JPH0351949Y2 - - Google Patents

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JPH0351949Y2
JPH0351949Y2 JP9517685U JP9517685U JPH0351949Y2 JP H0351949 Y2 JPH0351949 Y2 JP H0351949Y2 JP 9517685 U JP9517685 U JP 9517685U JP 9517685 U JP9517685 U JP 9517685U JP H0351949 Y2 JPH0351949 Y2 JP H0351949Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は新規なコンデンサ等の電気部品用ホル
ダに係り、特に、ホルダ本体を弾性を有する合成
樹脂材により成型し、電気部品、ホルダ本体間及
びホルダ本体、板金ベース間の着脱を容易にした
コンデンサ等の電気部品用ホルダに関するもので
ある。
〔考案の技術的背景〕
一般に、電気部品を板金ベースに固定するため
電気部品用ホルダが知られている。
従来の電気部品用ホルダは第7図に示すような
構造が採用されている。図示するように、電気部
品1の外周長よりやや長めの帯状の板金2を、電
気部品1の基部の外周に巻き、その両端部2a,
2bを径方向外方に折り曲げて、それら両端部2
a,2bをビス3で締め付けて電気部品を保持し
ている。以上のように構成された帯状の板金2か
らなるホルダ4の基部には、このホルダ4を板金
ベース5上に固定するために径方向外方に延出し
た足部6が複数個設けられており、ホルダ4は、
この足部6を介してビス7により板金ベース5上
に固定されるようになつている。
〔背景技術の問題点〕 ところで、従来の電気部品用ホルダにあつては
上述した通り、板金製の電気部品用ホルダを複数
のビスにより固定しているため、組み立て時に、
電気部品にホルダを固定する際と、ホルダを板金
ベースに固定する際とのそれぞれで煩雑なビス止
め作業を行なわなければならなかつた。その上、
電気部品にホルダを固定する場合、ビスの締め過
ぎによる電気部品の変形を起こす虞れがあり、細
心の注意を払わねばならなかつた。
また、サービス対応の際、電気部品の故障など
の時にはドライバ等で電気部品を取り外すことに
なるが、ホルグがビスで固定された板金製のた
め、取り外しが煩雑なだけでなく、その周囲に密
集した他の電気部品や配線をホルダで破損した
り、作業員が怪我をする虞れがあつた。更にドラ
イバを使用するためドライバで他の部品を破損す
る虞れもあり安全性に問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は従来の電気部品用ホルダにおける問題
点を有効に解決すべく創案されたものである。
本考案の目的は、電気部品を板金ベースに固定
するに際して、電気部品を合成樹脂製のホルダに
より確実に保持し、ホルダの板金ベースへの取り
付け、取り外しを容易且つ安全にして作業効率を
可及的に向上させることができるコンデンサ等の
電気部品用ホルダを提供するものである。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するために、本考案はコンデン
サ等の電気部品の基部に着脱自在に設けられ、こ
れを囲繞して保持するためのリング状のホルダ本
体と、このホルダ本体の径方向外方に延出され、
板金ベース上に着座する固定用足と、ホルダ本体
が取り付けられるべく着座する板金ベースにホル
ダ本体の外周に沿つて環状に切り開かれ、且つ、
径方向外方に切溝を有する穴部と、ホルダ本体か
ら径方向外方に延出され、切溝から穴部を通して
板金ベースの裏面部に挿入されホルダ本体の回転
により、固定用足と共に板金ベースの表裏両面部
を挾持するための抜止用ツメとから構成されてい
る。
〔考案の実施例〕
本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述す
る。
まず、第1図は本考案に係るコンデンサ等の電
気部品用ホルダの組み付け斜視図、第2図は第1
図の組み付け後の斜視図である。
図示するように、コンデンサ11の基部にこれ
