JPH035194Y2 - - Google Patents

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JPH035194Y2
JPH035194Y2 JP1984023457U JP2345784U JPH035194Y2 JP H035194 Y2 JPH035194 Y2 JP H035194Y2 JP 1984023457 U JP1984023457 U JP 1984023457U JP 2345784 U JP2345784 U JP 2345784U JP H035194 Y2 JPH035194 Y2 JP H035194Y2
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JP
Japan
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arm
pin
panel
lever
hydraulic cylinder
Prior art date
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JP1984023457U
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English (en)
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JPS60135292U (ja
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Publication of JPH035194Y2 publication Critical patent/JPH035194Y2/ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貨物船等に備えられるハツチカバー装
置に関する。
従来のハツチカバー装置としては、例えば第1
図に示すようなものがあつた。これはヒンジ3に
より連結された2枚のパネル4,5を備え、一方
のパネル4は基端6に設けられたアーム7を介し
て軸8により回動自在に船体1に連結され、他方
のパネル5はその先端に船体1のコーミング2上
を転動するローラ10が軸11により取付けられ
ている。
アーム7と船体1の間には油圧シリンダ12が
設けられ、この油圧シリンダ12の伸長により両
パネル4,5は実線で示すようにコーミング2に
着座する閉位置から、ヒンジ3を中心として点線
で示す開位置に折り畳まれるようになつている。
パネル4の回動支点を結ぶ中心線L1と、パネ
ル5の回動支点をを結ぶ中心線L2とは前記閉位
置で一直線とならないため、閉位置から折れ曲る
場合、L1とL2が一直線状となる過程で、アーム
7の回動支点とローラ10の回動支点11との距
離は増加することになる。すなわち支点間距離は
開作動時初期に一旦増加する。
アーム7には軸8に係合する長穴15が形成さ
れ、パネル4は遊隙をもつて船体側に連結され
て、上記開作動初期の回動支点距離の増加を許容
するようになつている。
なお、ローラ10はコーミング2に固定された
ストツパピース14により図において右方向の移
動が規制されている。
しかしながら、このようにアーム7が船体1に
遊隙をもつて連結されているためハツチカバーの
閉塞時にパネル4がコーミング2に対して図にお
いて左側へずれることがあつた。従来はこれを防
止するため、アーム7と船体1の間にピンを手動
で挿込みこれを連結する必要があり、省力化の面
で問題があつた。
本考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、ヒンジで接続された2枚のパネルを有し、一
方のパネルの先端にコーミング上を転動するロー
ラを設け、他方のパネルの基端にアームを設け、
このアームを船体側に遊隙をもつて連結し、この
アームと船体の間に油圧シリンダを介装したハツ
チカバー装置を前提として、上記油圧シリンダの
ロツド先端部にピンを取付け、上記アームにこの
ピンを挿通させる長円形のピン穴を形成する。ま
た、上記アームにレバーを回動自由に連結し、こ
のレバーに上記ピンンを挟む空隙を設けて該空隙
にピンを嵌装する。上記レバーの基端部には、上
記アームの軸取付部の近傍に固定されたストツパ
ピースに係合するカム部を設ける。また、上記カ
ム部は上記油圧シリンダのパネル閉鎖位置付近で
のストロークに基づいて上記ストツパピースを押
圧するカム特性に設定する。
これにより、パネル閉鎖位置付近つまりピン穴
の遊隙内での油圧シリンダの伸縮動作に伴い、カ
ム部はレバーを介して次動的にストツパピースと
の係脱動作を行なう。特に、パネル閉鎖時の油圧
シリンダの退避動作によつてレバーのカム部がス
トツパピースを押圧するので、パネルの位置ずれ
が確実に防止される。
以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。なお、従来例と同一構成部には同一符
号を付す。
第2図や第3図に示すように、船体1には対向
的に一対のアイプレート16が立設し、このアイ
プレート16には軸8が固定的に取付けられる。
パネル4の基端6に設けられたアーム7は上記
両アイプレート16の間に挾まれる2枚のプレー
ト17を備え、それぞれのプレート17に上記軸
8を挿通させる長穴15を形成する。
船体1には油圧シリンダ12のシリンダ基端部
18を軸19により連結し、この油圧シリンダ1
2のロツド20の先端部にピン21を固定的に取
付ける。
このピン21を挿通させるピン穴22を両プレ
ート17に形成する。このピン穴22は長円形に
形成し、ピン21の外周面とピン穴22の内周面
との間でロツド20の伸縮を自在とする遊隙を設
けるようにする。
プレート17には軸23を介してレバー24を
回動自在に連結する。
レバー24の一端には対向的に延びる2本のヨ
ーク25を一体的に形成し、このヨーク25によ
り上記ピン21を挾む空隙(凹部)26を画成す
る。ピン21がピン穴22に内で変位する場合、
ヨーク25はこのピン21に係合してレバー24
を回動させるようになつている。
なお、ヨーク25にかえてレバー24の端部に
はピン21を挿通させる長円形のピン穴を形成す
るようにして同じくピン21を挾む空隙を構成し
ても良い。
