JPH0351842Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351842Y2 JPH0351842Y2 JP1983194161U JP19416183U JPH0351842Y2 JP H0351842 Y2 JPH0351842 Y2 JP H0351842Y2 JP 1983194161 U JP1983194161 U JP 1983194161U JP 19416183 U JP19416183 U JP 19416183U JP H0351842 Y2 JPH0351842 Y2 JP H0351842Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- plane
- spherical surface
- vehicle lamp
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は新規な車輌灯具用レンズに関する。詳
しくは、加工軸に対して略平行な平面と該平面の
先端に続いている球面とから成る凸球面状レンズ
素子を備えた車輌灯具用レンズにおいて、型成形
上平面と球面との出合部に生ずる変形による配光
の乱れ、特に中心付近の光度の低下を防止した新
規な車輌灯具用レンズを提供しようとするもので
ある。
しくは、加工軸に対して略平行な平面と該平面の
先端に続いている球面とから成る凸球面状レンズ
素子を備えた車輌灯具用レンズにおいて、型成形
上平面と球面との出合部に生ずる変形による配光
の乱れ、特に中心付近の光度の低下を防止した新
規な車輌灯具用レンズを提供しようとするもので
ある。
背景技術とその問題点
車輌用灯具において、拡散レンズ素子として凸
球面状のレンズ素子、いわゆる魚眼ステツプが良
く使用される。しかし、ふつうの魚眼ステツプだ
と第1図Aに示すように、一つの魚眼ステツプに
入射した光は左右両方向へ拡散してしまう。それ
に比べ、半截魚眼ステツプだと第1図Bに示すよ
うに一方向にしか出射しないので、半截魚眼ステ
ツプを第1図Cのように配置すると中心より左側
の半截魚眼ステツプに入射した光は右方向に出射
し、中心より右側の半截魚眼ステツプに入射した
光は左方向へ出射することになる。そのため、も
し、左側の配光に異常があれば中心より右側の魚
眼ステツプに異常があることが分かる。従つて、
配光のコントロールが極めて容易にできるように
なる。また、各ステツプのピツチが細かくなるの
で非点灯時における魚眼ステツプの違和感を減少
させることもできる。
球面状のレンズ素子、いわゆる魚眼ステツプが良
く使用される。しかし、ふつうの魚眼ステツプだ
と第1図Aに示すように、一つの魚眼ステツプに
入射した光は左右両方向へ拡散してしまう。それ
に比べ、半截魚眼ステツプだと第1図Bに示すよ
うに一方向にしか出射しないので、半截魚眼ステ
ツプを第1図Cのように配置すると中心より左側
の半截魚眼ステツプに入射した光は右方向に出射
し、中心より右側の半截魚眼ステツプに入射した
光は左方向へ出射することになる。そのため、も
し、左側の配光に異常があれば中心より右側の魚
眼ステツプに異常があることが分かる。従つて、
配光のコントロールが極めて容易にできるように
なる。また、各ステツプのピツチが細かくなるの
で非点灯時における魚眼ステツプの違和感を減少
させることもできる。
ところが、この半截魚眼ステツプaは、平面b
と球面cとによつて形成されるため、レンズを合
成樹脂の型成形により形成する場合、第3図に示
すように、平面bと球面cとの出合部dがシヤー
プなエツジに形成されず、わずかな丸味を持つて
しまう。すると、本来この出合部dに入射する光
〓1は、点線で示すように光軸と平行に進むはず
であるが、該出合部dが曲面となるため、点線で
示すように光軸と平行に進む光が無くなり、その
ために、かかるレンズを使用した灯具の中心光度
が低下するという問題があつた。
と球面cとによつて形成されるため、レンズを合
成樹脂の型成形により形成する場合、第3図に示
すように、平面bと球面cとの出合部dがシヤー
プなエツジに形成されず、わずかな丸味を持つて
しまう。すると、本来この出合部dに入射する光
〓1は、点線で示すように光軸と平行に進むはず
であるが、該出合部dが曲面となるため、点線で
示すように光軸と平行に進む光が無くなり、その
ために、かかるレンズを使用した灯具の中心光度
が低下するという問題があつた。
考案の目的
そこで、本考案は、上記した従来の問題点を解
決して、半截魚眼ステツプを使用して外観の向上
を図ると共に、型成形上の問題を考慮して、中心
光度が低下するようなことのない新規な車輌灯具
用レンズを提供することを目的とする。
決して、半截魚眼ステツプを使用して外観の向上
を図ると共に、型成形上の問題を考慮して、中心
光度が低下するようなことのない新規な車輌灯具
用レンズを提供することを目的とする。
考案の概要
本考案車輌灯具用レンズは、上記目的を達成す
るために、少なくとも一部に凸球面状のレンズ素
子を備えた車輌灯具用レンズであつて、前記凸球
面状レンズ素子は加工軸に対して略平行な平面と
該平面の先端に続いている球面とから成り、該球
面の回転中心が前記平面より稍球面内寄りに偏位
していることを特徴とする。
るために、少なくとも一部に凸球面状のレンズ素
子を備えた車輌灯具用レンズであつて、前記凸球
面状レンズ素子は加工軸に対して略平行な平面と
該平面の先端に続いている球面とから成り、該球
面の回転中心が前記平面より稍球面内寄りに偏位
していることを特徴とする。
実施例
以下に、本考案車輌灯具用レンズの詳細を図示
した実施例に従つて説明する。
した実施例に従つて説明する。
図中1は本考案を適用した車輌灯具用レンズで
あり、拡散レンズ素子として、半截魚眼ステツプ
2,2,……が多数形成されている。半截魚眼ス
テツプ2は光軸ないしは加工軸X−Xと略平行な
平面3と球面4とから成る。そして、球面4の回
転中心5は平面3の延長上には無く、球面4内寄
り、即ち、平面3の延長面6(仮想上のもの)よ
り、球面4が接する隣りの半截魚眼ステツプ2の
平面3側に偏位した位置にある。従つて、球面4
の最も突出した点7は平面3より内側にあること
になる。そして、該点7に入射した光軸X−Xと
平行な光軸は、そのまま真直ぐにレンズ1を透過
して行き、中心光度の形成に寄与する。
あり、拡散レンズ素子として、半截魚眼ステツプ
2,2,……が多数形成されている。半截魚眼ス
テツプ2は光軸ないしは加工軸X−Xと略平行な
