が大きかつた場合に、チエツ
クされた複数個の超音波洗浄機の中からその不良
品を探し出すようにしている。しかし、複数個の
超音波洗浄機の中から不良品を探し出すためのチ
エツクは多くの手間がかかつて煩わしい。
ところが、この実施例の超音波洗浄機は、上記
したように、目視検査の際に、外側金属箔1aの
内周が乗上り部8bのはみ出し許容範囲の目安と
なり、内側へはみ出していなければ良品と判定で
き、はみ出していれば不良品と判定できる。従つ
て、このうな目視検査により不良品と判定された
ものを上述した絶縁破壊電圧試験の対象品からあ
らかじめ除外しておけば、この試験で不良品が出
る頻度が少なくなり、試験後に複数個の超音波洗
浄機の中からその不良品を探し出す手間が省け検
査効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による超音波洗浄機
を示す断面正面図、第2図は第1図の超音波洗浄
機の底面図、第3図は絶縁板の外周部にはみ出し
た接着剤を乗り上がらせた状態を示す要部拡大断
面図、第4図は接着剤の乗上り部と圧電振動子の
外周部との間の空間に樹脂を充填した状態を示す
要部拡大断面図、第5図は超音波振動子の従来例
を示す断面正面図、第6図は第5図の超音波振動
子の要部を拡大した断面図である。 1……金属箔、1a……外側金属箔、1b……
内側金属箔、2……絶縁板、3……洗浄容器の底
壁、4……圧電振動子、8……導電性接着剤、8
a……接着剤のはみ出し部、8b……接着剤の乗
上り部、9……非導電性の樹脂、S……隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 裏面中央部に内側金属箔が形成された絶縁板
    の表面を洗浄容器の底壁裏面に接着剤で接着
    し、かつ、この接着剤を絶縁板の外周に沿う裏
    面外側部にまではみ出させ、さらに、この絶縁
    板の裏面に、内側金属箔よりも小さい外形を有
    する圧電振動子の表側の電極面を導通接着した
    超音波洗浄機において、 絶縁板の外周に沿う外側部分に、内側金属箔
    との間に所定以上の隙間を開けて外側金属箔を
    形成し、絶縁板の裏面にはみ出した接着剤がこ
    の外側金属箔の上に乗り上がるようにしたこと
    を特徴とする超音波洗浄機。 (2) 前記絶縁板の外側金属箔の上に乗り上がつた
    接着剤と圧電振動子の外周部との間の空間に非
    導電性の樹脂を充填したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の超音波洗浄
    機。
JP945586U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0352149Y2 (ja)

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JPS62123288U JPS62123288U (ja) 1987-08-05
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KR101705773B1 (ko) * 2015-12-31 2017-02-13 기노성 싱크대용 초음파 세척기의 절연장치

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JPS62123288U (ja) 1987-08-05

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