を囲繞して保持するためのリング状のホルダ本体
12が取り付けられる。このホルダ本体12は弾
性を有する合成樹脂製であり、ホルダ本体12の
内周はコンデンサ11の外周と同じかやや大きめ
に形成される。また、ホルダ本体12の内部に
は、嵌挿されたコンデンサ11を掴持するための
リブ13が、コンデンサ11の長手方向に沿つて
内壁いつぱいに設けられている。
ホルダ本体12の基部には、相対向した位置の
径方向外方に延出した2つの固定用足14が、コ
ンデンサ11を掴持したホルダ本体12を板金ベ
ース15に着座させ保持している。尚、この固定
用足14はホルダ本体12の基端部より僅かに上
方に設けられ、後述する板金ベース15上の穴部
16にホルダ本体12の基端部が僅かに嵌挿しホ
ルダ本体12の板金ベース15への固定を助ける
ように構成されている。
板金ベース15上には、ホルダ本体12の基端
部の径と略同径か僅かに大きく形成された穴部1
6があり、また、この穴部16には相対向した位
置の径方向外方に2つ切溝17が設けられてい
る。
また、ホルダ本体12の外側壁18の中で上記
固定用足14のある部分をずらした位置(本実施
例では90゜ずらしてある)には、その基端部付近
に径方向外方に延出された抜止用ツメ19が設け
られている。この抜止用ツメ19には、充分な弾
性を持たせるために、外側壁18の一部が弾性部
21として連設されている。この弾性部21は外
側壁18の基端部から抜止用ツメ19の両側を抜
止用ツメ19の幅を保ちつつ上端部付近まで溝を
切つて設けられている。また、この抜止用ツメ1
9は、ホルダ本体12が板金ベース15に嵌合さ
れた時、板金ベース15の裏面側を支持するよう
になり固定用足14と共に板金ベース15を挾持
している。このようにしてホルダ本体12を板金
ベース15に固定するため、固定用足14の板金
ベース15側接地面と、抜止用ツメ19の板金ベ
ース15側接地面との間〓は板金ベース15の厚
さより狭くなるように構成されている。また、ホ
ルダ本体12が、固定用足14と抜止用ツメ19
とで板金ベース15に挾持され取り付けられた状
態で、回転ずれを起こし抜け落ちるのを防ぐため
に回転防止用ノツチ20が設けられている。
次に本考案の作用について述べる。
コンデンサ11をホルダ本体12に取り付ける
際、多少大きさの違うコンデンサ11でも取り付
け可能である。第3図及び第4図に示すように、
比較的小さい場合は、リブ13のみでコンデンサ
11を支持し、比較的大きい場合はリブ13のツ
ブレだけでなく、ホルダ本体12自体の変形も伴
つてコンデンサ11を支持する。ホルダ本体12
の内径とコンデンサ11の外径との寸法差(挿入
シロ)を0〜0.1mm程度にすると引き抜き力は15
〜25Kg程度確保される。これによりコンデンサ1
1を組み込んだ製品の輸送時、配管時及び運転時
等にコンデンサ11の受ける衝撃及び振動等に対
しても、ホルダ本体12はコンデンサ11を確実
に保持できる。
コンデンサ11を掴持したホルダ本体12を板
金ベース15に取り付ける場合は、抜止用ツメ1
9が切溝17を通つて板金ベース15裏面まで挿
入され、ホルダ本体12の基端部が穴部16に嵌
合された状態でホルダ本体12を回転させる。こ
れによりホルダ本体12は固定用足14と抜止用
ツメ19とで板金ベース15に挾持される。更
に、ホルダ本体12を、2つの回転防止用ノツチ
20が固定用足14を挟む位置まで回転させるこ
とで板金ベース15に固定させる。このようにな
つているので、ホルダ本体12を片手だけででも
板金ベース15に取り付けられる。
尚、第5図及び第6図は本考案の変形実施例を
示すものである。第5図は板金ベース15に設け
る穴部16を途中まで切り開かれた環状にしたも
のである。固定用足14はホルダ本体12の基端
部に設けられ、基端部と固定用足14とが共に板
金ベース15に直に着座しホルダ本体12を支持
する。
第6図は固定用足14及び抜止用ツメ19の個
数を変えたものである。これらの個数は電気部品
の大きさ及び質量により任意に決定すればよい。
また、リブ13の数も1個以上あれば充分その機
能を発揮する。中でも最も効率よく機能を発揮す
るのは3〜4個である。
〔考案の効果〕 以上のごとく本考案は構成されているために、
次のごとき優れた効果を発揮する。
(1) ホルダ本体を弾性を有する合成樹脂製にし嵌
