JPS6054523B2 - 着脱可能な共回り防止具を備えたボルトセット - Google Patents

着脱可能な共回り防止具を備えたボルトセット

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JPS6054523B2
JPS6054523B2 JP18456980A JP18456980A JPS6054523B2 JP S6054523 B2 JPS6054523 B2 JP S6054523B2 JP 18456980 A JP18456980 A JP 18456980A JP 18456980 A JP18456980 A JP 18456980A JP S6054523 B2 JPS6054523 B2 JP S6054523B2
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JP
Japan
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bolt
rotation prevention
square head
prevention device
head
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JP18456980A
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哲也 明石
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Topura Co Ltd
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Topura Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車部品の締付けに用いる着脱可能な共回
り防止具を備えたボルトセットに関する。
この自動車部品の締付けは、被締付部材の上方からボ
ルトを挿入して下方からナット締めしたり、水平方向の
両側からボルトおよびナットで締付けするとは限らず、
垂直下方又は斜め下方からボルトを挿入しての締付けに
なることも多い。 このような場合ボルトの脱落を防止
し且つ共回りしないようにボルトを保持する工具を一方
の手に持ち、他方の手に持つたナットに適合する多角孔
を設けた締付工具で締付けを行うことは余りにも非能率
的である。特に自動車部品の場合、大量生産されるもの
であるからこれを能率よく締付けることができる手段が
必要である。 しカル従来は例えば被締付部材にボルト
を挿入したのち、ボルトの角頭部を被締付部材にスポッ
ト溶接またはアーク溶接等を行つて固着したり、あるい
は第1図に示すようにボルトIXの保持頭2X上にフラ
ンジ部3Xを設けたのち、このボルトIXを保持孔13
aを設けた共回り防止部材13に挿入してその内側に突
出した保持頭2Xをカシメによソー体化したりして、ボ
ルトの保持と共回りを防止していた。ところがボルトを
被締付部材に溶接するのは、工数が多くかかつて締付け
の能率向上が計れないうえ、溶接による熱の影響で、ボ
ルトの材質がもろくなつて品質が低下する。
また第1図の場合は、フランジ部3Xや共回り防止部材
13が付加するため、部品の点数および重量が増してコ
スト高になるうえ、部品の管理工数か多くかかり、かつ
締付け後も共回り防止部材13は取付けられたままであ
り、再使用することができず且つ材料のロスや重量を増
す等の欠点があつた。
本発明は上記の各欠点を解決するためになされたもので
あり、ボルトと共回り防止具を着脱可能にすることによ
り、部品の締付け時にはボルトの保持と共回り防止が確
実にできるうえ、締付け後は容易にボルトから分離され
て、同じボルトの締付けに反復使用が可能になつてトー
タルコストを低減できる着脱可能な共回り防止具を備え
たボルトセットを提供することを目的としている。
以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。第
2図は本発明による第1の実施例を示し、ボルトAはネ
ジを刻設した軸部11と六角形等による角頭部12とか
ら成り、そのボルト角頭部12の側面中間高さ位置には
多角形の各角部を削除するようにして係止手段である凹
部14が設けてある。
またBはL字形に形成された金属材または合.成樹脂材
による共回り防止具であり、該共回り防止具の一方には
被締付部材Cの軸方向外面の一端に係合可能な回り止め
片16が垂下状に形成され、他方側には前記ボルトAの
角頭部2が着脱可能なボルト着脱部を備えている。この
ボルト着脱一部には収嵌するボルトの角頭部に適合する
多角孔17を設け、当該多角孔内壁面の中間高さ位置、
すなわち前記ボルトAを多角孔17内に双方の底部が一
致するようにして収嵌したときに、該ボルトAの係止手
段である凹部14と合致する中間帯・には、全周的な環
状による所定深さの環状溝18が設けられ、この内部に
は線バネ、板バネ等による一部を欠切した環状の弾性体
19が多角孔17の内壁面より突出する態様で内径方向