アイプレート16の側面27にストツパピース
28を固定的に取付ける。
レバー24の他端にはカム部29を一体的に形
成し、このカム部29がレバー24の回動により
上記ストツパピース28に係合するようにする。
次にこのハツチカバー装置の動作について説明
する。
まず閉塞時は油圧シリンダ12を最収縮させ、
ピン21をピン穴22の下部に当接させるように
して、パネル4と5を閉位置に展開保持する一
方、レバー24をそのカム部29がストツパピー
ス28に当接する回転位置に保持し、これにより
パネル4は船体1との間にレバー24をはさむか
つこうとなり、パネル4が第2図において左方向
へ変位することを阻止する。
次にこのハツチカバー装置を開作動させる場
合、まず油圧シリンダ12を若干伸長させ、ピン
21をピン穴22内で下部から上部へと変位させ
る。これによりレバー24はヨーク25を介して
軸23を中心に回動してカム部29とストツパピ
ース28との係合が解除される。
油圧シリンダ12がさらに伸長すると、ピン2
1はピン穴20の上部内周面に当接し、パネル4
はアーム7を介して軸8を中心に回動する。
このとき上記初期の伸長作動によりレバー24
はストツパピース28からはずれているので、ア
ーム7は長穴25内で回動支点となる軸8の位置
を自由に変位させられる。これにより前述の軸8
と他方のパネル5の回動支点(軸11)との距離
の増大を許容することができる。
このハツチカバー装置が閉作動する場合、油圧
シリンダ12を収縮させると、軸8を長穴15内
の遊隙で変位させながらパネル4と5は展開し、
コーミング2上に着座する。そして更に油圧シリ
ンダ12を収縮させるとピン21はピン穴22内
で下方へ変位し、ヨーク25を介してレバー24
を回動させカム部29をストツパピース28に当
接させる。
以上説明してきたように、本考案は遊隙をもつ
て連結されたアームの固縛をパネルの開閉作動に
連動させて自動的に行なうことを可能とし、省力
化が図れるという効果が生じる。
特に、本考案によれば油圧シリンダに連動する
レバーの基端部に設けたカム部を介して、パネル
閉鎖位置付近での油圧シリンダストロークに基づ
きパネルアームの軸取付部近傍に設けたストツパ
ピースを押圧するようにしたので、閉鎖時のパネ
ルの位置ずれを確実に防止して、適正位置へのパ
ネル閉じ作動を確実かつ容易に実現できるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す側面図である。第2図は
本考案の実施例を示す側面図、第3図は同じく平
面図である。 1……船体、4,5……パネル、7……アー
ム、8……軸、12……油圧シリンダ、15……
長穴、21……ピン、22……ピン穴、24……
レバー、25……ヨーク、26……空隙、28…
…ストツパピース、29……カム部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒンジで接続された2枚のパネルを有し、一方
    のパネルの先端にコーミング上を転動するローラ
    を設け、他方のパネルの基端にアームを設け、こ
    のアームを船体側に遊隙をもつて連結し、このア
    ームと船体の間に油圧シリンダを介装したハツチ
    カバー装置において、上記油圧シリンダのロツド
    先端部にピンを取付け、上記アームにこのピンを
    挿通させる長円形のピン穴を形成する一方、上記
    アームにレバーを回動自由に連結し、このレバー
    に上記ピンを挟む空隙を設けて該空隙に上記ピン
    を嵌装するとともに、アームの軸取付部の近傍に
    固定されたストツパピースに係合するカム部を上
    記レバーの基端部に備え、かつ上記カム部は上記
    油圧シリンダのパネル閉鎖位置付近でのストロー
    クに基づいて上記ストツパピースを押圧するカム
    特性を有することを特徴とするハツチカバー装
    置。
JP2345784U 1984-02-21 1984-02-21 ハツチカバ−装置 Granted JPS60135292U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2345784U JPS60135292U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 ハツチカバ−装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2345784U JPS60135292U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 ハツチカバ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60135292U JPS60135292U (ja) 1985-09-09
JPH035194Y2 true JPH035194Y2 (ja) 1991-02-08

Family

ID=30516707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2345784U Granted JPS60135292U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 ハツチカバ−装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60135292U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5881885A (ja) * 1981-07-15 1983-05-17 ナビ−レ・カ−ゴ・ギヤ・インタ−ナシヨナル・アクテイ−ボラ−ク ハツチカバ−の閉鎖装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5881885A (ja) * 1981-07-15 1983-05-17 ナビ−レ・カ−ゴ・ギヤ・インタ−ナシヨナル・アクテイ−ボラ−ク ハツチカバ−の閉鎖装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60135292U (ja) 1985-09-09

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