JPH035172Y2 - - Google Patents

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JPH035172Y2
JPH035172Y2 JP12769884U JP12769884U JPH035172Y2 JP H035172 Y2 JPH035172 Y2 JP H035172Y2 JP 12769884 U JP12769884 U JP 12769884U JP 12769884 U JP12769884 U JP 12769884U JP H035172 Y2 JPH035172 Y2 JP H035172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シヨベルローダ等のステアリング
回路に用いる油圧切換弁に関する。
(従来の技術) 第4図は、シヨベルローダのステアリング回路
で、その油圧切換弁Vを具体的な断面図として示
している。
この回路におけるギヤポンプGPには、パイロ
ツトポンプPPからのパイロツト流量を常時導入
するとともに、ハンドルHを回転することによつ
て、その回転速度に比例した流量が当該ギヤポン
プGPから吐出するようにしている。
そして、上記ハンドルHを右に回すと、ギヤポ
ンプGPの右側のポートRからパイロツト流量が
吐出するとともに、そのパイロツト流量が通路1
を介して上記油圧切換弁Vの一方のパイロツト室
2に流入する。
このパイロツト室2に流入した油は、スプリン
グ受3に形成の連通孔4→スプール5の端部を塞
ぐプラグ6に形成の通路7→このプラグ6の環状
凹部8→上記スプール5に形成の傾斜溝9→環状
溝10→戻り流路11→他方のパイロツト室12
→通路13→ギヤポンプGPの左側のポートLを
経由して、タンクTに戻る。
なお、上記傾斜溝9,19は、内方に向つて先
細りでしかも徐々に浅くなるように形成するとと
もに、この傾斜溝9,19と環状溝10,20と
の相対位置に応じて、換言すれば、スプール5の
切換え量に応じて、両者の連通部分の開口面積が
制御されるようにしたもので、これら傾斜溝9,
19と環状溝10,20とが相まつて制御オリフ
イスを構成している。
しかして、上記のようにハンドルHの回転速度
によつて、ギヤポンプGPから吐出されるパイロ
ツト流量が特定されるが、この流量に応じて、上
記制御オリフイス前後に差圧が発生するととも
に、その後圧がパイロツト圧として当該スプール
5に作用する。したがつて、スプール5の切換え
量は、上記ギヤポンプGPの吐出量に比例するこ
とになる。
このようにスプール5が切換わると、その切換
え量に応じて、シヨベルローダSのステアリング
シリンダSSに対する供給流量が制御される。
また、ハンドルHを左方向に回すと、ギヤポン
プGPの左側のポートLからパイロツト流量が吐
出するとともに、そのパイロツト流量が通路13
を介して上記油圧切換弁Vの他方のパイロツト室
12に流入する。
このパイロツト室12に流入した油は、スプリ
ング受14に形成の連通孔15→スプール5の端
部を塞ぐプラグ16に形成の通路17→このプラ
グ16の環状凹部18→上記スプール5に形成の
傾斜溝19→環状溝20→戻り流路21→一方の
パイロツト室2→通路1→ギヤポンプGPの右側
のポートRを経由して、タンクTに戻る。つま
り、上記した場合とは逆の流れとなる。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来の油圧切換弁では、パイ
ロツト流量の流れ方向に応じて、2本の戻り流路
を必要とするので、それだけ加工工数が多くなる
問題があつた。
また、当該油圧切換弁の形態によつては、よほ
ど無理をしなければ、2本の戻り流路を形成でき
ないときがあり、その場合には、当該戻り流路の
直径を小さくしなければならない。しかし、この
戻り流路の直径を小さくすると、この通路の流路
抵抗が大きくなるので、ハンドルHを回すのに、
その分大きな力を必要とする問題もあつた。
この考案は、パイロツト流量のいずれの流れ方
向に対しても共通な戻り流路を形成できるように
したステアリング用油圧切換弁を提供することを
目的にする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記の目的を達成するために、本
体の両側にパイロツト流量が流入パイロツト室を
備え、これら両パイロツト室を連通させる流路を
形成するとともに、この流路中には、スプールの
切換え量に応じて開度が制御される制御オリフイ
スを設けてなるステアリング用油圧切換弁におい
て、上記両パイロツト室のうち、一方のパイロツ
ト室から他方のパイロツト室にパイロツト流量が
流れる場合と、他方のパイロツト室から一方のパ
イロツト室にパイロツト流量が流れる場合とで、
共通の戻り流路を流れるようにしている。