に弾性力を発揮できるように収装されている。そして上
記ボルトAの角頭部12を共回り防止具Bのボルト着脱
部の多角孔17に加圧状態で挿入すると、角頭部12の
凹部14内に弾性体19が圧接状態て嵌合して係止され
、一体に組成された着脱可能な共回り防止具を備えたボ
ルトセットを構成する。上記ボルトセットを用いて被締
付部材CにボルトAを締付けるときは、予め多角孔17
内にボルトAをセットした共回り防止具Bを持つて、被
締゛付部材Cの孔部C1にボルトAの軸部11を合せる
と共に前記回り止め片16を該被締付部材Cの軸方向外
面の一端に接触させながら押圧すると、ボルトAは係止
手段である凹部14に対する弾性体19の弾性保持力に
より安定的に保持されるため、たとえ下方から挿入した
場合でもボルトが脱落することなく容易迅速に挿入する
ことができる。そして他方から螺合したナットNの締付
ける時には、ボルトAの角頭部12が共回り防止具Bの
多角孔17内に収嵌され回り止めとして作用し、又共回
り防止具A自身は回り止め片16が被締付部材Cの軸方
向の外面の一端に係合しているため、ボルトを格別な工
具で保持することなく一方側において容易確実に締付け
ができる。ボルトAの締付けが完了したときは、共回り
防止具Bをボルト挿入の反対方向に引抜くと該ボルトA
の凹部14に嵌合していた弾性体19が弾力的に拡径し
て係合態様が解除されるので、ボルトAから円滑に分離
することができる。
なお、取外した共回り防止具Aは再び多角孔17内に前
記と同様にボルトAをセットすることで、同じ締付け作
業に反復して使用することができる。
第3図は本発明の第2の実施例を示すものである。
この実施例ではボルトDの係止手段として凹部24が角
頭部22の頂部に近い側面に設けられ、共回り防止具E
の環状溝28もそれに合せて上方に移行されている。
又多角孔27は、ボルトDを収嵌したとき、角頭部22
の底面が内部中空位置にあつて共回り防止具Eに底部と
の間にボルトを取外すのに必要な所定の段差が形成され
ている。
従つて共回り防止具EにセットされているボルトDを被
締付部材Cの孔部C1に挿入してナットにより締付ける
と、締付けの完了と同時にボルトDの係止手段である凹
部24が環状溝28内の弾性体29から離れるようにし
て係合を解除するため、ボルトDの締付けをもつて共回
り防止具Eを自動的に取外すことができるものである。
また第4図は本発明の第3の実施例を示すものてある。
この実施例では共回り防止具Bが第1の実施例と全く同
様に形成されているが、ボルトFは、係止手段てある凹
部34のある角頭部、32の直下位置に座金状のフラン
ジ部33を連設した段付形に形成されている。従つてボ
ルトFの締付け後に第1の実施例と同様に共回り防止具
Bをボルト挿入の反対方向に引抜いてボルトFと分離し
なければならないが、被締付部材Cと共回り防止具B間
にはフランジ部33の厚みに相当する空隙があるので、
分離のための引抜きが容易にてきると共に、座面が大き
いためにボルトの挿入時および締付け後に安定保持され
る。
さらに第5図および第6図は本発明の第4の実施例を示
すものである。
この実施例ではボルトGが第3の実施例と同様にフラン
ジ部43付の段付形になつているうえ、該フランジ部4
3の外周縁面の下側には自体面を削除するようにして縮
径方向に円弧面となる係合手段44が全周的に設けてあ
る。
また共回り防止具Hの多角孔47の直下位置にボルトG
のフランジ部43が収嵌可能な座ぐり穴40を同芯状に
連設して段付孔に形成されており、座ぐり穴40の深さ
はボルトGのフランジ部土面を上限まで収嵌したとき、
フランジ部43の底面と共回り防止具Hの底部よりも高
い位置になつて両者間に所定の段差が形成されている。
この場合座ぐり穴40の天部に近い内周壁面すなわちボ
ルトGのフランジ部上面を第5図のように上限まで収嵌
したときに、フランジ部43の外周縁面を上方から下方
に向けて順次縮径する態様の円弧面に形成したフランジ
外周縁部44と対向する位置の縦面には、全周的に環状
による所定深さの環状溝48が設けられ、この内部には
線バネ、板バネ等によソー部を欠切した環状の弾性体4
9が内径方向に弾発力を発揮できるように収装されてい
る。従つて第2の実施例と同様に共回り防止具Hにセッ
トされているボルトGを被締付部材Cの孔部C1に挿入
してナットNにより締付けると、締付けの完了と同時に
ボルトGの係合手段である外周縁部44が環状溝48内
の弾性体49から離れるようにして係合を解除するので
、ボルトGの締付けをもつて共回り防止具Hを自動的に
取外すことができるものである。
次に本願は上記実施例の他に要旨の範囲内において各種
の変形例を取りうるものである。
例えば線バネ、板バネ等の弾性体による係止部材と、こ
れを収嵌する溝は必らずしも全周的な環状にする必要は
なく、図示しないが多角孔内壁又は座ぐり穴内壁の複数
個所に局部的に円弧状等の溝を設け、該溝内に適合する
長さで各弾性作用する各係止部材を収嵌したり、複数個
所に球状溝を設けてこの内部に係止部材としてバネと鋼
球とを脱出防止の態様をもつて収嵌するようにしても良
い。又係合手段の一つとして角頭部の下位に全周的なフ
