JPS5920972Y2 - コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具 - Google Patents

コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具

Info

Publication number
JPS5920972Y2
JPS5920972Y2 JP11782381U JP11782381U JPS5920972Y2 JP S5920972 Y2 JPS5920972 Y2 JP S5920972Y2 JP 11782381 U JP11782381 U JP 11782381U JP 11782381 U JP11782381 U JP 11782381U JP S5920972 Y2 JPS5920972 Y2 JP S5920972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
end plate
formwork
fastener
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11782381U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5824319U (ja
Inventor
外志三 西川
Original Assignee
株式会社同和工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社同和工業 filed Critical 株式会社同和工業
Priority to JP11782381U priority Critical patent/JPS5920972Y2/ja
Publication of JPS5824319U publication Critical patent/JPS5824319U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5920972Y2 publication Critical patent/JPS5920972Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンクリート2次製品成形用型枠、たとえ
ばU字溝型枠の妻板の締具に関するもので、いわゆるト
グル機構を利用した回転式の締具の改良に関するもので
ある。
回転式の妻板締具を有するコンク17−1−2次製品用
型枠の要部構造は第1図に示すようなものである。
ここで、1は型枠の基台、2は基台1に固設されている
内枠、3,4は内枠2の端面板、5は中仕切板、6はそ
の下辺を内枠2の下辺に螺着されて設けられている側板
、7,8は内枠2に対して摺動自在に装着されている妻
板、9および10は端面板3,4と妻板7,8との間に
介設されて妻板7,8を内枠2から離隔させる作用をな
している圧縮バネである。
妻板7,8の締具は、妻板7に軸着された回転体11と
、一端が妻板8に連結された他端が回転体11の偏心位
置に枢着された貫通杆12とがらなっている。
ここで、13は妻板7に固設されたブラケット、14は
ブラケット13に軸承された回転軸で、回転体11はこ
の軸14に固着されている。
15は貫通杆12と回転体11とを枢着しているピン、
16は型締位置において回転体11の回転を停止させる
ためのストッパである。
第1図は、型締めの途中における締具の状態が示されて
おり、第1図示の状態から回転体11を図上右回りに回
動させることにより妻板7,8が内枠2に締着され、型
締めが行われる。
回転体11の回動は、軸14の端部にレバーを装着し、
このレバーを作業者が操作することにより行われている
第2図aおよびbは、従来の回転式締具における回転体
11と貫通杆12の関係を型開き時aおよび゛型締時す
において示した図である。
第2図aに示す型開き状態から回転体11を図上右回動
させると、回転体11と貫通杆12との枢着点Aが回転
体11の不死点Bをわずかに越えた位置にきたときに貫
通杆12とストッパ16とが当接してセルフロックされ
、第2図すの型締状態が保持される。
第2図aの型開き状態において貫通杆12に作用してい
る引張力Fはバネ9,10のバネ力で゛あり、第2図す
の型締状態において貫通杆12に作用している引張力F
は主として貫通杆12の引張変形により生ずる弾性力で
ある。
ところでこのような従来の締具において妻板7.8と内
枠2との接離量(型締ストローク)を大きくしたい場合
には、ピン15と回転軸14との偏心量lを大きくする
方法が採用されているが、偏心量lを大きくすると回転
体11を回動させるのに要するトルクが大となり、作業
者により大きな労力負担をかけることになる。
すなわち第3図に示すように、回転体11と貫通杆12
との枢着点Aが下死点BからXの距離にあるときに貫通
杆12に作用している引張力Fは、偏心量lの大きさに
は無関係であり、偏心量1なる回転体11を回転させる
に必要なトルクはFaで与えられる。
そして図より容易に理解されるように、回転体11の偏
心量を大とするとモーメントアームaが大となって回転
体11を回転させるに必要なトルクは大となる。
図中、Sは締具のストローク、Oは回転体11の回動中
心、tは枢着点Aの軌跡であり、添字1は偏心量lが小
さい場合、添字2は偏心量lが大きい場合のものを示し
ている。
このように、偏心量lを大きくすると型締めに必要なト
ルクが大となって作業者の負担が増大するので、実際の
設計に際しては偏心量を35ミリメートル、必要な回動