挿式にしたので、電気部品の板金ベースへの取
り付け、取り外しが容易であり、しかも工具を
使用する必要がないため作業効率を可及的に向
上できる。
(2) ホルダ本体の弾性を利用して電気部品を嵌挿
するので、電気部品を変形させる虞れがなく効
率的且つ安全に組み立て作業ができる。
(3) ホルダ本体と電気部品との挿入シロを0〜
0.1mm程度にし、その引き抜き力を15〜25Kg程
度確保できるようにすれば、電気部品を装着し
た製品の、輸送時、配管時及び運転時に受ける
衝撃及び振動等に対しても、ホルダ本体は電気
部品を確実に保持できる。
(4) サービス対応時に電気部品を故障等で取り外
す場合、片手で簡単に外せるので、修理や点検
等の作業が容易である。
(5) ホルダ本体を板金製から合成樹脂製にしたの
で、サービス対応時等に電気部品を取り外す場
合、周囲の他の電気部品や配線をホルダ本体で
キズつける虞れがなく、しかも、ドライバ等の
工具を使用する必要がないので工具による電気
部品及び配線等の破損も解消し、安全性に富ん
でいる。
(6) 更に、合成樹脂製のホルダ本体であるので、
組み立て作業時及びサービス対応時等に、従来
のように、板金の角やバリ等で作業員が怪我を
することがなく安全性に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンデンサ等の電気部品
用ホルダの組み付け斜視図、第2図は第1図の組
み付け後の斜視図、第3図はホルダ本体に電気部
品を装着した状態を示す平面図、第4図は第3図
の電気部品よりもやや大きい電気部品を装着した
状態を示す平面図、第5図及び第6図は他の実施
例を示す平面図、第7図は従来例を示す斜視図で
ある。 図中、11はコンデンサ、12はホルダ本体、
13はリブ、14は固定用足、15は板金ベー
ス、16は穴部、17は切溝、19は抜止用ツ
メ、20は回転防止用ノツチである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンデンサ等の電気部品を保持して板金ベー
    スに固定支持させるための電気部品用ホルダに
    おいて、上記電気部品の基部に着脱自在に設け
    られ、これを囲繞して保持するためのリング状
    のホルダ本体と、該ホルダ本体の径方向外方に
    延出され、上記板金ベース上に着座する固定用
    足と、上記ホルダ本体が取り付けられるべく着
    座する上記板金ベースに上記ホルダ本体の外周
    に沿つて環状に切り開かれ且つ径方向外方に切
    溝を有する穴部と、上記ホルダ本体から径方向
    外方に延出され上記切溝から上記穴部を通して
    上記板金ベースの裏面部に挿入され上記ホルダ
    本体の回転により上記固定用足とにより上記板
    金ベースの表裏両面部を挾持するための抜止用
    ツメとを備えたことを特徴とするコンデンサ等
    の電気部品用ホルダ。 (2) 上記ホルダ本体がその内周部に内径を拡縮さ
    せて装着される上記電気部品を保持するための
    リブを有した上記実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のコンデンサ等の電気部品用ホルダ。 (3) 上記ホルダ本体が弾性を有する合成樹脂材に
    より成型された上記実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のコンデンサ等の電気部品用ホルダ。
JP9517685U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0351949Y2 (ja)

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JP9517685U JPH0351949Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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JPS624118U (ja) 1987-01-12

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