JPH0352027Y2 - - Google Patents

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JPH0352027Y2
JPH0352027Y2 JP3210285U JP3210285U JPH0352027Y2 JP H0352027 Y2 JPH0352027 Y2 JP H0352027Y2 JP 3210285 U JP3210285 U JP 3210285U JP 3210285 U JP3210285 U JP 3210285U JP H0352027 Y2 JPH0352027 Y2 JP H0352027Y2
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transistor
coil
capacitor
transistors
connect
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は同軸伝送方式に用いる低歪トランジス
タ負帰還増幅器に関する。
従来の技術 第5図はこの種の回路の従来における回路例を
示し、第4図はそのオートトランス型ハイブリツ
ドトランスを示している。第4図及び第5図にお
けるRLは増幅器の負荷インピーダンスで、RB
ハイブリツドトランスのバランス抵抗器である。
第4図のR〓は第5図のトランジスタQ1のコレク
タからハイブリツドトランスの端子B側をみたイ
ンピーダンスであり、第4図のR〓は第5図の帰
還回路βからハイブリツドトランスの端子C側を
みたインピーダンスである。
端子A〜Bの巻数をn1、端子B〜Cの巻数をn2
とすると、トランジスタのコレクタ出力電力のう
ちn2/n1+n2が負荷RLへ伝達されるが、残りの n1/n1+n2は帰還回路βへ伝達され、帰還回路βで 損失を受けて増幅器の入力へフイードバツクさ
れ、帰還量だけ歪が改善される。ここで、R〓=
n2/n1+n2RLで、R〓=n2/n1RLである。尚、バランス 抵抗RBの位置は端子B−C間又は端子A−C間
でもよく、バランス抵抗RBが端子A−B間の場
合には、RB=n1/n1+n2RL端子B−C間の場合はRB =n22/n1(n1+n2)RL、端子A−C間の場合はRB= n1+n2/n1RLである。
考案が解決しようとする問題点 従来の回路ではトランジスタのコレクタの負荷
抵抗R〓は、前記の様に、R〓=n2/n1+n2RLであり、 必ず負荷インピーダンスRLより小さい。同軸伝
送方式においては一般に負荷インピーダンスRL
は75Ωであり、トランジスタの負荷抵抗R〓は75Ω
より小となる。この為に、トランジスタは歪特性
上不利な条件下で使用する事となり、負帰還にて
改善されるものの、歪特性は良くない。又過負荷
特性上もコレクタに大きな電流を流さない限り、
最適負荷抵抗より低い為に不利な条件となる。
本考案は従来の技術に内在する上記問題点を解
消する為になされたものであり、従つて本考案の
目的は、トランジスタを歪特性上有利な条件下で
使用し、更に帰還量を増加させて歪を改善し、あ
わせて過負荷特性の改善をも給電電流を増加させ
る事無く実現できる高性能な増幅器を提供する事
にある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成する為に、本考案に係るオート
トランスによるハイブリツド負帰還増幅器出力回
路は、出力段トランジスタの出力をオートトラン
ス型ハイブリツドトランスの中間タツプに接続す
るハイブリツド負帰還増幅器の出力回路におい
て、2個のNPN型トランジスタ又はPNP型トラ
ンジスタを有し、第1のトランジスタのエミツタ
と第2のトランジスタのコレクタを第1のコイル
を介して接続し、上記第1及び第2のトランジス
タのコレクタに各々第1及び第2のコンデンサを
接続し、上記第1と第2のコンデンサのコレクタ
側でない端子を接続し、上記第1のコンデンサと
第2のコンデンサを接続した端子をハイプリツド
トランスの中間タツプに接続し、前記第1のコイ
ルの端子のうち、第1のトランジスタ側からアー
スへ第3のコンデンサを接続し、第1のトランジ
スタのベースと第2のトランジスタのベースをコ
ンデンサにより結合し、第1及び第2のトランジ
スタがNPN型の場合には、第1のトランジスタ
のコレクタをコイルを介して電源のプラス側へ接
続し、第2のトランジスタのエミツタを上記電源
のマイナス側に接続し、第1及び第2のトランジ
スタがPNP型の場合には、第1のトランジスタ
のコレクタをコイルを介して上記電源のマイナス
側へ接続し、第2のトランジスタのエミツタを上
記電源のプラス側へ接続して構成される。
考案の原理と作用 まず第3図を参照して本考案の原理について説
明する。第3図は本考案の交流的特性について説
明する為の図である。出力トランジスタを2個並
列接続すると、各トランジスタは定電流源として
動作するので、負荷の電圧降下は、出力トランジ
スタが1個の場合の負荷の電圧降下の2倍となり
各トランジスタのコレクタから見た負荷抵抗は2
倍となる。すなわち、この場合の各トランジスタ
の負荷抵抗は2×n2/n1+n2RLとなり、これにより トランジスタの歪特性が改善され、又過負荷特性
も改善される。
又、並設接続されている各トランジスタの入力
信号電力は単一のトランジスタの場合に比べて1/
2となる為に、2次歪は約3dB、3次歪は約6dB
改善される。又過負荷特性は約3dB改善される。
更に、並列接続により利得が約3dB増加する為
に、帰還量が約3dB増加し、2次歪、3次歪とも
約3dB改善される。
尚、バランス抵抗RBの位置は、従来と同様に、
端子B−C間、又は端子A−C間でも良い。