ランジ状を係止手段として一体に形成するものを例示し
たが、係止手段は必らずしも全周的なものに限らず外周
縁部を円弧状に形成した複数の突片を放射状に突出する
ようにしても良いし、これら係止手段も角頭部と別体に
形成したのち一体に装着するようにしても良い。更に係
止手段の外周縁部も共回り防止具との離脱を良好にする
ためには円弧面あるいはテーパー面にすることが望まし
いが、これらは特殊な加工を施こさず簡単な面取り加工
ないしは通常のフラ゛ンジ付ボルトをそのまま使用する
ことも出来る。
以上に説明したように本発明は、ボルトの側面に係止手
段を設け、共回り防止具の多角孔または座ぐり穴の側面
には溝を設けて弾性体等による係止部材を収嵌すること
により、共回り防止具に着脱可能にセットした単数のボ
ルトをいかなる方向にあつても脱落することなく、被締
付部材の孔部内に安定保持の態様をもつて挿入できると
共に、共回り防止手段が兼ね備わつているため、締付作
業の能率を大巾に向上できるうえ、締付け後は共)回り
防止具をボルトから分離することにより反復使用が可能
になつてトータルコストを低減でき、部品の重量も軽減
される等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例におけるボルトのカシメによる回り止め
の態様を示す詳細図、第2図は本発明の第1の実施例に
よる着脱可能な共回り防止具な備えたボルトセットとそ
の締付け態様を示す縦断面図、第3図は同第2の実施例
による同様のボルトセットを示す縦断面図、第4図は同
第3の実施例による同様のボルトセットとその締付態様
を示す縦断面図、第5図は同第4の実施例による同様の
ボルトセットを示す縦断面図、第6図は第5図のボルト
セットによる締付態様を示す縦断面図である。 〔符号の説明〕11,21,31,41・・・・・ネジ
軸、12,22,32,42・・・・・角頭部、14,
24,34・・・・・・凹部、16,26,46・・回
り止め片、17,27,47・・・・・多角孔、18,
28,48・・・・・・環状溝、19,29,49・・
・・弾性体、33,43・・・・・・フランジ部、40
・・座ぐり穴、44・・・・・外周縁部、A,D,F,
G・・・・・・ボルト、B,E,H・・・・・・共回り
防止具、C・・・・被締付部材、C1・・・・・孔部、
N・・・・・・ナット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 頭部に係止手段を備えたボルトと、該ボルトの着脱
    部が設けられた面板と被締付部材の側面に係合する回り
    止め片とがL字状に形成された共回り防止具とから成り
    、前記ボルトは角頭ボルトであつて当該角頭部の外面に
    は前記係止手段として凹部が設けられ、前記ボルト着脱
    部は角頭ボルトの角頭部を収嵌する多角孔が設けられる
    と共に、当該多角孔の内壁面に形成された溝内には弾性
    作動する係止部材が収嵌され、前記多角孔に収嵌した角
    頭ボルトの凹部を前記係止部材で圧接せしめ、共回り防
    止具に対して角頭ボルトを着脱可能に係止させたことを
    特徴とするボルトセット。 2 前記係止された角頭ボルトの座面と、前記共回り防
    止具のボルト着脱部底面との間には、当該ボルトの締付
    完了時に前記係止から離脱するための段差を設けた請求
    の範囲第1項記載のボルトセット。 3 頭部に係止手段を備えたボルトと、該ボルトの着脱
    部が設けられた面板と被締付部材の側面に係合する回り
    止め片とがL字状に形成された共回り防止具とから成り
    、前記ボルトは角頭部の下位外面から係止板を突設させ
    たフランジ付角頭ボルトであつて、前記ボルト着脱部は
    角頭ボルトの角頭部を収嵌する多角孔およびこれと同心
    状に連設されて前記係止板を収嵌する円形の座ぐり穴が
    設けられると共に、当該座ぐり穴の内壁面に形成された
    溝内には弾性作動する係止部材が収嵌され、前記多角孔
    内に収嵌した角頭ボルトの係止板を前記係止部材で圧接
    せしめ、共回り防止具に対して角頭ボルトを着脱可能に
    係止させたことを特徴とするボルトセット。 4 前記係止されたフランジ付角頭ボルトの座面と、前
    記共回り防止具のボルト着脱部底面との間には、当該ボ
    ルトの締付完了時に前記係止から離脱するための段差を
    設けた請求の範囲第3項記載のボルトセット。
JP18456980A 1980-12-25 1980-12-25 着脱可能な共回り防止具を備えたボルトセット Expired JPS6054523B2 (ja)

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JPH03504954A (ja) * 1987-05-14 1991-10-31 プリムテツク 剛性のスカート形のフランジを有する中空の積み重ね得る成形された製品

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