トルクを50キログラムメートル程度に設定するのが限
界である。
しかし最近のコンクリート2次製品では、その両生口部
(製品のジヨイント面)に凹凸の嵌合部分を設ける傾向
にあり、そのため妻板7,8と内枠2との接離量を大き
くする必要が生じ、回転式締具における前記偏心量lが
どんどん大きくなって作業力の限界を越える型枠も出現
するようになってきている。
この考案は、作業者の負担を増大させることなく型締ス
トロークを大きくすることが可能で、従来の回転式締具
ではもはや対応できなくなった接離量の大きな型枠にも
適用できるコンクリート2次製品成形用型枠の妻板締具
を提供することを目的としてなされたものである。
すなわちこの考案の妻板締具は、一方の妻板7に回転体
11を軸着し、他方の妻板8に一端を連結した貫通杆1
2の他端を前記回転体11の偏心位置に枢着させてなる
コンクリート2次製品成形用型枠の妻板締具において、
回転体11の偏心位置には長孔を設け、貫通杆12の前
記他端に設けたピン15をこの長孔に遊嵌させたことを
特徴とするものであって、回転体11を回動させたとき
にピン15が長孔内を移動することを利用して、型締時
にはピン15と回転軸14との偏心量が小さくなりかつ
型開き時にはピン15が長孔内を移動することによりそ
の長孔の長さ分だけ締具のストロークを増大させること
ができるようにしたものである。
第4図はこの考案の第1実施例の要部とその作動を示し
た図であって、11 aは回転体、17は回転体11
aに設けられた長孔であり、貫通杆12に設けたピン1
5がこの長孔17に遊嵌されて回転体11 aと貫通杆
12とが連結されている。
第4図のaは型開き状態を、dは型締状態を示しており
、b、Cはその途中の状態を示すものである。
aの型開き状態では第1図のバネ9,10の力によりピ
ン15が左方に引かれてピン15は長孔17の回転軸1
4から遠い側の端部に位置している。
この状態から回転体11 aを図上右回動させてゆくと
、第4図すに示す状態を経て第4図Cに示す状態にまで
回転体11 aが回動したときに貫通杆12の自重およ
びバネ9,10の力によってピン15は長孔17の回転
軸14に近い側の端部に移動する。
そしてこのピン15と回転軸14との偏心量が小さくな
った状態で型締動作に入り、第4図dの型締状態となる
この型締状態から回転体11 aを図上左回動させて型
開きを行う際には、第4図Cに示す状態を経て回転体1
1 aが第4図すに示す状態近くにまで回動したときに
貫通杆12に作用するバネ9,10の力によってピン1
5は長孔17の回転軸14から遠い側の端部に移動し、
この状態で型開き状態aとなる。
このように、第4図Cないしdの型締動作時にはピン1
5と回転軸14との距離が接近し、第4図aに示す型開
き時にはピン15が回転軸14から離れた位置へと移動
することになるので、型締時におけるピン15の偏心量
を増大させることなく締具のストロークを大きくするこ
とができる。
このストロークの増分は長孔17の長さによって決定さ
れるから、回転体11 aを回動させるに要するトルク
を増大させることなく締具のストロークを任意に大きく
することができる。
さらに従来の締具では、一定の偏心量lのもとて最大の
ストロークを得るために回転体11を180度回軸回動
るようにしているが、この考案の締具によれば回転体1
1 aの回転角を180度より小さい角度、たとえば第
4図すとdとの状態間で妻板7,8の開閉を行わせるよ
うに設計することもできる。
前述したように回転体11 aの回動操作は軸14に装
着したレバーによって行われるが、このレバーを180
度回軸回動る操作は必ずしも容易ではないが、本願考案
の締具によってこのレバーの回転角をより小さくするこ
ともでき、型枠開閉の操作をより容易とすることができ
る。
第5図はこの考案に係る締具の第2実施例の要部とその
作動を示す図である。
この実施例では、貫通杆12の一端に設けた屈曲ブラケ
ット18にピン15が装着されており、この屈曲ブラケ
ット18と回転軸14が型締状態において当接すること
によってセルフロックが行われるようになっており、ス
1ヘツパ16は有していない。
第5図aは型開き時の状態、bは型締動作中においてピ
ン15が長孔17の回転軸14に近い側へと移動すると
きの状態、Cは型締時における状態を示すものである。
この第2実施例の締具の作動は、第4図の第1実施例の
ものの作動と同様であり、特に説明を要しないであろう
以上説明したように、この考案の締具は、回転体11
aに長孔17を設けて貫通杆12に設けたピン15をこ
の長孔17に遊嵌させることにより、型締時に回転体1
1 aを回動させるに要するトルクを増大させることな
く妻板7,8の接離量を大きくすることができるように
したものであり、作業者の労力負担を増大させることな
く接離量の太きな妻板7,8を有する型枠の開閉を行う
ことができるから、コンクリート2次製品用型枠の締具
として極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の妻板締具を有するコンクリート2次
製品戊形用型枠の要部を示す縦断面図、第2図は縦来の
締具の要部およびその作動を示す部分拡大断面図、第3
図は回転体と貫通杆との枢着点の偏心量と型枠の開閉に
必要なトルクとの関係を説明する図、第4図および第5
図はこの考案の第1実施例および第2実施例の要部とそ
の作動を示す部分拡大断面図である。 図中、1は型枠の基台、2は内枠、3,4は内枠の端面
板、7,8は妻板、9,10は圧縮バネ、11 aは回
転体、12は貫通杆、14は回転軸、15はピン、16
はストッパ、17は長孔、18は屈曲ブラケットである

