JPH0352029Y2 - - Google Patents

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JPH0352029Y2
JPH0352029Y2 JP1062385U JP1062385U JPH0352029Y2 JP H0352029 Y2 JPH0352029 Y2 JP H0352029Y2 JP 1062385 U JP1062385 U JP 1062385U JP 1062385 U JP1062385 U JP 1062385U JP H0352029 Y2 JPH0352029 Y2 JP H0352029Y2
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gate
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は高周波増幅回路に関し、更に詳細に
は、800MHz帯等の高周波デユアルゲートFET増
幅器を用いた高周波増幅回路に関する。
(従来の技術) 800MHz帯等のUHF増幅器において、安定な増
幅動作、出力から入力の逆方向アイソレーシヨン
が多くとれる等の理由により、増幅素子としてデ
ユアルゲートFETが使用される。また増幅器と
して安定に動作するために、L,C素子を小さく
する必要があり、デユアルゲートFETのリード
線及び接続パターンを極力短くする必要がある。
第2図に、増幅素子としてデユアルゲート
FETを用いた従来の高周波増幅回路の構成を示
す。同図において、1はデユアルゲートFET、
2は入力端子、3は出力端子、4はカツプリング
コンデンサ、5はバイアス用抵抗、6はセルフバ
イアス用抵抗、7はバイパスコンデンサ、8は負
荷抵抗、9は側路コンデンサ、及び10は電源供
給端子である。図示のように、デユアルゲート
FET1の第1ゲートG1(位置的にソースSに近い
方のゲート)には入力信号が供給され、第2ゲー
トG2(位置的にソースSに遠い方のゲート)は接
地されている。第1ゲートG1に供給された高周
波信号はデユアルゲートFET1により増幅され、
増幅された高周波信号が出力端子10から出力さ
れる。利得はゲート・ソース間電圧VG1S及びVG2S
のバイアス電圧の関数である。尚、VG1はソース
Sと第1ゲートG1間の電圧、VG2SはソースSと
第2ゲートG2間の電圧である。
ここで、デユアルゲートFETはセラミツクパ
ツケージFETとプラスチツクパツケージFETの
2種が市販されている。第3図にセラミツクパツ
ケージFETを示し、第4図にプラスチツクパツ
ケージFETを示す。これからの図からわかるよ
うに、セラミツクパツケージFET12のピンロ
ケーシヨンとプラスチツクパツケージFET13
のピンロケーシヨンとは、JIS規格により異なる
(ピンのローテーシヨンが互いに逆方向である)。
従つて、デユアルゲートFETを基板上に実装し
て第2図に示すような高周波増幅回路を形成する
ためには、どちらのパツケージタイプのデユアル
ゲートFETを用いるかによつて、基板上のパタ
ーンが決定される。第5図に、セラミツクパツケ
ージFET12を用いる場合の基板上のパターン
を模式的に示す。同図から明かるように、基板上
のパターンはセラミツクパツケージFET12の
ピンロケーシヨンに対応している。尚、図中、ド
レインDと第1ゲートG1の接続関係は図示しな
い。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、デユアルゲートFETを用いた
上記従来の高周波増幅回路にあつては、基板に実
装されるデユアルゲートFETのパツケージタイ
プ(換言すれば、ピンロケーシヨン)に従つて基
板のパターンが決定されるので、たとえデユアル
ゲートFET内部のパラメータは同じであつても、
同一基板でコンパチブルに使用できないという問
題点があった。
従つて、この考案はこれらの従来の問題点を解
決し、パツケージタイプの異なるデユアルゲート
FETをコンパチブルに使用できる高周波増幅回
路を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案による高周波増幅回路は、印刷回路基
板上に搭載され、第1及び第2ゲートを有するデ
ユアルゲート型の電界効果トランジスタを備え、
前記第1ゲートに入力される高周波信号を増幅し
てドレインから出力として取り出す形式のもので
あつて、 前記印刷回路基板上の印刷パターンを介して前
記電界効果トランジスタの前記第2ゲート及びソ
ースを直流的に接続し、かつ前記第2ゲート及び
前記ソースをそれらの端子の近傍で容量素子を介
して高周波的にそれぞれ接地すると共に、 前記第2ゲート及び前記ソースを接続する前記
印刷パターンを前記第1ゲートと前記ドレインと
の間に配置されていることを特徴とするものであ
る。
(作用) ソースに遠い方のゲートは高周波的に接地され
ている。従つて、出力側から入力側への帰還が少
なくなり、安定で高利得の高周波増幅が可能とな
る。また、ソースに遠い方のゲートとソースとは
直流的に接続されている。従つて、このゲートと
ソースは同電位になり、異なるピンロケーシヨン
の同一パラメータのデユアルゲートFET間のコ
ンパチブル化が可能となる。
(実施例) 以下、この考案を実施例に基づき図面を参照し
て説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示す回路図で
ある。図中、第2図と同一の構成要素には同一の
参照番号を付してある。すなわち、1はデユアル
ゲートFET、2は入力端子、3は出力端子、4
はカツプリングコンデンサ、5はバイアス用抵
抗、6はセルフバイアス用抵抗、7はバイパスコ
ンデンサ、8は負荷抵抗、9は側路コンデンサ、
及び10は電源供給端子である。この実施例によ
れば、デユアルゲートFET1の第2ゲートG2
バイパスコンデンサ11を介して接地されるとと
もに、ソースSに直流的に接地される。第6図は
この考案による高周波増幅回路により用いられる