(本考案の作用) 上記のように共通の戻り流路を形成したので、
いずれの方向のパイロツト室にパイロツト流量が
流入していても、その戻り流量は、上記戻り流路
を経由してタンクに戻ることができる。
(本考案の効果) したがつて、この考案においては、当該切換弁
の形態によつて、パイロツト流れの戻り流路を1
本しかとれない場合にもそれに対応できるし、ま
た、戻り流路が1本でも足りるので、その加工工
数が少なくてすむ。
さらに、戻り流路を2本形成したときには、そ
れだけ戻り流路の実質的な直径を大きくでき、そ
れだけ戻り流路の流路抵抗を少なくできる。特
に、この戻り流路の抵抗が大きくなると、パイロ
ツト流量を供給するハンドルの操作力が大きくな
るが、この考案では、そのような憂いもなくな
る。
(本考案の実施例) 第1図は、シヨベルローダのステアリング制御
回路で、その油圧切換弁Vを具体的に示してい
る。そして、この制御回路そのものは、上記従来
と同一なので、その具体的な説明を省略するとと
もに、当該油圧切換弁Vについても、従来と同様
な部分は、第4図と同一符号を用いる。
この第1実施例における油圧切換弁Vは、その
本体aの両側にキヤツプ22,23を設けるとと
もに、このキヤツプ22,23内を、上記パイロ
ツト室2,12としている。
そして、本体aの両側に形成した両環状溝1
0,20は、2本の戻り流路24,25を介して
互いに連通させるとともに、上記スプール5の軸
線に平行に形成した戻り用溝26,27を、上記
環状溝10,20に対応させている。さらに、こ
の戻り用溝26,27は、スプール5が図示の中
立位置にあるとき、その戻り用溝の外端が、キヤ
ツプ22,23より少し内側に位置するようにし
ている。換言すれば、スプール5が上記中立位置
にあるとき、この戻り用溝26,27とパイロツ
ト室2,12との連通が遮断される関係にしてい
る。
一方、当該スプール5が左右いずれかに切換わ
ると、そのスプールの切換方向前方の戻り用溝
が、それと隣接するパイロツト室側に開口するよ
うにしている。例えば、スプール5が図面左方向
に移動したとすると、その移動方向前方の戻り用
溝27がパイロツト室12側に開口するととも
に、この戻り用溝27を介して環状溝20とパイ
ロツト室12とを連通させる構成にしている。
しかして、上記したようにハンドルHを、例え
ば、右方向に回転したとすると、その回転速度に
比例したパイロツト流量が右側のポートRから吐
出される。この通路1に流出したパイロツト流量
は、パイロツト室2→連通孔4→通路7→環状凹
部8→傾斜溝9→環状溝10→戻り流路24,2
5→環状溝20→戻り用溝27→パイロツト室1
2を経由して、前記従来と同様にタンクTに戻
る。
上記のように戻り流路24,25を経由した油
は、戻り用溝27で合流して、パイロツト室12
から流出することになる。
また、ハンドルHを左方向に回転させると、ギ
ヤポンプGPの左側のポートLから通路13に吐
出したパイロツト流量は、パイロツト室12→連
通孔15→通路17→環状凹部18→制御オリフ
イス19→環状溝20→戻り流路24,25→環
状溝10→戻り用溝26→パイロツト室2を経由
してタンクTに戻る。このように戻り流路24,
25は、戻り用溝26あるいは27で合流するの
で、パイロツト流量がいずれの方向に流れても、
これら2本の戻り流路24,25を共用できる。
したがつて、当該油圧切換弁Vの態様いかんに
よつては、1本の戻り流路だけで足りるし、この
実施例のように2本の戻り流路24,25を形成
すれば、当該パイロツト流量の戻り側の流路抵抗
を小さくできる。
上記のように戻り側の流路抵抗を小さくできる
と、ハンドルHの操作力も小さくなる。もし、パ
イロツト流量の戻り側の抵抗が大きいと、次の理
由からハンドル操作力が大きくなる。
すなわち、この実施例では、パイロツト流量に
比例してスプール5の切換え量が決まるが、パイ
ロツト流量が多くなればなるほど、上記制御オリ
フイスの開口面積が大きくなるようにして、ハン
ドルHの操作力を小さくするようにしている。し
かし、制御オリフイスよりも下流側の流路抵抗が
大きいと、制御オリフイスの上流側の圧力も上昇
するが、その上昇した圧力がギヤポンプGPにも
作用するので、その分ハンドル操作力も大きくな
る。また、このように制御オリフイスの下流側の
圧力が上昇すると、スプール5の切換制御も正確
にいかなくなる問題がある。
しかし、上記したように2本の戻り流路24,
25を形成することによつて、戻り側の流路を実
質的に大きくでき、それだけ流路抵抗を低くでき
るので、上記したハンドルHの操作力を小さく保
つことができるとともに、スプール5の切換制御
も正確になる。
第2,3図に示した第2実施例は、スプール5
の軸線に沿つて戻り流路28を形成するととも
に、この戻り流路28の両外側部分は、連通ポー
ト29,30を介して戻り用環状溝31,32に