実施例 次に本考案をその好ましい各実施例について図
面を参照しながら具体的に説明する。
第1図は本考案の第1の実施例を示す回路構成
図である。
前記した第3図の回路では、第5図の回路、す
なわち、従来の回路に対し2倍の給電電流を必要
とする。そこで、第1図に示す如く、2個のトラ
ンジスタの一方のトランジスタQ5のコレクタ端
子と他方のトランジスタQ4のエミツタ端子をコ
イルL4を介して縦続接続し、直流的に2個のト
ランジスタQ4,Q5を直列給電する様に構成し、
トランジスタQ4,Q5は交流的に並列接続されて
いる。即ち、第1図において、参照符号Q4,Q5
はNPN型トランジスタを示し、第1のトランジ
スタQ4のエミツタと第2のトランジスタQ5のコ
レクタはコイルL4、抵抗R4を介して接続されて
いる。トランジスタQ4,Q5の各コレクタにはそ
れぞれコンデンサC3,C4が接続され、コンデン
サC3,C4の他端、即ち、コレクタ側でない端子
は互いに接続され、その接続端はハイブリツドト
ランスTの中間エミツタBに接続されている。抵
抗R4とコイルL4の接続点とアース間にコンデン
サC5が接続されている。トランジスタQ4のベー
スとトランジスタQ5のベースはコンデンサC7
より結合され、トランジスタQ4のコレクタはコ
イルL3を介して電源のプラス側+Vcに接続され
ると共に、トランジスタQ5のエミツタは上記電
源のマイナス側に接続されている。ハイブリツド
トランスTの端子Aと中間タツプBとの間にはバ
ランス抵抗RBが接続され、端子Aとアース間に
は負荷インピーダンスRLが接続されている。ハ
イブリツドトランスTの端子Cには帰還回路Bが
接続されている。
第2図は本考案の第2の実施例を示す回路構成
図である。本第2の実施例は第1及び第2のトラ
ンジスタQ4,Q5としてPNP型トランジスタを使
用した場合のものであり、その回路接続は機能的
には第1図に示した前記第1の実施例と同様であ
る。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係るオートトラ
ンスによるハイブリツド負帰還増幅器出力回路
は、従来におけるこの種の出力回路の致命的欠点
であつた歪特性及び過負荷特性を給電電流を増加
する事無く改善している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオートトランスによるハ
イブリツド負帰還増幅器出力回路の第1の実施例
を示す回路構成図、第2図は本考案の第2の実施
例を示す回路構成図、第3図は本考案の交流的特
性について説明する為の図、第4図はオートトラ
ンス型ハイブリツドトランスを示す図、第5図は
従来のオートトランスによるハイブリツド負帰還
増幅器の出力回路を示す回路図である。 T……オートトランス型ハイブリツドトラン
ス、Q1〜Q5……出力段トランジスタ、L1〜L4
…チヨークコイル、RL……増幅器負荷抵抗、RB
……ハイブリツドトランスのバランス抵抗、R〓
……ハイブリツドトランスの帰還回路側抵抗、
R〓……ハイブリツドトランスのトランジスタ出
力側抵抗、R1〜R5……バイアス抵抗、C1〜C5
…直流阻止用コンデンサ、β……帰還回路、A,
B,C……ハイブリツドトランスの端子、+Vc
…給電電圧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力段トランジスタの出力をオートトランス型
    ハイブリツドトランスの中間タツプに接続するハ
    イブリツド負帰還増幅器の出力回路において、2
    個のNPN型トランジスタ又はPNP型トランジス
    タを有し、第1のトランジスタのエミツタと第2
    のトランジスタのコレクタを第1のコイルを介し
    て接続し、上記第1及び第2のトランジスタのコ
    レクタに各々第1及び第2のコンデンサを接続
    し、上記第1と第2のコンデンサのコレクタ側で
    ない端子を接続し、上記第1のコンデンサと第2
    のコンデンサを接続した端子をハイプリツドトラ
    ンスの中間タツプに接続し、上記第1のコイルの
    端子のうち上記第1のトランジスタ側からアース
    へ第3のコンデンサを接続し、上記第1のトラン
    ジスタのベースと第2のトランジスタのベースを
    コンデンサにより結合し、上記第1及び第2のト
    ランジスタがNPN型の場合には第1のトランジ
    スタのコレクタをコイルを介して電源のプラス側
    へ接続し、第2のトランジスタのエミツタを上記
    電源のマイナス側に接続し、上記第1及び第2の
    トランジスタがPNP型の場合には、第1のトラ
    ンジスタのコレクタをコイルを介して上記電源の
    マイナス側へ接続し、第2のトランジスタのエミ
    ツタを上記電源のプラス側へ接続した事を特徴と
    するオートトランスによるハイブリツド負帰還増
    幅器の出力回路。
JP3210285U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH0352027Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3210285U JPH0352027Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JPS61149417U JPS61149417U (ja) 1986-09-16
JPH0352027Y2 true JPH0352027Y2 (ja) 1991-11-11

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