印刷回路基板のパターン図、特にその電界効果ト
ランジスタのピン配列を示す図である。第6図に
示すように、第2ゲートG2とソースSとの間は、
最短距離となるように、印刷パターンにより直結
される。更に、第2ゲートG2の電極とソースS
の電極とを接続する印刷パターンが最短距離でそ
れぞれ交流的に接地されるように、第2ゲート
G2はバイパスコンデンサ7を介して接地される。
また、ソースSは、コンデンサ11と、これに並
列接続の抵抗6とを介して接地される。コンデン
サ7、及び抵抗6を並列接続したコンデンサ11
の交流インピーダンスは、実用上で充分小さくな
るように、即ち抵抗6の抵抗値(通常は100Ω)
より充分に小さくなるように選択される。例え
ば、バイパスコンデンサ7及び11の容量は、当
該高周波増幅器が800MHz帯域で動作するときに
は、1000pFあれば充分である。
このようにして、ゲートG2及びソースSの電
位は、ほぼ同電位になると共に、ゲート・ソース
間電圧VG2Sもゼロ電圧となる。
また、第2ゲートG2の電極とソースSの電極
とを接続する印刷パターンがその両端で接地され
かつこの印刷パターンがドレインDと第1ゲート
G1との間に介在しているので、前述のインピー
ダンスの低下とあいまつて第1ゲートG1とドレ
インDとの間における電気的な結合を減少させる
ことにも寄与する。従つて、出力側から入力側へ
のフイードバツク量を低減させることになり、安
定した増幅かつ高利得の増幅が可能ないわゆるカ
スケード方の増幅器が実現される。
印刷回路基板上の印刷パターン、及びこの印刷
パターンによる電界効果トランジスタ用のピン配
列が第6図に示すようになつているのであれば、
印刷パターンの第2ゲートG2の端子をソースS
の端子として、かつソースSの端子を第2ゲート
G2の端子として用いても、又はその逆であつて
もよい。
従つて、このような印刷パターンの基板に用い
る電界効果トランジスタとしては、その動作特性
上のパラメータが同一である限り、互いにピン配
列の異なる第3図に示すセラミツクパツケージ型
のものでも、第4図に示すプラスチツクパツケー
ジ型のものでもよく、いずれも高周波増幅器とし
て同一の特性が得られる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、デユ
アルゲートFETのソースに近い第2ゲートを交
流的に接地するとともにソースと第2ゲートを直
流的に接続したので、パツケージの異なるタイ
プ、換言すればピンロケーシヨンの異なるタイプ
のデユアルゲートFET間のコンパチブル化が可
能となる。このように、電界効果トランジスタと
してセラミツクパツケージ型のものでもプラスチ
ツクパツケージ型のものでもよいので、設計及び
製造上の自由度が増す効果がある。
更に、第2ゲートと電極とソースの電極とを接
続する印刷パターンが実質的にその両端で高周波
的に接地されたことになるので、これらを接地す
るためのインピーダンスを最小値のものにするこ
とができる。更に、第2ゲートの電極とソースの
電極とを接続する印刷パターンがドレインと第1
ゲートとの間で高周波的にゼロ電位で介在してい
るので、前述のインピーダンスの低下と相まつ
て、これらとドレインDとの間における電気的な
結合を減少させ、従つて出力側から入力側へのフ
イードバツク量を低減させることになり、安定し
た増幅かつ高利得の増幅が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す図、第2図
は従来のデユアルゲートFETを用いた従来の高
周波増幅回路の構成を示す図、第3図はセラミツ
クパツケージ型電界効果トランジスタのパツケー
ジ平面及びピン配置図、第4図はプラスチツクパ
ツケージ型電界効果トランジスタのパツケージ平
面及びピン配置図、第5図は従来の高周波増幅回
路により用いられる印刷回路基板のパターン図、
第6図はこの考案による高周波増幅回路により用
いられる印刷回路基板のパターン図である。 1……デユアルゲートFET、2……入力端子、
3……出力端子、4……カツプリングコンデン
サ、5……バイパス用抵抗、6……セルフバイア
ス用抵抗、7……バイパスコンデンサ、8……負
荷抵抗、9……側路コンデンサ、10……電源供
給端子、11……バイパスコンデンサ、12……
セラミツクパツケージFET、13……モールド
パツケージFET。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 印刷回路基板上に搭載され、第1及び第2ゲー
    トを有するデユアルゲート型の電界効果トランジ
    スタを備え、前記第1ゲートに入力される高周波
    信号を増幅してドレインから出力として取り出す
    形式の高周波増幅回路において、 前記印刷回路基板上の印刷パターンを介して前
    記電界効果トランジスタの前記第2ゲート及びソ
    ースを直流的に接続し、かつ前記第2ゲート及び
    前記ソースをそれらの端子の近傍で容量素子を介
    して高周波的にそれぞれ接地すると共に、 前記第2ゲート及び前記ソースを接続する前記
    印刷パターンを前記第1ゲートと前記ドレインと
    の間に配置されていることを特徴とする高周波増
    幅回路。
JP1062385U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0352029Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1062385U JPH0352029Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JP1062385U JPH0352029Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61128816U JPS61128816U (ja) 1986-08-12
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