平面3と球面4とから成る。そして、球面4の回
転中心5は平面3の延長上には無く、球面4内寄
り、即ち、平面3の延長面6(仮想上のもの)よ
り、球面4が接する隣りの半截魚眼ステツプ2の
平面3側に偏位した位置にある。従つて、球面4
の最も突出した点7は平面3より内側にあること
になる。そして、該点7に入射した光軸X−Xと
平行な光軸は、そのまま真直ぐにレンズ1を透過
して行き、中心光度の形成に寄与する。
上記のような半截魚眼ステツプ2においては、
型形成の問題から、平面3と球面4との出合部8
にアールがつくような変形が生じても、この部分
8はもともと中心光度には寄与しない部分である
ので、中心光度の不足を招来する惧れはない。
型形成の問題から、平面3と球面4との出合部8
にアールがつくような変形が生じても、この部分
8はもともと中心光度には寄与しない部分である
ので、中心光度の不足を招来する惧れはない。
考案の効果
以上に記載したところから明らかなとうり、本
考案車輌灯具用レンズは、少なくとも一部に凸球
面状のレンズ素子を備えた車輌灯具用レンズであ
つて、前記凸球面状レンズ素子は加工軸に対して
略平行な平面と該平面の先端に続いている球面と
から成り、該球面の回転中心が前記平面より稍球
面内寄りに偏位していることを特徴とする。
考案車輌灯具用レンズは、少なくとも一部に凸球
面状のレンズ素子を備えた車輌灯具用レンズであ
つて、前記凸球面状レンズ素子は加工軸に対して
略平行な平面と該平面の先端に続いている球面と
から成り、該球面の回転中心が前記平面より稍球
面内寄りに偏位していることを特徴とする。
従つて、型成形上の問題から平面と球面との出
合部に変形が生じても、該変形は中心光度に寄与
する光線が入射する部分には及ぶことがなく、中
心付近の光度の低下を防止することのできる新規
な車輌灯具用レンズを提供することができる。
合部に変形が生じても、該変形は中心光度に寄与
する光線が入射する部分には及ぶことがなく、中
心付近の光度の低下を防止することのできる新規
な車輌灯具用レンズを提供することができる。
尚、球面の回転中心の平面からの変位量は約
0.5mm(ミリメートル)程度で良いが、これに限
る必要はない。
0.5mm(ミリメートル)程度で良いが、これに限
る必要はない。
第1図乃至第3図は従来の車輌灯具用レンズの
一例を示したもので、第1図A乃至Cは魚眼ステ
ツプの配光上の問題点を示す断面図、第2図は要
部の断面図、第3図は要部の拡大断面図、第4図
乃至第6図は本考案車輌灯具用レンズの実施の一
例を示すもので、第4図は本考案に係る凸球面状
レンズ素子を形成した部分の断面図、第5図は斜
視図、第6図は要部の拡大断面図である。 符号の説明、1……車輌灯具用レンズ、2……
凸球面状のレンズ素子、3……平面、4……球
面、5……回転中心、X−X……加工軸。
一例を示したもので、第1図A乃至Cは魚眼ステ
ツプの配光上の問題点を示す断面図、第2図は要
部の断面図、第3図は要部の拡大断面図、第4図
乃至第6図は本考案車輌灯具用レンズの実施の一
例を示すもので、第4図は本考案に係る凸球面状
レンズ素子を形成した部分の断面図、第5図は斜
視図、第6図は要部の拡大断面図である。 符号の説明、1……車輌灯具用レンズ、2……
凸球面状のレンズ素子、3……平面、4……球
面、5……回転中心、X−X……加工軸。
Claims (1)
- 少なくとも一部に凸球面状のレンズ素子を備え
た車輌灯具用レンズであつて、前記凸球面状レン
ズ素子は加工軸に対して略平行な平面と該平面の
先端に続いている球面とから成り、該球面の回転
中心が前記平面より稍球面内寄りに偏位している
ことを特徴とする車輌灯具用レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19416183U JPS60102805U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 車輌灯具用レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19416183U JPS60102805U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 車輌灯具用レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60102805U JPS60102805U (ja) | 1985-07-13 |
JPH0351842Y2 true JPH0351842Y2 (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=30417423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19416183U Granted JPS60102805U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 車輌灯具用レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60102805U (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AR207098A1 (es) * | 1972-07-24 | 1976-09-15 | Gulf & Western Industries | Lente para senales luminosas para el transito |
JPS5527125Y2 (ja) * | 1975-05-22 | 1980-06-28 | ||
DE2657424A1 (de) * | 1976-12-17 | 1978-06-22 | Agfa Gevaert Ag | Fotografische kamera mit einer einstellscheibe |
JPS6242404Y2 (ja) * | 1980-11-12 | 1987-10-30 |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP19416183U patent/JPS60102805U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60102805U (ja) | 1985-07-13 |
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