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の妻板7に回転体11 aを軸着し、他方の妻板8
    に一端を連結した貫通杆12の他端を前記回転体11
    aの偏心位置に枢着させてなるコンクリート2次製品威
    形用型枠の妻板締具において、前記回転体11 aの偏
    心位置には長孔17が設けられており、貫通杆12の前
    記他端に設けたピン15をこの長孔17に遊嵌させたこ
    とを特徴とする、コンクリート2次製品戒形用型枠の妻
    板締具。
JP11782381U 1981-08-07 1981-08-07 コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具 Expired JPS5920972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11782381U JPS5920972Y2 (ja) 1981-08-07 1981-08-07 コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11782381U JPS5920972Y2 (ja) 1981-08-07 1981-08-07 コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5824319U JPS5824319U (ja) 1983-02-16
JPS5920972Y2 true JPS5920972Y2 (ja) 1984-06-19

Family

ID=29911972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11782381U Expired JPS5920972Y2 (ja) 1981-08-07 1981-08-07 コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5920972Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5824319U (ja) 1983-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4601244A (en) Operating system for railroad hopper car gate assembly doors
JPH02233152A (ja) ダブルロール型機械、特にロールクラッシャー
JPS5920972Y2 (ja) コンクリ−ト2次製品成形用型枠の妻板締具
JPH0343958B2 (ja)
JPS5816814Y2 (ja) コンクリ−ト製品成形用型枠の締具
JPS588502Y2 (ja) 型枠の開閉締付装置
JPH0235455Y2 (ja)
JPH023846Y2 (ja)
JPS6228509U (ja)
JPS6228100A (ja) プレス機のカウンタバランス装置
JPH023401Y2 (ja)
JPH0342977B2 (ja)
JPH035194Y2 (ja)
JPS5816813Y2 (ja) コンクリ−ト2次製品成形用型枠
JPS61166809U (ja)
JPH0544446Y2 (ja)
JPS6325124Y2 (ja)
JPH0326078Y2 (ja)
JPH0749166Y2 (ja) 油圧パイロット弁
JPH0349825Y2 (ja)
JPS5935329Y2 (ja) 成形機の型締装置
JPS6036127Y2 (ja) 天板の跳ね上げ装置
JPH078762Y2 (ja) 窓障子用控え具
JPH0649802Y2 (ja) ドアチェック
RU1787780C (ru) Устройство дл креплени формы на виброплощадке