連通させている。
上記戻り用環状溝31,32は、スプール5が
図示の中立位置にあるとき、本体a側に位置し
て、その周囲が閉じられるが、スプール5が左右
いずれかに切換わつたときは、その切換方向前方
の戻り用環状溝31あるいは32が、パイロツト
室2あるいは12側に位置するようにしている。
そして、この実施例におけるスプリング受3,
14とスプール5とのかん合部には、すき間3
3,34を形成するとともに、スプリング受3,
14には孔35,36を形成し、この孔35,3
6を介して上記すき間33,34とパイロツト室
2,12とが連通するようにしている。
したがつて、上記のようにパイロツト室2,1
2側に位置した戻り用環状溝31,32は、すき
間33,34及び孔35,36を介して、パイロ
ツト室2,12に連通することになる。
さらに、上記戻り用環状溝31,32には、第
3図に示すように、内方に向つて徐々に先細りと
なるとともに、内方に向つて浅くなる傾斜溝3
7,38を連続させている。そして、本体aには
流通路39,40を形成するとともに、この傾斜
溝39,40の一端を上記パイロツト室2,12
に開口させ、他端をスプール5の周面側に開口さ
せている。
このようにした傾斜溝37,38と流通路3
9,40とが相まつて、この考案の制御オリフイ
スを構成する。すなわち、スプール5が図示の中
立位置にあるとき、流通路39,40のスプール
5側の開口部39a,40aが、傾斜溝37,3
8とわずかに食い違つて、両者の連通が遮断され
る関係にしている。そして、スプール5が、例え
ば、第3図矢印41方向に移動したとすると、上
記開口部39a,40aと対向する傾斜溝37,
38の広がりに応じて、当該制御オリフイスの開
口面積が大きくなるようにしている。
しかして、前記したようにハンドルHを回し
て、その回転速度に応じてたパイロツト流量を、
例えば、一方のパイロツト室2に供給したとする
と、このパイロツト流量は、流通路39から、開
口部39aと傾斜溝37とで構成する制御オリフ
イスを通過するので、そのときのパイロツト流量
に応じたパイロツト圧がパイロツト室2に発生
し、そのパイロツト圧がスプール5に作用して、
当該スプール5を図面左方向に移動させる。
上記のようにスプール5が図面左方向に移動す
ると、その移動方向前方の戻り用環状溝32がパ
イロツト室12側に開くので、上記のように戻り
流路28に流入したパイロツト流れは、連通ポー
ト30及び戻り用環状溝32を経由してパイロツ
ト室12に流入し、このパイロツト室12から前
記第1実施例と同様にして、タンクTに戻る。
また、スプール5が上記とは反対方向に移動し
たときには、当該パイロツト流量が、パイロツト
室12→流通路40と傾斜溝38とで構成する制
御オリフイス→環状溝32→連通ポート30→戻
り流路28→連通ポート29→戻り用環状溝31
を経由してパイロツト室2に流入し、このパイロ
ツト室2から上記タンクTに戻る。
【図面の簡単な説明】
図面第1図はこの考案の第1実施例の断面図、
第2図は第2実施例の断面図、第3図は同じく第
2実施例の要部断面図、第4図は従来の断面図で
ある。 a……本体、2,12……パイロツト室、5…
…スプール、9,19……傾斜溝、10,20…
…環状溝、37,38……傾斜溝、39a,40
a……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体の両側にパイロツト流量が流入パイロツト
    室を備え、これら両パイロツト室を連通させる流
    路を形成するとともに、この流路中には、スプー
    ルの切換え量に応じて開度が制御される制御オリ
    フイスを設けてなるステアリング用油圧切換弁に
    おいて、上記両パイロツト室のうち、一方のパイ
    ロツト室から他方のパイロツト室にパイロツト流
    量が流れる場合と、他方のパイロツト室から一方
    のパイロツト室にパイロツト流量が流れる場合と
    で、共通の戻り流路を流れる構成にしたステアリ
    ング用油圧切換弁。
JP12769884U 1984-08-23 1984-08-23 Expired JPH035172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12769884U JPH035172Y2 (ja) 1984-08-23 1984-08-23

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JPS6158704U JPS6158704U (ja) 1986-04-19
JPH035172Y2 true JPH035172Y2 (ja) 1991-02-08

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